加賀の里山逍遥
 2005.04.より登山順

    [加賀65] 大蛇山   104m     (加賀市奥谷町)
[加賀65] 花房山   85m    (加賀市花房町)
[加賀65] 熊坂妙高山 265m  (加賀市熊坂町)
第9回 2025.04.19. 「花房山」と、車で移動し、大聖寺の「錦城山」へ
第8回 2025.01.19. 「大蛇山」と、車で移動して旧北陸道の「治郎平山」へ

第7回 2024.03.24. 「花房山」と、車で移動して「大蛇山」

第6回 2023.05.27. 「熊坂妙高山」
第5回 2022.03.20. 「熊坂妙高山」
第4回 2016.04.12. 「熊坂妙高山」
第3回 2011.03.16. 「大蛇山」
第2回 2010.03.28. 「熊坂妙高山」
第1回 2009.03.07. 「熊坂妙高山」

  2025年04月19(土)9回

工事中です書き掛け





































































































 ■車で「錦城山」まで移動する。■











  2025年01月19日(日)8回 加賀インター-「大蛇山」往復

 
 今年は巳年。巳年に因んで蛇の山に登る人が多い。近くでは「蛇尾山」が多い。しかし老人には雪が多くて無理だな。S女史より「大蛇山」のリクエストがあった。女性に年を聞くのはヤボだが、彼女は巳年生まれらしいぞ。大蛇山には二人で登った事がある。今回は3回目。




 加賀インターを越えて橘町に至る車道の途中から、高速道路のガード下を通り抜け、空き地に車を置く。










 リュックを持たずに出発。200mほど歩くと溜池に登る階段がある。石段の階段を登る。







 溜池がある。ここから先は道無し。右に溜池を周って登った事もあるが、今日はすぐ目の前の杉林へ。








 杉林を通り抜けると斜面になる。









 ルートはS女史任せ。何処から登るかな。







 道は無いがピークが尖っているので、上へ上へ。雪がある所は彼女の足跡をたどり、足跡の無い所は適当に。置いて行かないで―。







 50分も掛かって頂上に到着。林の中の丸い平らな空き地。真ん中に三角点。展望無し。このピークは「大蛇山」と呼ばれている。







 「2等三角点・点名は右・標高は104m」。大きな保護石に囲まれている。山札は昨夜の真夜中に作った、急造の手作り。山に登っても山札が無いと登山証明にならないと、彼女に頼まれていた。







 2等三角点は珍しい。国土地理院地図の2万5千分の一地図「大聖寺」には、この一箇所のみである。








 直ぐ下山開始。登って来た方の景色。








 昔の踏み跡らしきものも残る。








 この杉林を抜けると溜池だ。








 階段を折れると向こうに置いた車が見える。








 国土地理院のホームページの三角点情報の「点の記」に、三角点のある地点が俗称「大蛇山」となっている。2等三角点も珍しい。地理院地図「大聖寺」の中には、この一ヶ所だけである。

 車に乗り次の「治郎平山」へ登りに行く。








               ■次回登山は、この後車で移動「治郎平山」へ■


  2024年03月24日(日)7回 加賀市「花房山」「大蛇山」



 ヤマップで「花房三角点」に行った人の記録が載っていた。昔、三角点探しに熱中していて、探しに行った事がある。調べてみたら12年前に訪れた事がある。懐かしくなったのでS女史と再訪する事にした。。国道8号線を走り、新幹線の下を潜り抜け、信号「細坪」を入る。車をUターンして信号から100mの道の広い所に車を置く。







