富山県の山逍遥
2006.09.より登山順

南砺市の山5山

   [富山]   八乙女山  752m   (富山県南砺市) 62
  [富山]   大寺山   919m  (富山県南砺市) 62
[富山]   扇山    1033m  (富山県南砺市) 62
[富山]   赤祖父山  1013m (富山県南砺市) 62
[富山]   丸山    497m  (富山県南砺市) 62
第14回 2023.11.11. 閑乗寺公園上の駐車場より「八乙女山」往復。誕生日登山。
第13回 2022.11.12. 
赤祖父湖から上がり「丸山」の先より
「扇山」を往復。
第12回 2019.10.16.  八乙女峠より、八乙女山-大寺山を往復。

第11回 2018.06.27.  八乙女峠より、八乙女山-大寺山を往復。
第10回 2017.06.03.  閑乗寺公園上の駐車場より、八乙女頂上を往復

第 9回 2015.11.07.  八乙女峠より、八乙女山-栃原林道分岐三差路まで行き、戻る。
第 8回 2014.05.18.  八乙女峠より、八乙女山-大寺山を往復。
第 7回 2014.05.17.  
赤祖父湖の福寿草探索コースより大寺山。下りは道宗道で扇山を往復、新道経由で下山。
第 6回 2013.05.29.  閑乗寺公園上の駐車場より、八乙女山頂上-栃原峠を往復。
第 5回 2013.05.06.  赤祖父林道の新道登山路より、扇山、赤祖父展望峰。降りは中より旧道を降りる。
第 4回 2013.04.13.  赤祖父林道の福寿草探索コースより旧道登山道を登り、新道合流点より新道を下山。
第 3回 2013.04.06.  閑乗寺スキー場より、八乙女山頂上を往復。  
第 2回 2012.06.10.  赤祖父林道の新道登山道より、扇山、赤祖父山を往復。
第 1回 2012.05.20.  閑乗寺スキー場上の林道途中より、八乙女山・大寺山を往復する。      

  2023年11月11日(土)14回 誕生日登山だ「八乙女山」往復



 今回4年ぶりの「八乙女山」。私の86歳の誕生日登山という名目。しかも今晩は「川合田温泉」泊で明日は「牛嶽」登山と云う豪華版。





 南砺市閑乗寺公園で集合。「加賀の里山逍遥の会」のS女史とN女史と私の三人、金沢のN氏と待ち合わせ。N氏はこの間「日本三百名山」を完登した凄い人。我々の山歩きにも気楽に付き合ってくれる人。








 N氏は先に到着して待っていた。8.40分。上に新しい休憩所が出来ている。4年ぶりの八乙女山に出発。








 少し歩くとすぐ登山口。新しい鉄塔の横を通る。








 一度林道を横切る。この林道は車で八乙女の小屋まで上がれる。








 今日は天気悪いが雨は降らぬ予報。








 こんなに階段が多かったかな?。








 若いグループが追い越してゆく。








 紅葉は終わり掛けみたいだ。








 8合目通過。








 主尾根に登り着く。9合目。作業道を右に。








 尾根の道。途中の大平展望台には、遅れているので寄らず。







 八乙女峠の小屋に出た。11時。早いけど小屋で昼食。若い女性グループと同席。食事が済んでコーヒーが入ったら大きなケーキが出てきた。







 昭和12年生まれの86歳。86のローソクが点る。毎年祝ってもらっている。今年も有難う御座います。何とか今年も登りました。











 同席の若い人たちの歓声が上がり、ハッピーバースデーの歌を歌ってくれた。ケーキを全員で食べて美味しいコーヒー。皆さん有難う御座います。


 今日の我々全員の記念写真。














 荷物を置いて「八乙女山」山頂散策へ。女性グループとお別れ。









 峠のあずま屋。車でも登って来られる。








 や宇歩道に入ると電波塔。手前で左。








 作業道に出る。何度も来ているのに道はうろ覚え。作業道を右に。







 右に道宗道の標識。ここを入ると最短で八乙女山の頂上。しかし作業道を直進してしまった。



 作業道の一番高い所に「道宗道」が横断している。右に登れば「三角点八乙女山」の頂上。左に上れば「実質八乙女山」の頂上。何の気無しに左へ登ったら、八乙女の大杉を越えて三角点の無い「八乙女山頂上」に到着。














