加賀の里山逍遥 
2005.04.より登山順

 地図作ってみました。正確ではないですが参考までに。


[加賀] 大倉岳 650.65m (小松市尾小屋町)7
[加賀]  作事嶺  559.97m (白山市阿手町)94
第21回 2023.07.30 鉱山資料館より「作事嶺」
第20回 2022.08.10. 五百峠より「大倉岳」を往復。

第19回 2020.04.21. 鉱山資料館より
「作事嶺」を往復。
第18回 2019.10.31. 五百峠より
「大倉岳」を往復。
第17回 2018.06.22. 尾小屋スキー場より、
「大倉岳」を往復。
第16回 2017.09.29.
 尾小屋スキー場より、「大倉岳」を往復。
第15回 2015.12.05. 五百峠より、
「大倉岳」を往復。

第14回 2012.11.11. 鉱山資料館より「作事嶺」経由で「大倉岳」に登り、大倉岳スキー場へ降りる。
第13回 2012.03.10. 鳥越高原スキー場から「大倉岳」を往復。登りわくわくコース。下りてくてくコース。
第12回 2012.01.08. 鉱山資料館より、「大倉岳」。登山路をカットしてスキー場のゲレンデに降りる。
第11回 2011.11.30. 鉱山資料館より「作事嶺」を経由。「大倉岳」よりスキー場のゲレンデを降りる。
第10回 2011.10.08. 五百峠より、「大倉岳」を往復。
第09回 2010.10.09. 鳥越高原スキー場から「大倉岳」を往復。登りわくわくコース。下りてくてくコース。
第08回 2010.09.27. 五百峠より、「大倉岳」を往復。
第07回 2010.02.11. 尾小屋スキー場より「大倉岳」へ登り。仏峠を経由して、尾小屋鉱山資料館に下山。
第06回 2009.04.04. 尾小屋スキー場より
「大倉岳」。仏峠より「作事嶺」を経由、尾小屋鉱山資料館に下山。
第05回 2008.10.25. 五百峠より、「大倉岳」を往復。
第04回 2007.11.14. 尾小屋鉱山資料館前より、「大倉岳」尾根コースで往復。
第03回 2006.03.07. 尾小屋鉱山資料館前より、「大倉岳」尾根周遊コース。 スキー場下山。
第02回 2005.10.11. 尾小屋鉱山資料館前より、「大倉岳」尾根周遊コース。 スキー場下山。
第01回 2005.04.28. 尾小屋鉱山資料館前より、
「大倉岳」尾根コースで往復。

  2023年07月30日(日)21回 ポッポ汽車より「作事嶺」一周





 毎日熱中症アラート発令中、老人は体力低下を恐れて地元の山徘徊。今日も「作事嶺」だけならば何とかなるだろうとポッポ汽車に車を置く。今日は何か行事がある雰囲気。話を聞くと「昔の坑道マインドロードに坑道が敷かれ、今年4回のトロッコ運転が計画され、今日が2回目」らしい。






 いつもの大倉岳登山路に入る。「10月末まで電気工事の為、大倉岳スキー場から下山できません」の案内板。








 今日も暑くなりそうだ。








 鉱山資料館の上に出る。直登の道もある。








 長い階段も先が見えてきた。








 広場に出た。十一面観音像が建っている。








 「養老年間、尾小屋の中山家に一人の女性現われ、泊めたお礼に十一面観音像を置いて行った。峠まで送ると白山が見え、女は白い雉となっ飛び去った。キジは白山権現の化身だった」。仏峠の由来である。






 ワルナスビ                        キンミズヒキ








 階段階段階段。









 暑い暑い暑い。若い女性と立話。資料館の裏から登り仏峠から降りてきたという。そんな道があるのだ。







 平坦な所に登り着いた。ベンチがあり「作事嶺」の分岐点。








 直進して大倉岳。左に登れば作事嶺・仏峠の標識。









 作事嶺に向けて登る。








 坂を登ると緩やかな尾根道。









 坂を登り主尾根に登り着き、方向を変えて尾根歩き。








 三角点のある「作事嶺」の頂上に到着。12.20分。展望無し。へたばって座り込んで水分補給、昼食。







 「三等三角点・百合・560m」。百合とは素敵な点名である。








 仏峠の方へ下山開始。途中に分岐。








 大倉岳へのコースに降りる。仏峠まで行く。








 一度降った所が仏峠だが、仏峠標柱はその先の小さなピークにある。ベンチがあるが展望無し。白山が見えたのかな?








 今日の目的地の仏峠より戻り始める。








 鉱山資料館へ降りる分岐があった。このみちは降りた事が無い。朝の女性はここから登って来たらしい。初めてだか降りて見よう。







 急坂も無く整備された登山道。









 方向的に近道かな、と思ったがとても大回りしている遠回りだった。途中に分岐あり。







 砂防ダムの横の石段を降りる。









 二つ目の砂防ダムの横の石段を降りる。








 資料館裏の広場に出た。マインロードの入口前を通る。暑くてバテバテ。S女史が冷たい飲物を買って迎えに来た。いつも老人のお世話をさせて申し訳ありません。






            ■次回登山は、8/7「上高地散策」へ■





  2022年08月10日(水)20回 五百峠より「大倉岳」往復



 熱中症アラートで外で運動は止めとけとか、老人はクーラーを掛けて部屋に居ろとか大変だ大倉岳は。五百峠まで車で上がれば何とか登れそうだ。水害被害の交通状況を調べたら、尾小屋から五百峠までは車は通れそうだ。尾小屋から五百峠までまでは一車線の林道並みの国道(酷道)である。前方より車が来ないように祈りつつそろそろと登る。途中2台と遭遇したが先方の車が下がってくれた。峠から鋭角で戻るように車道があり、スキー場の上へ出れる。





 すぐ空き地があり車が置ける。スキー場の建物が改装工事をしているようで車が何台も登ってきている。










 山に向かってゲレンデの上を歩いてゆく。ゲレンデ下の建物が見える。普通はあそこから登る。





 オトギリソウ         オトコエシ         ヘクソカズラ




 ネム              オカトラノオ      .   クルマバハグマ






 林の中の登山コースに入る。



 頂上まで1.2km。老人向けコースである。










 広い林間の登山道。






 最初の急階段が始まる。









 ツルリンドウ          ドングリ         オトコエシ







 二度目の階段の下で休憩。









 最期の急階段。







 雪のある時お世話になる避難小屋。ここは小松市。









 その上に在るあずま屋は能美市。3等三角点、標高651m、点名は蛇谷。






 あずま屋で昼食。広い頂上広場を散策。ポッポ汽車から登ると、ここへ到着する。









 ワラビがいっぱい。山は鷲走岳らしい。今日は白山は見えず。
 大日スキー場からの道はあまり人が歩かないようで半分藪のようだ。下山開始。




 昔提げた山札          ワラビ           リョウブ




 ホツツジ





 スキー場の上まで戻ってきた。置いた車が見えてきたら、隣にショベルカーが見えてビックリ。車を置いた空き地に砂置き場があり、ショベルカーとダンプが砂を取りに来ていた。広い場所だったので何とか仕事の邪魔にはならなかったが平謝り。

















 帰りは丸山から牛ヶ峠から大杉へ下りようとしたら、丸山で通行止めになっていた。横の川が溢れたようだ。戻って尾小屋へ下りた。




    ■次回登山は、8/16小松の「清水山-茶臼山」へ■



  2020年04月21日(火)19回 ポッポ汽車より「作事嶺」往復



 「大倉岳」は、地元小松市の山なので良く登って居る。昔は良く「ポッポ汽車」から登ったもので、「作事嶺」を経由して登った事もある。しかし最近は寄る年波に勝てず、五百峠からスキー場の上まで車で上り、大倉岳を往復していることが多い。