 すぐ横に鉄塔巡視路がある。前回もここから入った。








 「熊坂線№41」の標識。いきなり倒木の下の下を通る。







 巡視路は整備されている。








 歩きやすい道。








 「熊坂線№41」に到着。





 「鉄搭№40」の方へ進む。


 「鉄搭№42」は八号線近くの鉄塔かな。地理院地図に鉄塔記入が無いのはなぜ?。









 アオキ            シキミ           カンスゲ






 新幹線のトンネルの上に出る前に、右に分岐があり鉄塔が見える。「熊坂線№41」に寄ってみる。巡視路はその先降って行く様だ。戻る。





 戻って北陸新幹線トンネルの上に着く。新幹線が通ったが上手く撮れなかった。新幹線のいない写真。


 鉄道マニアには、良い場所だろうな。







 この先は巡視路が無いので、途端に荒れた道。道の無い所を高い所を目指す。一度降るような所もある。ヤマップ頼りで三角点に到達。「4等三角点・点名は花房・85m」














 近くの木に、12年前に提げた「点名札・花房(けぶそ)」がまだ残っていた。奇跡だな。
 ここは「花房山」としても良いな。12年前はここから藪漕ぎで、細坪町の神社マーク目指して藪漕ぎで下山した。






 今回も藪漕ぎで下山、藪の無い所を選んで下山開始。所々に道らしきものがある。


 クロモジ

 ヤマザクラ







 道は無いが、途中の作業道の跡みたいな日当たりの良い場所で昼食。下山開始。適当に藪を避けて降りて行ったら、民家の屋根が見えてきた。









 上手い具合に民家の間から舗装道路に出られた。神社のまだ手前だった。








 あとは舗装道路を歩い戻るだけ。坪野町の中は歩道が付いている。







 イヌフグリ          チンチョウゲ。        リュウキンカ






 新幹線のガード迄戻ってきた。あの先に車が置いてある。

 車に乗り、今度は「大蛇山」の三角点を目指す。8号線から加賀インターの前を通り、橘町へ行く道に入り、突き当りの北陸自動車道のガード下を抜け、左へ100m、右へ200mで突き当りに車を置く。



                      下へ続く。


 「大蛇山」




 地図を見ると溜池があるから、溜池の管理道路と思われる。目の前の階段を登ると溜池がある。13.15分。









 ここから「大蛇山・三角点」まで道は無い。







 地図を見ても判るように、一番高い地点に三角点が鎮座している。とにかく高い地点を目指して、登り易い所を登る。







 山の斜面に杉の植林の作業道らしきものが残る。突然に開けた三角点のある頂上に出た。藪では無くて三角点が見えた。
「2等三角点・点名は右・104m」







 保護石に囲まれている。昔は、国土地理院の2万5千分ノ1の、大聖寺という地図で三角点を探訪していた。大聖寺地図の三角点のほとんどを訪ねたが、2等三角点はこれ一つだった。14時。







 国土地理院のホームページて「点の記」が読める。それによると「点名は右・場所は俗称・大蛇山」になっている。ここは大蛇山に間違いない。「大蛇山」の標識もあって嬉しい。展望は無いが周りは全部透けて見える。ここが一番高い。









 名残惜しいが下山開始。ヤマップの軌跡で登った道と同じ所を降りる。登って来た方面が見える。






 カタバミ           クロモジ           スミレ




 これが国土地理院のホームページに載っていた「点の記」である。所在地は
「大蛇山」になっている。昔「点の記」という映画があった。剣岳に三角点を設置する映画だったな。






























      ■次回登山は、8/30福井の「足羽山-八幡山」へ■





  2023年05月27日(土)6回 「熊坂妙高山」




 国道8号線で牛ノ谷峠に上りにかかる辺りに、左に一軒家がある。左折してその一軒家の前からガードの下を抜け、林道を走り途中の分岐を右に入ると、突き当りの広場に着く。S女史と健康登山に「「熊坂妙高山」に登る。