 この頂上は三角点より4m高い実質頂上である。誰も居ないので慌てて戻る。






 お待たせしてすみません。半ボケ老人は平謝り。
「3等三角点・鶏塚・752m」。ここが八乙女山の三角点頂上である。展望無し。12.10分。








 あずま屋で荷物を拾って下山開始。








 同じ道を戻る。








 ちょっと残る紅葉。








 この間から「散居村」








 林道横断、あと少し。皆は新しい休憩所で待っていた。遅れてすみません。







 早く帰れたので、井波の道の駅で一休み。木彫りの七福神。








 川合田温泉。いつも前の道を通るが入るのは初めて。良いお湯だった。N氏の三百名山完登と、86歳呆け老人の誕生祝と、仲間の健康を祝って乾杯。






           ■次回登山は、11/12「牛嶽」へ■


  2022年11月12日(土)13回 誕生日登山だ「扇山」往復



 「道宗道」とは、室町時代に五箇山赤尾の行徳寺の僧「道宗」が、月に一度井波別院・瑞泉寺の、蓮如上人の元へ通った、30kmの尾根伝いの道である。「八乙女山」「大寺山」「扇山」「赤祖父山」「高清水山」「鷹落場山」などが峠で繋がっている。個別には登っているが全体は繋がっていない。

 
 今日は
「扇山」へ登る。福光インターで降り「赤祖父池」の近くから林道に入る。「丸山」の下を通る。舗装してあるが道が狭くて緊張。登山口の三差路は車が5-6台留めてある。ここは向こうに医王山が見える展望地点である。









 三差路は右は降って行く道。左は福寿草群生地の方へ行く道。何度か福寿草探索で来た事がある






 林道の広い所に車を置く。三差路から30mくらいで登山口がある。今日はここから登る。標識あり。福寿草群生地からも登った事がある。今日はS女史と大坂のN女史の3人パーティ。9.30分。






 尾根まで登ると杉林。しばらくだけ緩やかな道。












 向こうに見える稜線に「道宗道」が走っている。「八乙女山」辺りと思われる。あの高さまで登って行く。










 散居村の平野が見える。






 急な坂道が続き老人にはハード。8年ぶりの登山路で記憶があやふや。地理院地図に載っている古道で、窪んだ古道の雰囲気である。
 







 景色はあまり見えない。ブナの木が現われた。 








 林道の終点に登り着く。この林道を歩いて「大寺山」まで行った事がある。今日は道宗道への直登である。30m先に登り口がある。







 12.15分に尾根上の道宗道に登り着く。ここが道宗道である。道は緩やかな登りとなる。








 お目当ての「ブナ林」に到着。「赤祖父水郷管理地」の石碑。ここから登山道は右の方の尾根へ。







 大きなブナの木が見えてきた。










 大きなブナの木。逢いたかったよー―。


















 ブナ林・ブナ林・ブナ林・ブナ林が続く。見ごたえがある。











 こんもりと盛り上がったブナ林の中が「扇山」の頂上だった。12.50分。三角点無し。展望無し。標高1.033mの標識。




 頂上手前の、ブナ林の中の空き地。登山路なのだが、何人も降りて行ったからもう降りてこないだろう。ここで昼食。食後のコーヒーの時間に、デカい「シフォンケーキが登場。実は今日は私の「誕生日記念登山」と言う事になっている。毎年恒例に祝ってもらっている。







 明後日14日が私の満85歳の誕生日である。85歳のローソクを吹き消して、老人は仲間に感謝感謝。この老人は、耳は遠くなり目も悪く遠近感が判らない。足もヨタヨタで杖が欠かせない。もうソロソロ登山も無理かなと考えているが、食欲だけは衰えていない。








