加賀の里山逍遥 
2005.04.より登山順

[加賀]  奥獅子吼山   928.12m (白山市鶴来町)39
[加賀]  御堂山      734.42m (白山市鶴来町)
65
[加賀]  脚谷山       905 m (白山市鶴来町)
第26回 2022.09.14. 犀鶴林道峠より、「奥獅子吼山」「脚谷山」を往復。
第25回 2022.06.26. 山麓駅下より
「御堂山」を往復。

第24回 2021.06.26 犀鶴林道より、
「御堂山」に登り、「奥獅子吼山」を往復。

第23回 2021.04.11 山麓駅下より、
「御堂山」に登り、犀鶴林道から樹木公園に降りる。
第22回 2020.09.06 犀鶴林道峠より、
「奥獅子吼山」を往復。
第21回 2020.04.19 犀鶴林道峠より、「御堂山」「後高山」を往復。
第20回 2019.05.04 犀鶴林道峠より、
「奥獅子吼山」を往復。
第19回 2018.05.30 犀鶴林道峠より
「奥獅子吼山」を往復。
第18回 2017.10.08 犀鶴林道峠より、
「奥獅子吼山」を往復。
第17回 2016.12.03 犀鶴林道峠より、「奥獅子吼山」を往復。
第16回 2016.04.24 山麓駅下より「奥獅子吼山」を登り。下りは月惜小屋経由ロープウェーで下山。
第15回 2015.09.30 犀鶴林道峠より、「奥獅子吼山」を往復。
第14回 2013.12.08 ロープウェーで登り、「奥獅子吼山」の頂上。降りは月惜小屋より山麓駅へ下山。
第13回 2012.10.10 犀鶴林道峠より、「奥獅子吼山」を往復。
第12回 2011.09.14 犀鶴林道途中より、「奥獅子吼山」を往復。
第11回 2011.03.27 山麓駅下より、「月惜山」頂上経由。「奥獅子吼山」頂上手前で断念。
第10回 2010.10.23 犀鶴林道より「月惜山」の三角点確認後、犀鶴峠より「奥獅子吼山」を往復。
第09回 2010.05.16 犀鶴林道峠より、「奥獅子吼山」を往復。
第08回 2008.12.20 山麓駅下より「奥獅子吼山」。降りは樹木公園へ。
第07回 2008.04.20 山麓駅下より「月惜山」登頂。犀鶴峠より「奥獅子吼山」、樹木公園に下る。
第06回 2008.01.20 山麓駅より、月惜小屋経由で「月惜山」を頂上往復。
第05回 2007.10.22 犀鶴林道途中より、「奥獅子吼山」を往復。
第04回 2007.04.07 山麓駅下より、「月惜峠」コース。犀鶴林道より樹木公園へ下る。
第03回 2006.11.14 犀鶴林道峠より、「奥獅子吼山」を往復。
第02回 2006.05.04 山麓駅下より、「奥獅子吼山」。 降りは、樹木公園へ。
第01回 2005.11.14 犀鶴林道峠より、
「奥獅子吼山」を往復。

  2022年09月14日(水)26回 犀鶴峠より「奥獅子山」「脚谷山」





 水害の被害は少なく、鶴来から林道は登れるらしい。10.00時に犀鶴峠に登り着いた。林道は流れ出した土砂が両側に積み上げた所があった。ここから金沢の方面は通行止になっている。4台車が留まっていた。








 峠から出発。


 





 すぐ最初の鉄塔。ススキの原。秋になったな。
 「ツルニンジン・ジイソブ」が咲いていた。今まで「バアソブ」だと思っていたが、どうも「ジイソブ」が本当らしい那。





 ジイソブ(ツルニンジン)    ノササゲ          アサギマダラ






 樹木公園の分岐を過ぎたあたりの、登山道の途中に「月惜山」752mの標識が下がっていた。ピークらしくないな。

 14年前に、月惜小屋の上の「峠上」という三角点に藪漕ぎで登り「月惜山」と名付けていたが、最近登山道が出来て「御堂山」となった。ところがまたここに「月惜山」が出現。なんだかおかしいね。
 







 いつもの展望地点。「舟岡山」









 いつもの展望地点。「スカイ獅子吼スキー場」







 クルマバハグマ        モミジバハグマ        ホツツジ




 ツルニンジン         オトコエシ







 又も登山道に「赤兀山」の標識。これも初めて見た。ここもピークらしくない。









 板尾分岐。板尾町まで降りた事がある。途中の何本の鉄塔は全部撤去された。







 「白山」がススキの向こうに見えた。









 「奥獅子吼山」頂上に到着。12.00時。







 白山がちょっとだけ顔を出したぞ。










 先着は若い女性二人。年配の男性一人。昼食。






 リンドウが咲き出した     ホツツジ           アキノキリンソウ








 「3等三角点」、点名「脇谷」、標高は「928m」
 その先に「脚谷山」への道が出来た。ここに鉄塔巡視路がある事は知っていたが入った事は無い。







 リュックを登山道入口の木にぶら下げて、空身で出発。ブナ林まで2分、脚谷山まで10分の木札。


 





 ブナ林まで4分、素敵なブナ林である。








 太いブナもある。








 ブナ林を抜けて「加賀嶺南線29鉄塔跡」を通過。








 またブナ林に入る。








 途中の北展望地点分岐を通過して、25分で「脚谷山」905mの頂上標識。







 なだらかな頂上で展望無し。直ぐ下山開始。









 ブナ林は大変気に入った。

 荷物を拾ってそのまま下山。





 クルマバハグマ        カニコウモリ         クズ




 「バアソブ」という花がある。バアは婆でソブはそばかすの事らしい。この花は中にそばかす模様が無いから「ジイソブ」である。バアソブは少し花が小型らしく、中にそばかす模様がある。


 ノササゲ







 15.30分、峠まで戻ってきた。今日の最後の登山者になったようだ。










        ■次回登山は、9/17福井大野「戌山・亀山」へ■


  2022年06月26日(日)25回 山麓駅下より「御堂山」往復。




 年寄りはあまり歩けない。今日は「御堂山」までの予定。9.50分ゴンドラ山麓駅の駐車場に車を置く。日曜なのにガラガラ。ゴンドラは営業中。










 砂防ダムの下より登山道に入る。








 その先階段を上ったら、新しい車道を横切る。はてな、こんな道は無かったはず。







 いきなりジグザグの急坂が続く。










 いつもの展望地点。手取川に水が少ない。川らしく見えない。





 ヤマアジサイ         ハナイカダ 







 よく歩かれた登山道。











 急坂が終わって月惜小屋。昭和8年のスキー大会での、三人の中学生の遭難者を祀る地蔵が三体中にある。



 ガヤの実           ツルアリドオシ




 クルマバナ         ヤマアジサイ







 富士写ヶ岳の方面










 杉林の中の御堂山に登る「近道・新道」







 「御堂山」の頂上到着。誰も居ない。昼食。12.45分。








 目の下に「内川ダム湖」。









 金沢市街が見える。







 3等三角点がある。点名は「峠上」。標高「734.52m」。2008年14年前にこの三角点を探した時は、道は無く山名も無く物凄い藪の中に埋もれていた。







 下山開始。尾根を降りると車道と下の登山道の接点に出る。今日は犀鶴峠まで行かず巻き道登山道を戻る。







 小松ドームが見える。









 御堂山を通る人が多いか、本道を通る人が減ったのが少し草茫々。








  この道は展望が良い。









               トリアシショウマ




 リョウブ          サルトリイバラ           ウリノキ




                               クリ





 ようやく下に着きそうだ。












 駐車場まであと少し。疲れたなー。





        ■次回登山は、7/3石川福井県境の山「赤兎山」へ■





  2021年06月26日(土)24回 犀鶴林道「御堂山」-「奥獅子山」往復



 S女子と「御堂山」と「奥獅子吼山」を登りに行く。犀鶴林道で犀鶴峠まで上がる、老人向けコースである。鶴来から犀鶴林道を上り、峠駐車場を通り過ぎて金沢の方へ少し下がると、トイレの置いてある林道と登山路の接地点に車を置く。ここは道が広くて留められる。今日はここから「御堂山」に登る。9.30分。用意して荷物を持たなくて出発。







 トイレの奥に「御堂山」の登り口があり、標識に10分と書いてある。最近出来た道でよく手入れされている。









 緩やかな登りで10分過ぎで頂上に着く。








 頂上に到着。目の下に「内川ダム」が見下ろせる。




 その向こうに金沢の市街が見える。





三角点情報「御堂山」
等級・3等三角点
点名・峠上
標高・734.52m.
 
 ササユリが咲いている。11年前の2010年に、今日のS女史等5名で激藪を漕いで、この三角点に登り「月惜山」の山名札を提げてきた想い出がある。その頃は登山路が無く、山名も無かった。月惜山北峰と書いた記事は知っていた。






 その頃作った「月惜山」の山札が残っていたので、目立たない所に提げてきた。いつの間にか御堂山になっている。下りは水場の方へ降りた。ここはいつもの登山路である。昔はここから藪を漕いで登った。















 車まで戻るように行く。ここらあたりは下が覗ける。崖崩れの跡が見えるな。










 手取川扇状地も見える。







 車で荷物を持ち犀鶴峠まで行く。峠は車で溢れている。10.35分。









 峠を横断して奥獅子吼山へ向かう。鉄塔通過。







 ガクアジサイ          ササユリ         ツルアリドオシ




 ヤマボウシ          ウノハナ かな        








 樹木公園への下り分岐を通過。










 一ヶ所だけある「展望地点」下に「舟岡山」。広がる扇状地。




 ササユリの咲く登山道。




 アザミが咲く登山道。前方は板尾に降りる分岐点。




 ササユリが多いぞ。





 12.30分に奥獅子吼山の頂上到着。












 着いた途端に雨が降り出したがすぐ止んだぞ。白山は見えないな。昼食。かほく市の女性一人。




 ギボウシ            トウキ かな






 山札を提げた。









 三角点がある。下山開始。13.10分
 三角点情報・「奥獅子吼山」
 等級・3等三角点
点名・脇谷
標高・928.21m.



