日本百名山逍遥
2005.4.より

    [日本百名山]   谷川岳  1977m  (群馬県)142
  [山岳信仰の山]  八海山  1778m  (新潟県)142
第2回 2021.10.09. 「八海山」 ロープウェイ山頂より女人堂往復。
第2回 2021.10.10. 「谷川岳」 ロープウェイ山頂より
第1回 2017.10.14. 
「谷川岳」 一ノ倉沢絶壁探訪トレッキング 

  2021年10月09日(土)2回 「八海山」女人堂まで往復



 仲間二人に日本百名山「谷川岳」に連れて行け、と云われて、ケーブルに乗り天神尾根を往復するコースに同行する事になった。自身は55年も前の若い頃に、テントを担ぎ一度だけ頂上を踏んだ事がある。勿論ケーブルには乗らず土合から歩いた。今回は老人は谷川岳には登らず、天神岳辺りをウロウロとして、仲間が往復してくるのを待って居る予定。その第一日目はまだ歩いた事のない「八海山」の途中の「女人堂」までのトレッキングコースを往復する。小松を車一台で仲間4人で5時出発。長岡から関越自動車道で六日町インター降車。八海山ロープウェイ山麓駅9.30分到着。







 ゴンドラ往復代金2400円。10時に乗る。









 霧雨。大きな駐車場がある。








 真っ白で何も見えないなー。








 と思っていたら、突然霧を抜けて周りが見えてきた。あれが「八海山」らしいな。








 ロープウェー山頂より出たら、目の前に赤い鳥居。少し紅葉している。







 鳥居をくぐると避難小屋に出るが、少し左の「展望台」に登る道を登る。










 展望台に登る。






 平地は見えないが「八海山」の方だけ見える。少し先に避難小屋が見える。あそこから尾根を通って行くようだ。






 展望台より降りてトレッキング開始。避難小屋の後ろに「八海山遥拝所」があった。この先が八海山である。信仰の山なのだな。










 尾根を登ったり降ったり。






 右側に八海山が見えた。手前に「薬師岳」と、続いて8っの岩峰が連なる「八海山・八ツ峰」があり、その先に「入道岳」がある。入道岳が一番高くて1776m、八ツ峰の8番目の大日岳が1720mである。ロープウェー券の裏に書いてあるのを写した。大日岳が10合目なので、ここが頂上らしい。