 二人は荷物を置いて「赤祖父山」に走って往復にて出かけた。私はここまでと決めている。荷物をまとめて先に下山開始。







 紅葉には遅れたが素敵なブナ林。









 同じ道を降りる。







 分岐より急坂をそろりそろり。平野が見える。









 赤いテープは福寿草群生地を通って林道を降りる道。今日は通らず。二人が早くも追いついて来た。早いね。





 ようやく三差路の駐車地点に到着。車は我々の一台だけ。16.10分。秋は日の暮れるのが早いな。実は今日は近くの「法林寺温泉に素泊まり5.000円で予約してある。豪華だろーー。







     ■次回登山は、11/13砺波の「頼成の森」へ■



  2019年10月16日(水)12回 八乙女-「八乙女山」-「大寺山」往復





 台風19号が猛威を振るった。北陸は有難いことに、あまり被害が無かった。紅葉の東北栗駒山を予定していたが、おじゃんになった。今日は久しぶりに空いたので、歩きたいが、山の林道の様子が判らないが、南砺市の「八乙女山」に登って居るヤマップ記録を見付けた。八乙女山までは登れそうだ。


 8.30分にS女史と合流し、閑乗寺公園の上の駐車場に、10.00時に到着。ここからの八乙女林道が、通行止めになっていなかった。通行止めの時は今まではバリケードがあった。


 ならば八乙女峠の避難小屋まで入り込み、大寺山を目指そうと考えて入り込んだ。舗装してある道は、木の葉っぱが一面落ちており、葉っぱか小岩かの判別が難しい。今年は一回林道でパンクさせているので、恐る恐る上がって行く。布滝を通過。






 10.30分に、峠の避難小屋(あずま屋かな)に無事到着。


 11.00時に「八乙女山」の三角点に到着。







 三角点情報「八乙女山」
 三角点名・鶏塚
等級・3等三角点
標高・751.56m

 






 道宗道を進むと大杉があり、「八乙女山」の頂上標識がまたある。三角点頂上より、ここの方が少し高い様だ。
 


 道宗道は一度林道と合流し、「風神堂」に着く。風穴があり、ここから大風が吹き出し、治めるために風神堂がある様だ。











 風神堂の近くに「鶏塚」がある。元日に鶏の声が聞こえるらしい。八乙女山の三角点名は鶏塚になっている。






 風神堂を過ぎて、林道を離れて道宗道に入る。大きなブナの木があり、南砺の平野が見える所もある。




















 前方に「大寺山」が見えてくる。


 道宗道は一度「栃原峠」へ降りる。11.55分。その先ですぐ道宗道に入る。














 二股の木がある、ホワイトロード入口の蛇谷園地に「二股キハダ」がある。よく似ている。これも二股キハダと名付けよう。




 ブナ林がある。細いブナの木だが気持ちの良い道である。










 道宗道は林道三差路に降りるが、すぐ大寺山に向かって急坂を登り出す。今月に入って「五箇山・道宗道トレイルラン」が行われたようで、登山道はよく歩かれている感じだ。急坂は一度降ってまた登りになる。