 少し藪っぽい里山が好きなので、あまり人には遇わない山として、ポッポ汽車から「作事嶺」だけを登る事を思いついた。今日は付添い人としてS女史も参加。9.35分に尾小屋町のポッポ汽車に車を置く。ここから「作事嶺」に登るのは8年ぶりだ。







 車の反対側が登山口である。9.45分。









 いきなり急坂が続く。







 「ミツバツツジ」が満開である。









 十一面観音像の建つ広場に到着。これから目指す「佛峠」の由来が書いてある。「養老年間に尾小屋の中山氏宅に疲れた女泊まれり。厚く待遇し、元気になり尾小屋・阿手間の峠まで送る。女は礼に十一面観音像を渡し、我白山を見る事を得たり。さればこれにて別れんと、白キジになり飛び去った」。今日は「佛峠」まで行く予定。





 観音像広場から、さらに急坂を登り切り緩やかになると、「作事嶺」への分起点に到着。「作事嶺・佛峠」の標識がある。10.25分。









 昔は藪っぽい道だが、今はよく手入れされた登山道である。広い尾根歩きである。







 右手に「大倉岳」が木の間に見える。









 左手は木の間に尾小屋の町らしき。








 小松市・白山市の境界に登り着き、「オオカメノキ」の咲く登山道を行く。よく整備されている。







 「作事嶺」の頂上に到着。特に高いピークではない。三角点があり頂上広場になっている。展望なし。昔は藪になってあり三角点を探し回ったものだ。ゆっくりと昼食。





 三角点情報・「作事嶺」
三角点名・百合
等級・3等三角点
標高・559.97m
 
 昔作った山札がまだ残っていたな。







 佛峠の方へ降り始める。途中に一ヶ所右に降りる道がある。水場辺りに出るようだな。直進して登山道に降り合流し、少し進むと仏峠の石標が見えてくる。







 佛峠に登り着き振り返ると、先ごろまで居た「作事嶺」が見える。ここから「白山」が見えるのかな?。今まで見た記憶がない。







 仏峠から戻り下山開始。









 水場がある。







 最後に下に鉱山資料館が見えたので、近道をして石段を降りた。








 坂を降りるとすぐポッポ汽車が見えてくる。



















 アケビの花          ミヤマシキミ         オオカメノキ













 食べれるとか?        ニシキゴロモ        ツバキ




 クロモジの花


 コシアブラ


 誰にも遇わない近所の里山徘徊でした。




     ■次回登山は、4/25加賀「長尾山」へ■



  2019年10月31日(木)18回 五百峠より「大倉岳」往復


 S女史と
「大倉岳」に登る事になった。しばらく鳥越高原の方から登って居ないので、てくてくコースから登りわくわくコースを降りるつもりでやってきた。



 鳥越・別宮の町から県道44号線で、「鳥越大日スポーツランド」に到着。地図を見るとスキー場ではなくてスポーツランドになっていた。広い駐車場は鎖で入れない。向こうに大倉岳が見える。9.10分。用意していたら地元の人が車で追いかけてきた。スポーツランドの使用時にポランティアとして働いている人らしい。






 最近こちら側から登る人が少なく、登山路がだいぶ藪になっている。しかも最近近くで熊が出たらしい。けが人もあったようだ。こちらから登るのは止めた方が良いのではないか、という話。

 




 ここから尾小屋町に出る県道109号線は、通れるようなので、尾小屋町に出て、国道416号線で五百峠まで上がり、スキー場の上に入り込む。スキー場はリフト架線の架け替え工事中で入れない。林道に留める。







 大倉岳に向かって歩き出す。









 歩きやすい道だが急坂階段もある。





































































 11.15分に頂上に到着。あずま屋に先着男性一人。三角点がある







三角点情報「大倉岳」 
三角点名・蛇谷
等級・3等三角点
標高・650.66m
 







 山に雲があり、白山は見えない様だ。



 ススキの原になっている。











 昼食していたら、白山がかすかに見えてきた。




 のんびりとして、同じ道を下山開始。















 林道の車に到着。尾小屋に出る国道は細いので、牛ヶ首峠に出て、大杉町に降りた。








    ■次回登山は、11/2「猪鼻山」へ■



  2018年06月22日(金)17回 スキー場より「大倉岳」往復



 ちょっとだけ
「大倉岳」を歩いて来ることになった。8.00時に「せせらぎ郷」でS女史を乗せ8.15分に大倉岳スキー場の一番上の駐車場に車を置く。ゲレンデに登る道にアジサイが植えてある。スキー場の建物には人が居る様だ。ゲレンデの下の方に「コスモス畑」を育成中だ。周りを網で囲ってある。







 前回と同じく、突き当りの急斜面ゲレンデを登り出す。初めはゲレンデの草が刈ってあったが、三分の二くらい登ったら草が刈ってなかった。なんと藪漕ぎになった。






 今日は藪漕ぎは予定に入ってなかった。こんな斜面の藪に、イノシシのぬた場があり、獣道がある。9.05分にようやくゲレンデ上の林道に登り着く。









 ここからは広い道で日差しが遮られて気持ちよく歩ける。時々急坂に出ると、階段になる。















 10.10分頃到着。頂上の広い斜面に「ササユリ」が幾つも咲いていた。




 「三角点」の前にもササユリ2本。




 白山はだいぶ雪が少なくなって、灰色になってきた。




 県境の山並み。昔はここにリフト終点駅があった。





 少し下がって、仏峠の方から登ってくる地点にある頂上標識。我々も小さな札を提げる。



 あずま屋で1時間ほど、のんびりと時間の早い早い昼食。誰も登ってこない。11.20分頃に下山開始。





 ナツツバキの木が多い。花が落ちていたので見上げたら、高い所に花が咲いていた。




 降りは急斜面ゲレンデは諦めて、二本松から緩やかな斜面を降りる。




 右手に先ほどまで居た「大倉岳」の頂上が見える。この斜面はとても楽ちんだが、大分遠回りになる。




                 季節外れのコスモス一輪。 12.55分頃車に戻り着いた。



   ■活動時間 4時間39分 Ⓢスタート8.15→(1時間53分)→大倉岳10.08-11.22(1時間14分)→
         (1時間32分)→Ⓖゴール12.54
   ■活動距離 5.5km  ■高低差 410m  ■累積標高上り/下り 777m/857m
   ■次回登山は、6/24「箱屋谷山」へ■





   2017年09月29日(金)16回 スキー場より「大倉岳」往復


 加賀の里山逍遥のつもりが、最近県外ばかり歩いている。今日は久しぶりに
「大倉岳」を歩くことにした。家にある菓子とバナナをリュックに放り込み、11.05分に家を出る。11.45分に大倉岳スキー場の駐車場に車を置く。バスが二台、子供たちの遠足か?。ゲレンデ下の広場で食事中だ。
 下の緩斜面は車道を歩き、その上の急斜面は適当にジグザグと登り切る。12.20分。ゲンノショウコがいっぱい咲いている斜面だった。急斜面ゲレンデの上のリフト駅は、跡かたなく無くなっていた。




 初めは緩やかな散歩道。途中に急坂の階段が三ケ所くらい。




 途中に、一ヶ所だけ展望地点あり。




 13.45分、頂上到着。白山にちょっと雲が掛かる。左手前の山は「鷲走ヶ岳」で反射板がある。




 右から笈岳と大笠山。県境の山々。40分近く、一人きりで辺りを眺めて昼食。




 14.25分に下山開始。帰りは急斜面ゲレンデは降りずに、先へ進み隣の緩斜面ゲレンデを降りた。15.45分に車に到着。下斜面にコスモスが植えてあるが、あまりパッとしないな。



