日本百名山逍遥2006.9.より登山順
百名山三山巡り御嶽山・乗鞍岳・伊吹山
乗鞍岳              御嶽山・伊吹山は下の稿

[日本百名山] 乗鞍岳 3026m (岐阜県)25
第7回 2023.08.26-27 すずらん橋駐車場よりバス。畳平より肩の小屋泊。二日目頂上剣ヶ峰を往復。
第6回 2018.09.15-16. ほおのき平駐車場でバス。畳平より肩の小屋泊。二日目頂上剣ヶ峰を往復。
第5回 2018.08.26. ほおのき平駐車場でバスに乗換。畳平より大黒岳-富士見岳-摩利支天岳。

第4回 2015.08.09. ほおのき平駐車場でバスに乗換。畳平より魔王岳往復

第3回 2015.08.02. ほおのき平駐車場でバスに乗換。畳平より頂上剣ヶ峰往復。
第2回 2013.08.21. ほおのき平駐車場でバスに乗換。畳平より頂上剣ヶ峰往復。
第1回 2009.08.04. 平湯温泉でバスに乗り換え、畳平より頂上剣ヶ峰往復。日帰り。
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  2023年08月26-27日(土・日)7回目 肩の小屋-剣ヶ峰往復



 加賀里山逍遥の会の仲間4人と、「乗鞍岳」一泊登山。岐阜県側のスカイラインは通行止め。長野県側のエコーラインは通れる。小松を5時に出て平湯温泉を通り越し、乗鞍高原でバスに乗り換え。少し遠回り。





 乗鞍高原に着いたら混雑している。車を置く場所が判らずウロウロ。「すずらん橋」のバス停ががあり、係員が居たので聞く。無料駐車場。ここからバスに乗れるらしい。駐車場から「乗鞍岳」が見える。9時。








 バスは1時間に一本。狭い舗装道路を大型バスがスイスイと上る。







 終点「畳平」に到着。標高2.702m。バスターミナルの向かい側にトイレ寮。その横から「魔王岳」に登る道がある。10.30分。







 ターミナルの後ろは「不動岳」。登山道は無い。まずは「魔王岳」に登る。荷物は登り口に置いて行く。








 「鶴ヶ池」と「富士見岳」。








 「魔王園地」。頂上では無かった。








 さらに一登りで「魔王岳」頂上。仲間のS女史。









 「魔王岳」標高2.764m。少し霧がかかる。しばらく居て下山開始。11.10分。






 コマクサ           イワツメクサ        ウメバチソウ




 トウヤクリンドウ      イワギキョウ         ウサギキク









 「鶴ヶ池」と、これから登る「大黒岳」。









 バスに乗って越えてきた「大黒岳」と「富士見岳」の間の峠まで歩く。







 峠の広場のベンチに荷物を置いて、車道を横切り「大黒岳」へ。11.50分。








 背後の「富士見岳」の向こうに「剣ヶ峰」が見えてきた。尖っている乗鞍岳最高峰。








 あそこの畳平から歩いて来た。









 大黒岳の頂上かな。







 「大黒岳」の頂上は、さらに平坦な登山路の先の、あずま屋のあった。








 「大黒岳頂上」標高2.722m。12.20分。









 すぐ戻って、峠のべんちの横に座り込んで昼食。








 「富士見岳」へ登頂開始
 








 「富士見岳」登頂。標高2.817m。仲間のN女史。







 前方に「摩利支天岳」。頂上にコロナ観測所。下に「不消ヶ池」がある。今年は雪が無い。








 下山開始。








 バスで登って来た松本方面。









 下の車道迄降りる。







 「摩利支天岳」への分岐。立入禁止らしい。直進。剣ヶ峰は雲の中。








 バスで登って来た乗鞍高原の方面。








 前方の「剣ヶ峰」の雲が晴れた。








 肩の小屋宿泊。一泊二食で申込済。新館に二部屋。








 なんとなんとこの大きな小屋の宿泊は、我々4人だけ。小屋のすぐ横は夏スキーで有名。所が今年は早くから雪が消え、水が使えない。汲み置き水はあるが飲用不可。お湯は貰える。明日は晴れそう。早く寝る。






 二日目





 朝五時。窓から頂上の「剣ヶ峰」見える










 5.30分、廊下突き当りから日の出。







 7時より朝食。余分の荷物は談話室に置かせてもらって出発。








 里へ出ると目の前が「摩利支天岳」、頂上に観測所。







 小屋の裏の登山口。








 泊まった肩の小屋。








 岩ゴロゴロの登山道。








 今日は自転車で乗鞍高原から畳平まで上がる「ヒルクライム」という競技がある。午前中のバスは運休。








 下の車道に自転車で登る競技者。








 尾根に登り着く。「権現池」が見える。ここは「朝日岳」の肩に当たる。ヤマップ地図で登頂認定。


 




 このピークは「蚕玉岳」と思うが標識は見当たらず。頂上は目の前。








 あと少しなのに霧が出てきた。








 頂上手前の分岐を小屋の方から登る。








 小屋前通過。見晴らし最高らしいが霧の中。









 岩の道をひたすらに上ったら頂上の社の裏に出た。とりあえず全員の記念撮影を撮ってもらう。









 「1等三角点・乗鞍岳・3.026m。








 頂上祠は締め切り。狭い場所なのですぐ下山開始。








 朝日岳の肩から斜面を降りる。








 ヒルクライムのゼッケンのままで登って来る人が居る。凄いね。







 岩にストックを挟んですってんころりん。怪我無し。老人は情けない。小屋でうどんを注文して昼食。








 「不消ヶ池」の先で仲間はお花畑へ道を降りた。私は遠回りになるが車道を歩く。もう転ぶのは嫌。








 畳平とあ花畑の木道が見える。








 ウサギキク          ヨツバシオガマ       コマクサ






 1時からバスが動くかと思っていたら、乗鞍高原が1時で、折り返しの2時が始発だった。バスが到着しないのでターミナルの建物も神社も閉鎖中。









 バスに乗りすずらん橋で降りた。もうほとんど車は無し。

 平湯温泉の大きな露天風呂に入りに、N女史に運転を変わってもらって帰着。



            ■次回登山は、9/3「直江谷健康の森」へ■




  2018年09月15-16日(土・日)6回目 肩の小屋-剣ヶ峰往復



 一週間前の土日にN女史と「焼岳」を登る予定だったが、大雨で一週間延ばした。ところが小松を5.00時に出発した時点で、今日も大雨になった。車の中で相談して行く先を急遽
「乗鞍岳」に変更した。上高地から焼岳小屋泊で登る焼岳は、初めてのコースで展望が良いらしく魅力的だったが、この雨ではハシゴが何ヶ所もあるらしいコースは、年寄りでは危ないかなと乗鞍岳に変更した。



