加賀の里山逍遥
 2005.04.より登山順

金沢湯涌温泉の高尾山・吉次山・順尾山・大倉山


[加賀]  高尾山 841. m (金沢市湯涌町)54
[加賀]  吉次山 800. m (金沢市湯涌町)
[加賀]  順尾山 883. m (金沢市湯湧町)
[加賀]  大倉山 1005. m (金沢市湯湧町)
第9回 2020.09.20. 湯涌温泉より、林道突き当りから「高尾山」を往復。
第8回 2018.11.18. 駒帰町より、
「吉次山」を往復。
第7回 2014.06.03. 駒帰町より、
「吉次山」を往復。
第6回 2013.06.04. 「順尾山」より「浅犀みくまりの道」を通って「奥高尾山」-「高尾山」。湯涌温泉へ。
第5回 2009.10.06. 駒帰町より、「吉次山」を往復。
第4回 2009.09.26. 湯涌温泉より、林道突き当たりから、
「高尾山」を往復。

第3回 2007.05.03. 陶石採掘場跡より「吉次山」。縦走して「高尾山」より湯涌温泉に降りる。
第2回 2006.10.22. 金沢市横谷町より林道順尾山線終点より「順尾山」「大倉山」をほ往復。
第1回 2006.08.02. 林道湯湧田子島線終点より、
「高尾山」を往復。

  2020年09月20日(日)9回 湯涌温泉より「高尾山」を往復




 7年前に順尾山より高尾山より歩き、湯涌温泉へ降りた事がある。湯涌温泉から登るのは11年ぶりだ。湯涌温泉の中から上がる道は、途中まで広いが、段々細くなり心細い。突き当りの赤白鉄塔の駐車場は狭いので心配していたが、一台だけ留めてあり、何とか入り込む。少して手前にも一台。9.40分。







 すぐ横に、下に下がるように登山路が始まっている。








 登山路が溝のようになっている所がある。雨の日は大変だろうな。







 右に見えるのは「吉次山」だろうな。









 花が大好きの相棒






 鉄塔を過ぎると展望がある。赤白鉄塔の下が、出発点である。金沢市街が見える。




 右に「医王山」、左に「戸室山」し「キゴ山」。






 あまり急坂が無くて有難い。











 ブナの木が混じってくる。花の名前は自信がない。半分テキトーです。




 ツルリンドウ         モミジバハグマ       クルマバハグマ













 アキギリ                         ツリフネソウ
















 大きな杉がある。











 「高尾山」は、縦走路より外れて、左のピークである。




 大きな杉があり、何処かが見える。








 頂上到着。三角点と、観音石像を収めた堂がある。11.50分。










 三角点情報・「高尾山」
 三角点名・大高尾山
等級・3等三角点

標高・763.13m




 「医王山」方面。




 堂の中は物置状態      アキノキリンソウ














 奥高尾山に向けてしゅっぱつ。ブナ林が続き気持ちの良い登山道。




 この「ブナ林の門」を通ると、奥高尾山の頂上は近い。







 吉次山と順尾山の分岐が「奥高尾山」となっている。地図に842mと記入されている。西の方が拓かれている。昼食。13.00時。









 目の下に、三角点のある「高尾山」。




 その上の「医王山」の右に、富山県南砺市が見える。




 金沢市街も良く見える。










 吉次山の方へ少し進むと、高い地点に「奥高尾山」の標識がある。展望無し。食事地点より2mほど高いな。








 ブナ林の頂上まで戻り、下山開始。







 16.00時に車に到着。途中で3人ほど登って来た。それ以外は誰とも遇わず、静かな山歩きだった。










             ■次回登山は、9/23福井「野見ヶ岳」へ■


  2018年11月18日(日)8回 駒帰町より「吉次山」を往復



 大阪のN女史が、私の「誕生日記念登山」をするから、何処へでも良いから連れて行けという。そこでこの間から考えていた金沢方面の山の中で
「吉次山」を思い出した。まだ紅葉が残っているかも知れないな。4年ぶりだな。



 7.30分に、小松でN・S両女史を乗せ高速に乗り、すぐ美川ICで降りてまっすぐ一直線。加賀産業道路に突き当たる。そのまま金沢方面に進むと山側環状線になり、野田山墓地を過ぎた所で環状線の脇道に入り。環状線の下を通って県道207号線を走る。駒帰町を過ぎた所に「娚杉少年の森」への林道入口がある。
 おとめすぎ少年の森キャンプ場の前を通り、広場に三台ほど停まっていたので車を留める。前回はもう少し先まで行けたが、今は道が悪そうだ。「金沢林業大学校の実習林の駐車スペース」に付き駐車禁止と張り紙があったが、今日は日曜でお休みの様なので留めさせてもらう。8.50分。
 