  ?              ヤマツツジ          オウレン




 ?             コアジサイ           ツクバネソウ




 ササユリ           ?              ヒヨドリソウ







 同じ道を犀鶴峠まで降りる。14.50分。満車状態だった峠は数台残すのみ。林道を歩いて車に戻る。









 向こうに見えるのが「御堂山・月惜山」だ。








 林道に置いた車が見えてきた。15.05分。






























            ■次回登山は、6/30福井丸岡「化生ヶ岳」へ■


























  2021年04月11日(日)23回 山麓駅下-「御堂山」-樹木公園






 S女史急用が出来て老人単独行。獅子吼ゴンドラは、晴れの日曜日なのに動いていないらしい。駐車場は空っぽ。








 ゴンドラの下を通って、遊歩道の最上部から登山道に入る。砂防堰堤がある。老人は、最近は楽をして犀鶴峠まで車で上がる事が多く、ここから登るのは久しぶりだ。








 古道らしく溝状の、ジグザグの急坂が月惜峠まで続く。







 コバイモ発見。好きな花。     スミレにイカリソウ。




 コバイモ         カタクリも目立ってきた。     ショウジョウバカマ




 急坂に一ヶ所だけ展望地点がある。





 月惜峠に到着。小屋は大分傷んできたな。中はの祖せかなかった。すぐ通過。


 お目当ての白いカタクリのある地点に近づいて来た。ひとり登山で知らぬ間に通り過ぎるのは嫌だから、降りてきた人に聞く。もうすぐです。カメラマンいっぱい居ますよ。3本か4本、反対側に1本。






 右側に数本。今日はカメラを忘れてきたのでスマホ撮影。うまく撮れないね。左側に1本ある。




 白カタクリを過ぎて、展望の開けた登山路を進み、杉林に入った所に「御堂山近道」の標識に入る。私の今日の目的地は「御堂山」であるのでここを登る。奥獅子吼山迄行く人は寄り道で遠くなる。三角点に到着。点名は「峠上」、等級「3等三角点」、標高「735m」。奥獅子吼山が見える。13年前にこの三角点を探索した事がある。背丈ほどの激藪で密閉された頂上だった。




 今は登山路が出来て目の下に「内川ダム」が見下ろせる。ベンチ迄出来ている。隅の方で一人昼食。




 この後登って来た人に名前を呼ばれて挨拶される。こちらは余り覚えて居ないので、お聞きしたら、名前を名乗っていないが。小倉谷山ともう一つの山で遇ったという。人の名前を覚えるのが大の苦手のぼけ老人で、まことにすみません。このホームページをみてくださっているのかな?。




 一人なのでここから戻るつもりだったが、急に樹木公園の方へ降りて見よう考え、犀鶴峠の方へ降りる。




 犀鶴峠は林道が未開通で一台も車無し。奥獅子吼山の方から若い人が二人降りて来て、林道を降りて行った。後に続く。




 歩行者注意の登山者のマークの珍しい標識。樹木公園からの登山路が横断しているのだ。ここから鉄塔の方へ降りる。





 鉄塔までは道がハッキリとしていたが、その先からは少し藪っぽくなる。あまり人は通らない様だ。標識は一切無し。誰一人にも遇わず樹木公園まで降りた。
























 下はまだ遠いな。






 下はまだまだ遠いな。心細いね。










 樹木公園の建物の裏の、舗装道路に老人はへとへとになって降り立った。奥獅子吼登山道の標識がある。ここから鶴来三宮町を抜けて、ゴンドラ駅に置いた車まで、トボトボと歩く。歩く。遠かったぞー。









 ■次回登山は、4/15加賀の里山「入道山」へ■





















  2020年09月06日(日)22回 犀鶴峠より「奥獅子山」往復



 北信濃一泊で「斑尾山」と「戸隠高原」を徘徊して一週間、暑い日が続いているが、また歩きたくなった。1週間歩かないと足腰が弱るように感ずる。4月に犀鶴峠に車を置いて「御堂山」と「後高山」を歩いた。今回は同じ犀鶴峠より「奥獅子吼山」の往復で単独の健康登山である。



 お茶をペットボトルに詰めて、おにぎりを握って、昼飯を「奥獅子吼山」の頂上で食べようと鶴来町から犀鶴林道を上り、峠に車を置く。老人のくせに夜遅くまで起きていて、朝は遅い。犀鶴峠に着いたのは11.00時である。6台ほど留めてある。








 登り口に「80分」と書いてある。私は「120分」掛かって到着した。まあまあだな。







 左側に鉄塔巡視路が分岐している所で、何の気なしに奇麗に整備されている左に入り込んだ。少し入ったら蜘蛛の巣が張っていて、慌てて戻る。何をしているのだ。ついに老人ボケが始まったか。標識を確認して出発進行。





 「樹木公園」へ降りる分岐。この道は先ごろ車で登って来た林道を横切って「樹木公園」へ続いている。林道に「登山者注意」の交通標識がある。こんな標識は珍しいぞ。




 登山路の横に展望台がある。鶴来の町から広がる「手取川扇状地」。




 獅子吼高原の「後高山」。金沢の方が見えるような。




 「ツリガネニンジン」















 板尾方面分岐。「宿ノ岩」や「板尾町」に降りられる。鉄塔巡視路だったが、鉄塔は撤去された。奥獅子吼山の鉄塔も撤去された。昔はデカい鉄塔があった。頂上まで40分と書いてあるが、これは間違いだろう。私でも25分で着いた。









 数人が降りて来て、入れ替わりに頂上到着。誰も残って居なくて無人。13.00時。






 日影が無くて暑い。昼食。




 小松ドーム方面。




 今日は白山は見えず。




 食事の間に4人と1人登って来た。いつの間にか雲が近づいてきた。






 途中で大粒の雨が急に降って来た。またポンチョをかぶる。頂上から全員追い越して下山していった。



 雨はしばらくでまた止んだ。15.10分に峠に到着。私の車が一台だけ残っているな。




                 ■次回登山は、9/9加賀「遺水観音山」へ■




  2020年04月19日(日)21回 犀鶴峠より「御堂山」「後高山」



 今日は老人一人。楽に登れて、暫く歩いていない山を探して
「後高山」を思いついた。自分で勝手に「月惜山と名前を付けて登った三角点が、「御堂山」として登山路が出来たらしいし、「カタクリ」も咲き出したようだし、うまく行けば白いカタクリに逢えるかもしれない。「犀鶴峠」まで車で上がれば、標高差はあまりないだろうと出かけてきた。コロナ対策で「コンビニ」にも寄らぬ様自分でおにぎりを作り、お茶を詰めてきた。




 犀鶴林道は予定通りスイスイと上がれる。途中で子犬位の子熊が前を横切った。写そうとカメラを出したら茂みに消えた。親熊がいるかと心配だったが、居ないようだった。








 途中で一台も車と遇わなかったのに、犀鶴峠の上は10台以上駐車してある。さすが日曜日。10.15分。







 ここに停めた人は、全員、奥獅子吼山に登るのだろうが、老人は天邪鬼で、反対に獅子吼高原スキー場の方へ歩き出す。ここもカタクリロードだ。びっしりと花を付けている。






 しばらく歩いて林道と登山路が繋がっている地点に出た。昔はここに簡易トイレが置いてあった。ここに「御堂山」の登山口があった。案内札に寄れば「嬉しいお知らせです。御堂山(みどうやま)。2018.11.15に登山道整備終了。10-15分で登れます。内川ダム湖見えます。」







 初めて登る登山路は緩やかで、ツバキの花が咲く歩きやすい道である。本当に15分ほどで頂上の三角点に到着した。11.05分。







 広く刈り込んで、頂上広場が出来ていた。三角点は大きな保護石に囲まれている。この三角点は、12年前に相棒K君と二人で、下の杉林から激藪を漕いでたどり着いた事がある。




 三角点の裏から手取川が見下ろせる。




 反対側は目の下に「内川ダム湖」が見下ろせる。この景色は積雪時に一度、この上を通過した時に見た記憶がある。山札に「御堂山・アゾ谷山」と書いてある。




 内川ダムの左に海岸線が見える。金沢市の郊外辺りだろう。誰もいないし景色も良い。誰もいない。日当たりの良い所に座り込んで、おにぎりを一つ食べる。




 三角点情報・「御堂山」
 三角点名・峠上
等級・3等三角点
標高・734.52m


 この三角点は、12年前の2008.04.20日に、水場のある杉林から登った。






 12年前の写真。相棒K君が、この下に三角点があると指さしている。



















 ゆっくり休んで「杉林」の方へ降りる。12年前に藪を漕いだコースで、急坂であるが。登山路が出来ているとこのように楽に降りられるのだ。降りた所に「みどう山・山頂への近道」の標識あり。









 五万堂小屋の方へ降りてゆく。このカタクリの咲く登山路も展望が良い。昔この辺りで「白いカタクリ」を何度も見付けたものだ。





 五万堂小屋は大分おんぼろになっている。壊れそうなので中を覗かなかった。女性登山者に白いカタクリの事を聞いたら、「今年も3本ほど咲いたらしいが、その後誰かが、持ち去ったらしいとの事」。情けない事をする登山者が居るものだなァ。








