能登の里山逍遥
2005.04.より登山順
中能登の四山末森山・雷ヶ峰・石動山-高坂山

  [能登]  末森山 139 m (石川県宝達志水町)126
[能登]  雷ヶ峰 188 m  (石川県中能登町) 
 [能登]  石動山 564 m   (石川県中能登町)
 [能登]  高坂山(蔵王山) 508m (石川県中能登町)
 [能登]  枡形山 486 m   (石川県中能登町)

 [能登] モーゼパーク 100m (石川県宝達志水町)
第9回 2022.08.30. 資料館より「石動山」。パノラマ展望台を経由して戻る
第8回 2021.03.27. 氷見市平町ヨリ「高坂山(蔵王山)」を往復。車で移動「モーゼパーク」を散策

第7回 2020.01.25. 車で雨の宮古墳に入り、「雷ヶ峰」を散策。
第6回 2019.07.13.
 荒山峠より
「枡形山」往復。「石動山」はパノラマ展望台より頂上。高坂山は敗退。
第5回 2017.04.01. 
三国山から車で移動。
「末森山」を往復。
第4回 2014.06.07 .氷見市平町より
「高坂山一等三角点」を往復。石動山の近くである。半分藪漕ぎ。
第3回 2011.08.28. ドライブ途中より、
「末森山」を往復。
第2回 2011.08.28. ドライブ途中、雨の宮能登王墓の館より「雷ヶ峰」往復
第1回 2011.08.29. 和倉温泉の帰り、能登歴史公園資料館より「石動山」を往復。 

  2022年08月30日(火)9回 資料館-「石動山」-パノラマ展望台






 S女史と10.40に石動山資料館の隣の駐車場に車を置く。









 大宮坊の前。石仏と句碑「史を語れ いするぎ山の 青葉風」








 伊須流岐比古神社の階段から入る。








 伊須流岐神社の拝殿。裏の高い所に本殿がある様だ。







 拝殿の横から、山裾の平衡道に入る。








 「行者堂」を通過。








 段々と登りになりブナの木が増えてくる。








 五社権現「剣の宮跡」通過。








 五社権現「火の宮跡」通過。








 ブナ林となる。能登でブナ林は珍しい。








 しかも標高の低い所にある。








 「大御前」に登り着く。五社権現の中心があった。今は登り口神社の本殿に移動した。







 社の横のケルンの上に昔提げた山札が残っていた。ここが「石動山」頂上である。11.30分。展望無し。
564m。







 パノラマ展望台の方へ降りる。五社権現「梅の宮跡」を通過。







 ピークの「石動山城跡」を通過。多根道で下へ降りる。








 一度舗装路に出て左に100m程行くと、突き当りで道は無くなる。








 パノラマ展望台への登り口がある。








 林を通り抜けたピークに展望台がある。








 日本海の方面。先ごろ登って来た「石動山大御前」








 富山湾の方面。晴れていれば、立山・剣岳が見えるだろうな。



 展望台の上から写した。



 ヤマボウシ          クリ             ナナカマド





 誰も居ないのでゆっくりと昼食。のんびりしていたら突然に大坪の雨、慌てて展望台の下に避難。5分くらいで雨は止む。下山開始。


 途中まで戻り「多根道」をそのまま降りた。地図を見ると多根町までの古道らしい。







 「御廟山」の下を通った。登って見なかったが、帰って調べたら、泰澄大師の墓があるらしい。その先を少し降ったら、車を置いた資料館の前だった。







         ■次回登山は、9/04小松の「粟津岳山」へ■


  2021年03月27日(土)8回 石動山近く平より「高坂山・蔵王山」往復



 石動山の隣にあるピークに一等三角点がある。一度だけ三角点探訪で登った事がある。点名が高坂山なので「高坂山」にしたが、ヤマップ地図では「蔵王山」として登録されている。7年前は登り口が見付からず、藪漕ぎで登り、降りは登山道らしき道を降りたが、途中からまた藪を漕いだ。2年前に今日の相棒と石動山の帰りに、石動山側から登頂を目指したが、やはり藪で断念している。