 N女史は乗鞍岳に観光に来ていて、魔王岳だけは登っているという。最高地点の「剣ケ峯」にはまだ登っていないらしい。ほおのき平駐車場でバスに乗り換え。広い駐車場は20台くらいしか留まっていない。9.40分頃に畳平のバスターミナルに到着。小雨だが風が強く濃霧で滅茶苦茶寒い。ターミナルビルに駆け込み、様子を見ながら、防寒着を着こみ合羽の上着とズボンを着けて様子見。10.30分に意を決して「肩の小屋」を目指して歩き出す。今日は肩の小屋に泊まる予定。





 肩の小屋までは舗装してない車道を歩く。雨で写真無し。風が強く前後から吹く。前から吹き付ける時は大変だが、後ろから吹くときは風に吹かれて足が前へ進む。11.15分頃にはもう肩の小屋に着いた。早いかなと思ったがすぐ小屋へ入れてくれた。この小屋はずーっと昔、初めて登った時泊まった覚えがある。その時も雨で翌日は雨の中を登った覚えがある。



 部屋で昼食。コンロは使えないが熱湯が貰えたらしく、N女史はホットコーヒーを入れてくれた。布団を敷いて昼寝をしながら、タブレットでゲームをしながら過ごす。お風呂は沸かないとの事だったが、いつの間にか宿泊者が増えたようで、お風呂が沸いたので入浴。談話室に暖房が入り暖かい。6時から夕食。土間敷きの食堂は暖房が入り、濡れた雨具の乾燥場でもある。宿泊者は20名くらいか。隣部屋の、さいたま市のご夫婦、昨日は中ノ湯より「焼岳」を目指していたが、悪天候で途中断念で乗鞍岳に来たらしい。我々も焼岳断念組。意気投合。
 




 二日目




 何時消灯になったか判らない。夜中にトイレはヘッドランプ必要。朝6時外へ出てみる。霧が垂れ込めているが雨はいつの間にかやんでいた。テラス前は草紅葉。








 乗鞍高原の方から早くも登山者が登って来た。








 7.00時から朝食。7.40分に肩の小屋出発。「御来光と夕日の宿・標高2800m」と書いてある。そういえば畳平に「標高2702m」の標識があった。わが故郷の「白山」と同じ標高だ。余分の荷物は談話室に置かせてもらって、帰りに撤収の予定。





 小屋前の登山口。ここからは急な岩ゴロゴロの登山路となる。





 早朝のバスが到着したのか、登山者が増えてきた。





 ハイマツの海を越えてゆく。







 晴れていれば眺望最高なのだが、雨が降らないだけ良しとするか。























 頂上小屋は売店と休憩所らしい。







 其の後ろの瘤が頂上である。









 9.05分に頂上の祠に到着。参拝。祠の前の小さな空き地に「三角点」がある






 三角点情報「乗鞍岳剣ケ峯」
 三角点名・乗鞍岳
等級・一等三角点
標高・3025.73m





















 宿泊隣室のさいたま市のご夫婦。ベテランらしい。霧が晴れないので15分くらいで下山開始。








 振り返ると頂上がかすかに見えた。









 小さな草までも紅葉するのだ。


















 10.35分に肩の小屋に戻り着く。テラスの広場の机で埼玉のご夫婦とコーヒータイム。登山者がどんどんと登ってくる。





 下山開始。帰りは相変わらず霧が濃いので、富士見岳には登らず通過。林道と別れて高山植物園の方へ降りる。高山植物も紅葉している。












 11.40分に畳平に登り着く。埼玉のご夫婦とお別れ。二人は乗鞍高原の方へ降りて、松本から電車で帰るらしい。我々は、車を留めてある「ほおのき平駐車場」へ降りる。








 下界は晴れていた。猛暑が戻りかけ、山での寒さが嘘みたいだ。







 平湯温泉バスターミナル隣の「ひらゆの森」で、露天風呂に入って帰る。



 肩の小屋に貼ってあった乗鞍岳のポスターに、乗鞍
岳にあるピークの名前が載っていた。



 剣ヶ峰・蚕玉岳・摩利支天岳・富士見岳・大黒岳・魔王岳・と登っているが、あとは登山路が無いピークが多いようだ。それでもまだ登れるピークがあるなー。






                  ■次回登山は、福井県「銀杏峰」へ■





  2018年08月26日(日)5回目 大黒岳-富士見岳-摩利支天岳



 今年は異常気象。台風が次から次へと押し寄せる。相変わらず暑い暑い。土日は空いていたが、天気予報を見て、今日の日曜日に
「乗鞍岳」に遊ぶことにした。毎日クーラー漬けで、しばらく歩いていない。体力に自信が無いので、乗鞍岳でも最高地点の剣ヶ峰を狙わず、未だ登っていない「大黒岳」や「摩利支天岳」のピークでも歩いて来ようと、暢気なものである。



 4.20分頃に家を出て、高速を富山ICで降り国道41号を走る。本当は、東海北陸道を走り高山市を抜けた方が早いが、今回は神岡から平湯温泉を抜けて「ほおのき平駐車場」に出た。高速部分が短いが、早朝で車が少なく結構早く着いた。7.10分到着。東海北陸道は、長いトンネルが続くので、なるべく走りたくない。今年は免許書き換えで、先ほど認知症検査の為、自動車学校で試験を受けた。無事通過だったぞ。







 ほおのき平駐車場、ここは無料駐車場で有難い。一時間に2本の7.25分のバスに乗れた。45分位で畳平まで登るらしい。途中は霧の中を走り、やはり山は天気が悪いなーと思っていたら、段々と晴れてきた。畳平に8.15分到着。






 バスを降りたら晴れていた。所が風が強く吹いていて、寒くてびっくりする。慌ててリュックから防寒具を探すが何もない。長袖のアンダーシャツ上に直接チョッキを着てきた。上着を入れたはずだが、車のカバンに置いて来らしい。薄いヤッケが入っていたので着こむ。それにしても風が強い。寒い。ビックリだ。






 広い駐車場を行くと、左が「富士見岳」。遠くが「摩利支天岳」でドームが見える。





 駐車場の端が「鶴ヶ池」。その向こうが「大黒岳」である。右へ回って今から登りに行く。頂上の左の方に、建物みたいなものが見える。地図を見ると駐車場の反対側の山が「恵比寿岳」になっている。駐車場を挟んで、恵比寿・大黒と一対になっているようだ。恵比寿岳には登山路が無い。