 少し歩くと前回乗り入れた鉄塔がある。一度降ってからゆったりと登り出す。この登山路は鉄塔巡視路なので広くて手入れがしてある。紅葉している。












 一時間ほど歩いて大きな鉄塔の下で休憩。ここから鉄塔は外れてゆくので巡視路で無くなる。登山路は細くなり、大きな木が根こそぎ倒れている。今年の台風は凄かった。海の方が透けて見えてくる。登る方に山も見えてくる。






































 右が「奥医王山」と「医王白兀山」、左の二つの小さい山が「キゴ山」と「戸室山」。




 地理院地図には、678mと734mの標高が記入されたピークがあり、その間にも小さなピーク。なかなか遠いなぁー。












 ブナの木が多くなり葉っぱは一枚も付いていない。前方に透けて見えるピークが「吉次山」と思われる。




 もうすぐ「陶石採掘場」からの登山道が合流かな、と考えていたら前方から二人が戻ってきた。話を聞いたら「陶石採掘場」からの道が合流してきていたが、その先段々と降って行くので、道を間違えたかと戻ってきたらしい。注意力が足りませんぞ。きっとどこかに標識があるはずですぞ。



 
 「陶石採掘場」からの合流点。やはり探したら吉次山15分の標識あり。吉次山へは一時鞍部へ降りる。鞍部から初めて富山方面が望める。遠くに山並みが見える。




 山の形から考えて「剣岳」らしい。拡大写真では「剣岳」に間違いない。隣の山は「立山」のように見えるがなー。






 吉次山頂上標識の手前30mの登山路脇に三角点がある。
三角点情報「吉次山」
三角点名・寺津
等級・二等三角点
標高・800.11m





 12.25分頃、3時間半も掛かって、変わった形のブナの木がある頂上に到着。あーぁ長かった。
 早速バースデーケーキケーキが二つも登場。81歳のローソクに火をともして記念撮影。コーヒーを入れて貰って有難くケーキにパクつく。おまけに「手袋」も頂きました。有難うございました。この年になっても少しでも山を歩けるのは、お二人の介助の賜物です。







































 13.20分頃に下山開始。








































 2時間半ほどかかって、登り口の鉄塔下を通る。ススキで埋められている。











 15.55分に車に到着。湯涌の方へ走り、浅の川温泉・湯楽に入って帰る。





   ■活動時間 7時間10分 Ⓢスタート8.47→(3時間31分)→吉次山12.18-13.20(1時間2分)→
         (2時間37分)→Ⓖゴール15.57
   ■活動距離 8.2km  ■高低差 455m  ■累積標高上り/下り 721m/732m
   
■次回登山は、11/21「鷹落山」へ■




  2014年06月03日(火)7回 駒帰町より「吉次山」を往復



 今日は一人。久しぶりに
「吉次山」へ登りに行った。エッ?もう7年近くも登っていなかったんだ。山側環状線を使えばすぐに着くと思っていたのに、朝のラッシュに掴まりえらく時間が掛かった。
山側環状の一番高い所から駒帰町へ向か
娚杉少年の森へ進みさらに林道の突き当りに車を置く。9.40分。一時間半以上かかった。






 大きな鉄塔の下である。確か「加賀幹線10」だと思う。9.50分用意して鉄塔の下を潜り抜けると、「登山口・吉次山85分」の標識がある。いきなりの降り道である。







 向こうに見えるピークが吉次山と思われる。ずーっと尾根を行く。








 9.55分に左の谷へ降りてゆく細い道が分岐している。大きな杉の木に手製の標識があった。


 ここを左折すると石切り場登山口に出るようだ。降だって沢を渡り、島尾林道までまた登り着き、林道を進むと登山口らしい。この林道からは以前一度登っている。一番下に括弧して「春・晩・秋のみ」と書いてある。晩の意味が判らない。夏は暑いので晩が良い?。冬は無いから通らない方が良いのだろう。




 ニガナ            キンポウゲ          ガクアジサイ咲きだす



 カタクリの実がいっぱいある  フタリシズカ         ショジョウバカマの実





 急坂の無い尾根道で、気持ちよく歩ける。段々とブナの木が混ざってくる。戸室山とキゴ山が見える所があった。


 地図に678mと734mと記入のあるピークを越えて行く。他にも幾つものピークを越える。






 ブナの林が続くようになる。涼しくて気持ちが良い。






 12.20分に、採石場登山口からの登山道と合流。結構長い。もう昼を廻ってしまった。採石場登山口まで15分。吉次山まで15分。少年の森登山口まで60分と書いてある。









 12.50分に頂上到着。昼食。一人わびしく記念撮影。13.20分に下山開始。同じ道を戻る。







 三角点は登山路脇。      ヤマボウシ          ツツジ



 吉次山のブナ林は綺麗だ。










 あとはひたすら下山ばかり。


 ショウマ?