 小屋からスキー場の方へ進む。向こうに「後高山」が見えてくる。







 この道も展望が良い、真下に「舟岡山」が見え、手取川扇状地が雄大に広がっている。




 「高野山」「観音山」「揚原山」の向こうに、小松市辺りの平野が広がっている。







 ようやくスキー場の下に登り着いた。今年はスキー場は雪が無くて、一度も開かれなかったのかも知れないな。スキー場の山側の舗装路を登り出す。








 誰一人散策していない。向こうの丘の一番上が「後高山」の頂上である。







 「獅子吼白山ヒメ神社」がある所が「後高山・シリタカヤマ」の頂上である。12.50分。








 すぐ横に広場がありベンチがあるので、二度目の昼食。誰もいない。丸い広場は、昔「仏舎利塔」があったような記憶があるぞ。






 下山開始。ゴンドラ駅の方の道を降りる。桜の向こうの「手取川扇状地」。ゴンドラ駅には寄らなかったが、営業しているのだろうか?。10年前の私の72歳の「誕生日パーティ」を開いた、スキー場下部の無料休憩所は、オンボロになり閉鎖されていた。




 スキー所に別れを告げ、車を置いた犀鶴峠まで、トボトボと戻る。なかなか長いぞ。




 ショウジョウバカマ      カタクリ          ムラサキケマン




 エンゴサク         カタクリ            スミレ






 御堂山の登り口より、林道を歩いて鶴坂峠まで戻った。14.35分。車は他に一台残る。大部分の人は山を降りたようだ。







         ■次回登山は、4/21加賀の「作事嶺」へ■



  2019年05月04日(祝)20回 犀鶴峠より「奥獅子山」往復



 令和に入って四日間で4山目で
「奥獅子吼山」である。犀鶴峠までの道はまさか通行止めと言う事はなかろう、と暢気なものである。予想通りすんなりと峠まで登れた。車が多数で、林道迄はみ出している。富山ナンバーのマイクロバス迄登ってきている。11.10時。
 峠の登り口の標識の下から「カタクリ」が咲いている。まさに「カタクリロード」。







 ピンクの絨毯を踏んでスターになった気分で登って行く。頂上近くまでカタクリが途切れることが無いる


























































































































































 12.30分に頂上到着。白山が出迎えてくれる。
















 1時間20分も、白山や平野の展望を楽しみ長居した。その間年配の男性に話しかけられた。去年の4/30日に「火燈山」で遇ったという。大内から登り火燈山でへたばり、持ってきた「小倉谷山」の山札を、持ち帰るのも癪だからどうしようと考えていたら、この男性がこれから小倉谷山へ登る若い男性を見付けてくれ、彼に山名札を託した事がある。よく覚えている。その人だったのだ。
 話は奥獅子吼山になり、私が月惜小屋の上の、三角点ある山を
「月惜山」として載せているが、あれは間違いではないか言われた。私のはいい加減で、月惜小屋の上のピークだから勝手に「月惜山」にしてある。


 名前を聞かなかったので男性の名前は知らないが、この近くの生まれの人らしい。三角点ピークは地元では「御堂山」と呼ばれている。スキー場のゲレンデから登山路に入る道に、「獅子吼山の名前の由来」と云う案内板があり、それに
「御堂山」と載っていると言われた。彼に言われて思い出したので、2013.12/8日の写真を引っ張り出してきて載せて置く。三角点のある山は「御堂山」になっており、月惜小屋は「五万堂ヒュッテ」になっている。「月惜山」756mは地理院地図の752mピークの事かも知れない。またほかに、中日新聞の「里山の風景」に拠れば、我々が登ったこの三角点のあるピークを「月惜山北峰」としており、奥獅子吼山手前の870m位のピークを「月惜山南峰」としている。つまりこの間が全部月惜山なのだという、こんな記事も読んだ事がある。


 最近、チャムラン山の会の
「月惜山」の山名札が、今日歩いた登山路の途中に掛けられている。登山路から20mほど入った所で、特にピークらしくない。月惜山の頂上は何処か?。登った人にお任せかなー。
   私の記録の山名も
「月惜山」を→「御堂山」にするかなー。


 

 15.20分に犀鶴峠の車に戻り着いた。車は数台しか残っていない。






  2018年05月30日(水)19回 犀鶴峠より「奥獅子山」往復



 今日はハチブセ山に登る予定だった。8.00時になかうみの里でS女史と待ち合わせ。瀬波の白山里温泉のちょっと先の登山口まで行った。所が雨が降ってきた。予報では一日曇りの予定で雨マークは出ていなかった。ここから登るハチブセ山は初めてであり、急坂で標高差もあり老人では不安なので、相談して今回は
「奥獅子吼山」を歩いて来ることにした。国道157を戻る




 犀鶴林道が開いているか心配だったが、すんなりと峠の上に着いた。先着2台が留めてある。峠からの登山口に「タニウツギ」満開。










 小雨、9.30分頃歩き出す。雨具を付けた山歩きは久しぶり






 ヤマボウシ          ナナカマド          アケビの花




                ツリバナ           




 9.50分頃、今まで見たことが無い左に、分岐の小道が付き、ちょっと入り込むと「月惜山」の表示を見付けた。自分としては月惜小屋の上の、三角点のあるピークを「月惜山」としてきたので、ちょっと合点がいかない。(・・? 。








 分岐の小さい札も合点が行かぬ。月惜山へ・ソコ・1分と書いてあるが、矢印が方向が戻る方向だし、1と分の間が削られている。もとは十何分だったらしい。






 ハンショウヅル       タニウツギ           ツクバネソウ



 展望台





 カタクリの実いっぱい





 犀鶴峠から登る道は緩やかで、実に歩きやすい。しかし平坦な道が多いので、雪解けや雨の後は、冠水してドロドロになることが多い。今回歩いていると、水はけが良くなるように、水の溜まる所より溝を掘り、水が流れるようにしてある。最近手入れしたようだ。








 オウレン          シライトソウ         ガマズミ




 ミヤマシキミ         ?              ウラジロヨウラク





 11.00時頃、板尾方面への分岐路に着いた。書き込みの多い案内板。ササユリの蕾が多数ある。あと20分で山頂である。








 実はここであと続きの写真が無い。カメラがこの間から不調。カメラではなくてメモリーカードが悪いらしい。管理ファイルが悪いとかで、カメラでは続きの画像が見えるのだがどうしてもパソコンに取り入れることが出来ない。

 11.15分頃頂上到着。先着男性1名。しかもスコップ持参である。登山路の水はけ溝を掘っていたのはこの人だった。この山は子供でも登るので、ドロドロ道の解消に、個人のボランティアらしい。有難うございます。彼の写真を撮るのは断られた。どこの人かも判らない。小雨は降ったりやんだり、白山も見えたが段々と雲行きが悪くなったので、食事をして下山開始。13.40分頃峠まで戻り着く。



   ■活動時間 4時間28分 Ⓢスタート9.14→(1時間59分)→奥獅子吼山11.13-12.06(53分)→
         (1時間36分)→Ⓖゴール13.42
   ■活動距離 5.5km  ■高低差 253m  ■累積標高上り/下り 516m/528m
         ■次回登山は、6/2「ハチブセ山」へ■






  2017年10月08日(日)18回 犀鶴峠より「奥獅子山」往復




 連休で明日も休みだが、明日は仕事がある。疲れないように楽な山というので「奥獅子吼山」になった。犀鶴峠よりの最短コースである。峠の上に到着したら、自転車ライダーが3.40人位結集していて、満員だったが、全員金沢の方へ降りて行って空っぽになった。日曜なのに思っていたより車が少ない。


 9.40分頃歩き出す。




 ナナカマドの赤い実が目立つ。




 11.25分頃、頂上到着。去年はススキの原っぱだったのに、今年はススキを全部刈ってある。見晴らしは良いが、風情がなくなったよーーな気もする。




 白山が見える。帰る頃は雲の中になっていた。








 海岸線がハッキリと見える。




 柴山潟と木場潟が見える。手前の山を、家に帰って山名判読に頭を絞ったが、右の丸い瘤が「高野山」らしい。左の丸い瘤が「遺水観音山」。其の手前が「揚原山」と思われるがーー如何かな。









 ムラサキシキブ       リンドウが少ない。もしや刈ったのでは?。




 記念撮影。ナナカマドの木がいっぱいある。




 1時間ほど居て下山開始。13.40分位に車に到着。



 所で車を小さくした。7年で20万km以上も走って傷だらけ。最近老齢者運転の事故が多くて話題になっている。80才にあとひと月の私にとっても他人ごとでない。自動ブレーキの付いた小さな車にした。運転も慎重にしている。




   ■活動時間 4時間9分 スタート9.27→(1時間55分)→奥獅子吼山11.22-12.20(58分)
         →(1時間16分)→ゴール13.36分
       
   ■活動距離 5.3km  ■高低差 238m   ■累積標高上り/下り 401m/406m



          ■次回登山は、10/14「谷川岳」へ■






  2016年12月03日(土)17回 犀鶴峠より「奥獅子山」往復





 一応病み上がりと言う事で、標高差の無い山を探して歩いている。今日は
「奥獅子吼山」である。まだ犀鶴林道は開通しているだろうな?。鶴来の林道入口は開いていた。金沢へは通り抜け出来ませんと書いてあるが、峠の上までは大丈夫らしい。所々に小さな落石があるが、11.40分に峠の上に到着。先着の車が4台ある。



 

 峠の上からだと、頂上までの標高差は250mの程しかない。距離は3Kくらい。緩やかな坂が続く。その分、所々に水たまりがある。ずーっと雑木林の中を進み展望がない。頂上がやっと見えてきた。向こうのピークの茶けた部分が頂上である。




