日本百名山逍遥
2006.9.より登山順

みちのく四山巡り岩木山・八甲田山・八幡平・早池峰山

[日本百名山]  岩木山 1625m (青森県)20
第3回登山 2018.07.28. 津軽岩木スカイライン八合目駐車場より往復。
第2回登山 2015.09.22.  津軽岩木スカイライン八合目駐車場より往復

第1回登山 2009.07.24. 津軽岩木スカイライン八合目駐車場より往復

  2018年07月28日(土)3回目 三山登山行①岩木山へ



 今年も「東北の百名山」、何処でも良いから連れて行って、と女性陣に頼まれた。3年前に登った
「岩木山・八甲田山・八幡平」なら案内出来るかも、と言ったら「東北日本百名山三山登山行」が決定した。私としては80歳を超えた今「終活」のつもり。見納めのつもりの山歩きである。掛け持ちで山を登るときは自家用車が絶対便利。しかし東北までは非常に遠い。これまでと同じく新潟港より秋田港までフェリーを利用。



 小松を夕方16.30分に車で出発、何とかお天気は良いようだ。SN女性コンビと私の3人パーティ。女性陣は荷物が多い。小さなアクアは満杯だ。新潟港も遠い。4時間半も掛けて21.00時過ぎにフェリーターミナルに到着。乗船手続きを済ませて、食堂で夕食。22.00時過ぎから車の搭載が始まったが、トラックが先で、秋田行きが一番後で、船に入るのはだいぶ遅くなった。二段ベットにようやくたどり着き、待ちくたびれた女性二人は風呂に行った。私はすぐ寝る。





 23.05分に船はいつの間にか出航。朝5時過ぎ船は港に入ったようだ。5.20分頃車に乗る許可が下りる。5.40分頃秋田港到着。車に乗ったまま上陸。すぐ近くのコンビニに寄り食料調達。ナビに津軽岩木スカイラインで岩木山八合目の駐車場を入れ出発。







 9.55分に岩木山の八合目駐車場に到着。スカイライン通行料金1800円。土曜日なのに思ったより車は少ない。頂上が見えている。レストハウスでトイレを拝借。10.05分、すぐリフトで出発。







 リフト往復900円。歩いて登る道もあるが、老人はいつもリフト頼み。前方の山が岩木山である。




 リフトから降りると一度降る。大きな爆裂噴火口のふちを通って向かい側に登って行く。




 登り切って振り返ると、リフト終点駅が見える。背後の山並みは何処になるのだろう?。




 大きな岩を回り込むと避難小屋がある。岩木山神社よりの登山路が合流している。




 避難小屋を背にして急坂を登る。右側通行と書いてある。岩ゴロゴロのなかなかの急坂である。四つ這いで登る。




 右手の弘前市の方が開けてきた。




 しばし緩やかだが、その先の頂上までの道は又急坂である。




 11.20分頃に頂上到着。津軽半島が前方に延びて、その先が龍飛岬である。




 駐車場からリフト使用で1時間15分だった。駐車場に置いた自分の車が見える。




 津軽富士は独立峰。凄い高度感で360度の展望がある。岩木山神社奥宮の鳥居。麓の岩木山神社の方を向いている。




 弘前市の向こうは、明日登る「八甲田山」だ。




 「八甲田山」。台風が近づいていて心配だったが、方向転換して九州の方へ戻っていく様だ。明日も晴れてくれよ。




 津軽半島の先、北海道が見えるような気がする。間違いない。北海道だ。




 避難小屋とトイレ屋がある。三角の頂上モニュメントの横に三角点がある。このモニュメントは、駐車場から写したパソコンの頂上写真を、拡大してみたら写っていた。








 東北日本百名山三山登山行の第1「岩木山」制覇。



 13.50分に駐車場に下山。





 14.50分に「岩木山神社」に到着。一直線の参道の先の、神社の上に、先ほど前まで登っていた「岩木山」の頂上が見える。この神社から岩木山に登る登山路が本道だろう。







 続いて「弘前城公園」に寄る。3年ほど前に石垣修理の為、この小さな城を移動した。石垣はまだ修理中で、平地にあると威厳が無い。








 中は博物館になっている。









 高台からは「岩木山」が見える。








 弘前市内で夕食を食べて、今日の宿「八甲田山荘」に急ぐ。山での時間が不明なので、今日明日とも夕食無しで宿を予約してある。今日の宿は八甲田ロープウェー駅の近くである。どんどん登って行ったら展望台があった。夕日が沈み、谷間から雲が湧いてきた。岩木山もまだ見える。宿まではもうすぐだ。17.00前には「八甲田山荘」に到着。




            岩木山「YAMAP」による記録
   ■活動日  2018/07/28(土) 10.03-13.41
   ■活動時間 3時間38分 Ⓢスタート10.03→(1時間9分)→岩木山11.12-12.43(1時間31分)→
         (58分)→Ⓖゴール13.41

   ■活動距離 2.5km  ■高低差 375m  ■累積標高上り/下り 410m/420m
   
続きの八甲田山は、下稿の「八甲田山」3回目へ。



  2015年09月22日(火・祭)2回目 三山登山行①岩木山へ



 2009年に、相棒K君と「岩木山・八甲田山・八幡平・早池峰山」に登りに来たことがある。6年前の事だ。早池峰山以外は天気が悪くて、ちょっと残念だった。テレビで放映される東北の紅葉の番組を見て、ぜひ晴れた日に歩きたいと、前々から考えていた。