 13.10分に「大寺山」頂上に到着。昼食。








 下山開始。大寺山の三角点は林道迄降りた先にある。
 三角点情報「大寺山」
三角点名・四国谷
等級・3等三角点
標高・918.94m
 




 戻りは林道を歩く。だいぶ遠回りになるが、景色の良い林道である。




 八乙女山が見えてきた。なかなか遠いな。









 ムラサキシキブ




 マムシグサ          アキギリ



 林道の終点、駐車場の手前より、下に国道156号線が見える。駐車場到着。15.30分。





 駐車場で着替えしていたら、国道156号線の方から車が登って来た。この道は今まで一度も通った事が無かったが、一度降りて見ようと降り始める。


 閑乗寺公園よりの道に比べて、細くて怖かったが、ようやく「サンタの森スキー場」についてホッとした。




                ■次回登山は、10/23「負釣山」へ■




  2018年06月27日(水)11回 八乙女峠-「八乙女山」-「大寺山」往復



 昨日「南砺警察署」より、呼び出しの書類が郵送されてきた。何か悪いことをしたか?と恐る恐る開封したら、「落とし物の小銭入れ」が届いているので取りに来るように、と書いてあったのでホッとする。小銭入れは無くなっていたのは事実。しかしどこで無くしたか不明、そのうちにどこかから出てくるだろうと、いつもの認知症のせいだと思っていた。中身も小銭のほかに千円札2枚くらい。あとはイオンとアオキのポイントカード。名前の判るものは入っていない。どうして私のものだと判ったのだろう?。

 今日は晴れていれば、S女史とどこか歩く予定だったが、猛暑で大雨の天気が悪い予報。おまけに女史は検査でバリュームを飲まされて、身体の調子が悪くて昨日のうちに山行は中止になった。




 私はどうせ暇な身分、早速「南砺警察署」に出頭して、もしも雨が降り出さなければ、近くの
「八乙女山-大寺山」にでも歩こうかと、リュックを放り込んで出かける。最近の南砺市への山歩きは、5/5高落場山、5/16小倉山未踏、5/20小倉山の三回ある。いつ小銭入りを落としたのが定かでない。警察で色々書類を書かされた。いつ落としたのかと聞かれ、タブレットの記録を書いたり、中身を詳しく聞かれたり、ようやく小銭入れが出てきて、やっと返してもらった。南砺市の人でしようか、有難うございます。お礼の仕方が判らず、この場で御礼申し上げます。



 まだ雨が降ってこないのでコンビニへ寄りパンを買って、閑乗寺公園から林道に車を乗り入れる。11.20分に八乙女峠の駐車場に車を置く。林道は細いが舗装してある。うまい具合に車には出合わずに登れたし、駐車場には車は無し、今日は誰も登っていない様だ。三角点頂上は帰りにまわして、八乙女大杉のある「実質頂上」へ進む。




 この時期この山にも「ササユリ」が咲いている。「ナツツバキ」も高い所に咲いている。





 すぐブナの木が現れる。











 11.45分、山頂の標識。三角点頂上よりここの方が4mほど高い。作ってきた山札は、三角点ピークに提げる予定。先へ進み林道を歩く。




                              ウツボグサ






 12.05分「風神堂」通過。風神堂が新しくなり、場所も変わった。









 林道を歩いていると南砺の散居村が見下ろせる。今日は大寺山迄行けそうなので、道宗道に入らず林道を急ぐ。










 12.20分に「栃原峠」を通過。大きな杉がある。



 ここからの林道にも「ササユリ」が多い。





















 12.40分に「大寺山」の下の三差路に到着。地図を見ると、庄川ほとりの利賀村栃原へ降りているようだ。歩いてきた林道をそのまま進んでも、大寺山の頂上近くまで続いているが、距離は2倍くらいある。今日はここからは「道宗道」で大寺山に登り出す。今日初めての急坂が続く。






 13.40分に「大寺山頂上」に到着。標識に「927.8m」と書いてある。近くの杉の木に持ってきた山名札を提げる。
「919.13m」になっているが近くの三角点の標高である。ここには三角点は無い。




 三角点のあるのは、頂上先を少し下り、林道を横切って60mほど進む。13.30分。
三角点情報「大寺山」 
三角点名・四国谷
等級・3等三角点
標高・919.13m