 「八ケ峰」の登山道は鎖場が続き、私みたいな老人の足を踏み入れる場所では無いが、女人堂までは行けるらしい。







 穏やかな広い尾根で、登ったり降りたり。











 ブナの木も混じってくる。








 青い実がいっぱいついている。









 向かいに「薬師岳」の見えるピークに登り着いた。ここは地理院地図に「池ノ峰」1296mの記入のある地点らしい。登山道は平になる。




 右側に「コギ池」があり、ちょっと入り込む。可愛らしい池だった。




 左側の方が開けた。雲海の遠くに山が見える。尾瀬方面かな。近くの山は魚沼駒ヶ岳❔







 ハシゴが見えてきた。ここから女人堂まで、何か所もハシゴが続き老人はビックリ、どっきり。









 ようやく高いピークにたどり着いたが、女人堂が出てこない。地図を見ると手前が「浅草岳」で、後ろが「薬師岳」らしい。



 少し降りたら、下に歩いている人が見えて、その上に女人堂の屋根らしきものが見えた。




 12.20分にようやく女人堂前の広場に出た。昔は女性はここまでで、この先は入山禁止だったらしい。




 登って来た方面。丸い山が越えてきた「池ノ峰」だな。







 寒く無いので小屋の横のベンチで昼食。食べるので一生懸命で、肝心の女人堂の中を覗くのを忘れた。レポなし。登山者2.3人休憩中。









 後ろの山が「魚沼駒ヶ岳」かなと思うが、見当はずれかも知れない。




 一座も特定できず。






 同じ道を下山開始。八海山の見える地点まで降りてきた。相変わらずの雲かい。










 避難小屋から直接赤い鳥居に降りる。前はロープウェーの乗り場である。








 横に展望の広場がある。山頂駅展望図によれば、こちらの方に「巻機山」「苗場山」「妙高山」「北アルプス」が見えるらしい。






 広場から、麓が少し見えるようになった。山も少し見えてきたが、何処か判らないな。







 ロープウェーで駐車場まで降りてきた。なんと駐車場より八海山が見えるのだ。


 この後、また高速道路に乗り、水上インターで降りて、明日の「谷川岳」に備えて、湯檜曽温泉ホテルに入る。






































 53年前の1968年9月に「魚沼駒ヶ岳」に登った写真が出てきたので載せて置く。頂上直下の「駒の小屋」に泊まった。










 これが頂上だったと思う。










 その時に撮った写真の中に「八海山」と思われる写真があった。間違いないだろう。







      
下の「谷川岳」に続く。



  2021年10月10日(日)2回 「谷川岳」ロープウェイ山頂より「天神峠」往復



 八海山の帰りにスーパーで買い物をして、ロープウェー駅に近い湯檜曽温泉のホテルに入る。朝が早いので食事なしのプラン。温泉に入って、部屋で宴会して寝る。






 朝6時出発。谷川岳ロープウェイの駐車場に車を置く。ロープウェー往復2100円。大きなゴンドラが次々と出てゆく。








 晴れると思っていたのに、あんまり良くないな。









 山頂駅を降りると、すぐ横にリフト乗り場がある。その下より「谷川岳」への登山道が始まっている。






 リフトに天神峠に登って、降るように進むとこの道に合流する。どちらからでも同じようなコース時間と思われる。下からは次から次へと登山者が谷川岳を目指している。仲間とここで別行動。14時から15時の間に待ち合わせだ。紅葉が始まった登山路は岩がごつごつの道。







 土合からの登山路の合流点。
 








 天神峠からの分岐点。老人はここから天神峠を目指す。








 なかなか急な道である。









 何人も降りてくる。谷川岳を目指しているのだろう。







 雨は降らないが、天気が悪い。




 鮮やかな「七夏」







 段々と緩やかになる。










 ロープウェーの山麓駅か谷底に見えた。




 今度は、ロープウェーの山頂駅が見えた。あそこからここまで登って来た。






 地理院地図には「天神尾根」と記入があり、ここから谷川岳迄続いている。以前ドライブで遊びに来て、ゴンドラとリフトで峠まで上った事がある。天気が良くて谷川岳までの天神尾根に、登山道が続いて見えて感動した事がある。写真は何処かに載せた。








 リフト山頂駅の上の「天神峠」の標識に出た。谷川岳山頂3.0km。反対側には谷川温泉4.6km。標高1500mと書いてある。ここから見える谷川岳の写真があるが、今日は何も見えない。






 リフト終点駅の下に広場がある。スキーゲレンデの降り口になっている。徒歩で降りる登山道も、このゲレンデの中を通っている。祠があり大きな鳥居が建っている。








 横の高みのピークにあずま屋がある。あそこが「天神山」らしい。地図に1502mと書いてある。








 「赤城山」「皇海山」「武尊山」「富士山」が見えるらしいな。10.00時。








 「天満宮」が祀られているようだ。









 こちらは「弁財天」が祀られているようだ。







 ゲレンデについている登山道を、「天神平」の方へ降りてゆく。スキーシーズンに合わせて草を刈る様だ。下の方は刈ってあったが、ここは未だである。








 リフトで登って来た人が、たまに歩いて降りる様だ。







 

 少し紅葉している。




















 天神平まで降りてきた。向かい側の山は、地図を見ると「高倉山」となっている。三角点があるので上ろうかな、と考えたがとうとう登らなかった。




 11.40分。天神平駅に戻ってきた。観光客が多くなったようだ。リフトで天神峠から続々戻ってくる。今日は展望が無くて残念ですね。








 ベンチで一人昼食。辺りを散策したら「エゾリンドウ」がいっぱい咲いていた。








 ロープウェーの下に「谷川岳」が姿を表したようだな。








 レストランでコーヒーを飲みながら谷川岳を眺めていたが、やっぱり晴れないかー。








 カメラを置く台が作ってあったので記念撮影。









 ベンチで待っていたら、予定通り2時半に3人は元気に手を振って現れた。水上温泉で立ち寄り湯。高速を突っ走って無事帰宅。












































 三人より頂いた谷川岳登頂の記念写真。双耳峰二つとも制覇。登山者が多くて、記念写真を撮るのに行列ができていたらしい。





















 頂いた一瞬晴れた頂上付近の草紅葉。霧の中でも念願の百名山に登れて「良かったわ」言われて私も嬉しいです。百名山登頂は幾座になりましたか❔









     ■次回登山は、10/16加賀の「橋立自然公園」へ■



  2017年10月14日(土)1回 「谷川岳」一ノ倉沢岩壁探訪トレッキング



 谷川岳は一度登った覚えがある。調べてみたら、51年前の5月末、20代後半、3人でテントを被いて、土樽駅より→平標新道→平標山→仙の倉山→万太郎山→谷川岳→茂倉山→茂倉新道→土樽駅を夜行テント二泊で歩いていた。今回は「赤城山登山」の前日の半日を、
「谷川岳」をロープウェーで天神平散策か、一の倉沢の絶壁探訪トレッキングを計画した。




