加賀の里山逍遥
2005.04.より登山順

[加賀] 大頽山・おまい山 832.41m (白山市白峰町)76
第12回 2022.11.05. 忠魂碑より、「おまい山・大なだれ山」を往復。
第11回 2019.05.17. 林西寺登山口-忠魂碑-鉄塔巡視路-「大なだれ山を往復。ブナ林散策路を降りる。
第10回 2017.10.21. 忠魂碑まで車で上がり、ブナ林散策路より「大なだれ山」を往復。

第9回 2016.05.04. 忠魂碑まで車で上がり、ブナ林散策路より「大なだれ山」を往復。
第8回 2013.11.04. 忠魂碑まで車で上がり、ブナ林散策路より大なだれ山を往復。
第7回 2011.10.29. 林西寺登山口よりブナ林散策路より登り、忠霊碑経由で林西寺に降りる。
第6回 2010.05.22. 林西寺登山口より登り、おまい山最高地点より往復。展望の湯近くに降りる。
第5回 2009.05.11. 林西寺登山口より登り、おまい山最高地点より往復。林西寺に降りる。
第4回 2008.04.12. 林西寺登山口より登り、おまい山最高地点より往復。林西寺に降りる。
第3回 2007.05.14. 林西寺登山口より、鉄塔下展望台まで往復。
第2回 2006.09.23. 林西寺登山口より、鉄塔下展望台まで往復。
第1回 2005.10.17. 林西寺登山口より、緑の村の方へ下山。 私の初登頂。

  2022年11月05日(土)12回 国道よりおまい山‐大なだれ山」往復






 S女史と3年ぶりの「おまい山・大なだれ山」に登ろうと、国道157号の忠魂碑参道に車を乗り入れようとしたら、通行止め。国道に車を置き、参道を歩き出す。9.40分。








 国道の向かい側、西山に続く斜面が紅葉。


 





 関係者以外が通行止め。関係車両は通れる。あまり荒れていない。







  駐車場に案内板。「おまい山游歩道案内。林西寺から登るのが本道。大なだれ山は載っていない。








 駐車場の奥に「忠魂碑」がある。ここがおまい山の頂上。







 登り着いた駐車場に、遊歩道の入口がある。尾根に登る鉄塔巡視路の標識。倒れた「ブナ林散策コース
」は、この巡視路を登る。







 我々は、まっすぐ遊歩道を進む。









 真下の白峰町を守る「防雪林」で、ブナ林が残っている。







 游歩道の突き当り分岐で、急階段で尾根の上に登る。








 尾根の上の「ブナ林散策コース」に合流。








 しばらく登るとブナ林を抜けて、1っ目の鉄塔「白峰線№5番」に到着。西山の方面。







 続いて2ッ目の鉄塔「白峰線№4番」に登り着く。展望地点で休憩。青柳山が目の前。








 白山は雲の中、「別山」が見える。








 更に登る。








 一度降って姫子松の細尾根に入る。








 登り切ると「ブナ林散策コース」の最高地点に登り着く。ここが「大なだれ山」の分岐である。大なだれ山は登山路が無いので標識無し。「ブナ林散策コース」の標識は、壊れて倒れたのを誰かが起こして木に立てかけたので、方向が違っている。左の方へ急坂を降りてゆくのが、0.7kmの方で、3番目の鉄塔「白峰線№3番」があり、車道に下りられる。