 今年の秋の連休は大型になった。「シルバーウィーク」と云うのだそうである。春のゴールデンウィークにあやかった名前だと思うが、中に「敬老の日」が入っているので、我々年寄りのための連休と言ってもいい。老人は暇である。早速計画を立てた。紅葉にはちょっと早いようだが岩木山」「八甲田山」「八幡平」の百名山三山を、温泉友達と観光を兼ねて歩くことに決定。






 連休は高速道路が渋滞するらしい。大変なので今回は「フェリー」で秋田まで行く予定。9.00時に敦賀港に到着。手続きをして大型フェリーに車を乗せる。10.00時に出航。








 すぐ「西方ヶ岳」と「栄螺ヶ岳」の下を通過。「水島」も見える。


 船の後尾より、夕日を眺める。能登半島の岬を航行している頃だ。









 新潟港で一時間ほど停泊。もう寝ていた。秋田港到着は5.30分頃。車に乗ったまま下船で、ナビを頼りに
「岩木山」を目指す。高速を乗り継いで、弘前市を抜けて岩木山に向かって走り、1800円払って「津軽岩木スカイライン」に乗る。頂上駐車場30分待ち看板がある。




 9.55分に、待つ事は無くすんなりと八合目駐車場に入る。頂上が見える。少し紅葉している。

 






 10.20分リフト乗車。リフト往復、820円。頂上が見える。登るまで霧が懸かるなよ。頼むぞー。




 リフト終点は九合目。瘤の上に駅があり、一度くだる。大きな崖のあることを見ると、この山も火山で、噴火口の跡だと思われる。「鳥ノ海噴火口」というらしい。




 岩でゴロゴロの道を登る。右側通行になっている。




 振り返ると、駐車場とリフト山頂駅が見える。




 避難小屋を過ぎて、また急坂を上りだす。小屋の後ろに大岩がある。前回「御倉石」と書いたが、どうも違うようだ。地図を見ると、もっと上の岩らしいぞ。訂正します。












 11.25分、一時間かかって頂上到着。三角の頂上モニュメント。




 頂上に新しいトイレ小屋が出来ていた。使わせていただいたが、使った後、横にある自転車にまたがり、前に20回・後ろに15回漕げと書いてある。バイオトイレで、かき混ぜるようだ。自転車に乗る。匂いはしない。




 頂上神社の鳥居は、弘前市の方を向いている。




 独立峰だけあって展望が良い。


 

 北海道が見えないかと目を凝らす。そう簡単には見えないな。








 11.50分に下山開始。岩ゴロゴロの道は下りにくい。








 振り返る。頂上の下の岩が「御倉石」だと思われる。




 人気の山で連休である。続々リフトで登ってくる。13.05分に車に到着。




 弘前城に入ろうと思ったが、連休で混雑している。天守閣が石垣工事で移動しているのが見たかったが、広い公園を車いすでは無理のようでやめて、隣の「ねぶた会館」に入った。
















 弘前市内のビジネスホテルは、屋上に温泉があった。岩木山が見えた。弘前からはこの山は、右手を頭にすると、美人の横顔になるという。なるほど。


 夕食が付いていないので、ホッカホカ弁当を買ってきて部屋で食べた。明日は朝食バイキングを一番に食べて、「八甲田山」へ向かう予定。






  ●次稿2015年58回登山は、9/23青森県「八甲田山」へ● 下稿の2回目へ。




  2009年07月24日初登山 K君と四山登山行①岩木山



 一昨年、東北の「磐梯山」「安達太良山」「月山」の、日本百名山を一度に周った。今回は東北の日本百名山巡りの二回目である。自分でも登れそうな四山
「岩木山」「八甲田山」「八幡平」「早池峰山を選んで、相棒のK君に同行を頼んだ。相棒は百名山踏破を目指しているのですぐ同意してくれた。日程も梅雨明けの快晴を狙って、7月の後半に組んだ。ネットで安い民宿も確保した。しかし今年は異常気象だ。梅雨がいつまでも明けない。とうとう梅雨の真っ最中の登山行に成ってしまった。





 7/23日、夕方、17.00.に相棒を迎えに行き、高速を走って21.30.に新潟の新日本フェリーの乗り場に到着。23.00.乗船。しらかば丸。23.30.出航。三等の広い部屋でごろ寝。大きな船だ。相棒は風呂に入りに行った。


 7/24日、朝5.30.秋田港接岸。5.45.下船。








 車のナビ頼みで、国道7号線と東北自動車道で弘前市まで行き、
「岩木山」を目指す。9.30.「津軽岩木スカイライン」の百沢料金所に到着。1750円を払って入る。しばらくすると前方に岩木山が見えてきた。頭に雲が掛かっている。







 上の方はヘヤピンカーブの連続である。カーブに番号が打ってある。69あるらしい。9.45.八合目の広い駐車場に到着。頂上は見えないが弘前市の方が俯瞰できる。現在地1247mと書いてある。トイレを借りて出発準備。朝早いので留めてある車は少ない。