 能越自動車道の氷見の灘浦で降車。県道306号線で石動山を目指す。吉岡町から平町までは通行止めだが、小型車は迂回路がある。平町の神社マークの横の農道に入り、道の広い所でUターンして車を置く。

 農道の途中の高い所に一本松がある。前方に見える一本松の横から登山口があった。11.00時。





 一本松の横から棚田の道を入る。前方の一番奥のピークが「高坂山」らしい。右側に県境の尾根が続いているが、登山路は東側の林の尾根を登る。水路の道を横切って登って行く。初めての時はみちが判らなく、水路の道を辿って車道へ降りてしまった。今回は道が上へ延びている。




 キクザキイチゲ        フキノトウ          ネコノメソウ








 左の林に近づききた。









 池がある。昔は池のふちは藪だった。







 林に入るとまっすぐの道がある。









 木が密に生えている。頂上に近づくとブナの木が混じる。








 11.40分に高坂山頂上に到着。尖った頂上。林の中。昼食。







三角点情報「高坂山・蔵王山」 
 三角点名・高坂山
等級・一等三角点
標高・508 m






 能登大橋・和倉温泉の標識。平地と海が見えるが、老人は目も老人で良く判別出来ない。









 富山湾の「虻ガ島」が見える。その上には立山連峰が見えるらしいが、今日は霞んでいる。







 一等三角点は大きい。石川県と富山県の県境にあるが、富山県の三角点に分類されている。三日前の清水山に続き、一等三角点の連チャンである。







 下山開始。もと来た道を戻る。




 今回は登山路がよく整備されていた。前回はこの池の横の道は藪の中だったぞ。




 平町から石川県側の石動山に出る予定で、車道を登って行く。立山連峰が見える。天気が良すぎて霞んでいる。もうそろそろ石動山の前に着くかな、と考えていたら突然の通行止め標識。実は今日は石動山を歩かずに、「モーゼパーク」でも歩こうと予定していた。車道に雪が残っている。とりあえず戻るしか方法は無い。遠回りだー。13.30分。


 ■「モーゼパーク」に移動。下稿へ■
































  2021年03月27日(土)8回 モーゼパーク散策



 伝説の森モーゼパークは興味があったので、ドライブの途中に登り口を見付けた事がある。その時は時間が無くて登れなかった。一度歩いてみたいと考えていた。

 モーゼは40年の歳月をかけ、ユダヤの民族をイスラエルの地へ導いた後、シナイ山に登った。そこからモーゼは天浮舟に乗り、能登宝達山にたどり着いた。その後、583歳まで余生を宝達山で過ごし、三ッ子塚に埋葬された。

 石動山の手前で通行止めにあい、能越自動車道まで降り、氷見から山越えで能登に出た。宝達志水町の河原町でウロウロしたが、何とかモーゼパークの駐車場に到着。15.00時。




 駐車場には他に車は一台も留まっていない。しだれ桜がピンクの花を付けている。







 ポケットパークを周って、しだれ桜の横から、ふれあいの小径を登って行く。









 途中にモーゼの墓記帳所がある。パンフレットあり。






 分岐を、ミステリーヤードの方へ進む。










 ロマンの小径と云うらしい。






 三ッ子塚古墳に到着。案内板によれば「古文書」にモーゼの記載があるらしい。能登宝達で「十戒」授かったらしい。







 横に登る道があった。古墳が三基あるらしい。登り口にあった案内板に「2号墳がモーゼの墓」と書いてあった。「3号墳テラス浮船展望」と書いてあった。








 2号墳に登る道は無く、3号墳に登る道があった。登って見たら「モーゼ大聖之零位」の標識が建ててあった。







 「テラス浮船展望」と云うだけあって海の方が見える。








 古墳の裏を一周して、登り返して戻って行く。


 