 大なだれ山は右に、緩やかな尾根に入る。ブナが多い。









 尾根の上は、明らかに道がある。








 右側が国道で、大きく切り落ちている。大ナダレの名前由来と思われる。








 大きな姫子松の林もありお気に入りの場所である。








 白山の見える地点がある。








 だいぶ雲が取れた。大汝峰。御前峰もうっすら。








 一度降って最後の登り。この斜面だけ踏み跡が不明。頂上到着。なだらかな頂上展望無し。三角点を探す。







 三角点の周りに小さな空き地。3年ぶり9回目の大好きな「大なだれ山」。「3等三角点」点名は「大沼」、標識は「832m」。ここで昼食。12時半。
 











 下山開始。同じ道を降りる。










 紅葉も丁度よい感じ。

















 帰りは、おまい山遊歩道に入らず、ブナ林散策コースをそのまま降りる。







 駐車場の入口まで降りてきた。後は参道をブラフラと降りるのみ。誰とも遇わない徘徊の山歩きだった。
15.10分。







              ■次回登山は、11/9金沢の「戸室山」へ■




  2019年05月17日(金)11回 林西寺より「大なだれ山」往復





 小松のお旅祭りがあり、しばらく歩けなかった。少しだけでも歩こうとS女史と
「大なだれ山」に来た。10.20分に白峰の総湯の駐車場の、いちばん遠い所に車を置く。すぐ近くの「林西寺」の門より入る。最近は直接「忠魂碑」まで車で乗り入れていたが、今日は下より登る。






 この白峰の裏山は、町を守るために木を切らなかったので、大きなブナの木が多い。それでも最近は被害が出るのか、雪止めか土砂止めの柵が多く作られている。
 






 10.45分、いつも車を置く忠魂碑のある高台に登り着く。








 忠魂碑から、登ってきている車道を歩き、鉄塔巡視路を登り出す。二つ目の4番鉄塔まで登ると「白山」が見えてくる。抹茶休憩。






 尾根が細くなり姫子松が混じってくる。シャクナゲの花の残りがある。一番高い地点より、右の尾根に入り込む。特に標識無し。けもの道が続いている。所どころ道があやふやだが、尾根が続いているのて大丈夫だ。

 ブナ林と姫小松林が続き、大好きな所である。























































































 「白山」が見える地点がある。頂上に登ると見えない。




 頂上は三角点があり、そばで昼食。一面の藪で展望なし。何処も歩き回れない。冷たいノンアルコールビールが出てきた。有難う。急に熱くなってきた。夏日になるという予報。














 一時間も居て下山開始。白山の雲が無くなっていた。


















































 降りは忠魂碑まで戻らず、登頂からブナ林の中の散策路を降りる。大きなブナがあり気持ちが良い。散策路は少し荒れている。あまり人は通らぬようだ。








































 シャクナゲの花の残り。ユキザサ。ハクサンフウロは白峰総湯前の、高山植物が植えてあるロータリーに咲いていた。




 ■活動時間 5時間2分 ■活動距離 4.0km ■高低差 332m ■累積標高 509m/515m
 Ⓢスタート 10.20→2時間6分→大なだれ山12.25-13.23(57分)→1時間59分→Ⓖゴール15.22分
             ■次回登山は、5/18福井県の「権現山」へ■





  2017年10月21日(土)10回 忠魂碑より「大なだれ山」往復




 10月の終わりというのに台風である。超大型で北陸には、明日午後から影響が出そうだ。今日は早くも雨模様だが、うんと楽な所を歩こうというので「大頽山」になった。


 8時に小松を出て、白山市白峰に到着。今日は忠魂碑まで登るつもりで、白峰を通過、国道157を福井県の方へ少し進むと、右の斜面に鋭角に戻るように道が付いている。8.50頃に忠魂碑駐車場に到着。




 少し紅葉が始まった駐車場の端より、鉄塔巡視路で尾根を登り出す。鉄塔2本通過。








 最高地点より右に入る。巡視路は左に下がって行き鉄塔に出る。







 なめこ発見。収穫有難う。











 10.35分頃頂上到着。落ちていた山名札を修理して提げる。




 食事を済ませて下山開始。1時間も居たかな。雨でまたカメラを壊しそうだ。








 手取湖がちらりと見えた。途中で遊歩道の方へ降りて、13.20頃に車に到着。




   ■活動時間 4時間27分 スタート8.52→1時間42分→大なだれ山10.34-11.41(1時間7分)→
         1時間38分→ゴール13.19
   ■活動距離 3.0km  ■高低差 230m  ■累積標高上り/下り 330m/330m



          ■次回登山は、10/26「有峰林道ドライブ」へ■





  2016年05月04日(祭)9回 忠魂碑より「大なだれ山」往復



 大型連休の2日と3日は妙高高原へドライブに行った。今日は天気が悪そうなので休むつもりだったが、天気が良くなってきた。あとわずかの連休、
「大山」へ登りに来た。





 家を9.45分に出て、白峰の谷峠への国道から「忠魂碑」の方へ直接車を乗り入れる。10.40分到着。表に廻って忠魂碑を一回り。裏に「泰澄大師護摩焚き旧跡」の石碑があった。泰澄大師の白山登頂の時?。