 10.00.リフトに乗り換える。駐車場の上には微かに日本海が見える。途中からは霧の中に突入。10分で頂上駅に到着。










 霧の中を歩き出す。「マルバシモツケソウ」が咲いている。東北には多いが北陸では見かけない。








 10.25.大きな岩がたつ「御倉石」の下の避難小屋「鳳鳴ヒュッテ」に到着。由来版によれば、昭和39年1月6日、鳳鳴高校生徒4人が下山中遭難死した。御霊を沈め再び遭難者が出ぬように建てられた、冬期登山のための避難小屋らしい。








 「キンバイ」の種類らしい。











 10.50.頂上到着。頂上の岩木山神社に到着。霧で周りは見えず。神社の陰でお湯を沸かすが風でコンロが消える。冷水の抹茶を頂く。







 三角のモニュメントがある。360度の大パノラマが広がり、晴れていれば北海道まで見渡せるというのに、残念である。











 相棒K君。


 三角点が在った。





 三角点情報「岩木山」
三角点名・岩木山
等級・1等三角点
標高・1624.62m
 







 
 頂上にも避難小屋があり、20人くらいの人が、ペンキの塗り替えとか、修理をしている。40分ほど居て下山開始。











 「ヤマハハコ」かな。









 11.50.鳳鳴ヒュッテ到着。岩木山神社からの登山路がここに合流している。ヒュッテの横の「御倉石」の下まで登ってみる。四名の遭難碑があった。


 12.10.リフト駅の近くの「鳥海山」の分岐に出る。10分と書いてあるので、リュックを木の下に置いて登りに行く。









 しばらくで岩山の上に出た。頂上かと思ったが違った。まだまだ道は続いている。半分藪漕ぎ状態を突き抜けたら、15分で開けた頂上に出た。霧で何も見えない。










 黄色い花が咲いている。名前がわかったら載せる。「アキノキリンソウ」か「キオン」だな。









 リフトで降りてきて、駐車場で着替えていたら、一瞬頂上が見えた。途中の尖った岩峰が御倉石だ。残念がっていたら又、霧に包まれてしまった。







 山を降りて弘前市に向かう途中、岩木山神社に立ち寄る。大きな神社である。この神社から岩木山に登るのが表登山道である。「重要無形民俗文化財・お山参詣・9月17.18.19日」の大きな垂れ札が提げてある。信仰の山なのだ。









 弘前公園にも寄る。テレビでゴールデンウイーク頃の花見風景がニュースでよく出る。天守閣は博物館になっていた。








 この城跡から、登ってきた「岩木山」が見えた。やはり頂上に雲が掛かっている。







 近くに「ねぶた会館」なるものがあったので寄ってみる。大きなねぶたが飾ってある。本物は始めてみた。祭りはあと1週間ぐらいで始まる。




 弘前市を抜けて「黒石温泉郷」の小さな温泉に泊まる。





 明日は
「八甲田山」を歩く。下項の「初登山」へ続く。




[日本百名山] 八甲田山 1584m (青森県)21
第3回目 2018.07.30. 酸ヶ湯温泉より、八甲田山大岳往復。
第2回目 2015.09.23. 八甲田ロープウェー山頂駅より、八甲田山井戸岳往復

第1回目 2009.07.25. 八甲田ロープウェー山頂駅より、八甲田山大岳往復

  2018年07月30日(日)3回目 三山登山行②八甲田山へ酸ヶ湯より





 泊まった八甲田山荘は、八甲田ロープウェー山麓駅のすぐ近く。後ろがスキー場になっている。冬の方が忙しいようで、今の時期宿泊者は居ないみたいだ。大きな浴場ありゆっくりと出来た。








 7.00時朝食は、なんと洋食で美味しかった。すぐ近くで歩いても行けそうなロープウェー駅に移動。9.00始発だが日曜日なので8.30分に動くかも知れないとの事。





 ロープウェー駅駐車場には、登山客の車が続々集まり始めていた。所が中を覗きに行ってビックリ。只今強風のため運航中止中と張り紙がある。山頂駅では強風が吹いているらしい。








 いつ動くか判らないし、一日中運休かも知れないとの事。慌てて調べてあった酸ヶ湯温泉登山コースに移動する。調べてあってよかった。15分ほど走ると酸ヶ湯温泉に到着。ここは冬の積雪量が多いので有名。駐車場も満杯近い。8.30分。





 酸ヶ湯温泉の左側、工事中の宿泊寮の横から登山路に入る。ロープウェーに乗らない分、標高差が多くなりちょっと心配。しかしその分このコースは初めてなので、地図を見ると「毛無岱」という湿地を通るので、期待する。







 少し登ると、酸ヶ湯温泉の裏山に、ブナの林が広がっている。


 一時間ほど登ると「毛無岱」に出たようだ。






 一面に湿地帯が広がっていて、木道が続いている。ここまでくるとなるほど風が強い。登っている分には涼しくて良い。前方の山の上にロープウェーの山頂駅が見える。八甲田大岳の方は雲が掛かっている。「キンコウカ」が一面に咲いている。








 ハイマツもある。「毛無岱」は二段になっていて、ここは「下毛無岱」である。


 


 下毛無岱の休憩テラスより、登って来た方を見ると、平野と「岩木山」が見える。





 草が風になびいている。キンコウカが多くてきれいである。





 下毛無岱から「上毛無岱」に登る道は、急な一直線の階段になっていた。300段ほどある。登り切ると通ってきた「下毛無岱」が俯瞰できる。いつの間にか霧が立ち込めてきた。10.05分。