 「安息の広場」があったので登って見た。あずま屋があった。






 白いショウジョウハカマがあった。






 モーゼパークから降りて、隣町の山崎に立ち寄る。「金崎神社」がトトロ神社と呼ばれているらしい。神社前の空き地に「トトロ」が造ってあった。

















 神社に登って見たら、森の中の薄暗い、苔むした境内。巨大なスタジイの木。トトロさん、隠れていないで出て来なさーい。




  







 
■次回登山は、3/31小矢部 「矢立山・砺波山・源氏ヶ峰」へ■
















  2020年01月25日(土)7回 雨の宮古墳より「雷ヶ峰」散策



 真冬のはずだが雪が無い。それでも寒いので健康登山と称して、低い里山ばかり徘徊している。今日はS女史がまだ歩いていない
「雷ヶ峰」と「赤蔵山」を案内する。9.00時に小松を出て北陸自動車道から「のと里山海道」を走り、柳田インターで降り、七尾に向かって県道2号を走る。能登部交差点で左に山に入るとトンネルがあり、抜けると右に「雨の宮古墳群」への標識がある。






 舗装してある道路だが、狭い所もある。10.20分に駐車場に到着。同じ石川県だが能登はなかなか遠い。









 資料館は12月から3月いっぱいは休館だった。トイレも締まっている。







 資料館の裏に遊歩道がある。古墳に登って行く。









 1号古墳と2号古墳の間に登り着く。右が1号古墳で左が2号古墳である。まず1号古墳に行く。獣除けの金網がある。





 大きな「前方後方墳」だと書いてある。ビラミットみたいだ。








 古墳の登り口に、小さな社がある。「天日陰比咩神社」と云うらしい。








 一番高い所に、三角点を埋めた容器みたいなものがある。中は見えない。
三角点情報・「雷ヶ峰」 
 三角点名・雨宮山
等級・3等三角点
標高・187.94m




 なかなか見晴らしの良い古墳である。国指定の史跡になっているようだ。昔はここが相撲場になっていたらしい。



 2号墳が見える。今からあちらへ登りに行く。「前方後円墳」らしい。






 網戸を開けて2号墳に来た。







 2号墳より、1号墳の方を見る。







 先頃まで登って居た1号墳。




 この頂上も展望がある。下に円墳が3ッつ並んでいる。





 円墳の後ろに鳥居があり、出口があった。すぐ林道に出てぶらぶらと歩いていたら、すぐ駐車場に出た。
1時間弱の徘徊であった。


 公園になっているようで、途中にグリーン広場があったが、ここも冬季閉鎖されていた。


 すぐ車に乗り「赤蔵山・憩いの森」へ移動。







         ■今回登山は、次の「赤蔵山」へ■





  2019年07月13日(土)6回 荒山城跡「石動山」一周



 梅雨で天気が悪い。能登の低い山を歩いている。今日は「石動山」。どうゆう訳か石動山の山札が残っていた。提げてこよう。小松を8.30分に出発。能越自動車道の氷見北ICで降り、県道18号で「荒山峠」を目指す。峠に「荒山地蔵尊」があった。9.55分。









 「荒山地蔵尊、能登によし氷見になおよし、みちしるべ」の石碑がある。能登と富山県を結ぶ重要な峠道だったようだ。





 峠の先で右に「石動山」の方へ曲がる。しばらくで右側に大きな駐車場がありトイレ棟がある。
「枡形山」486mの登山口である。荒山城址らしい。S女史がナツツバキを写している。






 夏椿の白い花が、いっぱいに落ちている。



 ジグザグを登ると頂上む直下の広い斜面に出る。休憩所がある。






 さらに登ると展望が良い。七尾湾が見える。




 眉丈山辺りだな。






 枡形山より降りて、
「石動山」に移動する。石動山資料館の先の広い駐車場にくるまをおく。11.15分。今回はまだ歩いていない「パノラマ展望台」を先に登り、その後「石動山」に周る予定。駐車場のすぐまえ、大宮坊の隣の道に入る。






 
 石動山城跡の標識がある。これはパノラマ展望台の事か?。下に旧多根道の標識がある。


 