 「大黒岳」と「富士見岳」の間の峠には、乗鞍高原からの舗装道路が登ってきていて、岐阜と長野の県境になっている。8.35分。今日は長野県側のスカイラインが、「マウンテンサイクリングin乗鞍」という競技があるようで、マウンテンバイクの選手が、下から登ってきている。調べてみたら、標高差1260mの差を、乗鞍高原から畳平まで登る競技である。チャンピオンは1時間位で登るようで、7時出発なので、選手たちは続々と到着のようである。







 その間を抜けて、道路を横断して向かい側の「大黒岳」に登り出す。登山口の看板には「20分」と書いてある。「熊出没注意」とも書いてある。









 遠く山並みが見える。何処だろう?。8.50分頃に頂上到着。風除けのセメントづくりの避難所がある。方位版があり照らし合わせる。







 真ん中の尖った山は「甲斐駒ヶ岳」か「八ヶ岳」か。情けない。区別がつかない。方位版には甲斐駒岳の右に富士山の記入があるが、富士は見えないな。北アルプスが近くて見えるはずだが、今日は雲に覆われている。





 風が強いので、避難所に入って休んでいたら、あっという間に霧に包まれた。日本海側からガスが起こりどんどん押し寄せる。今日は段々と天気が良くなる予報のはずだがー。





 登って来た登山者が、方位版で風を避けている。40分か50分も休んでいたら、ようやく霧が晴れてきた。避暑のつもりで歩きに来たのは的中、まことに寒くて震えていた。























 9.50分頃下山開始、霧が晴れたら畳平が物凄い事になっていた。





 続々登ってくる自転車選手。ゴールした選手は競技が終わるまで降りることが出来ないので、道半分で競技が終わるのを待っているようだ。11.30分に競技終了、12.30分に交通規制解除との事らしい。








 10.15分に峠まで降り立ち、横切って向かい側の「富士見岳」の方へ登り出す。長野県側は天気が良いようだ。それに比べて岐阜県側は霧が多い。









 右側の山が「大黒岳」








 10.40分に「富士見岳」の頂上到着。大きなケルンがある。やはり風が強くて寒い。大きなケルンの陰にしばらく居たが、寒いので下山開始。









 すぐ下に「不消ヶ池・きえずがいけ」がある。





 林道まで降りたら「乗鞍高原」が見下ろせる。マウンテンバイクがのんびりと降ってゆくのが見える。








 11.20分にコロナ観測所へ登る道と、肩の小屋の方へ降って山道の分岐に出た。










 摩利支天岳の方へ登る人は誰も居ない。立入禁止の立て札も無いので登って行く。







 11.50分。「摩利支天岳」の頂上を建物が独占していて、頂上らしき標識無し。建物は無人のような感じ。もちろん立入禁止。目の下に「頂上小屋」が見える。剣ヶ峰は雲に覆われている。








 雲が晴れるのを期待して、風の当たらなくて日の当たりそうな所に座り込んで、剣ヶ峰が現れるのを待つ。







 段々と霧が晴れてきた。





 小屋から頂上までのルートが見下ろせ、登山客が歩いているのが見える。















 乗鞍高原の向こうに平野が見える。松本市らしいぞ。向こうの山は美ヶ原方面かな。





 12.40分頃下山開始。向こうの雲のある方面に、槍・穂高の北アルプスが見えるはずだが、とうとう一度も姿を現さなかった。






 大黒岳頂上          富士見岳頂上         摩利支天岳頂上




 コマクサ           トウヤクリンドウ       ウサギキク




 ヨツバシオガマ        オンタデ           



 13.55分のバスに乗れた。バスは2台出て、全員が乗れた。14.35分に、ほおのき平駐車場に到着。高山の方へ降りて、国道41号線で帰った。




  2015年08月09日(日)4回目 魔王岳



 毎日滅茶苦茶暑い。へたばり気味である。土日と空いていたが、常念蝶2日間のお誘いを断った。付いてゆく自信がない。温泉友達と「奥飛騨温泉」へ行った。白川郷から天生峠越えの山岳ドライブのつもりが、天生峠通行止めで、御母衣湖を周って高山に出て、平湯温泉経由で奥飛騨温泉に入った。翌朝ホテルの前から槍ヶ岳が見えた。



 今回は、温泉を楽しみ、ホワイトロードで戻る心算だったが、急に思い立ち一週間前と同じく、ほおのき平から米寿の仲間をバスに引っ張り上げ、畳平に11.30分に到着。空身で乗鞍岳の
「魔王岳」へ登り出す。





 少し登ると「コマクサ」の群生地がある。





 少し登って振り返ると、一週間前に登った「頂上剣ヶ峰」が尖って見える。





 魔王岳は2765m程あり、白山よりも高い。笠岳より北アルプスの常念辺りまで見える。





 左下が「焼岳」。「槍ヶ岳」と「奥穂」と「前穂」らしい。遠くは「常念岳」らしい。





 バスの中からは「白山」が見えたが、雲が出てきて良く判らない。




 建物に戻り食事をする。涼しい。日陰に入ると寒いくらいだ。



          ●次稿2015年・第54回登山は、8/25富山県「薬師岳」へ●





  2015年08月02日(日)3回目 蚕玉岳-剣ヶ峰



 昨夜は能楽堂で「観能の夕べ」があり舞台を勤めた。目覚ましを掛けて、5.30分に家を出て「乗鞍岳」に向かう。涼しい山で日帰りだと「乗鞍岳」しか思い浮かばない。東海北陸道で飛騨清見まで行き、高山市内を抜け平湯峠を目指す。「ほおのきバスターミナル」に、8.00時到着。8.20分のバスに乗る。9.05分に畳平に到着。日曜日で人が多い。お花畑への遊歩道を降り、そのまま直進して林道に合流。「不消ヶ池」と云うらしい。飲料水に使っているので立ち入り禁止。しばらく林道を歩く。