 上から降りてきた人が、先へ進んでいる二人の伝言を持ってきた。この先の展望デッキが満員で、私を待たずに先へ進むとの事である。





 10.25分「丸沼」を通過。





 なるほど「展望テラス」は団体さんが占拠していた。





 雨は降らないが、濃い霧が立ち込めてきた。





 「上毛無岱」を抜けると10.40分に、「ロープウェー駅」方面駅への分岐通過。ここから展望の効かない岩ゴロゴロの急坂を延々と登る。標高差250m程を一時間以上も掛かって、ようやく霧の中の避難小屋に到着。先着二人は避難小屋の中で食事を済ませて、頂上を目指す用意をしていた。頂上まで登って来た人の話では、頂上は凄い強風が吹き荒れていて、立っているのも難しいという状態らしい。






 ここから頂上まで、登り30分・下り20分程らしい。私は以前登っているので、今回はここまでで登頂断念。12.00時に荷物を置いて、二人は頂上へ向けて出発。気を付けて。飛ばされぬ様に。








 外のベンチで食事する人もいる。私は小屋の中で昼食。やはり頂上は風が強いらしいぞ。







 12.55分に予定通り二人が下山してきた。やはり風が強く、座ったまま登頂記念の写真を撮り、すぐ下山してきたとの事。登頂おめでとうございます。








 小屋でコーヒータイム。13.25分に下山開始。避難小屋付近は霧だが、高度を下げてくると、段々と霧は晴れてくる。下は晴れているようだ。






 ギボウシ。




 「上毛無岱」から「下毛無岱」を見下ろす。ここから急階段を降りる。








 やはり風が強く草がなびいている。岩木山に雲が掛かっている。




 酸ヶ湯温泉が見えてきた。酸ヶ湯温泉の駐車場に車を留めてきたが、温泉の先の一段上に、登山者用らしい大きな駐車場が見えた。知らなかったなー。







 16.10分に酸ヶ湯温泉に到着。なかなか遠かった。ここにも日帰り温泉がある様だが、今日泊まる所は「大湯温泉」。すぐ出発。十和田湖を通って行く予定。十和田湖までの道は、「ブナの林の樹海」を延々と走る。まことに気持ちの良いブナの原生林だ。







 奥入瀬渓流に沿って十和田湖へ進む。「石ヶ戸休憩所」に車を置き、奥入瀬そいに少し歩く。




 十和田湖に到着。十和田湖に入り込む尾根に入り「瞰湖台」に寄る。十和田湖夕景。十和田湖湖畔の「乙女の像」高村光太郎作も見て、大湯温泉に急ぐ。



 「大湯温泉」の「ホテル鹿角」に、19.30頃に到着。大きなホテルだった。今晩ホテルの裏山で花火が上がるらしいので、ホテル周辺は車や人で一杯である。夕食無しプランで大湯温泉のコンビニで夕食を調達、ホテルの部屋で頂く。二人は花火を見に外へ出かけた。私は浴場に入りに行ったら、広い浴場は無人。露天風呂に入ったら頭の上で花火が開いた。木が邪魔になるが花火大会の気分は味わえた。


            八甲田山「YAMAP」による記録
   ■活動日  2018/07/29(日) 08.30-16.16
   ■活動時間 7時間46分 Ⓢスタート8.20→避難小屋往復(7時間37分)→Ⓖゴール16.16
   ■活動距離 9.4km  ■高低差 557m  ■累積標高上り/下り 702m/706m
   
■次回登山は、7/30「八幡平」へ■ 下稿の八幡平③へ




  2015年09月23日(水・祭)2回目 三山登山行②八甲田山へ



 今日は「八甲田山」。7.00時過ぎにホテル出発。8.20分に八甲田ロープウェーの山麓駅の、広い駐車場に到着。今日も雨の心配なし。連休最終日で、心配したほど混んではいなかった。このロープウェー駅はエレベーター完備でありがたい。







 9時始発が、8.40分頃に動き出した。100人は乗れる。








 遠くに海が見え、青森の街が見えてきた。こんなに近いとは思わなかった。山頂公園駅に9.00時に到着。








 公園駅からは、「田茂萢湿原」タモヤチ湿原を中心に遊歩道が8の字に付いている。小さい丸を回れば30分。二つとも回れば60分と書いてある。その先から北八甲田山への縦走路が出ている。






 山頂公園駅らは、縦走路の山が三山見える。左より「赤倉岳」。真ん中が「井戸岳」。右の丸い山が「八甲田大岳」である。大岳が八甲田山の最高峰である。今日は左から登り、真ん中の井戸岳迄歩くつもり。よほど調子が良ければ、大岳を狙ってもよいが、井戸岳より一度大下りをしてまた登り返さねばならない。無理かな。




 「田茂萢湿原」を眺めて一度鞍部に下りて、赤倉岳へ登りだす。




 振り返る。右ピークがロープウェー山頂公園駅で、左ピークが「田茂萢岳」である。湿原を横切ってここまで登ってきた。




 山頂公園駅ピークの右に、三角錐の「前嶽」があり、その向こうに青森市街が広がっている。




 団体の登山者が登ってくるのが見える。








 青森市をアップで撮ってみた。大きな街である。




 10.15分に「赤倉岳」の頂上のふちに登りつく。様子は一変しびっくりする。反対側が絶壁である。立て札によれば「この絶壁は火山爆発の跡である。急激に爆発したので、山腹まで吹き飛ばされました。ここから赤倉岳迄、絶壁のふちを歩くので注意」。