 ユキノシタ








 よく手入れされた道である。








 一度、舗装された林道に出る。左に林道を進むと行止りとなり、パノラマ展望台80mの標識があった。







 登ると展望台が見えた。展望台に上がると大きな富山湾が広がっている。12.05分。


 と、景色を眺めていたら急に大粒の雨が降ってきた。慌てて木の下へ逃げ込む。











 雨はすぐ止んだが、戻って石動山の頂上を目指す。ブナの木が混じって来た。









 「大御前(頂上)」の標識に出た。







 12.50分に、石動山頂上に到着。尖ったピークであるが展望は無し。昼食。


 降りはブナ林を下りる。





 能登には珍しい、素敵なブナ林である。







 13.40分、行者堂通過。役行者が祀られているようだ。




 13.50分、伊須流岐比古神社。




 車に戻る前に、大宮坊で石動山ユリ展があったので覗く。昔は石動山にあったユリだが、野生のものはほとんど絶滅らしい。中能登の住民が育ている鉢を持ち寄っての展覧会らしい。野外に柵をして植えてあるものは、まだ蕾だ。















 14.10分に車に到着。

 時間が少しあるので、隣の高坂山の一等三角点を確認に出掛けた。今回はパノラマ展望台に登る林道の途中から、挑戦した。あずま屋のある広場に車を置き、この先行止りの標識の建つ林道を進む。予定通り大きな池の裏まで回り込んで、大分三角点に近づいた。しかしそこから三角点まで、踏み跡があるかも知れない、という期待は裏切られ、物凄い藪で敗退、諦めて戻った。


 帰りは「荒山峠」から、石川県側に降りて、のと里山海道で帰った


                 ヤマップ記録
  ■活動時間 4時間50分 ■活動距離 10.8km車を含む ■高低差 180m
  ■累積標高 792m/717m

  Ⓢスタート 10.03→枡形山往復  登山口11.10→(1時間33分)→石動山12.43-13.29(46分)
   →33分→登山口→14.02→52分→Ⓖゴール14.54分




             ■次回登山は、7/14富山県「二上山」へ■




  2017年04月01日(土)5回 三国山-「末森山」ー碁石ヶ峰



 「三国山」より降りたのが11.20分。今度は
「末森山」である。末森山の頂上で昼飯にしようと、興津峠を越えて国道471号線に入り平野まで降り宝達志水町へ入る。国道159号線に合流し右折してしばらく走ると、前方に山が近づいてくる。国道の右側の山が「末森山」らしい。山に掛かるその手前に、山と反対側の竹生野集落の方へ、末森山登山口の標識がある。入るとすぐ登山口駐車場があり、トイレ舎がある。11.40分。地理院地図には「末森山」になっているが、ここの看板は末森城址である。前田利家と佐々成政が戦をした場所である。駐車場前より舗装した道が始まっている。








 突き当りで道は国道159号線の上を橋で渡る。橋のたもとにも駐車場があり数台留めることが出来る。


 ポストみたいなものがあり、中に末森城跡のマップが入っていた。宝達志水町の案内パンフレットもある。11.55分。







 ここから高架橋を渡り山に入る。下は国道である。









 橋を渡った所にモニュメントがある。「加賀百万石の礎を築くことになったこの合戦の意義を、後世に伝えるべくこの碑を建立したものである。平成十三年十一月」















 所々にこの山で咲く花や、樹木の紹介した立て札がある。


 12.35分に頂上到着。本丸跡である。お腹が空いたのですぐ昼食。誰も居ない。木の間から海が見える。


















 三角点情報・「末森山」
 三角点名・末森山
等級・4等三角点
標高・138.78m








 前回4年前は草が生い茂っていたが今日は頂上は良く刈られており、頂上のふちの「4等三角点」も見えるように周りが刈ってあった。前回は散々探したのに見付からなかったので、今回見付けられてうれしい。