 地面に一面に、白い花が落ちている。見上げるとウノハナ。


 
 15.30分に車に到着。誰一人にも出会わない山歩きでした。


 5月末の大日山以来、HPの更新が出来無くなっていた。喜寿の男がパソコンの事は何も判らないのに、自己流でアップロードをしているものだから、動かなくなると大変だ。今回もいじっていて転送設定が壊れてしまった。あちこち検索したり問い合わせしたりして青くなっていた。半月以上も更新できなかったから、
年末年始の入院騒ぎの時のように、またかと思われかねないと、「元気で歩いており、今回は機器の故障です」とメールを出そうかと思っていた折、昨夜(6/12)、息子にホームページビルダー14の修正プログラムを、導入して貰ったら突然と回復した。また壊れませんようにーーー。



        ●次項2014年第42回登山は、6/7能登「高坂山」三角点へ●




  2013年06月04日(火)6回 「順尾山」より「高尾山」まで縦走



 順尾山から奥高尾山の間の縦走路が整備され「浅犀みくまりの道」と名付けられた事は、国府のX氏より教えて頂いたし、新聞にも載っていた。一度歩こうと思っていたが、なんだか距離がありそうで、今日までのびのびになっていた。相棒K君はこの辺りがホームグランドだが、まだこの間だけ歩いていなかった。彼に車を出してもらって歩きに来た





 湯涌温泉のバス停近く、高尾山登山口林道の三叉路で待ち合わせ、7.50分に林道終点の駐車場に彼の車を置く。平日なのでほかに車は無し。私の車で今度は「順尾山」の登山路を目指す。南砺市に続く国道の「横谷町」手前より右に舗装してある快適な林道を登って行く。8.35分に突き当りの駐車場に到着。先着は1台。







 すぐブナの混じる尾根道を行く。









 9.10分に「上順尾山」の三角点分岐に着く。太いブナの木に、△左折と朱書きしてある。所が左折の字が、ペンキが流れて右折にも見える。三角点は探して寄る積りだったが、こんなに早く着く筈がなく、まだまだ先の方だと思い込んでいたので、何となく右折して先へ進んでしまった。






 10分も進んでから地図を見て、三角点を通り過ぎていることに気付き、慌てて戻る。リュックを登山路において見当をつけて、藪を漕いで高みを目指したら、ブナの木に赤い印の付いた地点に出た。その先にちょっと上まで細い道があった。入り込んだら三角点が在った。9.45分。






 三角点情報「上順尾山」
 三角点名・上順尾山
等級・三等三角点
標高・836.32m






 相棒も藪に入ったが、いつの間にかいなくなった。矢印の方へ降りたら、何の事は無い登山道のブナの赤い印のある分岐だった。あの時分岐を左に入ればすぐ三角点だったのだ。相棒は私のリュックの所で待って居た。相棒は三角点が見付からずにここに来ていた。また戻って写真を撮る。






 駐車場から順尾山までは、標高差が無く歩きやすい。三角点のある「上順尾山」から地図上に「順尾山」と記入されているピークまではだいぶ離れている。途中から富山県との県境になる。笹に花が咲いていた。







 10.25分に「順尾山」頂上到着。単なる登山路の通過地点で、標識が無いと頂上と気が付かないだろう。頂上の手前のブナ林に日陰を求めて、抹茶休憩。ガラスの茶碗にポットの冷水で、抹茶を点ててくれる。いつも有難う御座います。



 

 休憩が住んで出発、8分ほど歩いたら尾根の突端で「大倉山・奥高尾山」の分岐に着いた。ここから「浅犀みくまりの道」が奥高尾山まで続いている。


 
「みくまりの道とは、浅野川と犀川に等しく、水を分ける尾根道(分水嶺)という意味です。平成二十二年十一月 日本山岳会石川支部」
と書いてある。しゃれたネーミングで人気が出そうだ。


 大倉山は以前にここから登った事がある。ここから1時間半の標識もある。今日はやめておこう。








 みくまりの道に入る。ブナの林の綺麗な道だ。急坂注意と札が下がっている。ロープも下がっている。








 「ユキザサ」








 左に犀川ダムの覗ける所が一ヵ所ある。茂ってちょっとしか見えない。「順心坂(急坂注意)」の札の掛かった登りになる。






 地理院地図に、826mと記入のあるピークに到着。登山路よりちょっと右に入る。広いなだらかなブナ林の中である。11.30分。








 「心野谷山(しんのだんやま)」と名付けたらしい。日尾峰とも書いてある。今日は暑い日だが、ブナの林歩きが多いので、あまり暑さを感じない。






 休憩して出発。素敵なブナの林を降って行く。








 次のピークが見えてくる。地図を見ると、みくまりの道には大きなピークが二つある。









 12.35分に、地図に775mの記入のあるピークに到着。「西谷山」と書いてある。このピークも登山路を右に少し入る。さっきの心野谷山とまったく同じ雰囲気の、ブナ林の頂上である。