   ■活動時間 4時間2分 スタート出発11.44→1時間56分→大倉岳13.40-14.29(49分)
         →1時間17分→ゴール駐車場到着15.46分
       
   ■活動距離 5.4km ■高低差 391m  ■累積標高上り/下り 607m/606m
         ■次回登山は、9/30「三方岩岳」へ■






  2015年12月05日(土)15回 五百峠より「大倉岳」往復


 しばらく
「大倉岳」に登っていないことに気が付いた。土曜日なのでメールで呼びかけたら、大阪のN女子が、恒例の(高齢のかもしれない)の誕生日登山をやろうと言ってきた。人はあまり集まらなかったが、土曜日に決行と云う事になった。予報では天気が悪く雨模様だが、頂上に小屋があるから何とかなるだろうと言う事になった。


 9時頃「せせらぎの郷」待ち合わせ。やはり小雨だ。せせらぎの郷の冬桜は雨の中を咲いている。





 N女史とS女子を乗せて、車一台で尾小屋のスキー場から往復する予定だったが、天気が悪いので、尾小屋の町から国道416号線をそのまま進み、「五百峠」まで入り込んだ。うまい具合に通行止めになっていない。まだ雪は積もってい無い様だ。この国道は道が細くて緊張する。うまい具合に対向車もなく、五百峠付近から、スキー上部に通ずる道に入る。9.30分に到着。




 完全武装でゲレンデの上を進む。向こうに大倉岳の頂上が見える。















 段々と積雪が出てきたが、大した事はない。小雨である。10.50分に頂上の東屋に到着。記念撮影。久しぶりの雨の登山。あまり寒く無くてありがたい。








 ちょっと下の避難小屋で昼食。避難小屋はだいぶ傷んできている。大きな鍋が出てきて、温かい鍋料理。






 食後に大きなバースディケーキが出てきて、78歳のローソクに点火。記念撮影。ありがとうございます。おまけに「記念品」まで頂いて申し訳ないです。









 12.15分頃に下山開始。








 「ヒラタケ」を見付けた。









 「ナメコ」も見付けた。雨は段々と止んできた。







 13.20分頃に、車まで戻り着いた。一週間後の日曜日が、スキー場開きのようだが、どうなる事かちょっと心配だ。少し寒くなってきたが、やはり暖冬のようだ。




 五百峠からは尾小屋の方へ下りずに、大杉の方へ下りた。その方が少し道が広いような気がする。せせらぎの郷で温泉に入った。N女史はこれから大阪へ帰るらしい。また来年も山行きに誘って下さいとの事。しばらく逢えないですね。来年もお互いに元気でいたいですね。




         ●次項2015年・第81回登山は、12/8「遺水観音山」へ●







  2012年11月11日(日)14回 資料館-「作事嶺」-「大倉岳」-スキー場




 午後から雨の予報。降られても良い小屋のある「大倉岳」になった。N氏とH姉妹に尾小屋町ポッポ汽車で落ち合う。H姉妹は最近歩き出したばかりで、大倉岳は初めてらしい。8.50分に歩き出す。








 十一面観音像経由、急坂を登って、9.20分に「作事嶺」の分岐登山口に着く。標識は壊れそうだ。







 全体が紅葉している。入り込むと途端に手入れの無い藪道となる。歩く人は少ないようだ。大倉岳が望める地点がある。







 ナメコ発見。皆様は目が良い。すぐ見付ける。登山路は荒れている。藪になっている。だが、坂道は必ず木の階段になっている。階段が歩く目当てだ。







 作事嶺の頂上は、平らで広くて、どこが頂上か判らない。自分の提げた山名札と三角点を探して、あちこちウロウロ。大きな看板の裏に三角点を見付けた。10.15分。






 仏峠の近くに降りる予定が、どこで道を間違えたのか、本道の、水芭蕉群生地へ降りる地点辺りに出た。ちょっと遠回りになった。
 





 本道を少し降り、作事嶺合流地点を通り、坂を登ると「仏峠」に着く。10.40分。



 ところで、作事嶺頂上にあるこの看板の案内図は、昔のもので、作事嶺への遊歩道や、今は使われていない遊歩道も書き込まれている。ちなみに、ポッポ汽車登山口の看板には、この作事峰に登る遊歩道の記入がない。道を整備して復活すべきだ。良い山だもの。




 仏峠を過ぎて一度大降りをする。前方に大倉岳が近ずいてくる。




 登ると展望が開ける。さっき通過してきた「作事嶺」が大きい。小松ドームも見える。







 11.30分、大倉岳の頂上到着。誰も居ない。あずま屋で食事と思ったが、雨が降りそうになったので、避難小屋の方へ移動。








 ぼろい小屋だが、フアンが居るようで、きれいに掃除してありバーベキューの設備がある。







 とうとう雨になった。食事するには小屋は有難い。12.20分、合羽を着こんで下山開始。








 下山に際し集合写真。N氏とH姉妹と私の四人。








 スキー場の方へ降りる。本道の登山路は実に良く整備されている。横に手をつないでもゆっくりと歩ける。スキー場の上より、一番急なゲレンデをジグザクに降りた。この斜面は上から見ると、怖いくらい急なので、いつも遠回りして緩斜面を降りていた。しかし雪の無いこの時節、皆に付いて、斜めに行ったり来たりして降りると、思ったより簡単に降りられた。おまけにだいぶ近道になる。13.40分、車に到着。



      
▲次回登山は、2012/01/11「粟津岳山」へ▲ 






  2012年03月10日(土)13回 鳥越高原より「大倉岳」往復



 今年一月に登った時、大日スキー場からの踏み跡があった。上からスキー場が見下ろせて、ゲレンデが頂上まで続いている。あそこを登ると気持ちが良さそうだな、と思ったものだ。新聞に、「今年の鳥越高原大日スキー場は、終了しました」と載っていた。しかも今後このスキー場は廃止との事であった。3日ほど前、国道360号の別宮を通ったので、確認の為スキー場まで行ってみた。途中に村を幾つも通るので、除雪は完璧である。スキー場の駐車場の入り口に、鎖止めがあり次の張り紙があった。


 
「当施設をご利用の場合は、事前のご予約が必要です。遊歩道のご利用に於いても、予約にてご利用頂いております。管理者・NPОとりごえ 電076・254・2586」



 雪はどっさり残っており、頂上に続くゲレンデも、真っ白に上部まで見える。



 「遊歩道を通るにも予約をしてください」とは少しびっくりだが、前日に電話した。気を付けて登ってください、との事でした。9.50分にスキー場の入り口前の広場に車を置く。先着一台だけ車が置いてある。鎖を跨いで広い駐車場を横切り、大きな建物の間からゲレンデを歩き出す。雪が締っているのでカンジキは着けず。






 右手から頂上へ伸びる広いゲレンデを登りだす。すぐ左に分岐しているゲレンデが、上にまで続いているように見えたので、登って行ったら行き止まりだった。その先の斜面の下からゲレンデが上に続いていた。斜面を滑り降りて、主ゲレンデを登りだす。






 ゲレンデ登りは気持ちが良い。結構急な斜面も、適当に表面が柔らかくて、滑る心配がない。




 振り返ると広いゲレンデが広がる。





 登り口の大日ロッジの標高、327m

 10.33分、420m地点


 10.53分、500m地点


 11.18分、550m地点


 11.33分、600m地点


 山頂の標高、651mと書いてある標識。





 標高560m位から、緩やかな斜面になる。やがて右から、仏峠からの尾根が合流してくる。






 11.50分、最後の急な斜面を登り切って頂上到着。
 あずま屋に3人の若者が居た。スキーが立ててある。話を聞くと、朝、大日スキー場の下に車を一台置き、尾小屋の大倉岳スキー場から登ってきたらしい。後は我々の登ってきた斜面を、滑り降りるだけらしい。