 食事していたら男が一人登ってきてあいさつした。









 記念撮影して下山。駐車場付近のタンポポ。13.30分。今日はもう一つ「碁石ヶ峰」を歩く予定。










            ■続いて「碁石ヶ峰」へ登りに行く■



  2014年06月07日(土)4回 石動山近くの「高坂山」三角点



 石川県の一等三角点を調べた時、石動山の近くに一等三角点があるのを知った。富山県氷見市と石川県七尾市との県境にある。分類では富山県の三角点になっているが、石川県の県境にあるので一度は探してみたいと考えていた。今日は夜仕事で出かけるので、早く帰りたい。三角点までは登山路は無いが、簡単に登れそうだ。三角点は
「高坂山」と云う名前である。実は相棒を誘おうと何べんも電話したが通じなかった。金沢は百万石まつりで、相棒の奥さんはお茶の先生で、お茶会があるので忙しいのだろうと推測。




 小松より高速に乗り、徳光PAのコンビニで食料調達、便利になったものだ。小矢部
JCTより能越自動車道に入り、氷見を過ぎて灘浦ICで下車。現在はここが終点である。ここから石動山まで真っ直ぐに道が伸びている。吉岡町に通行止めがあったが、自家用車は迂回路があって無事に、目的地の平村に到着。







 村を抜けたら神社があり、石動山への道は左折している。直進すると舗装は無くなり棚田になる。道の広い所に車を置いて思案。10.05分。結構遠かった。








 少し戻った所に「熊出没注意」の看板が転がっている。農道かあぜ道かが分岐しているようだ。地図を眺めていると、遠くに見えるピークが一等三角点のある高坂山らしい。10.20分にこのあぜ道に入り込む。











 少し登ったら、細い水路に水が勢いよく流れている。大事な水路なのだろう水路沿いの道は良く整備してある。本当はこの水路を横切って、地理院地図に載っている、山に近ずく道に入る心算だったが、そんな道が見当たらない。少し遠回りにもなっていいやと、水路沿いに歩き出す。







 そのうちに左下に舗装道路が見えてきた。平村から石動山に続く道らしい。段々と山から離れてきていると苦笑。







 そのうちに石段を登って池にたどり着いた。10.40分。このため池の水が、水路を伝って平村の棚田を潤していたのだ。池の右側を登って行けば、山頂にたどり着きそうだが、藪が手強そうなのでやめにして一度道路に降りた。池のすぐ下が道路だった。








 地図を見ていて、しばらく道路を歩いて、道路が一番山に近ずくヘアピンカーブより藪を漕ぐ事にした。何しろ道が無いので、ここも藪漕ぎ地点としてチェックはしていた。


 タイトコメ          ツツジ





 10.50分に藪に入り込む。入り口に御幣みたいな白い札が立ててある。道は無し。谷の右側の斜面を登り出したら、また一度水路を横断した。この辺りはため池が多い。








 笹の生えた雑木林を、高い所を目指して藪の中を登って行く。時々赤いテープが下がっている。








 11.33分に、なんと登山路らしきものに合流した。何処からか登山路があったのだ。








 11.40分にすんなりと頂上到着。広く刈られて広場になっており、お目当ての一等三角点が鎮座していた。







三角点情報「高坂山」 
 三角点名・高坂山
等級・一等三角点
標高・507.52m







 展望無し。能登大橋・和倉温泉の立札があり、海がちょっと見える。橋は見えないな。登山道平部落へ30分と書いた立て札もある。他に低山徘徊部の三角点探訪札などが二つ。






 11.55分下山開始。平部落へ登山路を降り始める。大きな「ササユリ」が一本咲いていた。開いたササユリは今年初目撃。








 すんなりと30分で降りられると思っていたのに、尾根の先まで来て雑木林が無くなったら、突然に道が無くなった。左に斜面を降りだして凄い藪漕ぎになった。溜池のふちを通る。ただ歩きやすい所を下へ下へと藪を漕いでゆく。