 コロナ観測所への道を過ぎ回り込むと、前方に乗鞍岳の頂上「剣ヶ峰」が見えてくる。下に大雪渓がありスキーヤーが見える。





 登山路は真ん中の「蚕玉岳」と右の「朝日岳」ピークの間に登って行く。





 9.55分肩の小屋通過。振り返ると肩の小屋の上に北アルプスが見えてきた。





 「槍ヶ岳」は判る。いつもと見る方向が違うので、穂高が良く見分けられない。





 乗鞍高原が見下ろせる。一度こちら側より登って見たい。





 「蚕玉岳」11.20分通過。













 11.40分に頂上到着。頂上下の小屋は建て替え中みたいで無かった。










 狭い頂上は満員御礼。一等三角点が在る。







 登ってきた方の反対側。地図を見ると「高天ヶ原」と云うピークらしい。





 こちらは登ってきた方面。北アルプスは雲の中になった。白いドームの向こう側の窪地が「畳平」である。





 すぐ下山開始。登ってきた道を戻る。お花畑散策路を一周する。花は例年より少ない感じ。14.40分頃にバス乗り場に到着。








         ●次稿2015年・第53回登山は、8/9岐阜県「乗鞍岳」へ●




  2013年08月21日(水)2回目 蚕玉岳-剣ヶ峰-富士見岳



 今年の夏は滅茶苦茶暑い。仕事が無いと涼しい所へ登りたくなる。しかも楽に登れることが条件。ぴったりのが「乗鞍岳」だ。平日だから一人旅。





 朝4時に家を出て、東海北陸道で飛騨清見ICで降り、高山市を抜けると、6.30分過ぎに朴の木平バスターミナル着いた。本日の畳平の天気が出ている。「天候・雨、強風。気温・8度。視界・濃霧不良」と書いてある。最悪。こんなはずではなかった。もう少しマシの予定だった。6.55分のバスに乗る。平湯から乗ってきた人10人位。ここから乗るのは私一人。







 7.50分に畳平に到着。ターミナルの建物に入る。中に様子を見ている登山客大勢。ほとんど雨は止んで、濃霧だけになったので、合羽を着て出かける。







 登山路には高山植物が思ったより咲いている。8.50分に肩の小屋に到着。中に入って休憩。うどんなど食べている人が居る。また様子見。







 稜線に出たら結構風が強い。頂上小屋の前を通り10.30に頂上到着。乗鞍本宮の社は完全に戸締りしてあり神社に見えない。誰も居なかったが3.4人登ってきた。一等三角点がある







三角点情報「乗鞍岳」 
三角点名・乗鞍岳
等級・1等三角点
標高・3025.64m
 






 頂上は小屋の前から登り、鳥居をくぐって降りる一方通行になっている。鳥居をくぐる道は風が当たる方なので、風を避けて小屋の方へ降り始めた。この悪天候では登ってくる人は居ないだろうと考えていたら、大団体が登ってきた。中学生の学校登山らしい。来るは来るは200名以上は居るようだ。上り優先で待って居ると何時まで経っても降りられない。おまけに狭い頂上が満員なのか渋滞になってきた。隙間を見て「蚕玉岳」まで戻りやり過ごす。生徒たちは頂上を周って続々と降りてゆく。








 行列の間に紛れ込み、肩の小屋でまた一休み。昼食を取る。今度は富士見岳に横路登山。誰一人いない。


 富士見岳を横断して林道に戻り着いたが、濃霧のためヘアピンカーブを曲がり損ねて、何の気なしに歩いていると前方から何人も歩いてくる。良く考えたら自分がまた反対に登る道を歩いている事に気付き苦笑。




 バスターミナルにリュックを置いて、お花畑の散策路を一回りする。木道が設置されていて歩きやすい。登山路と散策路で見掛けた花をまとめて載せておく。





 
トウヤクリンドウ       コマクサ           オンタデ




 
チングルマの実        イワギキョウ         イワツメクサ




 
イワオトギリ         コウメバチソウ        ウサギキク




 
ミヤマセンコ         コバイケイソウ        ヨツバシオガマ



 お花畑には思ったより花が残っていた。



 

 14.15分のバスに乗り、朴の木平バス停に15.05分に着いた。高山から国道41号線をのんびりと戻った。なんだかラーメンが無性に食べたくなり、富山で食べて高速に乗って帰った。


          
**次回登山は、8/25-26長野県「御嶽山」へ**




  2009年08月04日( )1回目 蚕玉岳-剣ヶ峰-富士見岳



 いつだったか「乗鞍岳」に登りに行った事がある。畳平まで車が入れた頃だ。遅くから出かけて、その日は肩の小屋に泊まった。朝起きたら雨が降っていた。それでも登った。頂上の祠まで行ってすぐ戻った。雨と霧で何も見えなかった。どうゆう山なのが全然判らなかった。



 今年の夏も天候不順である。それでも3000m級の山に登るのは今しかない。日帰りでS女史と出かける。高速を富山で降り、国道41号を走り神岡から平湯に向かう。平湯温泉からシャトルバスに乗り換えなくてはならない。




 バスセンターまで行ったら、ここには駐車出来ない。「あかんだな駐車場」へ入れろと言う。だいぶ離れた駐車場まで行ったら、時間的にここからの出発は不便だ。「ほおのき平の駐車場」に行けば駐車料金は無料だし、時間的にも便利だと言う。又戻って今度は平湯峠まで登り、高山の方へ降りたところにあるバスセンターまで行く。旨い具合にすぐバスが出た。9.40.に乗鞍畳平の駐車場に着いた。








 トイレを済ませて、御内板でコースを確認して歩き出す。まず大きな建物の後ろに広がるお花畑にに降りてゆく。すぐ「クロユリ」がお出迎え。数も多い。










 「ハクサンイチゲ」の群落もある。










 「コバイケイソウ」も咲いている。お花畑の中に木道の遊歩道が造られている。観光客がいっぱい歩いている。










 バス停より降りてきて、遊歩道の方へは周らず、直進して広い林道に合流してしばらく歩く。










 「アオノツガザクラ」がかわいい。










 右に「不動岳」と「不消ヶ池」がある。池に雪渓が掛かっているが溶けていない。よほど水は冷たいのだろう。










 「シナノキンバイ」











 左の「富士見岳」の裾の斜面に「コマクサ」が咲いている。








 右に「コロナ観測所」の道を見送ったら、前方に大きなピークが見えてきた。どうもあれが最高峰の「剣ヶ峰」らしい。思ったより高そうだ。









 前方に小屋が見えてきた。「肩の小屋」だ。以前泊まったのはこの小屋なのか。10.30.小屋でトイレを借りる。有料になっている。小屋の裏が広場になっており大勢の人が休んで居る。見えるピークは、手前が「朝日岳」。向こうが「蚕玉岳」れ。「剣ヶ峰」は雲の中らしい。








 「ウサギキク」











 「ヨツバシオガマ」。高山植物が多く咲いているのでうれしい。








 ここから岩場の本格的な登山路となる。中学生くらいの生徒の集団が下山してくる。











 「蚕玉岳」に到着。もうひと登りで頂上だ。頂上の社が見える。








 「蚕玉岳」の西側に大きな池があった。「権現池」らしい。










 剣ヶ峰に登りかかると、道が二つに分かれ、登りと下りと専用になる。左を登ってゆくと小さな「頂上小屋」の前を通り、社の後ろに着いた。表に回り乗鞍本宮にお参り。11.35.