ここにも大寺山山頂の標識があるが、先ほど居た山頂より9mほど低い。しかも頂上というよりは斜面にある感じである。「大寺山三角点頂上」である。





 下りは道宗道を通らずに、遠回りの林道をおりた。ここは初めて通る。眺めの良い林道である。三差路まで戻り、あとはひたすら林道を歩く。誰一人とも遇わなかった。









 林道をそのまま進み、午前中通った八乙女山頂上の下を回り込み、「八乙女山三角点頂上」に登り、山名札を提げてきた。15.00時。大寺山より1時間半かかっている。





 八乙女峠の駐車場に15.20分に到着。
 

 雨を覚悟していたのに、とうとう最後まで雨に降られなかった。風が少しあり思っていたよりは暑くなかった。






            八乙女山・大寺山「YAMAP」による記録
   ■活動日  2018/06/27(水) 11.27-15.22
   ■活動時間 3時間55分 Ⓢスタート11.27→(12分)→八乙女山11.39-11.39(0分)→
         (39分)→栃原峠12.18-12.20(2分)→(59分)→大寺山13.19-13.24(5分)→
         (58分)→栃原峠14.22-14.26(4分)→(29分)→八乙女山14.55-15.13(18分)→
         (9分)→Ⓖゴール15.22

   ■活動距離 7.7km  ■高低差 241m  ■累積標高上り/下り 474m/471m
   
■次回登山は、7/3金沢市「医王山へ■




  2017年06月03日(土)10回 閑乗寺公園-「八乙女山」往復





 一人なので
「八乙女山」でも歩いて来ようと、8.30分に家を出る。天気はあまり良くないが、段々と晴れる予定。砺波ICで降り、山に向かって国道156号を走る。金屋と云う信号を過ぎた先で、右に「閑乗寺公園」への方へ登って行く。公園の下よりそのまま進むと、公園の上の広い駐車場に着く。「八乙女山登山口・五合目」の新しい標識があり、ここが駐車場になっている。トイレ棟もある。9.50に到着。





 この駐車場はまことに展望が良い。





 靴を履き替えてリュックを担ぎ、林道を50m程進むと右側に、に直進するように登山路が始まっている。ここにも
「五合目」の白い標識がある。10.00時。


 杉林の中を歩いてゆくと、「コアジサイ」がいっぱいに花を着けている。「ササユリ」も蕾のもを何本も見かける。気の早いササユリが一本だけ開いていた。







 コアジサイ                        ササユリ





 10.30分に、一度林道を横切る。向かい側の登り口に
「六合目」の標識があった。


 

 初めは、なだらかな緑の中を行くが、段々と坂になってくる。










 クルマバハグマ        ササユリとコアジサイ    オウレン





 11.00時に坂を登り切って
「七合目」の標識に着いた。ペンチがあり、クマよけに叩く、竹の筒がぶら下がっている。叩いてもあまり、良い音がしないな。



 ちょっと一休み、展望は無し。







 ナルコユリ          ツツジ          オオイワカガミ 花は全部済み










 長い階段を登り切って、11.35分
「八合目」に到着。ここは水場である。「湧水」「太平清水」の標識がある。左に急坂をちょっと降るのだが、水も持っているし、滑りそうなので降りなかった。










 11.50分、さらに階段を登ると、林道に合流。ここが
「九合目」である。



 林道を右に進むとすぐ、左側に「大平展望台」と云う標識があった。展望台が出来たらしい。覗くとすぐ上なので入り込む。近くは牛嶽あたりだが、半分雲の中。晴れていれば立山が見えるかも。








 12.00時丁度に、八乙女峠のあずま屋に到着。ここから散居村が見える。少しポツポツト降ってきた。あずま屋に入り昼食。30分もぶらぶらとしていたら雨も止んだ。








 タニウツギ




 12.30分に、八乙女山山頂付近の散策に出かける。反射板の方へ登って行く、「ヒメシャガ」を見付けてうれしい。反射板の手前より左に登って行く。







 一度林道に降りるが、右に進むと「道宗道」が右から登ってきて、八乙女の方へさらに登って行く。この「道宗道」を入るとすぐ、三角点のある八乙女山の頂上に出る。手を伸ばして自撮り。12.50分。








 さらに進むと、また林道を横断して、八乙女の大杉。








 そのさらに先のピークに「八乙女山山頂 756m」の標識がある。三角点頂上よりも、この地点が4mほど高い。ここから、あずま屋の方へ戻る道へ入る。13.05分。林道に出て、右に下がってゆくと、あずま屋近くに出る。林道で「ツクバネウツギ」と「ヒメシャガ」を見かけた。