 奥高尾山への登りに掛かると、富山県境の山が見えた。大門・高三郎、辺りか?。










 13.15分に奥高尾山に到着。この場所は何度も来ているので見覚えがある。浅犀みくまりの道はここまでで終りある。








 「順尾山」より「浅犀みくまりの道」を初めて歩いて「奥高尾山」に13.15分に到着。みくまりの道はブナ林の続く気持ちの良い縦走路だった。途中に「心野谷山と「西谷山」の二つのピークがある。ピークハンターの相棒は、登山山名が二つ増えて大満足。









 この奥高尾山ピークは医王山の方に展望があり、いつも休憩する。一番高い所は吉次山の方へ少し進んだ地点だが、そこは展望が無い。






 高尾山の上に医王山が見え、左にキゴ山と戸室山が見える。









 14.00時に高尾山まで降りて来た。三角点で一休み。







 「チゴユリ」









 「ヤマボウシ」







 高尾山から駐車場までは中々遠かった。15.15分にようやく到着。


 相棒の車で、順尾山の駐車場まで、私の車を取りに行く。




          **次回登山は、6/8能登の「宝立山-高州山-鉢伏山」へ**




  2009年10月06日(火)5回 駒帰町より「吉次山」を往復




 10日ほど前「高尾山」へ登った。その時尾根続きの
「吉次山」にも、もう一度登ろうと思った。前に登ったとき「少年の森登山口」の標識があり登山路が合流していた。相棒に聞いたが彼もまだ歩いたことが無かった。すぐネットで調べたら「娚杉メオトスギの少年の森」から登山口があると判った。翌日、金沢能楽堂での仕事が早く終わったので登山口の確認に出掛けた。能楽堂から山に向かって一直線、途中湯涌温泉への道を左に見送り、末町を通り駒帰町から「少年の森」の石の案内板で左折して林道に入りキャンプ場に着いた。ボーイスカウトがキャンプをしていた。トイレを借りて係員に登山口場所を聞いたら教えてくれた。キャンプ場の前の林道をそのまま、1キロ-1.5キロほど直進した先の、大きな鉄塔の先に登山路の標識があった。


 小松からS女史を乗せ、8.40.兼六園隣の能楽堂で相棒のK君と待ち合わせ、9.20.に大きな鉄塔の前に車を置く。










 9.30.鉄塔の下を横切ると吉次山登山口の標識がある。赤松の林を下ってゆく。鉄塔の巡視路でもあるようで、広く手入れがされている登山路だ。








 なるべく直進する道を行く。分岐には木の札の標識か、太い木に赤いペンキのしるしがある。太い木の赤いマークは、頂上まで続いていて頼りになる。

 ムラサキシキブ        アキノキリンソウ      ヤマシロギク






 最後の鉄塔をすぎると、ブナの木が段々多くなる。鉄塔を過ぎると登山路が藪化していないか心配だったが、実によく手入れされている。しかもごく最近手入れをした感じだ。











 右手に医王山が見えてきた。谷を隔てて、前回登った「採石場」が見える。実に気持ちの良い登山路である。余り急坂が無い。手入れがしてある登山路だが、人工の階段とか杭とかロープの類が全然無し。まったく自然で良い。





 10.30.少し急な坂を登ってピークに到着。地図に678mの記入のあるピークと思われる。予報では午前中に雨マークが付いていたが、上手いこと降らなかった。抹茶タイム。30分休憩。




 緩やかなピークを幾つも越えてゆく。やがて広いブナ林を通る。










 11.40.ブナ林の頂上辺りで、左から採石場登山口からの道が合流し、標識がある。吉次山15分。採石場登山口15分。少年の森登山口60分と書いてある。









 分岐より一度下り、ピークをひとつ越えた先が「吉次山」の頂上である。三角点を過ぎた30m先に、シンボルの「ブナの木」がある。標識があり小さな広場がある。見通しは無いが気持ちの良い空間である。12.05.着。