 今日は付添人のS女史と二人のパーティ。避難小屋に入って昼食。一時間近く居て12.45分下山開始。




 反射板の横から「てくてくコース」を降りだす。道は良く判らないが、尾根で見通しが利くので安全。急な斜面に来るとソリで滑る。所々にシリセードの跡を付ける。




 途中のリフト頂上駅より、最後の急斜面を滑り出す。ヨーイ・ドン。




 スキーは出来ないがシリセード(尻制動)は得意。ここは100m程滑ったようだ。尻の跡を振り返って満足。我々が登った向こうの斜面を、頂上に居た3人組が滑り降りてゆく。見ていると、あっという間に下まで着いた。早い早い。






 14.30分、車に到着。


 帰りに、山頂から見える大日川ダムに寄ってみた。阿手の村を抜けてトンネルを抜けたらすぐ着いた、ダムの上を半分ほど歩いて行ったら、大倉岳の頂上が見えた。反射板もあずま屋の屋根も見える。





 ところでスキー場が廃止されて、自動車のレース場が出来るらしい、と云う噂を聞いた。これからも、こちら側から登りたいと思うが、どうなるんでしょね。






  2012年01月08日(日)12回 資料館-「大倉岳」-スキー場




 今年初めての「加賀の里山逍遥の会」としての初登山。小屋があるので
「大倉岳」を選んだ。
 2010.2月にスキー場から、リフト利用で登ろうとして断られたので、今回はポッポ汽車の上の鉱山資料館の前に車を置く。除雪はしてあるが車が滑って登れない。バックして勢いを付けてようやく登る。先着の車が一台。9.30分、資料館横の急な階段を上る。今日の足跡がある。誰か登っているようだ。






 9.45分観音像を通過。積雪があるが、先行の足跡があるのでカンジキを履くことも無い。いつもの如く最後尾を歩いているので、申し訳ないが一番楽をしている。右手に大倉岳の頂上が見える。







 悪天候を予想していたのに絶好の登山日和になった。風が無く夜中の雪が木の枝に積もって美しい。






 10.20分暑くなって上着を脱ぐ。10.30分、先を歩いていた三人に追い付いた。カンジキを装着していた。積雪が深くなり、先行の足跡があるのだが、カンジキを履かないと歩き難くなったようだ。私もカンジキを履く。この冬初めてのカンジキだ。







 先行のパーティはベテランなのか、夏道を正確にたどっている。






 大倉岳が近ずいてきた。11.20分「仏峠」に到着。先行していたパーティがお茶の時間で休んでいた。三人だった。シャッターを押してもらう。我々の今日は四人パーティ。相棒のK君は細君が足の骨折とかで今日は欠席。







 休んでいた三人より先に出発。少しでも先に出てラッセルをしようと思ったのだが、先頭のラッセルはなかなか辛い。






 尾根の上まで出たら平野が見えてきた。柴山潟と片山津温泉、日本海が綺麗だ。




 大日スキー場の方から足跡が登って来ているが、ここから折り返してスキーで滑り降りている。下の方にスキーヤーが見える。ラッセルを入れ替わり。




 写真を撮っている間に、だいぶ置いて行かれた。先行三人の他パーティ、後ろの三人は我パーティ。最後の急坂に挑んでいる。今日の登山者全員である。




 13.00時大倉岳頂上に到着。背丈より高い標識が頭を出している。






 最高地点のあずま屋、三角点付近はカットしてすぐ小屋へ。丁度昼前に到着して豚汁の予定が、1.00時を回ってしまった。雪道は時間が掛かる。先行パーティは同じ小松の住人。安宅町の男性二人女性一人でした。この小屋は案外と広く、窓が大きくて室内が明るくて良い。焚火はしなかったが今日は温かった。豚汁とコーヒー。その他色々出てくる。ドラエモンののポケットだ。




 白山は見え無いようだし、ラッセルが大変なので、あずま屋の方へは行くのをやめた。




 14.10分下山開始。暖かくなって木に積もった雪がドサリと頭の上に落ちてくる。冷たいキャー。




 展望地点より小松ドームが見える。手前の大きな山は何処かな?と、家に帰って地図を見ながらよくよく考えたら、「鷹落山」だと気付いた。なぜ今まで気付かなかったのだろう。




 ゲレンデが見えてくると、夏道を離れて谷を降りてゆく。私は初めてだが積雪時はここを降りるのが通常のようだ。急な斜面だが倒れても痛くないから安全。簡易ソリをぶら下げて来たのに、雪が深くて柔らかくて、沈んで滑らない。残念。






 15.05分、ゲレンデにたどり着く。最後に小川を渡るが大したことが無かった。すぐ上から安宅の三人組も降りて来た。我々と違ったところを降りたようだ。ちびっ子ゲレンデの横を通りスキー場を出てカンジキを外す。駐車場は満杯だ。大勢のスキー客が居るものだ。






 15.40分林道をテクテク歩いて、車を置いた資料館前に到着。朝見えなかった資料館横の階段が顔を出している。いつもポッポ汽車前に車を置くので、この階段を歩いたことが無かった。ボッボ汽車よりの道とこの上で合流する。
 久しぶりの楽しい雪の山歩きでした。








   2011年11月30日(水)11回 資料館-「作事嶺」-「大倉岳」-スキー場



 気圧配置が冬型になり、北海道は雪だ。北陸も午後から雨が降り寒くなるという。その前に近くを歩こうと、瀬領町の「せせらぎの郷」で8.30分、N女史と待ち合わせ。先に着いたので散歩していたら、せせらぎの郷の建物の後ろ、大杉谷川沿いの土手に植えられた桜の木が、いっぱい花を咲かしていた。桜と黄色いイチョウの不思議な取り合わせ。今日は「作事嶺」を歩く予定。







 全然花の無い木もある。冬に咲く桜なのか、さてまた狂い咲きなのか。









 8.55分、ポッポ汽車に車を置いて歩き出す。予報では午後から雨なのに陽が差している。
 






 観音像の横を通って登って行き、休憩所に着く200mほど手前の、平坦な登山路に標識があり左に分岐がある。左折「展望広場(作事嶺)まで1.1K」「展望広場(作事嶺)を経て仏峠まで1.4K」、直進「休憩場まで0.2K」「佛峠を経て大倉岳まで2.6K」、降りると「鉱山資料館まで1.1K」と書いてある。所がこの分岐に道が無い。誰も歩かないようだ。藪の中を探したら、戻るようにして斜面に木の階段を見付けた。





 作事嶺と大倉岳で、この分岐の標識だけが辛うじて残っている。後はすべて全滅である。尾根まで登り着いたら標識があった。落ちていた破片に「休憩場」と書いてあるようだ。ここまでも大分藪になっており、腕にひっかき傷を幾つも付けた。この休憩場も藪の中。休憩する場所が無い。






 藪っぽい登山路だが、雰囲気のいい道である。左手の方が木の間から透けて見える。木が無ければ展望は良いだろう。この標識「展望広場(作事嶺)まで?m」「休憩場まで0.5m」
 作事嶺の頂上付近は広い。未だか未だかと次のピークを登る。





 分岐を9.25分に出発し、作事嶺の頂上三角点に10.15分到着。ここが展望広場なのだろう。藪でなければ確かに広い。360度、木の間から透けて空が見える。この辺りでは独立峰みたいな感じだ。なだらかな広い頂上で、木を切るのは無理だろう。







 コーヒーを点てて貰って、どら焼きでコーヒータイム。いつも女性にコンロを持たせて済みません。








 この「作事嶺」の三角点の名前は「百合」。優しい名前である。百合の標識は、低山徘徊部の太田さんの作った標識である。どこの三角点にも木彫りの標識がある。最近はエスカレートして、木彫り、極彩色、イラスト入りである。見付けるのが楽しみである。