 振り返ると、登ってきた道が全部見える。頂上小屋もコロナ観測所も見える。











 剣ヶ峰と言うだけあって狭い。座ってお弁当を食べる場所がない。記念撮影して下山開始。途中の岩場で食事をしている人が多い。








 我々も「蚕玉岳」まで戻り食事をする。先頃まで居た頂上が見える。その先のピークは「大日岳」らしい。








 東に「乗鞍高原」が少し見える。その上には北アルプスが見えるはずだが、無理は言わない。天気の悪いこの夏で、これだけ晴れてくれただけでもありがたい。










 「チングルマ」









 リンドウの仲間かな。










 帰りは林道より「富士見岳」に登る。13.40.晴れていれば富士山が見えるのだろう。









 ここにも「コマクサ」が多い。











 「イワギキョウ」









 富士見岳から駐車場を見下ろすと「鶴ヶ池」が見えた。


 14.10.駐車場到着。すぐ出るバスがあったので乗る。







 ほおのき平に着いて、平にあるホテルで入浴して、高山市経由で北陸東海道を通って帰宅する。



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御嶽山       乗鞍岳は上・伊吹山は下の項

[日本百名山] 御嶽山 3067m (長野県)24
2013.08.25-26. 濁河温泉より往復。五ノ池小屋に一泊。継子岳一周
2009.07.31-08.01 御岳ロープウェー頂上駅より往復。頂上小屋1泊

  2013年08月25-26日(日月)2回目 濁河温泉より継子岳往復



 
第1日目 08月25日(濁河温泉より五ノ池小屋)


 夏は簡単に登れる高い山を探す。立山も乗鞍も登ったから、今度は「御嶽山」である。いまでは、この山は日帰りの山で紹介されている。一泊ならば老人でも登れる。今年はいつまでも天気が悪い。天気予報とにらめっこして、土日を日月に変更した。これ以上は無理だ。健康の為歩いているので少々天気が悪くても、まあー仕方がないか。今回は一人旅。





 朝4時に家を出る。雨が降っている。東海北陸道を飛騨清見ICで降り、高山市街で国道361号線を探して走る。この道は地図には木曽街道とも書いてある。国道なので概ね広いが、場所によって一車線の所もある。日和田高原から県道に入り、チャオ御岳スノーリゾートを通り、濁河峠を越えて濁河温泉に降りる。日和田キャンプ場は白樺が綺麗だ。






 
濁河温泉の道をずーっと登って行く。山奥なのに旅館が何軒もある。大きな旅館もある。全部通り抜けた先に広場があり、車が10台ほど留まっている。一段下にも広場があり車は50台も楽に停める事が出来る。8.00時到着。自宅より4時間だ。











 直進する林道は通行止めで、ここから右に吊橋を渡って登山路が始まっている。登山届出所がありトイレがある。マイクロバスの運転手と話した。昨日登った団体さんを迎えに来ているらしい。こんな雨の中を登るのか?、という顔をしている。合羽を着こんで、登山届をポストに入れて、8.15分に吊橋を渡って出発。










 吊橋を渡ると御嶽山飛騨口里宮がある。8.35分にもう一つのつり橋「仙人橋」を渡る。シラビソかツガか良く判らないが針葉樹の林を登って行く。所々丸木を横に並べた木道がある。登山者が一人降りて来た。昨日登ったが濃霧、今日も濃霧で全然展望無しと嘆く。







 10番の札。登り口が「0」で、飛騨頂上が「42」らしい。ジョーズ岩まで200mの記入がある。








 道の横にオットセイに似た岩があった。その先にジョーズ岩と云う巨岩が幾つもあったが、どれがジョーズ岩?。15人位のパーティが二組も降りて来た。







 9.25分に「湯の花峠」。追い抜いて行った人が休んでいた。日帰り登山らしいが、今日の登りで初めて遇った登山者。この人以外に登る人に遇わなかった。ずーっと一人で歩いていた。






 10.13分に「のぞき岩」に到着。右の斜面に突き出た岩の事らしいが、危険らしく縄が張ってあり近ずけない。避難小屋があるが大分傷んでいる。








 10.55分に「お助け水8合目」に到着。特に水場は無いようだ。翌日晴れた時点で、この辺りは湿っぽく濡れていた。昔は水場があったに違いない。






 森林限界を抜けると一面の「ハイマツ」の海となる。誰も降りてこないし、誰も追い越してゆかない。ただ黙々と歩くのみ。周りのハイマツしか見えない。








 12.30分に「五の池小屋」に到着。薪ストーブの廻りに4.5人。合羽を脱ぎシャツを着替えて、手続きをする。広い二段の部屋。何処にしますか?と云われ、隅に陣取る。5.30分が夕食らしい。






 二階と合わせて60人は入れそうな大部屋に、向こうの隅に4人、こちらの隅に私一人。小雨で何も見えないので、布団にくるまって寝ていた。結構寒い。16.45分に起きたら目の前の「摩利支天山」の霧が晴れそうになってきた、カメラを持って飛び出す。







 摩利支天山は半分霧だが、ずーっと向こうに御嶽山最高峰の「剣ヶ峰」が見える。頂上の社が見える。翌朝が楽しみだ。








 
17.30分に夕食。今日の宿泊者は10人だった。これで全員である。








 霧が出たので「ブロッケン現象」が見えるかも知れないと、飛び出した人が居る。私も飛び出す。夕日の方にも霧があってはっきりとは見えなかったが、少しだけ自分の影が霧に映った。







 小屋のすぐ横が乗越で、小屋のサンダルで2.3分である。木曽の方も飛騨の方も見える。「五ノ池」も「四ノ池」も「三ノ池」も見える。八時消灯。









 第2日目 8月26日(継子岳一周し濁河温泉下山)



 寝過ぎた。5.10分に目が覚めた。あわてて飛び出したら、一分程ですぐ太陽が登ってきた。八ヶ岳連峰の北八ヶ岳の方から登ってきた。その左はこの間登った「蓼科山」だろう。






 陽が差して赤くなってきた。目の前の高いピークが「摩利支天山」。展望が良さそうだ。





 「三ノ池」の向こうは「中央アルプス」らしい。その陰が「南アルプス」かな





 影御嶽が見えた。                 5.30分より朝食。今日は晴れだ。















 6.20分、リュックを小屋に預けて「飛騨頂上」の社の前を通り、コマクサの群生地を横切り、「継子岳」を目指す。右下が「四ノ池」である。この池は川となって、木曽側へ流れているので、池と呼ばれているが水が溜まっていない。雲海の下が「開田高原」辺りと思われる。