 イノシシ捕獲檻の後ろに「熊坂線№29番」の、鉄塔巡視路標識がある。出発。







 ミヤコワス          コナスビ           ガクアジサイ







 この倒木の先で巡視路は右の谷道を行くが、作業道が並行して続いているのでそのまま作業宇道を進む。









 作業道の突き当りで、右からの巡視路に復帰して尾根に登る。







 尾根の「熊坂線№29番鉄塔」の横に出る。









 「熊坂線№28番鉄塔」の方へ進む。








 緩やかな巡視路。









 28番鉄塔の手前に、左に降りる道が分岐している。ここを降りる。






 作業道に降りる。作業道を左に降りて一番下まで降りる。










 作業道を下まで降りたら、左に長い林道歩きになる。





 ツルアリドオシ       コアジサイ          ササユリ




 ガクアジサイ        ササユリ             ニガナ







 ようやく、牛ノ谷交差点からの直通道路に合流。一休み。









 周りは杉林の急な道路をひたすらにの穂せると、電波塔のある「熊坂妙高山」に登り着いた。






 一番高い地点には入れなかった。昔は建物と電波塔があった。去年は空っぽの空き地。今年は真ん中に小さな機器。扉があり中に入れない。








 この柵の中に三角点がある。「三等三角点・大平・標高265m」







 少し下がった所に電波塔が2基。


 最初の電波塔の前の日陰で昼食。


 下山開始。降りは車道を下まで一直線。




 トリアシショウマ       ウリノキ          アザミ




               ヘビイチゴ







 国道8号線の手前、右に作業道を戻り、朝降りた道で登り返して戻る。









 朝は気が付かなかったが、電波塔が見えた。







 車を置いた駐車場に無事到着。









 駐車場の100mほど下に水汲み場がある。石仏が置いてあり汲みに来る人が居る様だ。






      ■次回登山は、5/31「手塚山」へ■




  2022年03月20日(日)5回 「熊坂妙高山」往復




 
「熊坂妙高山」と言っても誰も知らないが、2009年に新聞で名前を見付けた。以来3回登って居る。今回は6年ぶり4回目の登山。国道8号で加賀ICを越え牛ノ谷峠にかかる前、左に大きな一軒家。左折して家の前からJRの下を通ると熊坂町・高地線という舗装路。








 途中の分岐を右に進むと突き当りの広場に出る。この先車は入れない。イノシシ捕獲檻の後ろに「熊坂線№29」の標識。ここから歩く。







 ネコノメソウ         チャルメラソウ        スミレ








 しばらく歩くと分岐に橋が架かり「熊坂線・№29」の標識。








 しばらく進むと新しい作業道が分岐。同じ方向だ右下の谷道が巡視路。








 ぐちゃぐちゃの巡視路で突き当りを右に登ると、尾根に登り着き、鉄塔が見える。








 №29鉄塔に登ってみる。昔は頂上電波塔が見えたがな。今は見えず。








 戻って「№28番鉄塔」の方へ進む。









 手入れのされた巡視路。








 №28番鉄塔が見える地点まで来ると、左の谷から巡視路が登ってきている。








 その巡視路を降りる。









 地図に載る林道をぐるりと時計回りに歩く予定が、新しい作業道に出た。林道と作業道が重なったと勘違いして左に作業道を降りる。







 間伐で作業道かあちこちに出来ている。時計回りに歩く予定が、いつの間にか時計の反対周りを歩いている。気が付いたがそのまま進む。地図にあるため池。








 イノシシ捕獲檻がある。「牛の谷信号交差点」からの本通りに出た。交差点から200mほど入った地点だ。








 ここから頂上まで、舗装してある一直線の車道を登る。








 ここにもため池。地理院地図に載っている。








 分岐に出た。ここへ出てくる予定だった。帰りはここから戻ろう。右に登って行く。








 車道だが、とても急坂である。一般車は通行出来るか不明。








 ようやく頂上の建物が見えてきた。









 一つ目の建物・電波塔の前を通ると、二つ目の建物と電波塔があったが、なんと建物電波塔が撤去されて更地になっていた。






 柵に囲まれた広い更地の隅に「3等三角点」がある。点名は「大平」、標高は「265.17m」である。ここが
「熊坂妙高山」である。少し下った所の海側に電波塔が二基あり、合計三基のの電波塔山である。