 茶けた部分に到着して驚いた。地面が茶けて見えたのかと思っていたが、一面のカヤかススキの枯れた原っぱだった。






 その間を抜けた所に頂上があって、ベンチがあり、三角点があり、登山者が4人いた。13.05分。




 「白山」が見える。ちょっと逆光気味ではある。北の方に真っ白な山が、雑木林の中に見える。薬師岳のような気がするが写真は撮れない。












 南の方。




 海の方も展望が良い。家にあったペットボトルとビスケットしか持ってきていない。辺りを見回しながら、20分程いてすぐ下山開始。




 途中の展望台よりの眺め。




 14.35分頃に峠の車に到着。頂上から見えた、雑木林の向こうの北アルプスが見えないかと、犀鶴林道を金沢の方へ走ってみた。御堂山の下を廻った所で、「剣岳」と「立山」が見えた。立山は真っ白だが、剣岳はいつ見ても黒い岩の山である。



 涌泉寺の温泉に入って帰る。手術の痕はほとんど目立たなくなった。


   ★次項2016年第72回登山は、12/10「二曲城址」へ★






  2016年04月24日(日)16回 山麓駅より「奥獅子山」-下りゴンドラ
 

 今年はあまり「カタクリ」を見ていないので、
「奥獅子吼山」へ「カタクリ」を見に行くことにした。





 最近は楽をして犀鶴林道から登って居る。カタクリ群落は五万堂小屋に到着する前から始まるので、下から歩いて登りたい。しかし数年前にちょっと腰を痛めて、降りるのに苦労したことがあるので、なんとなく歩く自信が無い。しかし今日はS女史がサポートしてくれるので安心である。






 8.00時に、小松「なかうみの里」で待ち合わせ。シバザクラはまだ奇麗である。中海より県道55号で、先端大学経由で獅子吼ゴンドラ山麓駅の駐車場に到着。今日は日曜日で、10時よりゴンドラ運行と書いてある。まだゴンドラが動いて居ないのに、駐車してある車が多い。全部登山者かな?。8.40分にゴンドラ下より歩き出す。五万堂小屋まで急坂であるが、いろいろと咲いている。





 ホウチャクソウ        チゴユリ           エンレイソウ




 ウワミズザクラ        ヘビイチゴ         イカリソウ




 マムシグサ         スミレ            ユキツバキ





 10.05分に「五万堂小屋」に到着。いろんな花が咲き出して楽しい。お目当ての「カタクリ」も混じってきた。


 花の名前は苦手で、間違えているかも知れないので悪しからず。






 スミレ            キジムシロ         ハルリンドウ



 小屋より一登りして水平道に入ると、登山路の両側が「カタクリ」で一杯になる。





















 白いカタクリ         薄ピンクのカタクリ     キクザキイチゲ



 11.00時に犀鶴峠通過。峠を過ぎても、まだまだカタクリロードは続く。








 頂上に近づくとカタクリは無くなる。

 ショウジョウバカマ      ヤマザクラ         タムシバ






 12.30分に頂上到着。











 皆さん食事中。子供たちも多い。犀鶴峠まで車で上がると、子供達でも楽ちんの様だ。我々も食事。冷たいノンアルのビールが出てくる。いつもS女史ありがとうございます。
 13.10分に下山開始。




                              イワウチワの蕾




 イワウチワ          オウレン           ?




 マンサク           ?              アオキ













 何とか、今のところ足も腰も痛くない。


 しかし用心のため、ゴンドラで下山を提案。



 15.00時に五万堂小屋を通過。下山路に入らずゴンドラ乗り場駅を目指す。





 ガマズミ          エンゴサク           スミレ




 ノミノフスマ        カタバミ           白いカタクリは一本だけ




 ミヤマシキミ         ミツバツツジ        




 スミレ            キランソウ



 扇状地の真ん中の森は「舟岡山」







 15.30分にスキーゲレンデ下に登り着く。ゴンドラ山頂駅まで登って行く。










 経営が大変らしくゴンドラは経営者が変わったようだ。片道500円。安くなった。あっと言う間に下山。15.50分に車に到着。カタクリを堪能した山歩きだった。







 帰りに吉岡園地の「オキナグサ」を、S女史に見せるため、また見に行く。花がボサボサの白髪に変わりかけていた。これが翁草の語源だろう。







       ★次項2016年の第35回登山は、4/26滋賀県「賤ヶ岳」へ★






  2015年09月30日(水)15回 犀鶴峠より「奥獅子山」を往復



 梅雨入りの頃、今年の6.21日に、犀鶴林道から
「奥獅子吼山」へ登ろうとしたことがある。その時は土砂崩れで峠に登る途中で通行止めになっていた。奥獅子吼山は諦めて揚原山に登ってきた。あれから3か月、もう林道は通行できるだろうと鶴来町の犀鶴林道入口に来る。通行止めの看板がない。ありがたい。土砂で埋もれていたカーブは、土砂が取り除かれて、のり面も奇麗になっていた。高度を上げるごとに眺めが良くなる。道の広いし頃に車を止めて、写真を撮る。ススキが開いてすっかり秋である。











 10.25分に峠の上に到着。3台ほど留めてある。










 「ユウガキク」







 「カニコウモリ」









 「アキノキリンソウ」








 「オヤマボクチ」








 「ホツヅジ」









 「オオカメノキ」







 11.50分に奥獅子吼山の頂上到着。ススキでいっぱいである。白山が近い。








 白山頂上のピークが、いつもと方向が違うので特定できない。




 昼食。出入りで8人くらい。












 左の「大門岳」より、右の「大笠山」までの、県境の山並み。




 「リンドウ」
















 赤とんぼも飛んでいる。




 一時間以上ぶらぶらとしていたら、誰も居なくなった。13.30分に下山開始。








 「クルマバハグマ」









 「ツリガネニンジン」







 「アケビ」を見付けた。








 14.20分に峠の車まで戻りつく。今日は金沢方面の通行止めもないので。金沢の方へ下りる。「内川ダム湖」の裾に降り立った。以前ここから熊走の村へ出たことがあるが、今回は内川ダムの方へ下りた。




          
●次稿2015年・第63回登山は、10/3「医王白兀山」へ●






  2013年12月08日(日)14回 山頂駅-「奥獅子山」-山麓駅



 毎日しぐれて寒い。ずーっと風邪気味である。頭が熱いような感じ。歯も痛い。腰も少し痛い。完全に風邪。昨日は傘を差しての三角点探しだったが、考えていたより藪漕ぎがあり、汗をかいてすっかり冷えてしまった。今日の日曜だけは雨が降ら無いようだが、連れもない事だし山歩きは、やめておこうと考えていた。のんびりとテレビを見ていた。ところが陽光が射し外へ出てみたらあんまり寒くない。今日を逃すとしばらく歩けないので、今年は未だ歩いていない
「奥獅子吼山」へ行ってみる事にした。




 今日は登りはゴンドラ利用の予定。10.15分にゴンドラに乗る。片道600円。徒歩下山の予定。上から見ると一番近い駐車場でも5台しか見えない。シーズンだと登山者は下の第二駐車場に駐車するように指示される。









 掃除のおばさんに、先ほどチラチラしていたから気を付けてと云われる。外へ出るとゲレンデは積雪ゼロ。雪の代わりに落ち葉がいっぱい。遠くに奥獅子吼の頂上が見える。なかなか遠いぞ。





 10.30分、ゲレンデ下から登山路に入る。10.50分五万堂小屋通過。少し積雪が出てくる。月惜山の下を通過すると、俄然眺望が良くなる。





 11.35分、犀鶴林道の峠横断。車が一台登って来ている。金沢方面は通行止めになっている。ここまでも入れぬと思っていたが鶴来側からは入り込めるようだ。鉄塔群を過ぎると展望地点がある。写真を撮っていたら女性二人降りて来た行って居らっしゃいと声かけられた。この日登ったのはこのほかに男性単独者ばかり5人ほど。






 ずーっと雪の上になるが20cm位か。頂上は30-40cm位ある。13.25分に頂上到着。ゆっくり歩いてきたので随分時間が掛かった。全員下山してしまって誰も居ない。









 白山が見える。頂上に雲が掛かっている。まだ積雪量が足りないのか純白に見えない。少しねずみ色の白山である。






 右の平たいのが大笠山。続いて奈良岳、見越山、だと思うがー。




 海岸線も全部見える。ベンチが二つ。








 白山に掛かった雲が切れないかと30分も白山を眺めいてた。男性一人登ってきた。入れ替わりに14.00時に下山開始。







 板尾分岐地点まで降りて来た。ここから先は白山が見えなくなる。振り返るとチョコット頂上が顔を出していた。 





 先頃まで居た頂上のベンチに、腰かけた男が見える。







 
展望地点から金沢方面をアップにしたら、県庁が見えた。15.20分に犀鶴峠に降り立つ。









 疲れたので峠から林道を金沢の方へ降り、途中の接点で登山路に戻る。少しだけ楽だ。途中医王山の右奥に北アルプスが見えるが、遠い遠い。







 15.40分、頂上の人が降りて来た。山歩きは浅いらしい。この辺りは連休頃カタクリが綺麗など宣伝して、足の遅いので先へ行ってもらう。









 さてここからが大変な事になる。五万堂小屋への降りにかかったら、急に腰がおかしくなって来た。大腰になったようで腰に力が入らなくなった。まっすぐ立つと後ろにひっくり返りそうになる。前へかがむと前へひっくり返りそう。一瞬頭の中がおかしくなったのかと心配したが、頭は冷静、ただ腰が定まらず夢遊病者のようにふらふらする。



 16.00時頃か、五万堂小屋通過。ゴンドラ駅まで登り返す事も考えたが、直接降りに掛かる。傾斜が低いと腰を伸ばしてガニマタでヨチヨチと歩く。少し傾斜が強いとあちこち繋がって降りる。それでも腰に踏ん張りが利かずにすぐひっくり返る。何度、何十篇と転んだ事か。小屋より一時間で明るいうちに下山出来る予定だったが、途中で真っ暗になってしまった。いつも通る道で慣れているし、杉林の中は危ない所が無いので助かったが、急な所は地面に腰を滑らして降りる。