 この駐車場の広場に「おまい山」の遊歩道案内の看板がある。現在地の駐車場は私の車一台しかないが、15台は留められると思う。駐車場の端より鉄塔巡視路を登り尾根伝いに登り出す。










 二つ目の鉄塔、白峰線4号に着くと「白山」と「別山」が見える。間の山は「ナナコバ山」と判った。案内図の山の形と全く同じだ。












 尾根を進み最高地点から右に派生している尾根に入る。


















 ブナの林あり、五葉松の林あり、白山の見える地点あり。登ったり降りたりたりの尾根。最後は登りが続くが、この斜面が尾根ではないので道が判り難い。色々の踏み跡があり、変な所へ登ると、藪の中で三角点を探す羽目になる。大きな木を目指して登ると良いかも。三角点の周りは小さい広場。ただし展望は無し。太いワラビが生えているので、食事をしながらワラビ採り。しばらく居て下山開始。













 最高地点まで戻り、鉄塔3号まで降りてみる。白峰の町が俯瞰できる。






 最高地点から鉄塔までの間は石楠花の木が続くが、ほとんど花が付いていない。崖に少しだけ花が見える。また最高地点まで登り返し下山開始。尾根の途中から階段を降りて、ブナ林の中の遊歩道を歩いて駐車場へ戻る。









 今日は連休なのに、おまい山・大なだれ山には誰一人登らなかったようだ。14.50分着。






     ★次項2016年の第39回登山は、5/5日福井県の「藤倉山」へ★






  2013年11月04日(祝)8回 忠魂碑より「大なだれ山」往復


 若狭の大御影山に登ろうと云う事になっていたが、一日中雨マークの予報。今日の登山は取りやめになった。朝起きたら雨は止んでいた。おまけに薄日まで差してきた。これは近くでも歩かねばならぬ。二日前釈迦岳の帰りに白峰の温泉に入った。目の前の「おまい山」のブナが紅葉していた。




 すぐ車に飛び乗り白峰を目指す。白峰村を抜けて直ぐ国道の左側に「忠魂碑」へ登る車道がある。今まで入った事が無かったが、車で登ってみる。林道途中に車を停め西山の方へカメラを向けている人が居た。すぐ忠魂碑の下の広場まで登れた。


 駐車場辺りは紅葉している。前回登った時とは日時的にあまり変わらないが、今年は紅葉が早いのか?。又雨が降り出した。しばらく待つ。






 10.20分、歩き出そうとしてカメラを持って来なかったことに気が付いた。





 今回は携帯のカメラを使う事にした。どんなのに撮れるか心配だったがなんとか写っていた。







 白峰の裏山おまい山のブナ林を抜けて鉄塔辺りから手取湖が見える。10.50分。













 おまい山最高地点より、大なだれ山に向かう尾根に入る。またブナの林になる。

















 頂上が近くなってきた。昔は最後の斜面の踏み跡がはっきりしなかったが、今回ははっきりと判る。













 12.10分に三角点到達。展望無し。昔の札を外して写真を撮る。





 ちょこちょこと登ってきたが、紅葉が思っていたよりは良くて大いに満足。







 これで白山も見えれば最高だった。誰一人遇わない山歩きだった。13.30分に車に到着。




 林道の途中に朝の車がまだあった。何を写しているの?と聞いたら、鳥の調査だと云った。望遠カメラかと思ったら望遠鏡だった。よくは判らないが、とにかくご苦労さんです。





                      **次回登山は、11/5「猪鼻山」へ**



  2011年10月29日(土)7回 林西寺より「大なだれ山」往復





 ブナ林が紅葉する頃だ。近くにブナ林がないか考えて「おまい山」から
「大山」を思い付いた。8時になかうみの里で待ち合わせ。8.45分、白峰の総湯の駐車場に車を置く。帰りに入浴しますから、それ迄置かせてください。林西寺に「ムラサキシキブ」