 絶壁のふちを歩いて振り返る。青森の市街が見える。噴火口の跡。




 この祠の、後ろの高みに「赤倉岳」頂上の標識があった。




 赤倉岳から一度降る。次の「井戸岳」が近くなってくる。ここから眺めると、井戸岳の真ん中にも大きな「噴火口」がある。




 10.55分に、井戸岳の噴火口のふちに登りついた。目の前に噴火口が広がる。立て札によれば、直径200m、深さ60mとある。向こうに見える山は「八甲田大岳」で、八甲田山の最高峰である。




 縦走路は左回りに付いている。左の円錐形の山は「高田大岳」だと思われる。右回りが高い地点を通るが、登山路は無い様だ。




 噴火口のふちを、左回りに登山者が歩いてゆく。この先、大岳との鞍部にある避難小屋まで下り、そこから、また大岳まで登り返す。




 「大岳」をアップで撮ってみると、大勢の人が見える。本当はあそこまで登りたかったが、時間的に無理だし、この井戸岳で戻る事とした。晴れて展望がよく雰囲気を満喫したので、名残を惜しんで、座り込んで昼食とする。




 11.15分に戻り始める。ナナカマドの実?。赤倉岳へ登り返す。




 祠のあるピーク。その向こうに青森市が広がる。








 帰りは田茂萢岳」を通ってゆく。田茂萢岳は展望なし。ピーク標識もなし。湿原の方へ下りてゆく。




 湿原展望地で、登ってきた山を眺めていたら、誰も居なくなったので自撮り。真ん中の井戸岳迄行ってきた。




 13.12分に山頂駅到着。20分間隔の運行で、13.20分に乗る。




 豪雪で知られる
「酸ヶ湯」を通る。14.00時。大岳の下である。こんな山の中だから、豪雪は当たり前だろう。冬でも営業しているのかな?。




 今夜は「十和田湖」のほとりに宿を取ってある。樹海ラインを走るが、実に気持ちの良い道である。深い樹海の中を延々と走る。もし紅葉していたら、それこそ素晴らしいと思う。十和田湖へは奥入瀬渓流に沿って入る。渓流が近い。十和田湖の中に張り出した半島に、十和田神社があるので参拝に行く。湖岸に「乙女の像」があった。高村光太郎作である。






 「十和田神社」15.30分。


 ホテル着15.50分。夕食付、朝食なしのプラン。朝少し早く出発したい。


 
明日は「八幡平」を歩く予定。




   ●次稿2015年・第60回登山は、9/24秋田県「八幡平」へ● 下稿の2回目へ続く





  2009年07月25日初登山 K君と4山登頂②八甲田山






 7/25日。今日は2山目
「八甲田山」だ。旅館の朝食が思ったより早かったので、7.40分出発。八甲田ロープウエーの広い駐車場に到着。8.10。お天気が悪い。霧雨である。バスで登山グループが到着している。百名山で人気の山だ。登山者が多い。