 下へ降りて気が付いたのだが半月が掛かっていた。この月明りでなんとか降りれたようだ。途中で前へくるりと転がり登山路に仰向けに転がって寝転がった時、横たわった頭上にに杉の木先に囲まれた丸い空が見えた。下界は電燈があかあか。何度も腰かけて休み、水を飲み気を落ち着かせる。  


 最後の木橋を慎重に慎重に渡り終え、やっとホッとする。17.45分に車にたどり着く。いつもの倍ほど時間が掛かった。駐車場の車は一台。ゴンドラリフトは営業はとっくに終わり、駅は真っ暗になっている。怪我は身体の節々が痛い。膝を打ってちょっと痛い位で済んだ。車も運転出来た。


 年も年だし無理をしては駄目だとつくづく思ったわ。とにかく風邪を治さなくては。


 顛末記は次項へ。
●次項2014年・第1回登山は、1/20三角点探し「専光寺」へ●






  2012年10月10日(水)13回 犀鶴峠より「奥獅子山」を往復




 久しぶりの「加賀の里山」である。最近は福井と富山の里山ばかり歩いていた。今日はあまり時間が無いので、S女史と
「奥獅子吼山」に登った。最短の犀鶴林道の峠のからである。峠の上に着いたのは8.45分。車が1台留まっている。8.50分頃より歩き始める。

 「クルマバハグマ」







 「アケビ」を見付けた。まだ固い。









 「ダイモンジソウ」







 「ツルリンドウ・バアソブ」









 「アキマキリンソウ」







 「カニコウモリ」









 「ツリガネニンジン」







 「アザミ」?









 「ホツツジ」がまだ残っていた。


 思ったより花が咲いていて楽しい。




 10.20分、1時間半もかかって頂上到着。一面「ススキ」の原。誰も居ない。




 お目当ての「リンドウ」がいっぱい咲いている。






























 目茶目茶早いが、昼食にする。二人、二人、一人と5人が登ってきた。平日なのに、やはり人気の山。


 富山県境方面。







 福井県境方面。









 白山は、上の方に雲が掛かる。

 12.35分に、車を置いた峠に降り立つ。






 朝は「なかうみの里」で待ち合わせ、ハニベより無患子トンネルを越え、県道55号線を、先端大学に出て犀鶴林道を登った。帰りは「揚原山・高野山」の間の、林道「鍋谷・和佐谷線」を走ってみようと云う事になり、「道の駅しらやまさん」の先で、山上郷大橋を渡らずに、左に和佐谷町に入り、神社そばから林道に入る。よほど昔に一度通った事がある。神社横には「アキチョウジ」がいっぱい咲いている。






 細い林道だが、全線舗装になり、峠の上までスムーズに登れた。峠の上からは「白山」が見える。いつの間にか頂上の雲が取れた。13.20分。









 さっきまで登っていた「奥獅子吼山」が目の前に見える。犀鶴林道も見える。小松から奥獅子吼山に行くには、この林道も案外近い事を発見。








  2011年09月14日(水)12回 犀鶴林道途中-「奥獅子山」往復



 8.30分、なかうみの里でN女史と待ち合わせ。林道からの
「奥獅子吼山」を目指す。9.40分、犀鶴林道を登り、峠手前の、樹木公園へ降りる道と交差している、道の広い所に車を置く。9.40分歩き出し、10分で尾根の上の分岐に到着。


 「モミジバハグマ」と云うらしい。いっぱい咲いている。










 似たような花だが、葉っぱが違う「クルマバハグマ」と云うらしい。









 10.15分。登山路の右、西側が切り開かれている、新展望台に到着。今までここは、切り払われては居なかった。今日は晴れていて下界がきれい。








 「ツルニンジン」を見付ける。「バアソブ」とも云うらしい。「婆遊ぶ」らしいぞ。












 これは何かな。「ツリガネニンジン」かな。









 これは「ツリガネニンジン」












 これは「ツルリンドウ」。秋の花が咲きだしてうれしい。








 11.00分頂上到着。頂上でゆっくりと昼食。一面ススキの原である。誰も居なかったが、二組ほど登ってきた。










 まだ「リンドウ」は早いかな、と考えていたが、探したら気の早いリンドウが咲いていた。










 12.20分下山開始。13.20分、1時間で車に到着。













  2011年03月27日(日)11回 山麓駅より「御堂山」「奥獅子く山」敗退



 ネットで今年
「奥獅子吼山」へ登っている記事を見かけた。金沢のベテランらしいグループである。載っている素晴らしいパノラマ写真に見とれた。我々でもロープウェーで上がれば、ひょっとすると登れるかも知れないと、大それた事を考えた。3日前に護摩堂山にうまく登れたので、今度は「奥獅子吼山」にしょうと考えた。8.30分にスカイ獅子吼駐車場集合と決めた。




 ところが帰ってから調べたら、10時でなければゴンドラは動かなかった。それでも歩いて登れば
「御堂山」は登れるだろう。うまく行けば奥獅子吼も狙えるかもしれない。


 8.30分集合。今日のパーティは、SN女史コンビとN氏の4人。相棒K君は、ほかのパーティから声が掛かり、私の知らぬ山に登りに行った。45分ゴンドラ駅の下を通って出発。今日の足跡がある。2.3人登っているようだ。







 季節外れの昨夜の雪があるが、あんまりごぼらないのでカンジキは履かない。












 杉林のジグザグ道を忠実に登る。辛うじて夏道が見分けられる。杉林を抜けるとしばらく急坂だ。








 ようやく水平道に登ると、赤い「マンサク」の花が咲いていた。











 10.20分、ようやく五万堂小屋に到着。大分埋もれている。スキー場方面へは踏み跡が無い。








 小屋の入り口に、雪よけの覆いがあるので、中に入って熱い「お汁粉」を頂く。荷物を軽くしたいので、コンロを持って来なかったので、ありがたい。










 20分ほど休んで出発。しばらく広い尾根をゆく。やがて夏道は、右に、山の斜面を横切っているはずだが、この時期、尾根しか歩けない。足跡を辿って上へ上へと登って行く。大きなピークを越えて、一度降る。ここから雪が深くて、雑木が雪に沈み、広い雪原の感じになる。前方に大きなピークが見えてくる。いつもは、杉林の中から藪漕ぎをして登る
「御堂山」が、目の前にある








 11.25分、「御堂山頂上」到着。少し荒れて霧がかかり、展望が利かない。すぐ通過して行く。頂上到着の感慨にふけっていると、置いて行かれそうだ。




 犀鶴峠から奥獅子吼の方へ登ってから、振り返って撮ったもので、杉林の上のピークが
「御堂山」である。夏道は杉林の中を通っており、今回のように頂上は道が無くて通らない。








 尾根筋に夏道が付いていないので、冬の尾根歩きは、こんなに広い稜線とは気が付かなかった。酷い藪のはずだが実に快適に歩ける。











 12.00分、犀鶴林道の峠に降り立つ。単なる鞍部で、ここに道路が通っているようには見えない。開通記念碑も何処にあるのか判らない。








 行けるところまで行こうという事になり、少し登って鉄塔のそばで昼食にする。少し陽が射してきた。











 N女史の心づくしの豚汁昼食。昨日のメールに「明日豚汁しますから、パンより御握りの方がいいかも」と有った。







 振り返ると、越えてきた御堂山が聳えている。杉林の上が頂上。左の真っ白なのはスキーゲレンデである。








 雪の中から顔を出している木に、マンサクの花が咲いている。




 なだらかな尾根だが、だいぶ先がある。ぐるりと左に回り込んで、一番奥のピークが「奥獅子吼山」の頂上らしい。目印の頂上鉄塔が撤去されて、はっきり判らない。








 食事をしているとき、上から男が降りてきた。カンジキを着けている、新雪の上を降りてきたので、足跡が二重に続いている。




 振り返ると鉄塔が続いている。広い尾根だ。








 コースは左に曲がり、緩やかに登って行く。向こうが頂上か?








 今日も、ソリで滑ろうと、背中にかずいてきている。私も今日プレゼントしてもらった。しかしこんなに緩い斜面では、滑れないかも知れない。





















 だんだんと、また曇ってきた。樹氷みたいなものが少し残っている。










 だいぶ置いて行かれた。姿が見えなくなった。今日二人目の男が降りてきた。話をしたら目の前のピークは頂上ではなくて、一度降ってまた登り返した先らしい。まだ30分以上との事。




 ピークに着いたら、三人が待って居た。折からまた雪も降りだし、暗くなってきた。今日はここまでで帰ろうという事になった。14.25分になっていた。







 ここら辺りまでくれば「白山」が見える場所なのだが、真っ白で何も見えなくなった。足跡を辿って戻る。











 所々でソリを出して滑るが、今日はあまり上手く滑らない。御堂山に差し掛かるころ、うまく晴れて展望が最高。







 奥獅子吼山の手前のピークで、時間切れと悪天候で、引き返してきた。樹木公園に降りる道を考えたが、足跡が無く登山路も判らない。同じ道を引き返すことになった。仲間はもう御堂山に着いたようだ。




 15.50分、峠よりようやく御堂山に登り返した。丁度天気が良くなり展望が素晴らしい。目の下に内川ダムが見える。ダムの右のピークは「兜山」らしい、遠くは「宝達山」。金沢の市街まで見える。








 アップで金沢駅の西側を撮った。




 頂上で展望に気を取られて写真を撮っていたら、仲間はだいぶ先を歩いている。左に柴山潟と木場潟が光っている。












 ここまで下りてくると、スカイ獅子吼のゲレンデが、目の下に見える。その向こうに手取川扇状地が広がっている。




 五万堂小屋で仲間は待って居た。今日のパーティは、SN女史コンビとN氏の4人。相棒K君は、ほかのパーティから声が掛かり、私の知らぬ山に登りに行った。彼も登っていない山のようで、登山山名を増やすことに意欲を示している彼には、うれしい山登りのようだ。