 柵の外側に「フキノトウ」の群落。








 福井の方面が少し見える。









 広い電波塔撤去跡広場で昼食。







 記念撮影をして下山開始。










 少し下がった広場より海が見える。ここから作業道でも降りられたら近道だ、と覗いて見たが道不明。





 白いショウジョウハカマ    マンサク           ミヤマシキミ




 カタバミ           エンレイソウ         アオキ








 滑りそうな道。










 分岐まで降りてきた。ここから林道を遠回りして戻ろう。






 この林道は、6年前は荒れた藪林道だったと記憶しているが、今はよく整備されている。最近の間伐で林道が整備されたようだ。









 電波塔が近くに見える。藪漕ぎすればこの林道に折れられそうだな。







 どうやら道を間違えた地点まで戻ってきた。










 尾根まで登り、「№28鉄塔」に寄ってみる。北潟湖の風力発電機が見える。






 「№29番鉄塔まで戻り下に降りる。谷道巡視路を通らず、作業道によじ登り、作業道で戻った










 車を置いた場所まで戻ってきた。







 途中の祠に寄ってみる、御不動さんらしい。


 久人振りの「熊坂妙高山」は春の気配が感ぜられて楽しかった。






             ■次回登山は、3/23加賀の「中海山-阿稜山」へ■



  2016年04月12日(火)4回 「熊坂妙高山」を散策



 昨日、S女史よりメールが来た。喪中ですがひと月も経ったので、気晴らしにちょっとだけ歩きたいのですが?。私は9時に歯医者の予約があったが、それを終わってから、しばらく歩いていない「
熊坂妙高山を歩く事にした。国道8号線の。加賀インターへの交差点を過ぎ、牛ノ谷峠にかかる前に、左に一軒の民家がある。左に折れ、民家の前を通りJRガード下を抜け、右に林道に入って進む。途中に分岐があるが右に折れ8号線と平行に進む。







 10.40分に、三差路に車を置く。もう少し先まで車は入れそうだが、用心して早めに車を置く。










 少し歩くと水汲み場がある。水汲み場に名前が無い。名付けるとすると「熊坂名水」か?。








 さらに進むと舗装路の終点に着く。小さな広場。左にも林道があるが、直進する鉄塔巡視路を進む。









 谷沿いに進むが、木が倒れこんで大変な巡視路である。








 谷を登りつめたような感じで、右の斜面を登り出し、「鉄塔熊坂線№29」に登り着く。鉄塔下には、早くもワラビを見付けて今年初めての収穫だ。28番に向けて尾根伝いに巡視路を歩き出すと、いろんな花が出てくる。目の前に倒れこんだコシアブラ。シュンランは今年初めて。前回と同じような場所だ。





 チャルメラソウ        ワラビ            コシアブラ




 ミツバツツジ         ミヤマシキミ         シュンラン



 右手の木の間から、これから行く頂上の電波塔群が見える。







 28番鉄塔の見える所まで来ると、左下から巡視路が登ってきていて、合流する。合流点に鉄塔案内板がある。28番鉄塔が見えるので行ってみる。11.25分。









 特に展望は無し。戻って分岐より急坂を下に降りる。林道に降り立つ。








 左にぐるりと林道を周る予定。まだ今年は林道が手入れをしてない。次から次へと松の倒木が道を遮る。









 ようやく国道から直接登ってきている道に合流。12.05分。ここから頂上までこの道を登る。舗装してあるがなかなかの急坂である。







 12.30に頂上到着。一番高い所にある右側の中継所に三角点があるはずである。鉄柵が張り巡らされて入り口も開かない。外から覗いても見えなかった。
 地理院三角点情報を見ると、以前は停止で処置保留と書いてあったが、今は正常のようです。

点名・大平 標高・265.17m 






 無理をすれば柵を乗り越えられそうだが、違反はだめです。三角点確認は諦めて昼食。









 下山開始。まっすぐに八号線を目指して降りる。途中に「ため池」の横を通る。13.30分。








 八号線の見える所まで降り、田んぼの向こうに見える巡視路案内板まであぜ道を行く。「熊坂線№27」を鉄塔目指して登る。








 13.55分に「熊坂線№27」の鉄塔に登り着く。展望なし。尾根筋の巡視路は、整備されているようで歩きやすい。春の花が色々と咲き出してきた。名前は間違えているかも知れません。