 往復1800円。登山者が溜まったので予定より早くロープウェーが動き出した。9.00に頂上駅に到着。










 深い霧、アオモリトドマツと笹の遊歩道を行く。立て札によれば。8の字型に遊歩道がある。








「田茂萢湿原」を抜ける。遊歩道が済んで、「登山路入口・赤倉岳方面」の立て札ある。9.30。 アオモリトドマツの中の登りになる。








「オトギリソウ」












 「イチヤクソウ」と言うらしい。









 これは「ウメバチソウ」だと思う。花の山と言われるだけに花が多いが、雨でさっぱり。









 赤倉岳の火口壁の縁に出る。大きな火口の縁らしいが、霧でよく見えない。火口の縁の尾根を歩くと、10.25.「赤倉岳」の頂上到着。








 「ヨツバシオガマ」











 「イワブクロ」。初めて見た。










 あれだけ登山者が居たのに、山に入ったら静かで余り人に会わない。10.35.「井戸岳」通過。









 やがて下りとなり、向こうに避難小屋が見えてくる。









 「ウサギギク」が咲いている。小屋に10.55.到着。中をちょっと覗いて、すぐ大岳に登り出す。










 避難小屋の手前左に登り口がある。30分で「八甲田大岳」の頂上に到着。広いが、周りはキリで何も見えず。小さな祠がある。





 三角点情報「八甲田山」
 三角点名・八甲田山
等級・1等三角点
標高・1584.50m


 三角点がある。やっと登ったので、すぐ降りるのは勿体無いので、お湯を沸かしに掛かるが、風で火が付かない。2.3人登ってきたがすぐ下山して行った。








 我々も避難小屋まで戻って食事を作ることにして下山。12.10.小屋に着いてカレーを温めて食べる。12.40.出発。この白い花は知らない。










 毛無岱湿原の方へ下山する。「ヒナザクラ」が咲いていた。これもはじめて見た。









 「イワイチョウ」










 上毛無岱の入口に着いた。13.20.。木道が始まっている。ここから右に田茂萢湿原に戻る道が付いている。荷物を置いて、上毛無岱の木道を少し歩いてみる。




 「キンコウカ」が一面に咲いている。








 ロープウェーへ戻る。田茂萢湿原に戻る道は、どろどろのひどい道だった。14.20.湿原の遊歩道に戻りついた。













 14.40.駅に着いたら、すぐ発車のに飛び乗る。








 明治の終わりにこの山で、雪中行軍遭難事件が起きている。冬季訓練中の兵士210名のうち、199名が死亡したとの事である。小説にも映画にもなった。






 八甲田山は18の峰を総称しているようで、八甲田山という山は無い。我々が登った「八甲田大岳」が最高峰である。八甲は多い峰と言う意味で、田はその間に広がる湿原を意味するらしい。その一部を歩いた我々の霧中行軍は、無事下山。東北道を南下して、秋田県に入り、八幡平のふもとの大沼のそばの宿に17.10.到着。露天風呂に入る。










 明日は
「八幡平」を歩く予定。
       以下は下の次項の初登山へ。










[日本百名山] 八幡平 1613m (岩手県)22
第3回目 2018.07.30. 八幡平駐車場より、頂上-八幡沼一周の往復。
第2回目 2015.09.24. 八幡平駐車場より、頂上-八幡沼一周の往復。

第1回目 2009.07.26. 八幡平駐車場より、頂上-源太森ピーク迄行き、八幡沼一周の往復

  2018年07月30日(月)3回目 三山登山行③八幡平





 7.15分にホテルで朝食。7.45分にホテル出発。今日は最終日で
「八幡平」である。国道341号線とアスピーテラインを走る。









 ぐんぐん高度を上げて、9.10分に「八幡平見返峠駐車場」に到着。有料駐車場に入れる。向こうに見えるのが「八幡平頂上」である。





 9.40分に「鏡沼」通過。




 9.45分に「眼鏡沼」通過。




 遊歩道の先の「展望櫓」のあるのが、八幡平の最高地点の頂上である。アオモリトドマツの中を行く。ピークらしい感覚は無い。





 10.00時頂上到着。展望櫓の下に2等三角点がある。まことに頂上らしくない頂上である。











 展望櫓に登ってもあまり良く見えない。遊歩道は右に折れ、八幡沼の方へ降ってゆく。




 10.10分、ガマ沼通過。




 ガマ沼の先に「八幡沼」が広がっている。避難小屋が見える。




 避難小屋の手前を左に折れ、木道を行く。ずーっと先のピークが「源太森」である。












 10.40分、向こうの八幡平ピークよりここまで歩いて来た。八幡沼の終わりでここから周回で戻ってゆく。相棒の二人は「源太森ピーク」に登りに行った。私はここから戻ってゆく。




 周回コースに入るとすぐ沼がある。こちらがには「ニッコウキスゲ」が多い。












 向こう岸に避難小屋が見える。これで一周したことになる。








 「コバイケイソウ」




 見返峠まで戻ってきた。駐車場が見える。




 「ハクサントリカブト」




 11.40分に車まで戻り着く。今回の東北三山登山行はこれで終わり。あとは高速道路でひたすら戻るだけ。秋田県から岩手県のの方へ降りる。日本百名山の「岩手山」が目の前である。





 八幡平温泉郷の「森乃湯」という立ち寄り湯を見付け入浴。森乃湯の前から岩手山が目の前だ。14.10分。


 東北自動車道と磐越自動車道と北陸自動車道を乗り継ぎ、予定通り深夜24.00時に小松迄到着。N女史と運転を交互に変わりながら、10時間も掛かってたどり着いた。




            八幡平「YAMAP」による記録
   ■活動日  2018/07/30(月) 09.14-11.40
   ■活動時間 2時間26分 Ⓢスタート9.14→(40分)→八幡平9.54-10.05(11分)→(1時間9分)
         →見返峠11.14-11.24(10分)→(16分)→Ⓖゴール11.40

   ■活動距離 4.2km  ■高低差 75m  ■累積標高上り/下り 182m/184m
   
■次回登山は、8/5富山県「立山弥陀ヶ原」へ■




  2015年09月24日(木)2回目 三山登頂③八幡平



 今日は「八幡平」。ホテルは朝食なしのプラン。7.30分に出発。通り道の発荷峠展望台に登り、十和田湖に別れを告げる。









 ナビ頼りで、鹿角市を抜ける。途中で道の駅により食料調達。国道341号線を走り、途中から八幡平に登りにかかる。「八幡平アスピーテライン」というらしい。ぐんぐんと高度を上げてゆく。一番高い所に「八幡平頂上レストハウス」がある。その前が有料駐車場になっている。500円。一段下がバス専用駐車場。少し下がった所にあるのは無料らしい。この地点は標高1540m位。三角点ある頂上まで標高差は100m未満。30分で到着する。観光客も頂上だけなら楽に登れる。





 10.00時に歩き出す。頂上から、八幡沼を一周して戻る予定。まず「鏡沼」




 続いて「眼鏡沼」








 「八幡平」とは、この山の広い台地の全体を指しているのだろう。しかしこの三角点のある地点が最高地点で、八幡平頂上となっている。展望がないので横に展望台が作られている。登ってみたが、周りの木が大きくなって、思ったより展望がよくなかった。