 もっとも太田さんに出逢った事は無い。コーヒーを飲んで佛峠の方へ降りる。登山路に合流するが、この分岐の標識も完全に無くなっていた。そこし歩くとすぐ佛峠に着く。10.55分、時間が無ければここから引き返す予定だったが、まだ早いので大倉岳に向かう。







 大倉岳へ登り出して振り返ると、堂々とした
「作事嶺」が見える。ヘリコプターが上を飛んでいた。大倉岳に登る人はぜひ、作事嶺も歩いて貰いたいと思う。






 本道に合流すると、途端に整備された道となる。以前よりもなお広く刈ってある。振り返ると越えてきた作事嶺が見える。頂上が近ずくと、大日スキー場からの道と平行して進む。10mほどしか離れていないが、互いに行き来が出来ないのが面白い。







 最近出来た大日スキー場コースと、本来の尾小屋コースが、張り合っているようだ。小松市と能美市の競争かな。11.40分頂上到着。三角点はおそらく境界線上に在るだろう。向こうに見えるあずま屋は能美市が建てたらしい。少し離れた避難小屋は小松市の物らしい。小屋も覗いたが綺麗に整頓されていた。






 スキー場リフトが撤去されて雰囲気が良くなった。大日川ダム湖が見下ろせる。反射板がまだ残っているが、これもそのうちに撤去されるだろう。あずま屋で昼食。誰も登ってこなかった。曇って来て山々の展望なし。






 12.00時に下山開始。尾小屋スキー場の方へ降りる。こちらも実に良く手入れされている。落ち葉が散り敷きて気持ちが良い。12.35分ゲレンデの上に到着。ここからゲレンデを歩いて降りる。上級コースは急で危ないので、中級コースを降りる。ゲレンデ下より林道を20分歩いて車にたどり着く。13.35分。







 頂上から鉱山資料館の方へ下るとき、間違えて大日ダムの方へ降りない様気を付ける事。登山路が、同じ方向に並行して300m程続いている。新しいガタガタ道は鳥越方面。良く手入れされた古い道が小松方面。「鳥越高原ハイキングコース案内図」を確認の事。







   2011年10月08日(土)10回 五百峠より「大倉岳」往復



 今日から三連休で、お天気が良いらしい。明日は仕事なので、今日は疲れぬ山でも歩こうと
「大倉岳」に行く。



 小松市内の自宅を10時に出て、国道416号線をずーっと走って尾小屋町に出る。スキー場の上まで車であがる積りなので、町には入らず国道をそのまま進む。途端に国道とは名ばかりの、細い道となる。舗装はしてあるが、すれ違いが出来ない。前から車が来ない事を祈るのみ。途中で一台と逢い、こちらがバックした。なんとかこの一台だけで、トンネルを抜けて五百峠に登れた。峠の手前で左にUターンするように分岐の舗装路がある。入り込むと大倉岳スキー場のゲレンデの上に出る。目の前が大倉岳で左が作事峰である。








 10.45分歩き出す。ゲレンデの上で、ブルトーザーがスキー場の整備をしている。早くも冬の用意だ。その横を通り抜ける。ゲレンデの下は、コスモスが花盛りとの事だか、ここからでは咲いているようには見えない。








 「ヤマシロギク」と「アキノキリンソウ」











 初めは平坦な道で歩きやすい。









 頂上が近づくと、長い丸太の階段が二度ほど現われる。なかなかの急坂である。









 11.25分に、一ヵ所ある展望地点を抜けると、すぐ頂上に着く。11.35分。頂上あずま屋に男性4人食事中。お天気は良くても、気温が暖かくて霞がかかり、白山は写真には撮れない。目の下に「大日ダム湖」に見える。ここでコーヒーを沸かす。







 東南の方に山が連なり、県境まで続いている。コンビニに寄り損ねたので、リュックや上着をひっくり返して、お菓子を見付けてコーヒーを頂く。











 4人組が帰った後、親子二人連れが登ってきた。小さい子なのに元気がある。携帯が通じるので、友達を呼び出し、晩飯の約束をする。12.30分下山開始。30分で車まで戻れる山だ。





 帰りは五百峠から「西俣創造の森」の方へ降りた。舗装してある林道だが、ここも細くて長い。






   2010年10月09日(土)9回目 鳥越高原より「大倉岳」往復




 10日程前「大倉岳」に登った時、鳥越高原からの登山路が開通していた。今日は天気が悪いので、簡単に登れそうな鳥越高原からの
「大倉岳」登山路を、さっそく登りに行く。8.30.に鳥越の「一向一揆の道の駅」に集合。その先の信号を右折して大日スキー場に向かう。スキー場の大きな駐車場は、鎖が掛けてあり入れない。その前の小さな駐車場に車を置く。8.50.分。








 大きなロッジが二棟建っているので、そばまで行ったら「鳥越高原ハイキングコース案内」の看板を見付けた。頂上のあずま屋に附けられていた案内板と同一のものだ。ロッジの間を通ってゲレンデに出ると、標識があった。








 「わくわくコース・頂上大倉岳まで1.9㌔と書いてある。9.00.歩き出す。









 リフト支柱に沿って歩き、標識に従い途中から右に折れて斜面を登りだす。ゲレンデが下になる。









 小雨が上がり、幻想的に山々が浮かび出る。









 登ってゆく登山路は、大倉岳頂上から滑降する、滑降コースのそのままである。コースの中をジグザグに登る。コースだったので、高い木が無く展望は良い。








 尾小屋の方から登り、仏峠を通ってきた登山路と平行に走るようになる。「リンドウ」があった。10.20.頂上到着。








 新しいあずま屋で食事していたら、仏峠の方より金沢の熟女4人パーティが到着。にぎやかになる。缶ビールなど出してきて羨ましい。









 このホームページも見て下さるとかで恐縮。「アキノキリンソウ」









 「何?」この時期花はほとんど無い。










 11.10.下山開始。反射板の横に着いた新しい登山路を降りる。てくてくコース・2.1㌔と書いてある。下りのこのコースはゲレンデは無いので、灌木の中を降りる。振り返ると、さっきまで居た頂上の反射板が見える。








 途中で広場に出る。そこはリフトの頂上駅らしい。ここから道が広くなる。











 やがてゲレンデに出て、下にロッジが近くなってくる。







 ロッジまでたどり着いて振り返ると、歩いたコース全体か見える。右の山の斜面を登った上が大倉岳で、ずーっと尾根を左に歩いて一回りしてきた。






 駐車場で苔取の人と遇った。シバタケが豊作らしい。





 今日のメンバーはS・Nの女性コンビと、N氏の4人。N氏は元来た道を金沢の方へ帰ったが、小松の3人は登ってきた道を、尾小屋の方面へ抜けた。舗装してあり楽に抜けられた。せせらぎの郷で入浴して帰る。







  2010年09月27日(月)8回 五百峠より「大倉岳」往復


 午後から空いたので、近くの山を少し歩こうと
「大倉岳へ行く事になった。大倉岳に「あずま屋」が出来たという情報を聞いたと、S女史から報告があった。それならばそれを確かめに登って、東屋でコーヒーを沸かして飲んで来ようと、決めた次第である。はたしてあずま屋はあるか?。




 尾小屋の町より国道をそのまま進み、五百峠に入ると途端に道が極端に細くなる。だからこの道はあまり好きでない。はたして峠までに2台の車と遭遇。バックする羽目に。峠の上あたりに左にバックするように林道が分岐している。入り込むと突き当りがゲレンデの上である。大倉岳が目の前に見える。よく見ると頂上の肩に四角い反射板が見える。