 ブナ林の散策路を歩く。思ったように紅葉していない。まだ少し早いようだ。 








 わずかに紅葉している。








 今日は思わぬいいお天気となった。9.40分、二番目の鉄塔に着いたら白山が見えてきた。







 最高地点の、「大山」分岐に荷物を置いて、第三鉄塔の方へ降りて写真を撮りに行く。スキー場と白峰の町が良く見える。白山はなぜか、以前より木が邪魔になって撮り難くなった。10.00時。






 最高地点まで戻って「山」の方へ入り込む。以前より登山路らしくなった。途中一ヵ所だけ「白山」が望める場所がある。紅葉には早かったが、秋は山が良く見える。10.25分。




 御前峰と大汝峰の間の稜線に、顔を出しているのが剣ヶ峰らしい。大汝峰の下に巻き道が見える。







 頂上に近ずくと、急坂になる。登山路がばらけて判り難くなる。ブナ林は頂上近くでもあまり紅葉していない。









 10.50分、頂上到着。







 少し早いが、コーヒーを沸かしてもらって昼食。三角点周りが広くなっている。展望はゼロだが、登る人が増えると、そのうちに白山の方を切り開く人が現れそうだ。






 その証拠に、帰りに十人ほどの小松のパーティが登ってきた。この山で人と遇うのは初めてだ。しかも多人数のグループだ。段々この山も認められてきたようだ。13時に駐車場に戻り、総湯に入って帰る。




 

  2010年05月22日(土)6回 林西寺-「大なだれ山」-展望湯






 今日はのんびり登山だ。8.50分、白峰の新総湯の駐車場に車を置く。帰りに入浴しますので、それまで駐車させてください。メンバーは相棒と、N女史とN氏の四名。まだ登っていない二人に
「大なだれ山」三角点にを案内する。林西寺に入ると「オダマキ」がいっぱい咲いている。「スズラン」も咲いている。









 林西寺の横から散策路に入る。ブナがいっせいに芽吹いていい感じ。








 忠魂碑を経由。ワラビを取りながら登る。二つ目の鉄塔を越えたところで、抹茶を点てて貰って休憩。白山が見える。左は砂御前山、鳴谷山と見える。白山に入る市ノ瀬の道は、まだこの下の緑の村から先は、未開通らしい。




 10.05分、最高地点より、右に尾根に入る。大頽(なだれ)山に登らないのなら、ここが「おまい山」の頂上で、左に降りると展望地点に出る。































 ここから「大頽山」まで、道は無いはずだが、今回は明らかに道がある。




 この尾根道は、大好きな道だ。大きな五葉松があり、ブナも混じり、高低差無く進む。左手に白山が望める場所がある。









 右下に国道157号線に掛かる赤い橋が見える場所がある。最後の、頂上への登りだけが、道がはっきりしない。ばらけている。










 10.30分、頂上に着くと三角点が在る。広い藪の中で展望は無い。今日の登山メンバー四人。三角点の横にワラビが一本伸びている。今日の紅一点はN女史。








 N女史は、「只今婚活中」と載せといて、と冗談交じりに言っていたので、私は本気にしてここに載せる。婚活中ですよ。


 16本のブナの木がまとまって生えている。







 まだ昼食には早いので、第三鉄塔の展望台まで降りて、昼食という事になった。10.55分に出て、11.25分に鉄塔下の展望台に着く。白山を眺めながら、ゆっくりと昼食。





 12.15分に白山の方へ向かって下山開始。



 12.45分「イカリソウ」の生えている杉林を抜けると、展望の湯近くの林道に降り立つ。











 「ムラサキサギゴケ」の咲いている、白峰の町をぶらぶらと、駐車場まで戻る。13.05分。私は何度も「白山下山仏」を拝んでいるが、ほかの人は、まだ拝んでいないと言うので、林西寺に寄って、昔、白山の頂上や室堂にあった仏像を拝む。白峰総湯の前に、「高山植物」のガーデンが出来ている。



 総湯に入って帰る。



 