 頂上を通り越して下がってゆくと、右手に「ガマ沼」




 そして前方に、一番大きな「八幡沼」が広がっている。




 前方の小屋は「陵雲荘」という避難小屋で、トイレがあるので拝借。




 小屋の前を左に曲がって、どこまでも続く木道の湿原を行く。












 途中に、沼岸を歩く道が分岐していたので通ってみる。




 これは歩いてきた道を、振り返ったもの。








 源太別れという地点で、右折して八幡沼を回って帰り道に付く。こちら側にも湿原が続く。








 沼の向こうに避難小屋が見える。ぐるーっと一回りしてきた。




 見返り峠付近まで戻ってくると、駐車場が見えてくる。上のレストハウスがあるところは有料。下の広い駐車場は無料らしい。




 下の駐車場の向こうに
「岩手山」が見える。この山も日本百名山だが、まだ未踏。




 12.30分頃に駐車場到着。「アスピーテライン」を今度は、岩手山に向かって下山する。八幡平市に下りて、東北道に乗り「花巻温泉」へ急ぐ。




 6年前は翌日「早池峰山」に登ってから帰宅した。深夜を回っていた。しかしこの年になっては、無理はできない。ゆっくりと温泉を楽しんで、明日は一日かかって帰宅する予定。今回は三山ともお天気に恵まれ、なかなか良かった。紅葉には少し早かったが・・。



      ●次稿2015年第61回登山は、9/29夕日寺健民自然園「法師山」へ●




  2009年07月26日初登山 K君と4山登頂③八幡平





 7/26日。今日は3山目
「八幡平」を歩く予定。あい変わらずお天気が悪い。8.30.に宿を出て、アスピーテラインを走り、8.50.県境登山口に到着。ここは岩手県と秋田県の県境らしい。岩手県側にも秋田県側にも馬鹿でかい駐車場がある。濃霧であたりがどうなっているか良く判らない。駐車場もまだ車が少ない。とにかく身拵えをして歩き出す。バス停がある。八幡平頂上駅である。頂上駅と言うだけあって、ここから頂上まで近い。観光客でも30分で頂上まで登れるそうである。







 観光客はまだいない。9.15.歩き出す。すぐの分岐を左に入る。登山路の脇の大きな窪地の底に「キヌガサソウ」が群生している。











 鏡沼が右手にあるはずだが良く見えない。「ニッコウキスゲ」








 鏡沼がようやく少し覗けた。







 「ウサギギク」













 これは「ハクサンチドリ」だと思う。私の地元の白山でもあまりお目にかかれない。










 9.50.八幡平の頂上到着。山でない。ピークでもない。単なる通り道の曲がり角である。三角点がある。
三角点情報「八幡平」 
三角点名・八幡平
等級・2等三角点
標高・1913.32m
 








 展望なし。展望台があるが、今日は登っても霧で何も見えない。


 記念撮影。汗をかかない相棒は合羽を着て完全武装。すぐ汗をかく私は、どうせ濡れてしまうから合羽なし。








 「ハクサンシャクナゲ」がまだ残っている。











 「ナナカマド」









「クルマユリ」










 中でもこの「ハクサンチドリ」が良く目立つ。ハクサンチドリだと思うが、ほかのチドリかも知れない。









これは「マルバダケブキ」ではないだろうか。 


 ガマ沼の分岐に着く。展望台が作ってあるが、目の下のガマ沼も良く見えない。左に折れる。








 10.20.陵雲荘という避難小屋に出る。トイレを使わせてもらう。左に折れ、源太森へ向かう











 広い湿原に出る。「コバイケイソウ」が咲いている









 湿原は木道が敷かれている。尾瀬ヶ原みたいな雰囲気である。「ニッコウキスゲ」













 「チングルマ」は花が散って実に成っている。










 霧がかかってまことに残念。




 10.50.分岐。遊歩道は八幡沼を回って帰ってゆくが、我々は源太森のピークに向かう。木道は無くなり登りの登山路になる。








 「アオモリトドマツ」の中をしばらく登ると「源太森」というピークに登りついた。晴れていれば眺望が良いらしく、方位盤がある。霧で何も見えず。しばらくですぐ下山。









 分岐まで戻り、左に折れ帰路に着く。途中右に、八幡沼の岸を歩く回り道があったので周る。
















 「イワイチョウ」













 これは「イワショウブ」だと思う。







 11.50.木道が切れたら、左側が切れ落ちた地形になった。展望地点らしい。岩手山の方が見えるらしい。ベンチが幾つもある。駐車場も見えるらしい。ここでお弁当を食べる。宿でハイキング用に貰ったものだ。






 12.50.駐車場に戻る。ずいぶん車が増えている。



 霧でゆっくり出来なかったので、思ったより早く下山出来た。今日の宿は盛岡南インター近くのビジネスホテルである。明日は早朝に出発したいのでここにした。高速を使わなくても15.00に宿に着いた。ホテルの人工温泉に入り、夕食は外で食べた。