三角点情報「吉次山」
三角点名・寺津
等級・二等三角点
標高・800.11m
所在地・石川県金沢市寺津町





















 お湯を沸かしてゆっくりと昼食。広場の隅の木に郵便受けがあり、中に登山ノートが在り自由に書いて下さいとある。前回、2007.5.3.の自分の書き込みを見つけた。


 今回も書き込む。金沢・K・73歳。小松・М・72歳。小松・S女子・?歳。以上三名。




 ノート書き込みを読むと、四月後半に登って、花がきれいに咲いていて感動したと言う記事が多い。我々も「イワウチワ」の大群落を見つけて、春に又登りたいと思ったものだ。高尾山の方へ300mほど進み、大門山や大笠山や高三郎山の見える地点まで行って見たが、曇っていて確かとは判別出来なかった。13.15.下山開始。












 これは「カメバヒキオコシ」。なかなか覚えられない。












 きれいな杉林を過ぎ、赤松林をだらだら登ると鉄塔が見えてきて、車に到着。14.45.分。







 駒帰町の林道入口を反対にちょっと山に向かうと、右に「犀鶴林道」の起点がある。前に一度通った事がある。ここを通って鶴来町に出ようと思ったが、今回はやめにして戻った。





  2009年09月26日(土)4回 湯涌より「高尾山」を往復



 去年の7月末に金沢の奥座敷湯涌温泉あたりを、大水害が襲った。私自身はその時期初めての外国の山歩きに出掛けていたので全然知らなかった。大変な水害だったらしい。そんな訳で林道が寸断されて高尾山や順尾山や大門山が登れなくなった。あれから1年、
「高尾山」が登れるようになった事を知った。順尾山や大門山は、今でも林道は入れぬようだ。




 今回は4名全員参加。小松より7.45.車1台で出発。8.45.湯涌温泉町中の高尾山の林道分岐にある駐車場で相棒K君と待ち合わせ。バス停があり向かいにトイレがある。ここは「夢二館」の駐車場かな。すぐ林道に入り、江戸村のあった所を過ぎると、舗装してあるが道は細くなる。突き当たりの大鉄塔の下の駐車場に9.00.到着。この駐車場は狭いので、入れるか心配だったが車は一台もなかった。ここには5.6台しか置く事が出来ない。初めて鉄塔の下まで登ってみた。曇っていて周りは良く見えなかった。ここら当たりは送電線銀座だ。







 9.00.出発
 この山は良く登られている里山みたいな感じ。ブナの木も多く、感じが良くて好きな山だ。「カヤ」に実が成っている。










 こりは「オオアキギリ」










 後方で声。コケを発見。しかも「舞茸」らしいと言う。野生の舞茸もあるのだ。匂いも舞茸だ。おきな株が二つあった。









 これがその舞茸である。女性群が持ち帰って食べたら大変おいしかったらしい。ここ数日お天気が悪かったので、いろんなコケが発生している。コケには知識がないので、私はコケには近寄らないようにしている。この舞茸も毒きのこでなくて良かった。







 大きな野生の杉の木がある。急坂を登りきると緩やかになり、左に前高尾山への分岐に出る。100mくらいで前高尾山にでる。10.30.着。








 小さな広場で真ん中に三角点が鎮座していてベンチがあり、ガラス扉の堂の中に、手が8本の石の観音像が祭られている。手の数はちゃんと数えた。湯涌温泉の守り佛だとか。









三角点情報「前高尾山」
三角点名・大高尾山
等級・三等三角点
標高。763.10m
所在地・石川県金沢市国見






 石観音の祠の中に、登山ノートが入っている。記入者の中に「コマQ」さんの書き込みが在った。今年6月に登っていらっしゃる。自称三角点ハンターのコマQさんのページは、時々読ませて頂いているし、時々参考にして三角点探訪もしている。このコマQさんは一週間ほど前に、手取川河口を自転車で出発。別当出合より白山を往復、又自転車で海岸まで。つまり18時間で海から白山を往復した凄い人である。



 この山の「大高尾山三角点」は私のほうが先に探訪していることになる。奥医王山は雲が掛かって見えない。戸室山と金沢平野がかろうじて見える。30分休憩で抹茶タイム。山でお菓子を食べて抹茶を頂くとすぐ元気が出てくる。




 11.00.出発。ブナの林が多くなる。11.35.順尾山の分岐点に出る。




 ここで昼食の予定。荷物を置いて50mほど先の頂上標識まで行く。「奥高尾山843.m」の標識が建っている。見通しは利かず。私の案内本は標高841.mとなっており、2.mの差がある。リュックまで戻って昼食。









 ここのほうが展望があり気持ちが良い。きれいなキノコがあちこちに顔を出している。











 さっきまで居た前高尾も霧が晴れて見えてきた。
一時間以上ものんびりと休憩。女性と一緒だとコーヒーからデザートの果物まで出てくる。







 13.00.下山開始。「ムラサキシキブ」が咲いていた。


 のんびりと遅れて降っていたら、前方で騒いでいた。蜂に刺されたという。見ると登山路横の大きな杉の木の、10mほど上の幹の穴から、大きな蜂が出入りして、幹をいっぱい歩いている。スズメバチではなく普通の蜂の大型の黄色い縞模様の蜂だ。