  2009年05月11日(月)5回 林西寺より「大なだれ山」往復




 午後だけ空いたので相棒とS女史と三人で「大頽山」[おおなだれやま]に三角点を確認に出かけた。去年の4/12日に登っているが、三角点は雪田の下でどこにあるか判らなかった。今年の同じ4/12日に、コマさんが確認したとホームページに載っていた。今年は雪が少なかったようだ。12.40分に白峰の新しい総湯の駐車場に車を置く。帰りに風呂に入る予定。商店の店先に鉢植えの「クロユリ」が咲いている。









 林西寺の門を入るとトイレがある。トイレを使わせて頂き、寺裏の散策路を登る。分岐を神社の方へ曲がらず、直進してブナ林散策路を歩く。ブナの新緑は気持ちが良い。大木も多い。








 途中で尾根に出る道を上まで登る。左に尾根を登ってゆくと第一鉄塔。上に第二鉄塔が見える。第二鉄塔まで登ると白山が見えてくる。今日も良く見える。大きく見える。ここで恒例の抹茶タイム。13.40分。気持ちが良い時間。








 尾根を登ってゆき、最高地点で、右に派生する尾根に入る。特に何の表示も無し。間違えて入り込まないよう、第三鉄塔の展望台への矢印がある。





 大なだれ山への尾根に入ると、明らかに道がある。入り込む人も多いようだ。大きな姫小松が生えた尾根だ。登ったり下ったりしてだんだん登ってゆく。最後は急坂の広い斜面で、道がはっきりしなくなる。とにかく上へ上へと登ったら、うまい具合に三角点にたどり着いた。14.35分。














 一面の雑木林の中で、広いピークの一番高い地点と思われる。前回は雪の上だったので、全然感じが違っている。持ってきた山名札を提げる
三角点情報「大なだれ山」
三角点名・大沼
等級・三等三角点
標高・832.41m
所在地・石川県白山市白峰町









 もっと藪の中かと思っていたのに、三角点付近は藪が無くてゆっくりと座り込める。



 ここでコーヒーを入れてもらってコーヒータイム。ほかにも山名札が下がっていた。コマさんの黄色のテープ書き込みもある。ここまでは案外登山路がしっかり付いていた。頂上付近だけ足跡がバラケテ居る。ここさえはっきりすれば誰でも登れる登山コースになるだろう。















 気持ちの良い空間に長居して下山に掛かる。下りは要注意だ。斜面が広くて方向を間違えると大変だ。どうしても歩きやすいところを降りるので、方向が違ってくる。付けた赤いテープで尾根を見つける。尾根さえ見つければ後は一本道。




 本道まで戻り、右に下った第三鉄塔の展望台へ行き、展望を楽しむ。「シャクナゲ」が咲いている。例年より花が多い気がする。別山もまだ白い。




 白峰の町と、スキー場の青柳山




 もと来た道を下り、神社を通って林西寺へ降りる。
 白峰総湯は新しくて気持ちが良いが、急いでいて、カラスの行水の今日は、650円はチト高い。





 

  2008年04月12日(土)4回 林西寺より「大なだれ山」往復






 最初から「大頽山」[おおなだれやま]に登る心算は無かった。小松近郊の山から、今年初めて白峰方面に入るので、様子見に「おまい山」に相棒K君と登った。










 9.20分に林西寺近くの広場に車を置き、林西寺裏のブナ林遊歩道に入る。神社の方へは廻らずに遊歩道を進む。この遊歩道は何本もあって判り難い。とにかく上へ上へと進むと良い。トクワカソウが咲いている。













 ブナの木は未だ芽吹いていない。向かいに青柳山と白峰スキー場が見える。



















 トクワカソウ、別名イワウチワの大群落がある。








 ようやく尾根上たどり着く。一つ目の鉄塔を過ぎると、右手に
「大頽山」が見えてくる。おまい山の最高地点より右に尾根が派生して続いている。双眼鏡で覗くとあんまり起伏も無いし、雪も多くないし、藪漕ぎもたいしたことが無いようだ。もともと道が無いのだが、藪漕ぎして登る人がいるようだ。








 二つ目の鉄塔の下で、抹茶をたてて一服。


 10.40分。「大頽山」は地図には載っており、「おおなだれやま」と仮名が振ってある。三角点もある。ただ道が無いというので、今まで遠慮していたが、今日は
「大頽山」に入り込んでみようと相棒と一決。