 折り返し地点から3時間、17.30分にようやく駐車場に到着。久しぶりに足が棒になった。





  2010年10月23日(土)10回 犀鶴峠-「御堂山」「奥獅子山」





 今月は日曜に仕事が入り、土曜日に山を歩いている。日曜日が仕事なので、あまり疲れる山は避けて、楽な所ばかり歩いている。今日も犀鶴林道を車で登る。「道の駅しらやまさん」で待ち合わせ。犀鶴林道を登り、金沢の方へ少し下ると、簡易トイレがあり、登山路と林道が接する地点がある。道が広くなっているので車を置く。8.30分。








 ここから
「御堂山」に山名札を提げに行く。特に道が無いので、前回登った水場のある杉林から登る事にする。










 登山路を、地蔵のある小屋の方へ少し戻り、杉林から藪を漕ぎだす。荷物は車の中、杖も邪魔になるので置いてきた。杉林の中は歩きやすいが、杉林を抜けて頂上が近くなると、猛烈な藪になる。それでも杉林より15分で頂上の三角点にたどり着いた。今日のメンバーは、SN女性コンビとN氏。それにK君と私の老人コンビの全員5名。









 最近の里山ブームで、藪漕ぎをする人が多くなったのか、三角点の周りが広く刈られている。









 白いプラスチックの標識もあるし、保護石も周りにある。前回見付けた時と大違いだ。









 記念撮影をしてすぐ下山。展望は全然無し。










 それでも登山路まで戻ると、手取川が広がる。









 その足で今日のメインの「奥獅子吼山」の山歩きである。車を峠の上まで回し、9.30.歩き出す。










 この道は急な坂が無くて好きだ。10.45.頂上到着。鉄塔が無くなり、モルタルの小屋もなくなり、俄然と展望が良くなった。三角点には、三日前に登った指尾山の三角点と同じく赤く塗った字がある。







 頂上は広くなって、その斜面一杯に「リンドウ」の花盛りである。












 今までも咲いているのは見た事があるが、こんなにいっぱい見るのは初めて。











 つぼみも多いから、まだしばらくは楽しめそう。おすすめ。








 色の濃いのやら、薄いのやらいろいろ。










 三角点付近には、山名札を提げる木が無い。北側の雑木林のふちまで行って札を提げる。そのすぐ横に、雑木林の中に登山路みたいなものを発見。入り込んでみたらずーっと続いている。300mほど進んでみてもまだ続いている。こんな登山路が在るとは知らなかった。どこから登ってくるのだろうか。




 8人のパーティが登ってきた。時間は早いが、ゆっくりと昼食にする。加賀平野の眺めが以前と比べて良くなった。




 東は白山を中心に、県内のほとんどの山が見えるようだ。富山県境の山が近い。




 南の方








 記念撮影。













 白山も良く見える。1時間半近くものんびりして、下山開始。1時間ちょっとで犀鶴林道峠の車まで降り立った。








 この菊は「シラヤマギク」










 これは「オヤマボクチ」かな。アザミかな。










 「アキノキリンソウ」だろうな。









 S女史が花の名前を色々と教えてくれるがすぐ忘れてしまう。頼りない生徒で申し訳ない。












  2010年05月16日(日)9回 犀鶴峠より「奥獅子山」往復



 小松市は「お旅祭り」で賑わっている。昨日は駅前広場で、子供歌舞伎の曳山の、曳き揃えがあり引っ張っていった。今日は神輿の巡行が、家の前を通った。それを見送って、午後から山へ抜けてきた。





 最近三角点を探しているので、獅子吼ロープウェーの下より、S女史が見ていない「御堂山」の三角点に、札を提げてくる積りだった。ところが鶴来町に着いて、山を眺めたら、
「奥獅子吼山」の犀鶴林道が見え、急にそちらに回る。林道の途中にバリケートがあったが、半分開いていて、車が入り込んでいるようだ。所々落石が、かたずけて無いが何とか通れる。天気が良くて、手取川の扇状地が良く見える。車を止めて写真を撮る。








 13.15.峠の上に到着。車が4台ほど留めてある。



 








 この山の「カタクリ」は連休の頃である。今年は大分時期が遅いので、カタクリはあまり残っていないと考えていた。


























 ところが「カタクリ」が登山路の両側にびっしりと咲いている。まさにカタクリロードである。









 頂上から30-40人位の団体さんが降りてきた。続いて降りてきた人に呼び止められた。去年の12月に「三童子山」でお会いした、小松のОさん一家だった。









 実は面白い話がある。私の弟は近くに住んでいて、近所の本折町に「夢や」と言う、障害者の自主製品の販売や、絵画陶芸などの作品展示をしている店がある。憩いの場、交流の場として喫茶の営業もしている。弟はいつもコーヒーを飲みに行っていたらしい。







 弟はあるとき、そのお店に勤めている女性と、山の話をしていたら、この里山逍遥のページの話になったらしい。いろいろ話をしていたら、私が弟の兄貴であることが判明。お互いびっくりしたらしい。不思議なつながりがあるものですね。

 一家で山歩きとは良いですね。又どこかで会いましょう。写真は印刷してお店まで届けてあげよう。
 
 これは「ウリハダカエデ」の花らしい。




 14.35.頂上到着。ちょっと様子が変わっている。でっかい鉄塔があったのが、綺麗に撤去されている。付属してあった、大きなコンクリの建物も、綺麗に無くなっている。東から南方面を見る。




 南から西方面を見る。鉄塔と建物が無くなって、海側の展望が素晴らしくなった。




 午後も大分回ったので、登山者はもう下山してしまって誰も居ない。今日は白山がよく見える。ここから見る白山は、小松方面の山から見るのと、角度が違っているので変わって見える。ピークの右は「釈迦ヶ岳」らしい。








 一番高い所の、左が「大汝」で御前峰は大汝に隠れているようだ。この三つの峰を越えてゆくのが、加賀禅定道らしい。











 県境の山は、大笠、奈良、見越、高三郎と思われる。









 奥獅子吼山の頂上は、実に雰囲気がよくなった。頂上から「宿ノ岩山」を眺めていると、宿ノ岩に続く稜線にあった鉄塔も、撤去したようだ。









 コーヒーを沸かしながら、一時間近くも飽きずに周りを眺めていた。その間に単独登山者が、三人ほど登ってきてすぐ降りて行った。こんな遅くからでも、登ってくる人が居る。








 我々も記念撮影をして、15.40分、下山開始。車まで一時間だ。






  2008年12月20日(土)8回 山麓駅より「奥獅子山」往復




 張り切りS.N女史コンビよりメールで、20日3時までに下山したいのだが、どこかいい山無いですか、連れて行ってと聞いてきた。仕事で土日しか登山できないらしい。70歳コンビとしては女性に頼まれれば嫌とは言えない。(もちろん嫌ではない。嬉しいくらいだ)。前回大雨で中止した「奥獅子吼山」を推奨、時間が無ければ御堂山で引き返す事にした。








 8.30分、ゴンドラ駅の駐車場で待ち合わせ。早く着いたので相棒の車を樹木公園に置いてくる。8.45分歩き出す。9.20分.展望場所に到着。思いがけぬ好天気、日本海が青く見える。









 10.05分、五万堂峠の小屋に到着。お天気が良く暖かいので、小屋に入らず小屋の前で抹茶を頂く。20分休憩。


 出発。御堂山へは登らず奥獅子吼山を目指す。









 犀鶴林道11.00分。鶴来方面に通行止めの柵がある。11.25分、樹木公園への分岐。一度降った雪が残っている。いつも泥濘の道も、今朝の冷え込みで雪が凍り、歩き易い。








 12.20分、頂上到着。白山がばっちりと見える。平野から見える白山と違って、大汝峰が御前峰の右になる。広い清浄ヶ原が見える。スキー場はセイモアのゲレンデらしい。









 白山に連なる山々も、何時もと角度が違うので、探すのが楽しい。











 北の方は樹木が邪魔をして見難いが、北アルプス薬師岳が真っ白で大きい。それに立山、剣が連なっている。








 東には県境の山が連なる。笈、大笠は見分けが付く。それに続く奈良、見越、赤摩木古、大門だと思うが自信が無い。









 誰も居なかったのに、お天気に誘われて7.8人もばらばらと登ってきた。人気の山である。三角点前で記念撮影。
三角点情報「奥獅子吼山」
三角点名・脇谷
等級・三等三角点
標高・928.12m
所在地・石川県金沢市後谷






 13.10分、下山開始。13.50分、樹木公園分岐。ここから急坂になり落葉でよくすべる。14.00分、林道横断地点。カラマツの林を抜け、樹木公園に着く。いつもと違う所に着いたが、公園の中をぶらぶら歩いて、相棒の車にたどり着く。15.05分。










 ゴンドラ乗り場駐車場への戻り道、菊姫酒造の横の通りに、桜が咲いていた。1本ではなくて5.6本もある。冬桜とか四季桜とか言うのだろう。12月末のお天気の良い日なのでかわいい。15.10分、車に到着。今年中に又一緒に登ろうと約束して、張り切り女性コンビと別れる。






  2008年04月20日(日)7回 山麓駅より「御堂山」「奥獅子山」






 相棒K君と昨日は奥城山の石楠花に大満足。今日は「御堂山」より奥獅子吼のカタクリロードに、白いカタクリを探しにきた。2006年のゴールデンウイークに、奥獅子吼山に登る途中に白いカタクリを1本見付けたことがある。








 鶴来樹木公園に車を1台置き、8.40分、獅子吼ゴンドラリフトの下から歩き出す。杉林の中の道は、花が多く咲いていて好きな道である。イカリソウ、スミレ、ショウジョウバカマと珍しいコバイモが一本咲いている。杉林を抜けて月惜小屋に近ずくとカタクリが多くなる。ビッシリと咲いている。カタクリロードの始まりである。