 二人は通り過ぎて向こうで蜂を払っている。こちらに二人残された。登ってきたときにこの杉の木の横を通ったが気が付かなかった。まずS女史が走り抜けた。向こうで蜂を払っている。あそこまで行けば蜂は追ってこないようだ。蜂が飛んでいないのを確認して私も頭を低くして横を通ったら、頭の上で蜂の唸るのが聞えいつまでも付いてくる。仲間のところへ駆け込み背中と帽子に付いた蜂を払ってもらう、背中に4.5匹と帽子1匹付いていた。軍手の上から左の人差し指の根元が刺された。応急に虫刺されの薬を塗ってもらう。




 途中の鉄塔の下の広い場所で刺されたところの確認。全員手に刺されていた。赤く腫れて来た。一番前を歩いていたNさんが一番痛そうだ。14.05.車まで到着。湯涌の白鷺の湯に入ろうと言っていたのに、蜂騒ぎで止めにしてすぐ帰った。15.40.小松の自宅着。私は腫れた所が痒いくらいで済んだが、女性陣は薬局によって痛み止めを貰ってきたと言っていた。


 皆様もご注意。登り途中の鉄塔から前高尾までの、登山路の左の大きな杉の木。登りでは巣は見えないが、通り過ぎると幹の上のほうに穴が開いて蜂が出入りしているのが見える。



 翌日の新聞に「湯涌町の山林でハイキング中の女性、スズメバチに10数ヶ所刺されて病院に搬送」と出ていた。26日11.50.頃とか。まさか同じ蜂と言うことは無いでしょうね。





 2007年05月03日(木)3回 「吉次山」より「高尾山」を縦走



 ゴールデンウイークは山歩き三昧である。今日で3日間連続の山歩きである。今回は「吉次山」に登りぐるりと「高尾山」まで縦走の予定である。以前に高尾山から奥高尾まで行ったことがある。


 K君と8時半に湯涌温泉のバス停待ち合わせ。小松の自宅より加賀産業道路を走り、そのまま金沢の山側環状線になる。大きなトンネルを越えて、右に湯涌温泉の表示がある。戻るような感じになるが新しい橋を渡って温泉まで一本道である。1時間を切るくらいで待ち合わせ場所に到着。温泉街入口の待ち合わせ場所バス停は、竹下夢二館の駐車場も兼ねており、前に公衆トイレがあり便利である。この駐車場の上から右に林道が始まっている。








 少し前の新聞に湯涌温泉の玉泉湖の水芭蕉が咲いたと載っていた。登山の前に、温泉街を抜けた突き当りの玉泉湖に確認に行く。徒歩で小さな湖の左より湖岸を回ると、その先に水芭蕉園があった。









 どうも自然ではなく植えたものの様である。盛りは過ぎて大きくなりすぎている。湖を一周して戻り、バス停まで戻り林道に入る。 白雲楼ホテル跡、旧江戸村の横を通り、途中右に降りるように畠尾町に至る道が分岐している。この分岐の先に大きな駐車場がある。さらに進むと林道は赤い大きな鉄塔の下で行き止まりになっている。ここにK君の車を置く。9.00時だ。





 今度は私の車で、林道途中の大きな駐車場の先の分岐を畠尾町の方へ下る。畠尾町の手前で左に林道に入る。曲がり角に登山路の案内がある。道は直ぐにガタガタの悪路となる。しかも結構長い。底をガリガリと擦る。左の谷を隔ててこれから回る高尾山が見える。林道はまだ続いているが、車が傷みそうなのでUターン出来る所で車を回し路肩において歩き出す。9.50分。






 林道を20分ほど歩いたら終点の陶石採掘場跡に着いた。露天掘りなのか、辺りは開けて車は何台も置ける。高台に上ると金沢市街の展望が利く。医王山も真近い。









 10.10分出発、登山路は採掘場の上を通って登ってゆく。「トクワカソウ」が満開である。実に多い。25分ほどで大きなブナ林の尾根上に着く。右より少年の森からの登山路が合流している。案内板に拠れば少年の森登山口まで1時間と書いてある。











 10.55分「吉次山」の頂上三角点に到着。その先に開けた場所があり奇妙な「ブナ」の木が鎮座している。その周りにも「トクワカソウ別名イワウチワ」が咲いている。ここに吉次山801mの標識が立っている。




