 13.30分に、山頂を一周してあずま屋に戻り着く。そのまま登って来た道を下山。













 ただ一本のササユリ      ニガナ




 ヒヨドリソウ         ?             ヤマボウシ



 15.10分に展望台の駐車場に帰り着く。


 ●この間麻雀をしていた時、友達が、スマホに地図を映し、自分の居所を表示しながら、それを見て初心者が登って来たと云う話をした。自分はスマホは持っていないが、興味があったので彼にそのソフトの名前を聞いた。彼は、山好きの息子に問い合わせて、「YAMAP」という、ソフトを紹介してくれた。しかも無料であるという。


 パソコンに「YAMAP」を入れたら、地図を印刷することが出来たので、青葉山に持って行った。ガラケー携帯は持っているが、年寄りで字が細かいスマホは、役に立たない。その分、タブレットは持っていて遊んでいる。試しにそのタブレットに「YAMAP」を入れたら、何とか動くことを発見した。今回初めて、重いタブレットを持って山に来た。地理院地図に自分の居場所が表示され、軌跡が残る。しかも勝手に、いろんな記録が残っていた。その記録を、ここに写す。今回はスイッチを入れるのを忘れて、スタート地点が10分ほど遅れた。●



            「YAMAP」記録
   ■活動日  2017/06/03(土)10:19-15.06
   ■活動時間 4時間47分 Ⓢスタート10:19→2時間23分→八乙女山12:42-13:10(28分)→
          1時間56分→Ⓖゴール15:06
   ■活動距離 5.7km  ■高低差 445m  ■累積標高上り/下り 610m/692m
        
■次回登山は、6/6富山県「夫婦山」へ■


  

  2015年11月07日(土)9回 八乙女峠-「大寺山」下の三差路往復





 紅葉が奇麗そうで、楽な山を探していて
「八乙女山」を思いついた。ブナの林もある。しかしお天気が悪い。高速のコンビニでパンと飲み物を買い、砺波インターで降り、山に向かって走る。井波の道の駅でトイレを借り、
閑場寺公園へ登りそのまま林道に入り込む。11.00時に八乙女峠に登り着く。車は一台も無い。







 
登山路は反射板から折り返して林道に出る。大きなブナの木がある。紅葉は盛りを過ぎたようだ。









 林道を少し進み、合流してきた「道宗道」に入り込むとすぐ「三角点ピーク」に着く。







 ピークを降りて、林道を横切って登ると大杉がある。その先のピークに「八乙女山山頂・756m」の標識がある。三角点ピークよりここの方が少し高い。








 降って林道と合流。ここからしばらくは、林道と道宗道は合流している。鶏塚と風穴がある付近は、紅葉が残っている。11.40分。




 また左に分岐した「道宗道」に入り込む。道宗道はよく手入れされている。











 道宗道は「栃原峠」に降り立つ。11.40分。振り返ると峠には大きな杉が何本もある。ここからまた左に道宗道が分岐しているが、少し疲れてきたので林道を進む。








 林道を歩くと12.25分に
「三差路」に出る。左から林道が登ってきている。利賀村の栃原からの道らしい。ここに座り込んで昼食。ここから「大寺山」までは急な登りとなる。今日はここから戻る予定。





 林道からリュックを被いた男が、会釈して林道を登って行った。私以外にも林道歩き好きがいるようだ。ここから道宗道を通って下山開始。霧が出てきた。このあたりのブナ林は素敵である。








 
栃原峠からは林道を歩く。




 13.20分、風神堂まで戻ってきた。風神堂の下に風穴が見える。











 14.00時に、車を置いた八乙女峠に到着。誰も居ない。全く静かな山歩きだった。標高は低いのに紅葉は終わっていた。小松より北にあるからかな?。








            
●次項2015年・第72回登山は、11/10「鞍掛山」へ●



  2014年05月18日(日)8回 八乙女-「八乙女山」-「大寺山」往復



 今日は本当はN氏に「大日山」のカタクリと石楠花探索のお誘いを受けていた。が、体力に自信がなく、迷惑を掛けそうなので、申し訳ないがお断りした。自分としては標高差が無くて、野の花が咲いていそうな里山を、写真を撮りながら気ままに歩くと云うのが性に合っている。まことに気ままな人間である。