 10.05分、五万堂小屋に到着。天気が良い日曜日である。休憩している人が5人。











 先発した二人が写真を撮っている。「白いカタクリ」を見つけたのだ。登山路片側の、ピンクの「カタクリ」の中に白が一本。









 反対側にも一本。一度に2本も見かけたわけだ。











 傑作の写真を撮りたいが中々難しい。










 「コバイモ」も見つけた。しかも何本もある。未だ小さいのが多い。10.35分、延命水に到着。ここで相棒と衆議一決。「御堂山」に三角点を確認に登る事にする。









 今年一月に、この延命水から頂上を目指し、15分で頂上らしき所にたどり着いた。それで軽く登れると考えていた。大違いだった。杉林の中は歩きやすかったが、杉林を抜けたとたんに凄い藪となった。持ってきた杖が邪魔になる。かぶった笠は引っかかる。身動きが取れなくなっていったり戻ったり、あっちこっちに引っかき傷を作ってようやく最高地点らしき所に到着。雪のある時の2倍の30分近くかかっている、


















 この写真は一月に登った時の写真である。雪の上に焚き火の跡があった。そして今、笹の上に焚き火の跡が残っていた。雪が消えて、笹の生い茂った葉っぱの上に、焚き火跡が残っていたのだ。その横に見覚えのある杭があった。一月は杭の頭が僅かに雪の上に出ていた。












三角点情報「御堂山」
三角点名・峠上
等級・三等三角点
標高・734.42m
所在地・石川県白山市三宮、俗称峠ノ上




 その杭の下に三角点はあった。これで苦労も吹き飛んだ。木が茂って廻りは全然見えない。下りも大変だった。歩きやすい所をを探して歩くと段々方向が判らなくなる。お互いに姿が見えない。おーいおーいと呼び合う。とにかく杉林を目指して降りる。先を行っている筈の相棒よりも、私の方が早くリュックにたどり着いた。往復一時間丁度かかった。



 11.50分、犀鶴林道に降り立つ。記念碑前の道路で昼食。林道を鶴来の方から登ってきた人が居た。ここまで車で登るつもりだったが、途中で崖崩れのため歩いてきたと言う。崖崩れは3ヵ所、人が通れる1mを残して土砂で埋まっていると言う。場所はだいぶ下のほうらしい。この人は開通までに日がかかりそうだといった。
我々はこれから奥獅子吼山を目指し、樹木公園に下りる予定。



  鈍足記録。駐車場より延命水まで115分。延命水より御堂山往復60分。峠まで15分。






 犀鶴林道記念碑前で45分間の昼食。12.35分、
「奥獅子吼山」に向かう。登山路に残雪が出てくる。お天気で雪が解け、登山路は泥だらけ。降りてくる人との会話は「道が悪いねぇー」。2006.5月に登った時よりも今年は雪が少ない。だがカタクリは少し早いみたいだ。









 頂上に近ずくと左手に金沢市街が遠望できる。中心街のビルが見える。










 13.50分頂上到着。皆さんが下山した後で貸切で抹茶を頂く。白山に掛かっていた薄雲が切れて頂上がはっきりと見えて来た。










 我々が最後の登山者かと思っていたら、次々に5人のオッサンガ現れた。14.40分下山開始。










 15.25分、樹木公園への分岐。15.40分林道を横断する。残雪が無くなり、この道もカタクリロードになる。しかしなかなか長い下り道で足がガクガクする。このカモシカは人が現れても平気みたいだ。こちらが気を使って側をそーっと通っても、写真を写しても平気だ。カモシカにモデル料を請求されそうだ。16.50分、朝置いた車に到着。




 鈍足記録
  犀鶴林道より頂上まで1時間15分。
  頂上より樹木公園まで2時間10分。でした。






  2008年01月20日(日)6回 山麓駅より「御堂山」往復






 昨日の遺水観音山で山の状態がわかったので、今日は「御堂山」へ登る事にする。少し山が奥深いのでカンジキを用意する。三角点のある御堂山の頂上は、夏道が無いので登ったことが無いが、今の時期、積雪で藪漕ぎをしなくても、頂上まで登れるかもしれないと期待する。









 8.40分ゴンドラリフトの駐車場でK君と待ち合わせ。おばさん3人が出発準備中で、今日は行ける所までとか。先に出発していった。8.50分我々もまだ動いていないリフトの下をくぐって山に取り付く。








 杉林の中の急坂のジグザグ道を登る。段々雪が現れるがたいした事は無い。杉林を抜けると少し雪が多くなるが、カンジキを履くほどではない。










 10.20分、五万堂小屋に到着。中に入り込みお湯を沸かして抹茶を立てて一服。この小屋はだいぶガタが来ている。10.45分小屋を出て頂上に向かう。少々の藪漕ぎ覚悟で、邪魔になるリュックは小屋に残す。







 夏道を奥獅子吼の方へ進む。適当なところで斜面に取り付くつもりが、藪がひどかったり急斜面だったりして、取り付く場所が無い。11.05分、大分回り込んで杉林の「延命水」に着いた。杉林の下は藪が茂っていないので。ここから登ろうと探したら、少し先に踏跡を発見。我々のような物好きの人が最近登ったらしい。その後をたどったら15分で頂上らしき所に到着。とうとうカンジキは不使用。







 11.20分頂上到着。積雪60-70センチ。三角点は雪の下で不明。焚き火をした痕がある。雪を少し掘り起こして暖を取り、食事をしたらしい。5.6人は居たようだ。木の間から医王山が近い。白山は見えない。奥獅子吼山の陰になるのかも知れない。









 医王山方面の目の下に、内川ダム湖が見える。木が茂っているが間より、大笠、笈、などが見える。頭を出している杭に「2007.10.26.COV」と書いてある。藪を漕げば無雪期でも登れるようだ。








 道が無いので、いつも裾を巻いて通過していたが、初めて頂上に登れて嬉しい。30分近く居て下山開始。巻き道に戻ると下界の眺めが良い。










 12.10、小屋に戻って地蔵さんの前で食事。昭和8年のスキー大会で3人の中学生が遭難したのは、冬の今頃らしい。最近は暖冬で雪が少ないが、昔は雪が多くて大変だったのだろう。









 すぐ降りるのは勿体無いので、新雪を踏んでスキー場の方へ散歩。日曜なのにスキーをしている人はまばらだ。御堂山を写して、13.15、下山開始。1時間を少し切って車に到着。








 登り、小屋まで90分。小屋より頂上まで35分。
 下り、頂上より小屋まで25分。小屋より車まで55分。


 中日新聞の「里山の風景」に拠れば、我々が登ったこの三角点のあるピークを「月惜山北峰」としており、奥獅子吼山手前の870m位のピークを「月惜山南峰」としている。つまりこの間が全部月惜山なのだという。月惜みの由来を知りたいが載っていない。







 2007年10月22日(月)5回 犀鶴林道より「奥獅子山」往復





 
白山に初冠雪と2.3日前の新聞に載っていた。午後から空いたので、奥獅子吼山」
にちょっと登ろうと自宅を1.40分に出て、犀鶴林道を上る。14.20分に峠より少し手前の、樹木公園へ下りる登山路が横切る退避所に車を置く。14.20分だ。歩行者横断の標識が登山姿になっている。










 「ナナカマド」が赤い実を付けている。この日ただ一人出会った登山者が降りてきた。このナナカマドの枝を持っていた。









 板尾方面の分岐を過ぎると。周りが開けて頂上が見えてくる。右手に白山が見えて来た。僅かに初冠雪が見える。










 15.30分頂上到着。小さな「リンドウ」がいっぱい咲いている。あとはススキの原。錆びた鉄塔が大分傷んできている。壊れるようで怖い。そろそろ解体の時期が来ているのではないか。







 鉄塔が解体されると、金沢方面がよく見えるようになるだろう。東に犀奥の大門、高三郎、見越、奈良と今日ははっきりと見える。30分ほど居て16.00に下山開始。秋の陽はつるべ落とし。











 17.08分車にたどり着いたら、もう陽が沈みそうだった。雲の間に太陽が見えた。木場潟と柴山潟が光っている。音楽が聞こえてきた。林道に車を留め、誰かが夕日を眺めてサキソフォンを吹いていた。10月も終りなのにあまり寒くない。








 2007年04月07日(土)4回 山麓駅-五万堂小屋-樹木公園




 月に一度集まってへぼ麻雀をするメンバーが、私の古稀の祝いに温泉に招待すると言う。温泉に行く口実なのだがこれからは続けるということで、私が最年長で最初である。3時出発なのでそれまでに
「御堂山」へカタクリの偵察に出かける。


 家を7.30分に出て、獅子吼高原ゴンドラリフトの山麓駅に行く。登山者はなるべく下の駐車場に入れろの立札で、第二駐車場に入れる。自宅より30分。リフトの下を通って登山口に入る。








 8.10分歩き出す。先ず「イチリンソウ」が目に付く。杉の林をジグザグに登ってゆく。結構急坂である。










 「スミレ」が多い。群落の中に椿の花が落ちている









 知らない花。目立たない花。【オウレンらしい】









 このユリ、これも知らない。【追記・「コバイモ」というらしい。私の5日後に登ったK君が、珍しい花を見つけたと写真を送ってくれた。どうも私の撮った写真と同一の花らしい。】








 お目当てのカタクリも咲き出している。まだつぼみが多いし、花が出ていないものが多い。









 ジグザグ登山路が、3.4回で下界を覗ける場所を通る。登山路が緩やかになり、9.35分、五万堂峠に立つ五万堂小屋に着く。小屋の前より左に進めばスキー場。右に奥獅子吼山のほうへ進む。地図を見ると前方の一番高い所が「御堂山」の頂上であるが、登山路は頂上を巻いて、山腹を水平に通ってゆく。