 靴を履いていたらカメラを忘れてきた事に気が付いた。この間、同行のS女史に「みょうが」をいっぱい頂いて、頑張って食べたので、物忘れをしたのかな。茗荷を食べると物忘れすると聞いたことがある。したがって写真は全部S女史に頂いたものである。ゲレンデの上の大きい松は「二本松」と云うらしい。







 登山路はよく整備してある。最近手入れをしたような感じだ。一時間ほどぶらぶら登ると頂上に着く。










 頂上の一番高い所に、はたしてあずま屋は建っていた。地面は四角にコンクリートで固められ、その上にあずま屋が建ち、地面に丸い方位版が埋め込んである。このあずま屋は「白山市」が建てたものらしい。大日スキー場が廃止され、下のロッジからのハイキングコースが設置されたようだ。





 東屋に附けられた案内板によれば「鳥越高原ハイキングコース案内・わくわくコース1.2㎞。てくてくコース2.1㎞。」と書いてある。ゲレンデ下の鳥越ロッジが起点で、ゲレンデを一周するコースが書き込まれている。注意書きに「小松方面から登山の方は、このコースを降りないでください。コースは鳥越高原からのものです。小松方面には戻れません。」







 今日は白山がよく見える。リフト頂上駅の運転小屋は、展望の邪魔になるので、反対側に移動してある。広い頂上の鳥越方面部分は切り開かれているが、尾小屋方面は藪である。









 下から見えた四角い反射板の後ろに、「てくてくコース」の入り口が出来ていた。新しく開いた登山路が下っている。反対側のゲレンデにも「わくわくコース」の標識があった。「こちら白山市、鳥越ロッジ方面」と書いてある。ゲレンデがそのまま登山路らしい。並行して左側に尾小屋方面の登山路がある。







 東屋の横の三角点は、スキー場が無くなったので、圧雪車やブルトーザーの影響は受けないので、安泰だ。だが少しグラグラ動く。










 頂上は札を提げる適当な木が無い。だいぶ離れた所に札を提げる。








 「ツルリンドウ」が咲いていた。少し秋らしくなってきた。










 あずま屋が出来て大倉岳の頂上は、頂上らしくなってきた。あとは頂上リフトと反射板を除去すると、360度展望の山となる。






 コーヒーを点てて貰って下山。帰りは牛ヶ首峠より「新保」の方へ登山路の確認に出かける。林道に大日山への登山口を確認。カタクリ小屋へ登るこの道は、まだ登ったことが無い。その先1㎞ほどで国道は鉄の門で封鎖してある。車を置いてまた1㎞ほど歩いて、右に「加賀幹線の鉄塔巡視路117-120」の標識を確認。この巡視路の120号鉄塔は、石川と福井の県境の上に立っているはずだ。この巡視路を使って「越前甲山」に登っている人が何人もいる。私もいつかはこの巡視路から、つまり小松から登る事に挑戦しようと思う。






  2010年02月11日(祝)7回 スキー場-「大倉岳」-資料館




 今年は大雪である。久しぶりにスキー場は賑わっていると新聞に出ていた。カンジキ登山は時間が掛かるので、
「大倉岳」のスキーリフトを利用して、スキー場の上から歩き出して、大倉岳の頂上を目指すことになった。いつもの4人のメンバーがそろった。9.20分。リフト乗り場で切符を買おうと思ったら、スキーを持っていないと乗せられないという。なんで?なんで?









 我々は完全装備で全員カンジキ持参。スキー客とまったく変わらないと思うのだが。唯でさえ赤字のスキー場だろうから、登山客にも開放すべきだと思うが?。駄目?。








 しょうがないからゲレンデの端を徒歩で登り始める。文句を言うと、ゲレンデの登山も禁止にされそうな雰囲気だ。





















 10.15.ようやくスキー場の上に到着。1時間近く掛かっている。ゲレンデは圧雪がしてあって登りやすかった。ここからカンジキをつける。











 N女史も新しい金属パイプのカンジキを新調。調子はいかが?。S女史は昔から自宅にあった木製カンジキの綱を付け替えて、調子が良さそうだ。








 夏道は全然判らない。今までの記憶を頼りに上へ上へと歩く。以前の足跡があるが大分消えかかっている。







 11.50.ようやく小屋が見えてきてホッとする。スキー場上部から1時間半も掛かってしまった。













 小屋は2メートル位の雪に埋もれている。中に入って火を焚いて昼食。きれいに掃除がしてあって、思ったより広く快適で有難い。





 一時間小屋に居て12.30.出発。すぐ横の頂上で記念撮影。2006年に登ったときは、大日スキー場からのリフトが動いていたが、今は大日スキー場は閉鎖されたようだ。








 大きな頂上標識も大分埋まっている。近くの木に小さな頂上標識を提げた記憶があるが見当たらない。雪の下か?。











 お天気が良くないので戻ることも考えたが、下りは楽だろうと予定通り仏峠の方へ下りだす。どうも人間の記憶なんてあやふやなもので、見通しが利かないので、早く左に折れ枝尾根に入り込む。だんだん尾根が無くなり、斜面を横切り登り返す。相棒のK君腰まで雪を踏み抜き、カンジキがつかえて抜け出せなくなった。女性軍二人が救出に向かう。




 斜面を横切りようやく尾根上に戻りつく。昔の足跡らしきものを見つけて一安心。仏峠は通り越したと考えていたのに、14.30.仏峠の大きな石柱の頭を発見。


















 広い場所は迷いやすい。用心して進む。15.40.ようやくポッポ汽車展示場に置いた相棒の車に到着。





 この後スキー場に置いた私の車まで送ってもらう。全員せせらぎの郷で入浴予定で別れる。


 小雨で地面がぬれていた。国道から大杉へ抜ける林道に入ったら、濡れていた地面が夕方で凍りだしていた。横滑りして肝を潰した。慌ててのろのろ運転。


 所要で急いでいたので、慌てて温泉に飛び込んで気がつかなかったが、後で聞いた話、相棒も滑ってガードレールで車が凹んで大騒ぎしたらしい。まあ怪我が無かっただけ良しとするか。







   2009年04月04日(土)6回スキー場-「大倉岳」-作事嶺」-資料館



 やっと春らしくなったが、午後から雨の予報。なるべく雨は降るのは待ってくれよ。今回はスキー場ゲレンデから
「大倉岳」に登り、今まで登った事が無い「作事嶺」を経由して鉱山資料館に下山の予定。特に「作事嶺」は三角点があるので、登ったら山名を一座増やす予定。三角点巡りをしている「コマさん」のページなどで、私も三角点に興味を持ちだした。
 尾小屋のポッポ汽車展示場で待ち合わせ。我が「加賀里山逍遥の会」(私が勝手に名附けた)の四名全員参加。8.30.ゲレンデを登りだす。朝飯を食べすぎて、歩き出しは辛い。もうこんなに遅れてしまった。






 9.10.ゲレンデの上に到着。ここから雑木林の中を緩やかに歩き出す。春の花を探しにきたのに、期待したほど花が見えなくて残念。少し時期が早いようだ。9.50.展望台に到着。特に表示が無いが、木が切ってあり、尾小屋の町と、向うに海岸線と小松平野が見え、ドームも見える。









 10.05.頂上到着。誰も居ない。広い頂上は雑木が刈ってあり、少し奇麗になっている。この三角点は少し傾いており、触るとグラグラする。こんなあやふやな三角点は初めてだ。おそらくスキー場のゲレンデなので、ブルとか圧雪車でぶっつけたのだろう。周りを高い棒で囲んである。