 イカリソウ          ヨウラクツツジ        エンレイソウ




 ミズキ?           アケビ           クサイチゴ






 28番の鉄塔まで戻り着く。新緑の季節に入ってきたようだ。29番に戻り着く。この先30番・31番と巡視路が続いていて、以前一度だけ通ったことがある。









 今回は夕方より仕事があるので、29番鉄塔より、朝登って来た巡視路を降りる。14.45分に三差路に置いた車が見えてきた。収穫のワラビとコシアブラを半分分けて頂き、ありがとうございました。






      


 4月11日(月)・昨日の写真少し載せます。



 昨日午後より、友達とランチして、夕方までドライブしてきた。鶴来樹木公園。桜は散り、当てにして見に来たカタクリは一本。




 先へ進んで吉岡園地。新聞に記事が出ていた
「オキナグサ」。絶滅危惧種。初めて見た。看板によれば、石川県では手取川中流域辺りにのみ生育。個体数は170しかなく盗掘により絶滅が心配される植物。特別の許可を受け現地の種を育てている。ここには多い。




 続いて、小松のなかうみの里の
「シバザクラ」。加賀里山逍遥の待ち合わせ場所として重宝している。晴れていれば白山が見える。




 山中温泉より峠を抜けて丸岡の竹田の里。今日の目的地なのだが、ネットで調べた桜の名所。近くにこんな桜スポットがある事は知らなかった。たけくらべ公園の
「シダレザクラ」。良かった。







      ★次項2016年の32回登山は、4/16の岐阜県「舟伏山」★




  2011年03月16日(水)3回 「大蛇山」を探索 



 国土地理院の、二万五千分の一の地図「大聖寺」の中に、二等三角点が一つだけある。「右」という名の三角点である。調べてみたら、住所は加賀市奥谷町で俗称「大蛇山」と書いてある。そこでこの山を
「大蛇山」にして、この近くの三角点も確認出来たら、ここにまとめて載せようと思う。



 
① ▲「右」二等 103.89m


 国道8号線の、熊坂交差点を加賀インターの方へ入り、高速道路の下を潜り、道なりに行くと信号がある。道は右へ曲がり国道305号線に続くが、信号を左に曲がり高速道路の方へ進む。前方に高速道路と、その上の山のピークが見える。あの山が「大蛇山」に間違いない。








 高速道路の下を潜ると、道路は左に折れ、300mくらいで右に回り、行き止まりの「貯水池」に着いた。ここから先は道が無い。池の左は勾配が急らしく見えるので、堤を渡って右の杉林の中を登る。下刈がしてあるようで、案外登りやすい。








 尾根の上まで登り、左に尾根筋を登って行く。雑木林を登って行くと、右に大きな窪地があり、そのふちを登ったら、広い空き地があり、三角点が鎮座していた。








 山は見通しはきかないが、完全なるピークで、四方が見えるようだ。三角点名は「右」だが、地元の俗称により、ここを「大蛇山」にして、山名札を提げた。


 三角点探訪のテープが三っつ程付けてあるが、地元の「加賀低山徘徊部」の、立派な点名札が見当たらない。朽ちてしまったようだ。





 三角点情報「大蛇山」
 三角点名・右
等級・二等三角点
標高・103.89m
所在地・石川県加賀市奥谷町




 田のあぜ道に「ヒメオドリコソウ」が咲きだした。






  2010年03月28日(日)2回 「熊坂妙高山」を散策





 昨日は「西山」で雪山を満喫。今日は春を探しに、誰も登らない
「熊坂妙高山」を歩く。前回と同じ名水汲み場の先の、広いところに車を置く。ここは名水を汲みに来た車の、方向転換場所になっている様だ。参加者はSN女性コンビと、N氏の4人。10時歩き出す。天気は良くない。早速なにか咲いているぞ。