 ようやく朝の水路の道に飛び降りた。下に車が見えた。富山湾が見え、その上に北アルプスが霞んでいる。水路の道を今朝と反対方向に進み、農道に降りる降りる道を見付けて、12.40分に車に到着。今日も誰一人遇わない山歩きだった。帰りは石動山の方へ出て、のと里山海道に出て家へ帰った。氷見を通る道より遠回りになる。




 神社から農道に入りP地点に車を置いた。道が判らないので、水路道を進んだら溜池に出て、石動山への車道に出た。車道を歩きヘアピンカーブより藪を漕いだら、登山路に合流した。降りは登山路を降りていたら、直進する道が無くなった。溜池の方へ降りる道らしきものを藪漕ぎで降りる。





           
●次項2014年43回登山は、6/8「宿ノ岩山」へ●


  2011年08月28日(日)3回 「末森山」-雷ヶ峰-七尾城山-石動山



 
2度目の3日間の予定のカテーテルが、成功したのだが、血管が傷ついて内出血して、手がポンポンに腫れて、三日間の入院予定が5日間になってしまった。

 おかげて山歩きが、温泉に変更になった。和倉温泉にしたのだが、「石川県の山」に載っている近くの山は、どれも車でも登れそうだ、と判明。





 まずは
「末森山」。前田利家と佐々成政が能登の支配を争った末森の戦いが有った所。大河ドラマ「利家とまつ」を契機に整備されたと書いてある。国道159号線(押水バイパス)を走って行くと、前方右に小山が近ずいてくる。麓に末森城址の看板がある。駐車場は道の左に入るよう指示がある。駐車場には案内図があり、トイレがある。トイレは貨物列車みたい形で、紺色に塗ってある。10.45分。









 案内図を頭に入れて歩き出す。しばらく歩くと、国道を跨いでいる橋を渡る。橋の手前にバリケードがあり、ここから車は入れない。









 「ヤブミョウガ」が白い花を付けている。











 道の傍らに、花や木の標識がいっぱい。色々咲くようだが、今の時期花は見当たらない。







 

 11.15分。頂上の本丸跡に着いた。海の方が切り開かれていて覗ける。









 本丸跡に三角点が在る筈である。簡単に見つかると思っていたのだが、当てが外れた。本丸跡は平坦で広い。しかも夏草が茂っている。一番高い頂上が無い。白いプラスチックの標識も無い。あっちこっち草を分けて歩き廻ったが、とうとう見つからなかった。山名札は桜の木に提げてきた。







三角点情報「末森山」 
 三角点名・末森山」
等級・四等三角点
標高・138.8m

 「センニンソウ」かな。









 「オトコエシ」











 「ゲンノショウコ」









 「ツリガネニンジン」かな











 「ベニバナボロギク」かな。








 「ツユクサ」



 誰かひとり登ってきたので、三角点の在り処を聞いたが、私もこの山は初めてだと言われた。この後
「雷ヶ峰」へ車で移動。下の稿。







  2011年08月28日(日)2回 末森山-初「雷ヶ峰」-七尾城山-石動山



 
末森山から下りて、国道159号線をさらに進む。羽咋市を過ぎて中能登町にに入ると、左手に「眉丈山山系」が連なっている。その最高地点が「雷ヶ峰」である。地理院地図には、山の名前は無いが「雨の宮古墳群」と書いてあり、三角点と鳥居マークが載っている。






 能登部駅の側から、眉丈山を抜ける「眉丈山トンネル」がある。トンネルの手前から左に入る林道は、通行止めになっていたので、トンネルを抜ける。抜けた所に「雨の宮古墳群」の看板がある。標識にはトンネルに向かって左に入るよう指示がある。しかし、調べてきた通り右に入って「林道・雨の宮線」を進む。








 林道はくねくねと少し細いが、舗装してあり問題は無い。やがて三叉路の「雨の宮古墳群」の石碑に出た。広い駐車場があり「雨の宮能登王墓の館」が建っている。直進すると古墳公園・グリーン広場があるらしい。