三角点情報「大倉岳」
三角点名・蛇谷
等級・三等三角点
標高・650.65m
所在地・石川県小松市尾小屋町
 小松の最高峰「大日山」が真っ白に良く望める。頂上の手前が「鈴ヶ岳」と「兜山」だろう。右に稜線が延びた先は「小大日山」。左に延びた稜線の先は「越前甲山」だろう。「白山」は霞んで見えない。








 ここは大日スキー場の最上部になるのだが、今年は営業停止だったらしい。「鷲走ヶ岳」をバックに恒例の抹茶タイム。










 予報通り段々暗くなってきたので、早めに出発。この木に小さな山名札を提げて記念撮影。最近相棒は三脚持参だ。10.45.下山開始。ここから仏峠に下り、「作事嶺」に登る予定。







 10.45.大倉岳より
「作事嶺」を目指して出発。仏峠を目指して段々下って行くと、北方の谷を隔てた上に、作事嶺がどっしりと見える。












 仏峠の方より若い男が一人登ってきた。なんと半袖である。どこかで遇った様な気がした。相棒の君と話をしている。顔見知りらしい。後で聞いたら、何処かの山で遇った筈だが、どうしても思い出せないと言っていた。 11.20.「仏峠」に到着。相棒は峠に、家から持ってきた「リュウキンカ」を植えている。家で増えすぎて持ってきたのだと言う。花びらが多いから園芸種みたいな感じだ。黄色い大きな花で、最近あちこちで咲いているのを見かける。











 仏峠の大きな石碑から100m位で、右に尾根に上る登山路が分岐している。標識は朽ちていて棒だけになっている。丸木を横に並べた階段があるので、登山路と判る。








 ここから登るのは初めてだ。あまり人が通らないらしく、半分藪になっている。特に急な登りは無いが、横丸太の道は、大きな木がにょきにょき生えてきている。11.45.頂上到着。傾いた案内板がある。三角点の周りだけ刈った跡が在る。三角点と記念撮影。手をかけているのが三角点。







三角点情報「作事嶺」
三角点名・百合
等級・三等三角点
標高・559.97m
所在地・石川県白山市阿手町
 広い雑木林の中で、全然展望無し。ここを展望広場と書いた標識を見たことがあるが、お昼を食べようと登ってきたのに、座る所も無し。小さな山名札を提げて下り始める。山の名前だが現地の案内表示は、峰が嶺になっていた。家で作ってきた札は峰とした。どちらが本当だろう。作事の意味は何だろう。






 下り道も藪だ。茂っていないこの時期でも歩き難いのに、葉が茂ってくると、本当の藪になるかもしれない。12.15.休憩広場に降り立つ。水場のある広場だ。いつも登ってくる道だ。ここで昼食。雨がポツポツと落ちてきた。










 13.10.仏峠の名前の由来碑と、十一面観音像に到着。白い雉子がお礼に置いていった、観音像がどこかで秘蔵されていると書いてある。









 13.20.ポッポ汽車展示場に到着。そこへ仏峠手前で遇った若い男性が、スキー場を経由して降りてきた。話をしていて驚いた。なんと去年の、6/22日に「鳴谷山」で出合った人だった。あの日は天気が悪かったが、我々と彼の五人で、幻の三角点を探した仲だったのだ。三角点の記念写真は彼に撮ってもらってページに載せてある。道理で見知った顔だった。我々四人ようやく納得。


   再会を期して。ポッポ汽車の前で記念撮影。






  2008年10月25日(土)5回 五百峠より「大倉岳」往復





 
 明日は舞台があるので、疲れると嫌だからうんと簡単な山にしようと思い、大倉岳スキー場のゲレンデの上から
「大倉岳」登ることを思いついた。以前ドライブで山を走っていて、この林道を発見していた。





 


9.10.自宅を出発。山歩きをする人は朝起きの人が多いが、夜型人間の私は朝が遅くて恥ずかしい。国道416号線を走り、9.40.に尾小屋の村に着く。スキー場の方へ登らず国道を進む。鉄の扉があり舗装はしてあるが道は急に細くなる。前から車が来ないことを祈るのみ。9.51.少し開けてきて五百峠に近ずく。峠の手前に、左に戻るように舗装した林道が分岐している。入り込むと、2.3分でスキー場のゲレンデの上に飛び出す。ゲレンデには入らぬよう鎖がしてあるが、左に10台ほど置ける駐車場がある。向うに大倉岳の頂上が見える。






 10.10.頃より歩き出す。下にスキー場全部が見下ろせる。ゲレンデの上部を横切ると、リフトの終点駅があり、その後ろから登山路が始まっている。











 道は広く整備されていて歩きやすい。始は少し下るように登山路は始まる。登り坂が急になると長い階段になる。階段は4ヶ所くらいある。








 10.43.左が切り開かれた展望台地点に着く。小松の街が見え、その上に日本海が広がっている。最後の階段を登るとすぐ避難小屋の前を通り頂上に着く。










 10.56.頂上到着。45分位で頂上に着いた。今日も白山がよく見える。紅葉は始まったばかりだ。誰も居ない。双眼鏡で四方を眺める。大日岳、鈴ヶ岳が近い。小大日が大きく見える。この間登った「越前甲」が見える。鷲走ヶ岳も近い。笈、大笠もよく見える。






 小松の街もよく見える。街の中心地点の我が家が、特定できないかと目を凝らす。見えそうで見えない。一人でラーメンを作っていたら、一人男性が鉱山資料館より登ってきて、三角点を写して黙ってすぐ降りて行った。続いて苔取りの男性、苔が少ないと嘆いてすぐ降りて行った。









 しばらくしたら、今度は子供連れのハイキングの一行が次から次へとゲレンデの方から登ってきた。25人以上は居る。この山で人に逢うのは珍しい。子供たちは皆元気だ。全員が食事をしだしたので私ははみ出して12.20.下山に掛かる。







 頂上に1時間半近くものんびりしていた。落葉の気持ちの良い雑木林をのんびりと降りる。40分で車までたどり着いた。子供たちはゲレンデの下から登ってきたのに、私はゲレンデの上からで、ちと恥ずかしい。



 帰りは五百峠から「西俣創造の森」の方へ初めて降りてみた。舗装してある林道で、途中に「動山」に登る道を発見。この道は未だ歩いていない。林道は「鷹落山」の登山路がある西俣の村に出た。






  2007年11月14日(水)4回 資料館より「大倉岳」往復


 今日は私の誕生日、満70歳古稀である。夕方まで空いたので、近くの山に登ろうと、昨日から考えて、今年まだ登っていない「大倉岳」にする。







 自宅を7.40分に出て、尾小屋のポッポ汽車の展示場の前に車を置く。8.10分より歩き出す。天気は晴れ。最初は中々の急坂が続く。












 8.55分、ようやく坂を登り切ると、広い休憩地に出る。登り口案内板に水場ありと書いてあるが、今までここで水にお目に掛かったことがなかった。ところが今朝は斜面から滝のように水が落ちてきている。本当に水場があったのだ。登山路が水浸しである。







 休憩地からは登山路は緩やかになり、右手に見える頂上を目指して、尾根伝いにぐるりと大回りする。9.25分に仏峠を通過。












 10.10分、頂上到着。誰も居ない。白山が見える。大分冠雪している。目の下の大日スキー場に工事の車が入っている。再開が危ぶまれているが、なんとか今年の冬は営業が有る様だ。








 小松ドームがみえる。海岸線もハッキリしている。暖かくてよい。双眼鏡を出して飽きることなく下界を眺める。










 目の前の山が、鷲走ヶ岳と気付く。頂上に大きな反射板が見える。









 大倉岳頂上の、大日スキー場のリフト頂上駅で、ラーメンを作りコーヒーを入れて、一人きりの誕生パーティ。そこへ同年輩のおじさん二人到着。しばらく休んで大倉岳スキー場の方へ降りていった。