 シャクナゲの群落のある「おまい山」の最高地点より入り込む。分岐には入り込まぬよう、第三鉄塔の展望台への矢印がある。未だ木が茂らない細い尾根を歩く。入り込んだすぐにリュックを置いて行く。姫小松の大木がある、なだらかな縦走路である。右が急な崖となっており、下を国道が走っているようだ。「おおなだれ」と言うのは、この崖を指すのだろう。








 一度下って最後の登りとなる。残雪が現れる。雪は締まっていてゴボる事が無いので楽だ。雪があるので藪漕ぎしなくて良いので快適である。











 11.30分、広い大きな頂上である。やはり雪が無ければ、藪漕ぎで大変かも知れない。今が一番良い季節だ。分岐より30分くらいで着いた。頂上と思われる所で記念撮影。














 



 しばらくで下山開始。快調に降りすぎて、リュックの置いた場所を通り越した。

 

 最高地点より第三鉄塔の展望台までにシャクナゲの大群落があるが、数える程しか蕾がついていない。13.00時、鉄塔の下の展望台で昼食。白山の一部が一瞬見えた。




 帰りは緑の村の方へ降りると、県道をぼとぼと戻らなくてはいけないので、元来た道を下り神社を通って帰った。神社の灯篭に全部雪囲いがしてある。14.20分に車に到着。展望の湯に入って帰る。



 2007年05月14日(月)3回 林西寺-「おまい山」往復





 
去年白峰の「おまい山」に、石楠花の木が多いことに気ずいた。今年は何処も石楠花の花は手薄である。もうとっくに花は済んだ頃だが、もしもと思って探しに行く。自宅から50分ほどで白峰の林西寺の近くの広場に車を止める。14.18分に林西寺の裏山に登り出す。今日は慰霊塔を通らずに、分岐を直進してブナの林を山肌を回るようにして歩く。やがてほとんど遊歩道の突き当たり付近で、尾根上に直登する階段を登る。尾根を左に歩き出す。





 鉄塔の下まで来ると手取川ダム湖が見えてくる。その左に聳えるのは鷲走ヶ岳だ。




 左手に残雪の白山が見えてくる。少し離れて別山もまだ白い。







 
石楠花は全然花は無し。咲いた形跡も無し



















 
15.10分頂上着。誰も登ってこない頂上で飽かず白山を眺めて15.47分下山開始。









 帰りは尾根を真っ直ぐ進み、慰霊塔を経由して林西寺の裏に降りた。「チゴユリ」が咲いていた。16.30分車まで戻りつく。








 近くの西山に積雪の時登ったことがある。無雪期の登山路はどうなっているのか寄って見た。林道をずーっと上っていったら、白山パノラマ公園になり、白山がバッチリト見渡せる広い駐車場があった。おまい山からの白山は、白山と別山の間に手前の山が入ったが、ここから見た白山は別山と続いていた。




 時々写真に載る夕日の赤い白山とか、新雪の白山は、この駐車場から撮ったものだ。西山の頂上まで登らなくても良かったのだ。







  2006年09月23日(土)2回 林西寺-「おまい山」往復



 急に思い立ち、「おまい山」でお昼を食べようと、袋ラーメンを持って家を出る。12時15分に白峰に着き、林西寺の門前の先の広い空き地に車を置く。林西寺の右裏手より山に入る。15分で戦没者の慰霊塔に着く。裏の林道を少し歩いて、ブナ林散策路の標識で右に尾根を登ってゆく。10分ほどで1つ目の送電線の下を通る。送電線の下は切り払われている。5分で2つ目の鉄塔を過ぎる。



 道はヒメコマツとシャクナゲの道となり、10分で3つ目の鉄塔、すなわち頂上展望台に着く。歩き出して45分だ。今日は白山が目の前に見えて感動する。前回は曇っていて判らなかったが、こんなに白山が近くに見えるとは思いも寄らなかった。