 小松をN女史・S女史と三人で早朝5.00時に出発。北陸自動車道を走り、長岡JCTより関越自動車道に入る。関越トンネルを抜けて、新潟県より群馬県に入り水上ICで下車、谷川岳ロープウェーの山麓駅を目指す。10.40分頃に到着。七階建ての大きなビルの駐車場で、一階から入り六階に車を置く。新車の乗り心地良好。予定通りの到着である。






 六階は前が道路になっており、バス乗り場や降車場がある。七階がゴンドラ乗り場である。山頂駅の天神平は濃霧の張り紙がある。登っても何も見えないだろうから、今回はゴンドラに乗らず、一の倉沢の岸壁が望める地点へのトレッキングにした。







 10.55分に駐車場を横切り、自動車道を登って行く。すぐ上をゴンドラが登って行く。行く先は真っ白の雲の中である。自動車道はビジターセンターの前迄で、その先は通行止めで車は入れない。11.00時、舗装してあるが狭い道となる。旧道入口の立札がある。今は車も通れる道だが旧道らしい。マチガ沢1.7km、一ノ倉沢3.3kmと書いてある。




 紅葉が始まった林道を歩いてゆく。11.10分、谷川岳へ登る、西黒尾根登山口を通過。




 11.30分、マチガ沢出合、に到着。山の方は霧で見えない。ここからも谷川岳への、新道登山口がある。








 12.00時、一ノ倉沢が見えてきた。10月なのに、標高が低いのに、残雪が見える。










 広場がありトイレ棟がある。ロープウェー駅よりここまで、小さな電気バスが乗り入れているようだ。ベンチで昼食をしていたら、歓声が上がった。霧が少し晴れて一瞬稜線が見えたのだ。


 一ノ倉沢概念図の立て札があり、岩壁を見比べる。










 右手前の尖った岩峰が「衝立岩」。その上の稜線の尖った岩が「烏帽子岩」。左の手前ピークが「ドームの頭」















 食事を済ませて、あちこちと歩き回って写真を撮る。

















 林道の反対側よりも登山者が歩いて来た。



























 12.50分に下山開始。もと来た道を戻る予定だったが、先程林道の反対側から歩いて来た登山グループを見て、我々も林道を進み、右へ湯桧曽川の川岸に降り、新道を土合駅の方へ戻ることにした。












 一ノ倉沢出合ともお別れ。こちらの林道は舗装してない。















 カーブを周り岸壁が見えなくなると、回り込んだ大岩に、遭難者のレリーフが幾つも埋め込んである。花も飾られている。谷川岳は世界で一番遭難者の多い山だそうで、しかもこの一ノ倉の岸壁で命を落とす人がほとんどらしい。




















 この先にも幽ノ沢出合があるが、そこまで行かず途中に湯桧曽川岸に降りる道がある。13.05分。





 急坂を降りると川沿いの新道に出る。旧道が広く舗装もしてあるのに、こちらの新道は細くて上り下りがある。土合駅まで3.0kmと書いてある。誰とも遇わない道である。


 何処へ出るのかと思ったら、朝通った無料駐車場前の国道291号へ出た。国道を1キロ歩いて登って、14.55分に駐車場に着いた。今日はこれから明日の赤城山登山に備えて、山麓の北橘温泉へ急ぐ。



             一ノ倉沢「YAMAP」記録
   ■活動日  2017/10/14(土)10.41-14.59
   ■活動時間 4時間18分   
   ■活動距離 9.3km  ■高低差  216m   ■累積標高上り/下り
             ■次回登山は、翌日10/15「赤城山」へ■






 10年前のドライブの時、天神平から見た谷川岳の写真。尾根続きで登山路が見える。なかなか遠そうだな。私の足では往復6時間くらいかな?。
2007/10.29撮影のもの。











 51年前に一度登った事のある「谷川岳」。テントを担いで「土樽駅」から一周した。
1966/5/27-29.




     平標山頂上。






















 仙の倉頂上。











 霧雨のため谷川岳の写真無し。一ノ倉を覗ける場所。クライマーが登っているのが見えた。





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