 
遠望は利かないがブナ林の中のまことに気の落ち着く頂上である。座り込んでお茶の時間。傍らの木にボックスがあり、登山日誌が入っていた。




 30分も居て、奥高尾山に向けて出発。しばらくで犀奥の山が見えてくる。あの辺りはまだ入っていないので良く判らないが、高三郎山、大門山、大笠山辺りだろう。まだ大分雪が残っている。




 細いがブナの林である。新緑が実に気持ちが良い。




 20分程で「日尾池」に到着。吉次山と奥高尾山の縦走路の鞍部にある小さな池である。ここから綺麗なブナ林を奥高尾山に向かって登り出す。







 12時に日尾池を過ぎていよいよ奥高尾山への登りとなる。白い「スミレ」が咲いている。「トクワカソウ」も多い。











 
実に見事なブナの林を登ってゆく。12.40分に奥高尾山の頂上に着く。




 843mの標識のある奥高尾の最高地点は、見通しが良くないので、少し先の北方が開けた地点で昼食にする。ここからは順尾山への道が分岐している。標識が壊れて落ちている。正確にはこんな感じになる。




 これから降りてゆく尾根と、医王山を眺めて1時間も食事に過ごす。コブシも満開である。熟年カップルが通りすぎてゆく。青年が一人我々と逆コースを行くという。林道を歩いてまた車を置いた所まで戻るのだそうだ。








 13.40分、下山に掛かる。14.10分にバイパスを通って前高尾山に到着。地蔵さんの入っている祠の中に、登山日誌が入っている。前回は私が書き込んだが、今回はK君が書き込む。










 前高尾山より50分掛けて、朝、車を置いた赤い鉄塔の下に15.10分到着。今度は吉次山の登山口近くに置いた私のを車取に行く。




 35分もかかってガタガタ道を走り私の車にたどり着く。丁度そのとき上より、奥高尾であった青年が降りてきた。乗せましょうかと聞いたら、訓練の為歩いているので便乗しないとの事。天晴れである。我々が車で35分掛かった道を徒歩で降りていった。





 我々は浅野川温泉・湯楽に入って、明日の火燈山・小倉谷山を約束して別れた。








 2006年10月22日(日)2回 初「順尾山」-「大倉山」を往復



 8月に湯湧温泉の高尾山に登った時、
「順尾山」が見えた。その時案内板にも、この山の記入があった。このあたりはK君の遊び場であるので案内を頼む。大ベテランの彼はいつも文句を言わずに付き合ってくれる。足の遅い私に、イライラしていると思うが、いつも黙って後を付いて来てくれる。感謝。



 順尾山登山口の案内板。






 湯湧より少し先に浅ノ川温泉「湯楽」という立ち寄り湯がある。ここの駐車場に7時20分に待ち合わせ。小松からは金沢山側環状線が出来たので、1時間掛からずに到着。彼の車に乗り換え、県境の刀利ダムの方へ走る。大きな土砂砕石場を抜けると、県内最終の横谷町の手前に右に入る林道がある。国土地理院地図に載っている。舗装してあり快適な高原状の道を行く。待ち合わせ場所より30分でもう終点の駐車場に付く。前方に山が見えない。





 車止めを越えて林道を歩き出す。一度降るようにして又ゆるく登り出す。雪が多いのか曲がった木が多い。楢ノ木の真ん中より生えているブナの木。ちょっとエロチックである。(バカな、何を考えておるのか)








 歩き出して35分で順尾山の標識に出た。頂上にしては早く着きすぎる。地図と照らし合わせたら、836.3mの記入がある三角点ピークだろう。緩やかに登山路はピークを横に巻いている。ガイドブックには「上順尾山」と記されている地点らしい。







 登山路の右に「高尾山」「奥高尾山」が見え、その上に金沢平野が望める。




 上順尾山よりまた35分で、「順尾山」と書いた小さな札の下がるピークに出た。国土地理院地図に883mの記入があり順尾山と記入されている頂上だろうか。展望全然無し。この前後にもブナ林のきれいなピークがあり、どれが本当の頂上か判らない。これらをまとめて順尾山というのが本当だろう。




 登山縦走路は続いており、この先で高尾山と大倉山の分岐に出るはずだ。今日は「大倉山」まで登るつもりだ。





 上順尾山は石川県内だが、順尾山の手前からは、富山県との県境を歩くことになる。順尾山を越えた少し先に「奥高尾山」と
「大倉山」との分岐があった。尾根が分岐しているわけでもなし、鞍部でもなし、立札がなければ分岐とは気が付かない地点だ。左の大倉山のほうへ曲がる。午前10時だ。







 ブナの林を一度大下りする。ようやく向うに頂上らしきものが見えてくる。鞍部より又登り出す。ブナ林がきれいである。地図に871mの記入のあるピークより、左の尾根に入る。