 今日は一人である。昨日の大寺山登山中に思い立ったのだが、今日は「八乙女山」の方から
「大寺山」に登ろうと思う。同じ山を二日続けて登る訳だ。しかも楽をして、あずま屋のある「八乙女峠」まで車で入る予定。高速を砺波ICで下車、国道156号線を山に向かって走ると、閑乗寺公園に登る道がある。閑乗寺公園の上からの林道は、今日は通行止柵が無い。通行できるようだ。舗装してあるが少し狭い。以前八乙女山に登った時の駐車場所を過ぎると、小さな落石がコロコロと道にある。ヤマブキや小さな白いスミレの咲く道を登って行くと「布滝」に出た。考えていたより小さな滝だった。














   ヤマブキ           小さなスミレ             布滝



 その先で「散居村」見下ろせる所があった。この時期田圃に水が入り、木を植えた民家が、水に浮かんでいるように見えて、好きな風景である。車を停めて心行くまで眺める。






 10.10分に八乙女峠に登り着く。車が5台ほど留まっている。山菜取りの人のようだ。


 林道を車で登ってくる間に、上部で「道宗道」が二度、林道を横切っていた。井波の瑞泉寺から登ってくる道が、八乙女頂上まで続いているのだ。





 今回はなるべく道宗さんが歩いた「道宗道」を歩く予定なので、靴を履いて林道を500m程歩いて戻る。高岡の二上山が見え、富山湾が見え、能登半島も続いている。







 10.25分に道宗道に着く。下から登山路が登って来ており、林道を横切って「八乙女山登山口」の標識がある。








 10.48分に三角点のある「八乙女山頂上」通過。








 10.58分、さらに進むと大杉を2本ほど過ぎて、また八乙女山頂上の標識に出る。地図を見ると三角点ピークより4m程高いようだ。







 ピークを降りて林道に合流。道宗道は林道と重なっている。11.10分に「風神堂」通過。堂の下に風神を閉じ込めた穴がある。







 風神堂を過ぎて100m程で、左に道宗道が分岐している。杉林の中の尾根道を行く。








 11.40分に「栃原峠」に降り立つ。林道と合流し、大きな杉の木がある。








 峠を過ぎて50m程で、左の崖に「道宗道」の分岐がある。ここだけは道宗道の標識が無い。よく見ると白い布に道宗道と書いたリボンが下がっている。






 この尾根道は展望が良い。白い山並みが見える。北アルプスらしい。反射板のある山の上の、白い大きな山は「薬師岳」のような気がする。反射板のある山は、地図を見ると「高峰」と云うらしい。




 アップにした写真を家で眺めていたら、右端に「槍ヶ岳」らしきものが写っている。とすると白いピークは「黒部五郎岳」。横に長いのは「北ノ俣岳」かな?。




 「牛嶽」の右肩下に見えるのは、立山の弥陀ヶ原。「立山頂上」は白い雲の中に。見えるような見え無いような。




 途中で登山者二人とすれ違う。今日遇った登山者はこの二人だけ。「キンラン」2本咲いていたとの事だが、見つける事は出来なかった。新緑のブナ林を抜けて降りると、三叉路の林道に降り立つ。利賀村栃原から林道が登って来ている。12.15分。




 ここから大寺山までは登りとなる。12.45分に大寺山頂上。

 カタバミ           タムシバ           二日続けて大寺山




 キジムシロ          ツクバネソウ         



 頂上近くからの「牛嶽」。立山と剣岳はとうとう現われなかった。





 カンアオイだと思う。     根元のカンアオイの花。    タンポポ



 13.15分に下山開始。林道三叉路まで戻り、後は八乙女峠の駐車場まで、林道を忠実にたどって降りた。林道は舗装して無く荒れていて、車の轍が残っているが、一台の車とも遭遇しなかった。普通の車では通り難い。時々下界が望めて、楽しみな林道である。