 四ノ池は噴火口の跡らしい。その噴火口のふちを歩いて「継子岳」を目指す。右手の大岩に神の名前の岩板がある。天照大御神とか月読神とか、イザナミ、イザナギ尊と彫ってある。左の遠くの山は、我が郷土の山「白山」である。





 7.00時に継子岳の頂上到着。振り返ると御嶽山の南の方が見える。一番高い所が剣ヶ峰である。今いるのは北御嶽の継子岳である。





 小屋からは継子岳の陰になり北アルプスが見えない。ここまで登ると、五日前に登った「乗鞍岳」が目の前である。あんまり近くてびっくりする。下にチャオ御岳スキーリゾートが見える。





 乗鞍岳の右肩に「槍ヶ岳」その右に穂高連峰。右端はこの間登った「常念岳」と思われる。





 「乗鞍岳」の左は尖った「笠岳」。左端は黒部五郎かな?。





 「白山」をアップにしてみた。御前峰が一番手前か。この間登った「別山」は左の端かな?。









 タイマーで記念撮影。下のチャオ御岳スキー場から直接登ってくる登山路がある。三角点が在る。









三角点情報「継子岳」 
三角点名・継子岳
等級・3等三角点
標高・2858.93m
 






 時計回りに四ノ池を一周して小屋に戻る事にした。ここまではほとんど上り下りの無い道だったが、一周すると急な坂を下り、また登らなくてはならない。一周する人は少なく、ほとんど人は戻って行く。








 しばらく降りると、こちら側のコマクサの群生地を通る。木曽町立開田中学校の「綺麗なコマクサを取らないでください」の看板がある。







 こちらを周ると木曽側が良く見える。前回登ったゴンドラリフトの駅が見える。雲海の上は中央アルプス。






 ここからか岩場の急な坂をどんどん降りる。緊張してゆっくりゆっくり。一番下まで降りて川を渡る。四ノ池の水がここから流れ出している。向こうに見える噴火口の縁を登ってきた。上に残月がある。よく見ると稜線に「飛騨頂上」の社が見える。





 ここからまた登り返す。四ノ池と三ノ池の間の稜線を登る。左手に三ノ池が見えてくる。上り切ると小屋のすぐ横で、ご来光を眺めた所である。







 9.10分に一周してきて、小屋のテラスで、コーラを一人で乾杯。目の前が摩利支天山で、テラスの下が五ノ池である。茶色い水が少し溜まったパッとしない池である。3時間近く掛けてひと回りしてきた。








 小屋横の「飛騨頂上」の前を通って、9.20分下山開始。10.30分にお助け水。11.10分にのぞき岩。11.55分に湯の花峠。







 12.10分にジョーズ岩。ここから見るとジョーズに見えない事もない。12.30分に仙人橋を渡る。


 13.10分に駐車場に到着。









 少し降ると「下呂市濁河温泉市営露天風呂」があったので入って帰る事にした。脱衣場と大きな露天風呂だけである。丁度誰も入っていなかった。






 同じ道を通って帰った。
       

              **次回登山は、8/29富山県「奥大日岳」へ**


 (この登山より一年ほど後、御嶽山が噴火、57人の犠牲者が出た。私の泊まった五ノ池小屋辺りは、かろうじて難を逃れたようだ。)




  2009年07月31-01日1回目 御嶽ロープウェーより



 
第1日目 07月31日(ロープウエィ終点-女人堂-頂上小屋)


 木曽の
「御嶽山」は以前登ったことがある。調べたら1990年に登っていた。濁河温泉から登った。お天気が良くて最高だったが、そのときは仲間がへたばって、二の池小屋に泊まって、頂上には登らなくて下山した。それでも御来光は小屋の前から見えた。北アルプス、中央アルプス、南アルプス、わが故郷の「白山」も見えた。御嶽は独立峰だから実に見晴らしの良い山であった。



 去年、木曽をドライブしたとき、御岳ロープウェーに乗った。頂上駅から登山口があった。案内板によれば頂上まで日帰りで登れると書いてあった。老人としては日帰りは無理でも、小屋泊まりならなんとか登れそうである。機会を狙っていた。





 相棒のK君も濁河温泉から登っていたが、今回はコースが違うので同行してくれた。それと、県外の山は初めてのS女史の3人パーティ。20年ぶり位だ。7/30.自宅を6.00.に出発、相棒を乗せ高速に乗り、北陸道から東海北陸道に入り「飛騨清見」で降りて「高山」に出る。この路線が開通して高山が近くなった。開田高原を走り9.45.に御岳ロープウェーの乗り場に着いた。ゴンドラなので待たずに乗れる。








 10.20.に早くも頂上駅に着いた。外へ出ると御嶽山が見える。左のピークが頂上らしい。雪渓も残っているのが見える。さすが3000mを超えた高山だ。









 裏の広場に御岳社。安全登山祈願。それにお天気。明日から8月なのにまだ梅雨が明けない。天気予報も良くない。高山植物園がある。コマクサが咲いている。









 広場の奥から登山路が始まっている。10.30分。










 山すそを巻いて10分ほど歩くと、田ノ原からの登山路と合流してすぐ「七合目覚明行場山荘」に出た。趣のある昔ながらの小屋である。観光客もここまで歩いてくるらしい。







 11.40.「八合目女人堂」の小屋に着く。森林限界が過ぎて見晴らしが良くなる。小屋前のベンチで弁当を食べる。この山は山小屋が多くあり、何でも売っているようだ。無理して重い荷物は持たないほうが楽だ。









 まだ頂上が望める。30分も居た。










 この山は信仰の山なので、道端のあちこちに石鳥居が在って、神像とか行者像の石像が並んでいる。少々うるさい位だ。








 さっきまで晴れていたのに雨が激しく降り出した。あわてて合羽を着る。大きな岩の陰で一休み。










 13.40.「九合目石室山荘」到着。登山路がなんと小屋の真ん中を通過している。ほかに客が居なかったので、素通りがしにくくて、コーヒーを注文する。









 14.50.頂上小屋に到着。小屋と社務所の間より83段の石段を登れば頂上である。15.05.頂上。濃霧で周りは何も見えない。まずお参りする。それにしても想像していた頂上と全然違う。第一に人が誰も居ない。我々3人だけである。








 夏山の最高シーズンのはずだが、お天気が悪いためか登山者が少ない。頂上は人でごった返しているかと思っていた。とにかく記念撮影。









 大きな一等三角点もある。最高の展望を期待していたのに何も見えない。小屋へ降りる。
 三角点情報「御嶽山」
 三角点名・御岳山
等級・1等三角点
標高・3063.41m







 小屋は予約してないので満員で入れないかも知れない、と思っていたのに、宿泊者は我々を含めて8人しか居ない。早い食事を済ませていたら、霧が晴れかかったので頂上に登ったが、上に月が見え、西のほうが夕日で赤くなったが、とうとう霧は晴れなかった。明日は期待できるかな。