 まず「スミレ」










 10.15.鉄塔29番に登りつく。ここから頂上の鉄塔群が以外に近く見える。









 ここから28番鉄塔に向かう。尾根を歩いていて「シュンラン」を発見。野生の春蘭は余り見かけない。まことに美しい。気品がある。春の花の女王様かな。









 28番鉄塔の手前から、右に降りる鉄塔巡視路がある。ショウジョウバカマの花盛りである。










 しばらく降りると、すぐ林道に降り立つ。ここから左に林道を歩き出す。広い林道だが、両側から倒木が次から次へと現れる。今年は雪が多かったので、被害が多いようだ。









 「オオキツネヤナギ」の花。我グループの植物博士S女史が調べてくれた。この林道はぐねぐねと結構長い。









 11.00.に、八号線からの直線道路に合流する。このあたりに「カタバミ」が多い。道路は舗装してあるが、中々の急坂である。









 11.30.電波塔が林立する頂上に到着。NTTの建物の片隅にある三角点で記念撮影。この三角点は停止で、ここに保留してあるらしい。









 建物と建物の間の空き地で昼食。











 1時間近くもいて下山開始。国道8号線の見えるところまで降り、右に見える鉄塔27号の登り口を、田んぼの縁を歩いて探し、27号の矢印を見つける。これは「シナミズキ」の花らしい。最近「ヒュウガミズキ」とかが切り取られて問題になっている。







 27番鉄塔に登り付き、28番鉄塔に進む。「ミヤマシキミ」












 「ヤエザキイチゲ」が咲いていた。28番鉄塔の先で、朝降りた巡視路分岐を過ぎ、春蘭の写真をもう一枚撮る。








 29番鉄塔より降りれば車に出られるが、30番鉄塔の標識があるので、初めての道を進んでみる。30番鉄塔に到着。「コブシ」も膨らんできた。











 30番鉄塔は、車を置いた地点の丁度上辺りだろう。ここから降りる道が無い。仕様が無いから続いて31番鉄塔に進む。ここにも降りる道が無い。まだ先に道が続いている。ここを又も進むと、ようやく右の斜面をジグザグに降り出した。14.30.林道に降り立つ。大分行過ぎたが、尾根を歩く巡視路は気持ちの良い縦走路だった。ぶらぶらと戻り、名水を飲んで車に帰る。14.38着。





  2009年03月07日(土)1回 「熊坂妙高山」初歩き



 新聞の「里山の風景」という記事に
「熊坂妙高山」が載った。大聖寺藩奉行の宮永理右衛門の紀行文として、次のような文が紹介されている。「熊坂妙高山は、松等茂り高き山なり。吉崎鹿島あたりを初め、福井までも見渡し、西北は満々たる大海、其の景色筆紙に及ばず。但し快晴を選び行くべし」。


 国土地理院地図を調べていると、頂上まで実線の道が書き込んである。頂上に電波搭があるらしい。補修用に林道が、頂上まで通じているのかも知れない。国道8号線を加賀市から牛ノ谷峠を越えて、福井県に降りた最初の交差点信号「牛ノ谷」を左に折れ、林道は一直線に頂上まで続いている。


 また国道8号線が開通する前の、旧熊坂道が、8号線の東側に、平行して走っている事を地図で確認。妙高山は標高が低い山なので、この道を利用して遠回りで登る事にする。






 9.00に国道8号線の分校町の「ゆめのゆ」の駐車場で待ち合わせ。70歳越えコンビとS女史の三人。国道8号線を走り、加賀インターを過ぎ、熊坂峠に登りに掛かる手前、左の畑の中の一軒家の方へ曲がる。すぐ是JRの線路の下をくぐり、右の舗装してある林道を進む。杉林の林道を行くと、途中右に石仏が祀ってある。さらに進むと、左に名水の表示があり、水汲み場がある。あまり冷たくない水だ。