 頂上には三角点があるはずで、734.4mの記入がある。だが登山路が無くて登れない。登った記録も見たことが無い。藪漕ぎをすれば登れそうな気もする。


 これは「ショウジョウバカマ」の拡大写真。








 この黄色い花は何。「ヘビイチゴ」かな。










 「イワウチワ」が一株だけ咲いている。誰かが植えたのかも知れない。


 この尾根の縦走路は、カタクリロードと呼ばれているが、尾根筋のカタクリは、葉を多数見かけるがまだ花が咲いていない。






 この尾根からは手取川の眺めが良い。途中水場を通る。又一箇所犀鶴林道と接する地点があり、登山者用トイレが置いてある。この林道からは白山は見えないが、晴れていると立山・剣の北アルプスが見える。今日は春霞で駄目








 10.30分、犀鶴林道の頂上に出る。まだ通行禁止のはずだが、今年は雪が少なかったので、早くも車が一台峠まで入り込んでいる。ここより舗装してある林道を10分ほど下る。







 振り返ると獅子吼スキー場のゲレンデが見え、その右に月惜山の頂上が見える。頂上を巻く登山路も見える。巻き道より頂上まで遠そうだ。


 この珍しい歩行者注意の立札は、奥獅子吼山からの下山路がこの林道を横切っている為だ。ここより樹木公園のほうへ下山を始める。10.40分下山開始。中々の急坂である。






 この道も「カタクリ」が多いが、ようやく花が付きだしたという程度、それでも樹木公園近くまで降りてくると、咲いているのもある、










 「ミヤマカタバミ」も杉林の中に群落をつくって咲いていた。







 12.00に公園に降り立つ。桜の名所もまだ5分咲きという所か。ぶらぶらと車まで歩く。12.25分に車に到着。ハングライダーが多数飛んでいる。






  2006年11月14日(火)3回 犀鶴峠より「奥獅子山」往復





 今日は私の満69歳の誕生日である。天気が悪いので家でグズグズしていたが、去年の誕生日に奥獅子吼に登ったことを思い出し、昼飯のあと急に記念登山に出かけた。昨年と同じ
「奥獅子吼山」である。自宅より45分くらい、犀鶴林道の峠の上に車を置く。犀鶴林道の峠近くは展望が良い。








 13時20分より歩き出す。紅葉がかろうじて残っている。上に行くほど丸裸の雑木林となる。









 頂上近くの原っぱに分岐の表示がある。「奥獅子吼頂上まで20分」。「板尾方面・注意道険し」と書いてある。板尾方面とは「宿ノ岩」を通って下山する道らしい。







 14時20分、歩き出して1時間で頂上着。風が強く鉄塔がゴーゴーと鳴って一人きりの頂上は心細い。南の方の山々が見える。鉄塔の続いている先が宿ノ岩方面らしい。









 鉄塔の下からは金沢の町が見える。東の方面は雲が掛かって何も見えない。








 2.3日前に、小松空港から中国上海に遊びに行った。そのとき、上海郊外の水郷古鎮周荘で20元(350円位)で買ってきた菅笠をかぶって、自分ひとりで記念撮影して下った。


 下りは50分。15時30分に車に辿り着いた。





  2006年05月04日(木)2回 山麓駅より「奥獅子山」-樹木公園





 K君と、2回目の
「奥獅子吼山」にカタカゴの花を訪ねる。前回の秋は犀鶴林道を車で上がったので簡単だったが、林道はまだ不通で下から登らねばいけない。「後高山」に登った時のように、ゴンドラ山麓駅に待ち合わせ車を置く。連休でゴンドラが混むので、登山客は一番下の遠い駐車場に入れられる。








 二輪草の咲いている小川の橋を渡り、杉林の中のジグザグ道を登り、25分で下が展望できる地点に着く。









 この道は花が多い。「スミレ」「イカリソウ」「ツバキ」「ニリンソウ」「カタクリ」。K君いわく、まるでお花畑を歩いているみたいだ。







 道が緩やかになり五万堂小屋が近ずくと、お目当ての「カタクリ」の大群落が現れる。










 道の両側にギッシリと咲いている。こんなに咲いているのを見るのは初めてである。踏みつけそうだ。







 登り出して70分、五万堂小屋に着く。小屋の周りにもカタクリが多い。小休止して右の道へ入る。犀鶴林道の峠までの尾根道は気持ちが良い。右手に下界が望め、足元にカタクリの群落が次々と現れる。








 ピンクのカタクリの群落の中に一輪の「白いカタクリ」があった。ひょっとすると珍しいものかも知れない。

 小屋より峠の犀鶴林道まで50分。林道は雪なし。開通は真近いか。






 犀鶴林道を横切り鉄塔のある登山路に入ると、だんだん残雪が多くなってきた。尾根の広い部分は残雪が広く残り夏道が判らない。おまけに倒木が多くて歩きにくい。今日は多人数登っているので足跡が頼りである。








 それでも時々登山路が顔を出している所には、カタクリの群落があったりする。大きい鉄塔が前方に見え、下に小さく建物が見えるのが頂上である。









 12時20分、峠より80分で頂上到着。連休中の快晴で30人ほど、南西の斜面で白山や大日山を眺めて食事中。我々もお湯を沸かして昼食を取る。







 食事を済ませて北東の展望が見たくて藪を漕いで潜り抜けたら、北東の斜面は残雪がドッサリ。まだ2.3mは残っている。向こう側からも白山はは見えるが、こちら側からは雪渓の上の白山である。







 とたんに展望は開け、医王山、大笠山、笈岳、から白山。医王山の大笠の間には、剣、立山、薬師が真っ白に輝いている。雪の上を鉄塔の北側に回ると、金沢市街が見え、宝達山も見える。










 頂上に1時間20分も遊んで下山に掛かる。わざと夏道を外れて残雪を辿って降りる。雪が無くなった所で藪を漕いで夏道に戻る。






 40分も降り鉄塔を2.3つ過ぎたところの、雪原の中に鶴来樹木公園に下りる分岐があった。表示板には急坂多しとある。急坂で雪が多いと困るなと思ったが、実際降り始めたら、西斜面を降りるため雪が全然無くなった。15分で林道を横切る。まだ車の通らない車道の真ん中に座って小休止。ここまでで急坂も済んだみたいで楽になる。この道にもカタクリが多い。



 頂上を出発して2時間で樹木公園にたどり着いた。八重桜が満開である。ハングライダーの飛び交う空を眺めて、30分掛けて車にたどり着く。朝、空っぽだった駐車場は満杯である。






  2005年11月14日(月)1回 犀鶴峠より「奥獅子山」往復



 少し前新聞に、林道犀鶴線全線開通という記事が載っていた。白山市鶴来の白山町と金沢の駒帰町を結ぶ林道が出来たらしい。獅子吼高原と
「奥獅子吼山」の間の峠を越えているらしい。これは奥獅子吼山に登るのに好都合かも知れないと、昨日3時頃から時間が空いたので、林道の下調べにいった。国道157号線の鶴来町に「道の駅しらやま」がある。その先の信号を鶴来町のほうへ左に折れ、次の信号「白山町」を右に折れたら、100mほどで左に入る道があり、林道犀鶴線の矢印があった。どんどん登っていったら全線舗装で、なかなか手取川扇状地の眺めがよい。峠の上に車を置ける場所があり、奥獅子吼登山口の表示を確認して、金沢の方へ降りた。道は内川ダム湖の縁に出て金沢市内に通じていた。折から入院中のお弟子を見舞って帰った。






 そして今日、午後より雨の予報だが未だ降り出していない。10時に時間が空いたので、自宅を出発。途中コンビニでお茶とお握りを仕入れて、昨日と同じ道を走る。峠近くになると霞んでいるが、紅葉も眺めもなかなか良い。途中「登山者に注意」の標識があり、鶴来樹木公園に降りる道が横切っている。自宅より55分で峠の上に到着。車を置く。









 開通記念碑がある。「平17.10月吉日、30年をかけて出来上がった、幅5mの一級林道である」と書かれている。この碑の横に獅子吼高原からの登山路が上がって来ている。








 碑の向かい側に、奥獅子吼への道が付いている。高圧線鉄塔の巡視路らしい。しばらくは杉林で、抜けると鉄塔の下を通る。あと4本ほどの鉄塔のそばを通るので、それぞれ鉄塔までの分岐がある。道は広い尾根の雑木林の中に続いている。ほとんど登り坂のない緩やかな道である。15分くらいで右に樹木公園に降りる道が分岐している。鉄塔は無くなり大分丸裸になった雑木林を進む。相変わらずゆるい登りである。左手の木の間より頂上らしきものが見える。鉄塔と建物の一部らしい物が見える。左に分岐があり、板尾方面道険し、の標識がある。板尾とはどこか知らない。




 頂上が近ずくと原っぱに出る。春カタクリの花が咲くのはこの辺りだろうか。小屋の土台だけの横を通る。鉄塔を目指して少し登ると、大きな締め切った何かの建物がありその上が頂上である。歩き出して丁度1時間掛かった。


 大きな鉄塔があり、手取川方面が開けて広い斜面にベンチが2つ。斜面の上のほうに三角点があり、360度のパノラマをお楽しみください、と書いてある。確かに360度展望が良いようだが、今日は雨が降り出しそうな気配で、遠くは霞んでいる。鉄塔はさびて赤くなっている。今は使っていないようだ。






 雨を覚悟していたが未だ降らない。一人きりでお握りを食べて、15分でもと来た道を引き返す。途中分岐を、31番の鉄塔の下まで行ってみる。思ったとおり眺めが良い。寄り道したので下りも1時間掛かった。車に着いたらぽつぽつと降ってきた。


 今日は私の満68歳の誕生日である。記念にどうしても何処かへ登りたかったのだ。

            




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