 私は1時間20分も長居して、11.30分に下山開始。ナナカマドの赤い実のなる道を、のんびりと降りる。今日は登ってきた道をそのまま戻る。笈岳や大笠山、奈良岳も雪が来ている。13.20分、車に到着。




 鉱山資料館より登り2時間。下り1時間50分でした。






   2006年03月07日(火)3回目 資料館-「大倉岳」-スキー場




 昨日は雨だったが、今日の天気予報は快晴。朝8時にK君と自宅で待ち合わせ私の車で出発。尾小屋のポッポ汽車の展示場前登山口に車を置く。ここまで25分。


 3回目の「大倉岳」だ。大倉岳を選んだのは、去年H君が積雪期に登り、白山の写真をメールで送ってくれた事があるのと、去年2度登って、急坂が無かったような気がしたから。




 快晴のはずだが濃い霧で、曇っているような気分だ。8時40分夏道を登り出す。歩いた跡がありカンジキを着けないで歩く。時々踏み抜いて歩きにくい。20分で観音像を通過。霧が晴れて快晴となってくる。





 9時40分頃辺りが開けてくる。休憩所の水場あたりだろう。スノーシューを履く。




 辺りが開けてきたので、夏道が全然どこにあるか見当がつかない。歩きやすい所を選んで歩く。尾根が広すぎて少しウロウロする。確か仏峠からは白山のほうも平野の方も見渡せたはずだと、尾根に登る。




 西洋カンジキのスノーシューは、緩やかな所を歩くには快適だが、急坂や斜面をトラバースするときは、長い分だけ扱いにくい。おまけに快晴で雪が緩み爪が利かなくて歩きにくい。




 11時30分、仏峠らしい地点に到着。




 東側は鳥越高原大日スキー場が眼下に広がり、白山がその上に望める。西側は歩いてきた山腹の上に、平野が望め小松ドームも見える。南はこれから登る大倉岳の頂が近い。




 小休憩してから、昼食は頂上でと決めて歩き出す。少し下って登り返すと、尾根上に出る。左がスキー場でリフトが頂上まで動いている。尾根上は滑降コースになっているので、圧雪してあり少しは歩きやすい。好天で雪面が柔らかく、爪が利かなくて良くすべる。




 見た目より急坂をふうふう言いながら登っていると、横を頂上からスノーボードで滑り降りてゆく若者たち。








 12時半、歩き出して4時間、頂上到着。ここから見る白山は最高である。天気は良し、風は無し、こんな登山日和は珍しい。出発の時は濃い霧の曇天の感じで、サングラスを車に置いて来てしまって眩しい。







 大日山、鈴ヶ岳、兜山の方も白銀に輝いて良く見渡せるが、逆光の感じで見にくい。
 避難小屋が雪に埋まっている。










 頂上直下の避難小屋で、昨夜自分で握ったお握りを食べ、買ってきたコンロを初使用、コーヒーを沸かして飲む。小屋の入口は2mの雪に覆われその上から陽光が差し込む。






 1時間以上も頂上で長居して、1時40分出発。大倉岳高原スキー場の方へ下山する。スノーシューは踵に穴が無く、ツッパリが効かず、降りは難しい。爪の中に雪が詰まり、雪が柔らかいのでスキーみたいに滑っては転ぶ。スキー場の方へ直接降れそうに見えたが、急坂もある様だし途中川もあるかも知れないと、用心して夏道の尾根コースを行く。3時にリフトの頂上に着く。平日でこのリフトは動いていない。すり鉢の底にロッジが見える。






 ここのゲレンデも急斜面で到底怖くて降りられない。転んだら下まで転げ落ち大怪我しそうだ。スキー場の上部なので圧雪してありスノーシューをはずす。尾根を廻りこんで隣の緩斜面のゲレンデの縁を降りる。越えてきた頂上が右手に見える。








 3時45分ロッジ到着。車まで25分歩く。途中道の側溝わきに「フキノトウ」を見つけた。春は確実にず近ずいている。採って帰って味噌汁に入れた。








 7時間以上も雪の中を転げまわった感じだ。年を取ると子供に帰るというが、古希近くの二人ずれは、確実に子供の頃の雪遊びを想い出していた。






  2005年10月11日(火)2回 資料館-「大倉岳」-スキー場





 2度目は新聞に、
「大倉岳」のコスモス畑満開とあったので出かける。30分で尾小屋の登山口に着く。旧鉱山のポッポ汽車の展示場の前に車を置く。10分で観音像、45分で水芭蕉への分岐、1時間で仏峠に着く。










 仏峠より50分で頂上に着く。頂上の手前の尾根は草地となり、左右とも展望が良い。草地に分け入ると「リンドウ」が咲いている。








ススキの向こうに、小松中心の平野が広がり、その向こうに日本海が望める。




 山の方は大日山、鈴ヶ岳がよく見え、白山の方は雲が掛かって頂上は見えないが、前衛の山並みが見渡せる。目の下に大日スキー場のゲレンデが広がる。獅子吼や倉ヶ嶽も見える。20分くらい休憩、お菓子を食べ下山し始める。今日は弁当を持ってこなかった。








 1回目は元来た道を引き返したが、今回はコスモスを見るために、尾小屋スキー場の方へ降りる。見通しの利かない急な階段が続くが、段々緩やかになり45分でゲレンデの最上部に出た。










 振り返ると今まで居た大倉岳の頂上が見える。紅葉には未だ早い。赤い木が多数混じるが、紅葉ではなくて楢の木の立ち枯れである。









 ゲレンデの中にある車道らしき物を降る。ゲレンデの下のほうにコスモス畑が作ってあり花盛りである。もっとギッシリと植えてあるのかと思っていたが、案外と疎らで少し期待はずれだ。それでもコスモスは好きな花だ。







 車の置いてある所まで舗装路を歩く。ぶらぶらと30分も掛かっただろうか。      






 

 2005年04月28日(木)1回目 資料館より「大倉岳」往復




 「大倉岳」に登りに行く。小松の自宅を車で出て、山に向かって国道416号線を一走り、25分くらいで尾小屋の集落に着く。













 尾小屋鉱山資料館の前の、ポッポ汽車の前に車を置き、目の前の登山口より登り始める。しばらくで十一面観音像と仏峠の由来の碑に出る。



 「養老年間、尾小屋に一人の疲れ果てた女性が現れた。人品卑しからず主人は泊めた。数日後、女は金が無いとて十一面観音像を置いていった。主人は尾小屋と阿手を結ぶ峠まで送っていった。女はいま白山を見ることが出来たと、白いキジになって飛び去った。キジは白山権現の化身だったのだ。以来この峠を仏峠と言う。」








 登り出して40分。広々とした休憩所がある。水場があるが水は止まっていた。木々の向こうに頂上が見える。尾根伝いにずーっと左に大回りをしなければいけない。しばらくで水芭蕉自生地へ降る道が右に伸びている。








 水場より25分で「仏峠」に出た。昔は阿手村に降りる峠道が在ったのだろうが今は無い。伝説の通り白山が望めるが、今日は天気が良すぎて雲が出てきた。ここから一度下ってから、どっしりとした頂上を目指して歩く。だんだん両側が開けてくる。








 「コブシ」の花が満開である。峠より45分。ようやく頂上にたどり着く。











 だだっ広い頂上は雑然としていて登頂の満足感はあまり無い。三角点は、看板の足の間に見える。






 大日スキー場のリフトがここまで上がって来ており、大きな終点の施設がある。電波の反射台の様なものもある。しかしその間より見える山の方はなかなか良い。下に大日湖も見える。









 来た道を戻り、水芭蕉の季節なので、群生地まで痛い足を引きずって降りてみたが、株も少なく花も全然無い状態だった。残念。

 降りは1時間半くらいかかった。




      
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