 名水から先、200mくらいで舗装が切れ、道が広くなっているので、此処に車を置く。地図では真っ直ぐ登山路があり、向うの林道に出ることになっている。9.20.出発。










 舗装の無い林道を100mほど進んだら、林道は左に曲がり、直進方向には、鉄塔巡視路が続いている。方向的には直進の巡視路が、登山道だと思うが、林道をしばらく進んで見る。やはり林道は行き止まりで、其の先には道が無いようだ。戻って直進の巡視路を行く。







 峠の上まで出たら、巡視路は左の高台の鉄塔に続いている。地図では道は、鉄塔に登らずに、平行して直進している筈だが、踏み跡が定かでない。仕方がないから鉄塔まで登る。熊坂29番鉄塔。大きな松の木の向うに、電波搭が林立している小さなピークが見える。あそこが今日の目的地らしい。28番の鉄塔から27番の鉄塔まで進む。国道8号線の車の音がする。








 27番の鉄塔から段々と降り、田圃に出た。小川があったので右に遠回りしたら、8号線の牛ノ谷交差点に出た。10.20.ここから左に折れ、舗装してある林道歩きとなる。200mほど入ると、左に舗装のして無い林道がある。ここへ降りてくる予定だったが、ちょっとずれた。








 林道は狭いが舗装してある。車が入り込んでくるのか、最初は道端にごみが捨ててあったりして雰囲気は良くない。杉の林が続く。舗装はしてあるが中々の急坂だ。途中左に林道が分岐している。帰りはこの林道から戻る予定だ。道が左に回りこむ様になると、杉林の間から海岸線が見える。前方に電波搭と建物が見えて来た。







 11.05.大きな電波搭が5本と建物が、頂上を支配している。周りの景色はほとんど見えない。景色が良いというので登ってきたが、ガッカリである。NTTの建物の敷地の隅に、偶然三角点を見付けた。調べてきた三角点情報では、地図には三角点の記入が有るが、実際は「機能停止で、処置は保留」と書いてあった。この三角点は機能停止で使われてはいないのだ。おそらくNTTが建物を建てるために、此処に移動したのだろう。それでも三角点で記念撮影。






三角点情報「熊坂妙高山」
三角点名・大平屋上
等級・三等三角点
標高・265.2m
停止(処置保留)









 関西電力かの建物の裏に回ったら、杉の木の間から鹿島の森が少し見えた。鉄塔に登れば景色は最高だろう。だが、間違いを起こさない為に、感電の恐れあり登るなと書いてある。








 登山で登る人は、あまり居ないようだ。誰も知らないような山に、最近は山名札を下げている。2.3年しか持たないだろうと思うが。大きな建物の柵の外の木に、下げてきた。見つける人も居ないだろう。その下辺りは「フキノトウ」でいっぱいだ。いっぱい取ってきて天麩羅にして、一人で食べた。


 柵がして入れない建物の前の、陽だまりの道路に座り込んで、お湯を沸かして食事を取る。1時間以上もゆっくりとする。











 12.50.半分ほど下った所の、林道にはいる。新聞記事では水平道と書いてある。ぐるりと山肌を回って、元の道に戻ってくる。其の先に旧熊坂峠に接続しているはずだ。さっきまで居た頂上が目の前に見える所がある。 









 「ショウジョウバカマ」が咲いていた。今年はじめて見た。春は近い。前方に送電線が見えて来た。あの電線に平行して、右に入る道があるはずだが、分岐が判らない。そのうちに林道はUターンして、北の方へ戻りだした。右に鉄塔巡視路の、28番と29番の矢印を見つける。








 巡視路に入って、急坂の斜面を登り切ったら、尾根上を横切る巡視路に登りついた。朝通った道である。こんな所に分岐があるのは気が付かなかった。分岐の右は29番、左は28番の表示がある。










 朝もちょっと休んだ、29番鉄塔の下で抹茶休憩。車まではひと下りだ。



 車を置いた「ゆめのゆ」で、一風呂浴びて帰る。




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