 分岐より1時間で三角点のある「大倉山」の頂上に到着。林の中の緩やかなピークで、周りの展望はゼロ。傍らの木の枝に頂上の札が下がり、赤いペンキで囲ってある。登山路は先まで続き、展望台の矢印がある。
 三角点情報「大倉山」
 三角点名・大倉山
等級・3等三角点
標高・1.004.59m





 矢印の方へ3分ほど下がると展望台に出た。前方の南方面が開けた斜面である。林の中であるがここだけ前方が開けている。ここに陣取りK君と二人だけの昼食。地図を眺めて山を確認。登ったことの無い犀川源流の、富山県境の山々である。この場所より右に続いてする尾根続きの山々は、赤堂山、月ヶ原山、多子津山、大門山、赤摩木古山、見越山と言うらしい。正面は高三郎山らしい。






 11時より1時間ほどのんびりしていたら、話し声が聞こえ、20人ほどの中年男女の団体が到着。富山県の登山サークルらしい。ちょうど正午で皆でお弁当を食べだした。入れ替わって我々は12時10分に下山開始。



 13時10分、分岐点に到着。すぐ上の順尾山の頂上と思われるブナ林で休憩。






 13時45分、三角点があるはずの上順尾山に到着。なだらかなピークで登山路は頂上を巻いている。三角点を探そうと二人して、広い頂上付近の藪の中を大分探したが見つからなかった。



 ブナの木とナラの木がダンスしている木があった。



 上順尾山より25分くらいで、駐車場に到着。

















 車を留めて貰った「湯楽」で、露天風呂に入って帰宅。








  2006年08月02日(水)1回 湯涌より初「高尾山」を往復



 金沢の奥座敷湯涌温泉の「創作の森」と言う場所で午後3時半の急な仕事が入った。合宿している能楽子供塾の生徒達の稽古である。もともと山歩きを予定していた日なので、近くに簡単な山が無いかとK君に尋ねたら、
「高尾山」を紹介してくれて案内するという。



 石川県立能楽堂で8時に待ち合わせ。7時40分に着いたらもうK君は着ていた。いつも早い人で感心する。山に向かってすぐ小立野に上がってゆくと、一本道で8時に湯湧温泉入口に着いた。バス停が駐車場になっており一台置いて、すぐ横の広い道を右に上がって行く。白雲楼ホテルは取り壊されて更地になっている。休業中の江戸村を通り過ぎてどんどん林道を登ってゆくと、15分で終点の小さな駐車場に着いた。白と赤とに塗り分けた大きな鉄塔の下である。「順尾山・高尾山・吉次山周辺歩道案内」の看板が出ている。







 8.30分に出発。












 ようやくあがった梅雨。いきなり盛夏である。この時期里山は暑くて登山にはあまり向かない。それでも日陰の雑木林を20分歩くと鉄塔の下に出た。向うに見えるのは高尾山と思われる。







 立派な檜の木の側を通る。比較的なだらかな登山路である。暑いので途中でゆっくりと休憩。高尾山分岐の標識を左に入り5.6分で頂上に到着




























登り口に「高尾山」まで60分と書いてあったが85分程掛かって高尾山の頂上に到着。763.1mの三角点があり北側から東側の展望が良い。目の前に「医王山」。白禿の頂上かと思ったが、奥医王の頂上である。その稜線上に微かに白禿頂上が覗いている。東には、登ったことは無いが「順尾山」がここより続いている。






 「戸室山」と「キゴ山」の左に金沢の市街が見える。金沢方面の里山も段々身近になってきて嬉しい。








 ふもとの湯湧温泉を守るためという石観音が、厨子の中に祀ってある。中は蜘蛛の巣が張っている。登山ノートが入っていたので、暑い暑いと愚痴を書き、70歳コンビと記名する。








 15分休憩して「奥高尾山」へ向けて出発。分岐まで戻らなくても良いバイパスを通る。道はブナの林となる。10時45分。高尾山より40分で「奥高尾山」頂上に到着。地図に841mの記入があるピークだろう。




 北の方が開け、登り地点の鉄塔と高尾山のピークが見える。順尾山からの縦走路が合流している。この先登山路は「吉次山」まで続いているが、午後の仕事のため今日はここまで。ブナの木陰に陣取り早い昼食にする。









 次回のために吉次山の方へ少し歩いてみたら、50m位先の見通しの利かない地点に、「奥高尾山・標高843m」の標識が立っていた。








 暑いので半分裸になり1時間もいた。11時45分から下山開始。三角点のある高尾山で又一休み。同じ道を辿って13時25分に駐車場まで到着。頂上より1時間50分掛かった。


 湯湧温泉街の総湯「白鷺の湯」に入って、汗を覚まして、着替えて「創作の森」の会場に3時到着。


                  表紙へ戻る