 明日は早朝出発で
「早池峰山」を目指す。以下の初登山へ。




[日本百名山] 早池峰山 1917m (岩手県)23
2009.07.27. 河原坊登山口より登り、小田越え登山口に降り、林道を歩いて河原坊へ戻る。

  2009年07月27日初登山 K君と4山登頂④早池峰山



 ホテルは朝早く出るには便利である。早朝5時に出発。隣のコンビニで朝食と昼食を用達。曇っていて途中で霧が深くなり、今日も天気はだめかなとがっかりする。ナビ頼みで山に向かう。土日は山が混むので、途中からバスに乗り換えることになっている。山の道が細く、駐車場も余り無いらしい。



 今日は月曜日なのでそのまま入り込める。朝が早いのでスムーズに山道を走り、6.00.に「河原坊」の登山口に着いた。道幅がぐんと広くなり30台ほど留められる。二台ほど留めてある。奇跡的に雲が晴れ前方に稜線が見える。どうもあれが目指す
「早池峰山」らしい。








 6.20.山に向かって少し降るようにして、沢を渡りながら上流に進む。沢にはロープが張ってある。滑りそうだ。











 「ホトトギス」の花を多数見かける。ほかに「ウバユリ」「センジュガンピ」「ミネウスユキソウ」など









 沢を五度ばかり渡渉する。なかなか流れの速い所もある。下手をすると流されそうだ。









 ようやく周りが開けてくる。前方に聳えているのが早池峰の頂上らしい。








 振り返ると「薬師岳」が大きく競りあがってきた。沢が済んで岩ゴロゴロの斜面となる。











 お目当ての「ハヤチネウスユキソウ」が見え始めた。どうしてもこの花が見たかったので嬉しい。




 下から何人も登ってくるのが見える。ここからは岩ゴロゴロの山肌を直登する感じだ。




 8.35.「御座走り」という岩場を過ぎ、前方に「打石」が見えてくる。








 「ヨツバシオガマ」の色がきれいだ












 9.10.「千丈ヶ岩」の下を通る。









 岩岩の間に高山植物が多くて、急登の辛さを忘れさせてくれる。「ミヤマオダマキ」「ツメクサ」「ヤハズハハコ」












 鎖のかかった岩壁を抜ける。














 大きな岩を乗り越えたら9.50.突然に頂上に飛び出した。ちょっと低いところに避難小屋がある。お天気は良いが雲が出てきて遠見が利かない。












 信仰の山なのか祠が幾つもある。大きな岩が重なり合ったような頂上である。











 三角点も在った。
三角点情報「早池峰山」 
三角点名・早池峯
等級1等三角点
標高・1913.38m
 





 45分ほど休んで、早めの昼食を取る。雨の心配は全然なし。東北へ来て初めての晴れた山である。








 これから降りる尾根らしい。




 下りは小田越えコースを降りるので、避難小屋の横からしばらく広い尾根を歩く。お花畑の庭園風の、木道を歩く。









 「ボウフウ」か「ニンジン」の白い花が一面に咲いていて、間に「シオガマ」が咲いている。












 直進する剣ヶ峰を見送り、巨岩の間を下山にかかる。しばらくで鉄梯子の下がった鎖場を通る。











 広い尾根の「ハイマツ」地帯、竜ヶ馬場を通る。「ハヤチネウスユキソウ」がいっぱい咲いている。尾根の先に五合目の「御金蔵」の巨岩が見える。












 11.40.御金蔵に着いた。相棒に写真を撮るから登らないか、と言ったら本当に登ってくれた。いい奴だ。私は怖くて、とうてい登れない。











 先に行った相棒が、一合目でお湯を沸かして待ってくれていた。ハクサンフウロとは感じが違うフウロは「グンナイフウロ」らしい。








 一合目で休憩。ここで岩礫地帯は終わりアオモリトドマツなどの林の中に入る。13.05.舗装してある林道の、小田越登山口に出た。少し先に小田越小屋が見える。舗装路を2キロほどてくてくと戻る。









 「ホタルブクロ」が咲いている道をテクテクと歩く。13.40.車に到着。まだ2.3台残っている。ここ河原坊からまだ山が見える。ガスがかかり始めている。今日も雨を覚悟していたが、一日まずまずの天気だった。花の多い山で大いに満足した。






 早池峰山で撮ってきた花を集めた。名前は間違えているかも知れない。名前も判明したら載せる。

 ウツボグサ          キバナホトトギス       オカトラノオ



 センジュガンピ        オオウバユリ         シャジン



 シラヤマギク         ミネウスユキソウ       ジャコウ



 クルマユリ          コメツツジ          ホタルブクロ



 カライトソウ         ミヤマオダマキ        ハヤチネウスユキソウ



 ウメバチソウ         ミヤマアズマギク       ヨツバシオガマ



 ヤハズハハコ



 ニガナ            オトギリソウ         タカネツメクサ



 タカネナデシコ                       グンナイフウロ 



                ホタルブクロ         オダマキ 



 カラマツソウ                        ハヤチネウスユキソウ



 14.00.河原坊の駐車場を出発。あとは高速に乗り北陸まで一直線。こんなに長い道を走るのは、はじめてである。途中仙台あたりは、空が真っ黒になって豪雨。50キロ規制。前が見えない程の雨が降り続く。こんな雨に、山中であったらそれこそ終わりだ。18.50.磐越道の磐梯山サービスエリアで夕食。どうやら雨雲を抜けた。0.15.北陸道を走って10時間かかって金沢の相棒の家に着く。自宅は深夜一時。これでも予定よりはだいぶ早く着いた。



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