 白峰スキー場も良く見える。その最高点が青柳山らしい。それを越えて、砂御前山、鳴谷山と続く白山禅定道が昔あったと聞く。




 1ヶ月前に登った白山の別山が、まったくの独立峰として、堂々の風格で見せてそびえている。誰も居ない鉄塔のある展望台で、お湯を沸かしてラーメンを作って食べる。1時間近く白山を眺めて下山に掛かる。






 前回は緑の村の方へ降り、県道を歩いて車まで戻ったが、県道を歩くのがもったいないので、元来た道を戻る。頂上付近の尾根はシャクナゲの木がとても多い。花の咲く頃にぜひ登ってみたいと思う。慰霊塔に着く前に右に枝道があったので入り込む。ブナ林散策コースの途中らしい。コースは枝分かれしているが、見当をつけて段々と降りたら、林西寺のの裏にたどり着いた。






 緑の村の温泉に入る。この露天風呂からも白山が望める。いつの間にか雲が掛かっていた。






 2005年10月17日(月)初登山 林西寺-「おまい山」-展望湯






 「おまい山」に初めて出かける。昼頃に家を出て、白峰村の中心の白峰温泉総湯の近くの広場に車を置く。












 すぐ傍に「林西寺」という大きな寺がある。この門を入り本堂の右を回ると、小さな池があり裏山に上る道がある。






 「ブナ林散策コース」と書いてある。すぐブナ林になる。集落の裏山がブナ林なのだ。ジグザグに登ってゆく。散策コースは一本でなかった。大分登ったところで道が二つに分かれていた。ちょっと迷ったが赤い布の下がった左の道を進む。ブナの大樹のある気持ちの良い道だが、斜面を進むばかりで全然登らない。それに道も新しい。ほんとの遊歩道だ。








 間違いに気付いて戻る。分岐を右に入ると段々上りになり、前方に鳥居が見えてきた。上りきると大きな忠魂碑があった。ここまで35分。碑の裏が舗装道路の終点になっており広場になっている。「おまい山」遊歩道案内の看板があった。私の案内本では「おまえ山」となっている。みんなの山という意味らしい。









 舗装路を200mほど歩くと林道は右へ急カーブして降ってゆく。そのカーブに直進する遊歩道と尾根にのぽる送電線巡視路が分かれている。









 尾根に登る道に入る。ブナは無くなりナラのきれいな林になる。送電線鉄塔を二つばかり過ぎると、ヒメコマツやヒノキやシャクナゲの尾根になり、「おまい山」の頂上に出る。頂上といっても単なる通り道である。三角点のある「大頽山」オオナダレヤマへ続く尾根が分かれている。登る人も有るようだが、道も見当たらないし、藪漕ぎも懲りたから素通り。少し降ると鉄塔の下の展望台に出る。ここまで又40分。







 白峰の集落が目の下に全部見渡せる。手取川を挟んで向かいの斜面に、白峰高原スキー場が見え、上が青柳山である。昔は青柳山より砂御前山を越え鳴谷山を越える白山禅定道があったようだ。











 「白山」は今日は残念ながら雲の中である。これより急な下り坂となる。ようやく下に建物が見えてくると、市ノ瀬に行く道の途中にある緑の村の傍に出た。展望台より30分。右へ行けば緑の村で、宿泊施設や温泉もあるが、今日は我慢してすぐ車まで歩く。25分。






 車で着替えて林西寺の
「白山本地堂」に行く。明治の神仏分離令による廃仏毀釈で、白山頂上にあった多くの仏像が破壊されたが、この寺の住職によって難を逃れた仏像が並んでいる。御前峰にあった「十一面観音坐像」や、大汝峰にあった「阿弥陀如来坐像」、別山の「聖観音菩薩坐像」などなど。指尾山へ行ったとき通った慶松平の室堂にあった「十一面観音菩薩立像」は重要文化財にに指定されている。昔は山は、仏教の霊地だったのだと思い知らされる。






 撮影禁止なので写真は無し。見上げるような銅造りの十一面観音が、御前峰の奥宮に鎮座していたという。大きくて207kgあるという。分解して持ち上げたらしい。


 一人だったので林西寺の本堂も案内してくれた。ここに入ったのは初めてだったが、広くて、凄い龍の欄間があった。これも必見。




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