 「能登王墓の館」に入り情報収集。この雨の宮古墳群には36基の古墳が、4世紀中頃より5世紀にかけて造くられた。最高所の通称雷ヶ峰に位置する一号墳は、前方後方墳で県内最大。能登王の墓で、銅鏡や女性の腕輪や髪飾りが副葬品として発見され、国の重要文化財に指定。








 王墓の館の裏に、古墳に登る散策路がある。登って行くと一号墳と二号墳の間に出る。右が一号墳で登って行くと、整備された古墳が見えてくる。国指定史跡になり、この辺りが掘り出されて整備されたようだ。









 「天日陰比咩神社」がある。もとは上部に在ったらしい。雨乞いの神事が行われていたようで、雨の宮の名前もここから来ているのだろう。雷ヶ峰の名前もそうだろう。








 一番高い所に木棺が納められていたようです。模型は下の館に有りました。どうゆう訳か花が飾られていました。お墓でしかもお盆ですので、花は当たり前ですが、1500年も前の故人にゆかりの人が、いらっしゃるのですかね。








 ここが眉丈山山系の最高峰「雷ヶ峰」である。三角点はいつもの白い標識があるが、三角点は白い容器の中にあるようだ。ふたが空かないので確認できない。
三角点情報・「雷ヶ峰」 
 三角点名・雨宮山
等級・三等三角点
標高・188.0m







 向こうに2号古墳が見える。平野が見下ろせる。下の村から登ってくる道に鳥居がある。能登一円の村々に崇拝された山のようで、現在でも集団で登る風習があるようだ。











 雷ヶ峰の山名札は、神社の後ろに提げた。










 さて「雨の宮林道」を戻るのだが、地図を見ると林道脇に三角点が在るので確認に行く。三角点のある地点は崖になっており登れない。少し戻って案内板の前に車を置く。この案内板を読むと、ここに「テンジクダイラ古墳群」として五つの古墳があるとの事である。一番高い所は雷ヶ峰に次ぐ二番目に標高が高いらしい。







 案内板の上が1番古墳で、2番3番4番と進み、一番高い5号墳の上に三角点を発見。
 三角点情報
 三角点名・徳丸
等級・四等三角点
標高・176.7m







 ここの古墳は整備されていないので、藪の中である。どこが古墳か判らない。微かに道があるような気がする。五号墳の上と思われる一番高い所も藪の中であるが、白いプラスチックの標識が、わずかに見えたので、三角点は発見できた。


 わざわざ三角点を探すのは、私くらいかな。

 今日は和倉温泉に泊まり、明日は「七尾城山」と「石動山」を歩く予定。






   2011年08月29日(月)1回 末森山-雷ヶ峰-七尾城山-初「石動山」





 七尾城から降りて七尾市街で食事をして、今度は
「石動山」を目指す。国道159号線を走り、能登二宮から山に向かう。杓子ヶ峠を越えて石動山に入る。辺りは「能登歴史公園」になっている。資料館があり、前に復元された大宮坊がある。その隣に「伊須流岐比古神社」がある。13.00時、資料館に車を置き、神社の石段を登る。神社横から歩道が分岐している。直登と左の山裾を周る道がある。山裾道に入る。









 仁王門跡辺りから登りになり、ブナの林に入る。能登ではブナの林は珍しいようだ。宝達山にはあった。










 歩き出して20分。13.20分に頂上に着いた。ここを「大御前」と云うらしい。社が建っている。伊須流岐比古神を大宮大権現と称し、白山宮より迎い入れた白山姫神を客人大権現と称し、ともに祀るとの事。









 三角点は無いが、ここは地理院地図には「石動山」とちゃんと記入がある。山名札を提げる。










 向こうに見えるのは、石動山城跡らしい。パノラマ展望台があり、立山連峰が一望とあるが、今日は山は見えぬようだ。梅の宮跡の方へ下り、展望台へは行かず、伊須流岐比古神社の方へ降りた。









 「伊須流岐比古神社」は雰囲気が良い。手洗いの水は飲用可で、冷たくておいしい。









表紙へ戻る