 第二日目 8月01日(賽の河原-三ノ池周回-女人堂-ロープウエィ)







 8/01日、朝起きたら濃い霧、小雨。がっくり。5.30.朝食。6.30分.小屋出発。登ってきた道を少し下って二ノ池小屋のほうへ降りてゆく。二ノ池があるのが微かに判る。高山植物が咲いているのだが、雨に濡れて寒そうだ。これは「ミヤマダイコンソウ」かな。カメラも濡れてレンズの中が曇ってしまった。乾かさないと写真が撮れない。








 濃霧で方向が判らない。二ノ池本館から、新館を通らずに近道したら、合流点でウロウロする。賽の河原を通る。20年前は、白装束の信者多数が、ここで祝詞をあげていたのが印象的だった。








 8.40分.五ノ池小屋に到着。昔と全然違うようだ。「コマクサの群生地あります」の張り札がある。小屋の後ろの「飛騨頂上」の神社の前で休憩。段々霧が晴れてきた。










 コマクサ案内に従うが見つからない。小屋へ戻って場所を聞く。もっと先だった。










 尾根の上のガラガラ道を行くと、斜面にコマクサが見えてきた。ロープが張ってあり傍まで行けない。結構咲いている。








 30分以上遊んで、三ノ池を回って下山にかかる。雨も止んだ。周回コースは高山植物が多い。宗教色も無く雰囲気が良い。









 「ハクサンイチゲ」。小さな地面を這うようなシャクナゲもある。池が姿を見せ始めた。









 ここにも「コマクサ」があった。子供連れの雷鳥も見かけた。写真はブレていて載せられない。









 池を一回りして、10.05分.三ノ池避難小屋に到着。開田高原からと、女人堂からの道が登ってきている。この池の水は御神水なのだそうで、女人堂から登ってきた信者が水を汲んですぐ下りて行った。我々は小屋の中でお湯を沸かして抹茶を頂く。45分間休憩。







 10.50分.女人堂に向けて下山開始。この下山路が考えていた以上に道が悪い、山の斜面に付いた道を降りてゆく。雨の後で滑りやすい。おまけに又雨が降ってきた。今度は雷が鳴り出した。尾根の上でなくてよかった。急な階段がある。急斜面の雪渓をトラバースする。緊張する。花は咲いているが雨に濡れて撮れない。12.30.女人堂に到着。







 今日は土曜日で団体の信者講の登山があるようで、雨具を着けた人で、小屋の中も外も人でごったがえしている。休むどころでない。


 「ゴゼンタチバナ」






 相変わらず雷鳴がする。13.30分.ゴンドラ駅に到着。所が、雷でゴンドラが運転見合わせ中。大変だ。雷が止まないと帰れない。一時間半待ちの人も居るようだ。ずぶぬれの合羽の始末と着替えをゆっくりとしていたら、20分ほどでゴンドラが動き出した。


 14.05分.車に到着。近くの「木曽温泉」で入浴。15.20分.元来た道を走り、金沢の相棒宅18.40分.自宅着19.15分。



  御嶽で見かけた花・名前は間違えているかも知れない。

  クモマグサ          イワカガミ          ミネズオウ




 ヒメシャクナゲ         ヨツバシオガマ




 キキョウ            ハクサンイチゲ        コマクサ




  コバイケイソウ        オンタデ           ゴゼンタチバナ



  コケモモ          ツマトリソウ



  モミジカラマツ                        コマクサ







 前回御嶽山に登った写真が出てきたので載せる。1990.08.04.と日付が入っている。19年前だ。飛騨頂上付近だと思われる。向こうの大きい山は「乗鞍岳」だ。その向こうは北アルプスの槍・穂高である。アップにすると槍がはっきりと見て取れた。快晴だ。こんな展望を期待して登ったのに、今年の御岳は濃霧と雷だった。




 今度は、向こうに見えるあの「乗鞍岳」に登りに行く。




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伊吹山            乗鞍岳・御嶽山は上の項

[日本百名山]  伊吹山 1377m (滋賀県)26
第4回 2022.07.30 山頂駐車場より、西登山路より登り、東登山路を降りる。.
第3回 2015.07.31. 山頂駐車場より、西登山路より登り、東登山路を降りる。日帰り。

第2回 2010.08.01. 山頂駐車場より、西遊歩道より登り、中央遊歩道を降りる。
第1回 2009.08.08. 伊吹山ドライブうぇー山頂駐車場より、西遊歩道より登り東遊歩道を降りる。日帰り。

  2022年07月30日(土)4回



 毎日猛暑続き。里山徘徊が専門だがこの時期里山は暑すぎる。「伊吹山」を思い出した。標高が高いので少しは涼しいかな。S女史とドライブ登山。3140円払って伊吹山ドライブウェイを上がる。気温は32℃だったが頂上駐車場では22℃。10度下がった。出発。芭蕉の句碑「そのままよ、月もたのまし、伊吹山」
 








 7年ぶりの伊吹山は「西登山道コース」を登る。









 琵琶湖が見える。ここは標高1260m、頂上は1377mと書いてある。標高差117mである。








 西登山道。










 琵琶湖。キオンが咲く。







 ルリトラノオ         キオン           ホタルブクロ




                アザミ







 周りを柵に囲まれたこの一角だけに、シモツケソウが咲いている。鹿が入るようになり食害で、高山植物が激変、少なくなってしまった。登山路に金網があり分岐には必ず扉がある。








 メイン遊歩道は人が多いので、柵を開けて脇道に入る。








 伊吹山を下から登ってくる登山路に合流した。









 頂上が見えてきた。







 頂上神社。人で一杯。混むのが嫌でヤマトタケル像のあるピークには行かず、休憩所の間を抜けて、三角点頂上を目指す。








 伊吹山の頂上だけが雲の中になっている。








 一等三角点・伊吹山・1377.33m。ここが伊吹山の頂上である。








 少し戻って頂上広場で昼食。風が少し強く、寒くてヤッケを着る







 イブキトラノオ        イブキジャコウ       カワラナデシコ








 下山開始。少し霧が晴れ、車を置いた駐車場が見えた。









 柵のドアを開け閉めして、東登山道を降りる。このコースは下山専用に指定されている。あまり花は無し。








 少し木が出てきた。








 苔が奇麗。                        マルバダケブキ




 オトギリソウ         ミヤマシシウド 駐車場到着。






 トイレの横から琵琶湖が見えた。竹生島も見える様だ。足元の林の中に野生のシカが見えた。











 帰りにコンビニに寄った。伊吹山が目の前。頂上の雲が取れている。




            ■次回登山は、8/7石川県森林公園「立林山」へ■


  2015年07月31日(金)3回




 夏山と云えば高山植物。今年は時間が取れなくて日帰りばかり。5年ぶりの
「伊吹山だ。もちろん車で登る。以前歩いた時には、シモツケソウで山が赤くなっていたのに感動したものである。関ヶ原インターで降りて、伊吹山ドライブウェーに入る。通行料金往復で3090円。







 途中の広い上平寺越駐車場からは「伊吹山」の頂上が見える。芭蕉の句碑がある。「そのままよ 月もたのまし 伊吹山」。9.20分、山頂の駐車場は、もう車でいっぱいだ。バスも何台も留まっている。見た感じ今までより花が少ない感じ。











 10.35分に頂上到着。途中に以前無かった柵がしてある場所がある。中にシモツケソウが咲いている。やはり「鹿の被害」がここまで及びだしたようだ。以前の一面の赤いじゅうたんのようなシモツケソウは見られない。時期的にちょっと早いのかもしれないが、シカの被害に寄る所も多いと思う。





































 以前は遊歩道だったが、今は登山道と云うらしい。「西登山道」を登り「東登山道」を降りた。12.00時にひと回りして駐車場に戻り着いた。


 もっとのんびりと山で過ごすつもりだったが、思っていた程花が咲いていなくて、なんだかすっきりとしない気分だ。





           ●次項2015年・第52回登山は、8/2岐阜県「乗鞍岳」へ● 上の項




  2010年08月01日(日)2回






 今年は滅茶苦茶暑い。琵琶湖のほとりのホテルで、一泊息抜きをした後、去年の事を思い出して、
「伊吹山」に花を訪ねて登りに行った。ところが今日は日曜日、最近の山登りブームか、猛暑で涼を求めた結果か、車が渋滞。山頂の駐車場に入るのに、1時間もノロノロ運転。ようやく歩き出す。西遊歩道、頂上までずーっと人が続いているようだ。









 
この花はあまり見たことがない。










 
これは「イブキフウロ」だと思う。










 
「オタカラコウ」だと思うが多い。「メタカラコウ」かもしれない。










 「ホタルブクロ」









 頂上も人が一杯。














 この花も、わからない。














 「アザミ」でいいのかな。






 去年よりも下界は見えるが、それでももう少し晴れないと場所が確定できない。








 「シモツケソウ」はまだつぼみが多い。満開はまだ先のようだ。












 「ウツボグサ」かな。










 「クルマユリ」でいいのかな。
























 一番短い中央の遊歩道を降りる。駐車場は満員だ。下りだしたら、まだ登りの渋滞が続いている。バスも渋滞に巻き込まれている。











  2009年08月08日(1回目)



 東北の日本百名山を「四山」登り、そのあと「御嶽」「乗鞍岳」と百名山が続いた。それならばついでに、もうひとつ百名山をと言うことで
「伊吹山」に登ることにした。以前山頂駐車場まで様子を見に登ったことがある。天気が悪かったので頂上までまだ登ったことが無い。





 土曜で高速道路料金は千円である。今日は一人旅。北陸道から名神に入り、関ヶ原インターで降りまっすぐ国道を進むと、右に伊吹山ドライブウェーが始まる。有料であるがなかなか高いところまで登る。1200mはあるだろう。8.40.には駐車場に着いた。馬鹿でかい駐車場である。朝早く出たのでまだ車は少ない。観音像から続く「西遊歩道」を歩き出す。斜面を緩やかに登ってゆく。


 伊吹山は高山植物や薬草が多いことで知られている。








 これは「クサフジ」かな。













 「アカソ」だろう。







 紫のトラノオは「ルリトラノオ」と言うらしい









 「シモツケソウ」が多い。白い花はトラノオだ。「イブキトラノオ」だろうか。











 それにしても「シモツケソウ」が多い。山が真っ赤に染まっている。茶色は「ワレモコウ」だろう。











 「ハクサンフウロウ」も咲いている。














 「タカネナデシコ」が密集して咲いている。









 「イワベンケイ」かな。この山は花は多いとは聞いていたが、こんなに咲いているとは思わなかった。











 これは聞いたが名前を忘れてしまった。写真を撮るのに忙しくて足が前に進まない。遊歩道が広くて立ち止まっていても大丈夫だ。









 これは「メタカラコウ」だろう。多い。琵琶湖が目の下と聞いていたが、下界は雲が掛かっている。見えない。










 10.30.頂上到着。遊歩道頂上まで40分と書いてあったが、なんと1時間40分も掛かっている。大笑い。
 石垣の中に日本武尊像がある。お土産店のような山小屋が数軒ある。何でも売っている。手作りのおにぎりが旨そうなので買って食べる。







 これは「イブキジャコウソウ」だと思う。イブキの名の付く固有の高山植物も多くあるらしい。











 頂上は広く台地のようになっている。「シモツケソウ」と「メタカラコウ」








 このフウロは固有種で「イブキフウロ」と言うらしい。花のギザギザが多い。










 1時間40分も掛けて登ってきたのに、目の下すぐに駐車場が見えてびっくりした。一番近い中央遊歩道だと、20分で登れるとの事である。駐車場は満杯のようだ。







 それにしても「シモツケソウ」が多い。こんなに群生しているのは始めてみた。









 頂上の一角に測候所がある。傍まで行ってみたら「一等三角点」があった。見晴らしの良い山なのだろう。今日は下界は拝めないが。













 「サラシナショウマ」も多い。此の花はこれからだ。






 頂上で40分過ごして下山に掛かる。11.10分。今度は「東遊歩道」を降りる。道が悪いから観光客は降りないようにと書いてある。本当に山は真っ赤でしょう。「シモツケソウ」








 これは「キンバイソウ」
 カメラブームなのか、大きなカメラに三脚のカメラマンが多い。皆さん傑作を狙っています。









 

 あんまり歩かなくて、これだけ高山植物が多いのは、我々老人にはまことにありがたい。「シシウド」も多い。








 蝶の止まっている此花は、「キオン」かな。違うかな。











 「サラシナショウマ」群落を過ぎたら駐車場に着いた。13.10.









 ドライブウェーを降って、帰りは長浜インターから高速に入ろうと走っていたら、伊吹山が姿を現した。下から歩いて登ると、展望は良さそうだが、なかなか急坂で辛い道のようだ。








 少し先に米原市伊吹薬草の里があって、立ち寄り湯があったので入って帰る。こんなに花が見れるとは思っていなかったので、満足して帰った。



 これで東北の四山と続けて、日本百名山ばかり七山登ったことになる。



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