 14.50分に八乙女峠の駐車場に到着。日曜なので賑やかな山かと思っていたのに、二人の登山者に遇ったばかりの静かな山行だった。



 帰りは福光から県道27号で、医王トンネルを抜けて、角間の金沢大に出たら、金沢は意外と近かった。









 八乙女峠駐車場に車を置き、車道を戻って道宗道より、八乙女山・栃原峠・大寺山と、道宗道を歩く。下山は併走する林道を歩き、八乙女峠に戻る。


         
●次項2014年・第38回登山は、5/24「深谷山」へ●




  2014年05月17日(土)7回 赤祖父湖-「大寺山」-「扇山」



 S女史より、山中温泉の奥の「県民の森」から入る「御光山」「陶石山」は、登れないかと打診があった。この山は石川県県民の森主催で、春秋年二回「癒しの森探訪」のイベントが在る事は知っている。健脚30名募集で、会費200円で案内してくれるようだが、足が遅くて団体登山が嫌いな私は参加したことが無い。御光山には「三角点・津部田谷」があり、登った人の記録や、加賀山岳会の会長太田さんの記録などから、登山コースは前々から調べてある。私でも登れそうだが、県民の森の奥のログハウスより、さらに奥まで入らなければならない。県民の森に電話して問い合わせたら、標識もなく、立ち入ることは安全の為、許可できないとの事だった。



 そんな訳で今日の登山は
「大寺山」になった。S女史はまだ登っていない。今回は「道宗道」をつなぐ為、赤祖父山・扇山を登る道を登り、道宗道を左折して大寺山に登る予定。





 8.00時に小松を出発。東海北陸道の福光ICで下車。ナビを頼りに赤祖父湖を目指す。赤祖父湖は公園になっており、トイレが有ったので使わせてもらう。日本溜池百選に選ばれており、釣りの名所らしい。直ぐ横に「花椿」という温泉施設がある。9.00時、温泉前より林道を上って行き、丸山の裾を周った登山口に着いたら、目を疑った。






 新道の登山口の在った小さな谷が、土砂崩れで斜面が50m程崩れている。林道に流れ出した土砂は、いつも車を停める場所に山積になっていて、駐車が出来ない。仕方がないので旧道の、福寿草自生地の看板の所へ進む。






 ここの小さな谷も土砂で埋まっている。この冬この辺りで、大きな雪か雨が在ったらしい。私が車を停めたので、辺りでウロウロしていた車が2台集まってきた。2人と単独の合計3名。ここから登るのが初めてのようなので登山口の説明だけする。何しろここからは登山標識はゼロである。9.20分。






 しばらく登ると平野が見える。回り込んで土砂に埋もれた細い谷を横断。下に駐車した車が見える。福寿草群生地は、とっくに福寿草もサンカヨウ終わって何も無し。







 群生地を過ぎて杉林に入ると、登りになる。あまり人が通らないようで、結構藪っぽい。地理院地図には登山路の記入があったが、最近の校訂で登山路の記入が無くなった。その代り送電線が復活した。






 10.30分。サンカンスギの前で彼女は待って居た。ここで休憩。ここまで来ると、この上すぐで新道と合流する。新道との合流点は、テープが下がっているだけである。新道は良く手入れされていて、道も広くて歩きやすい。季節には雪割草が咲くが、終わってしまって見付からなかった。






 ガマズミ           ヒメシャガが多い       濃い色のスミレ




 ツツジ            スミレがいっぱい。      タンポポ



 11.05分に林道に登り着く。散居村の眺めが素晴らしい。向こうは宝達山だろう。







 雪の山が見える。奈良・見越・大笠方面と思われる。今までは林道を横断して、尾根上の道宗道に登っていたが、今回は左折して林道の跡をそのまま進む。








 山肌を進む林道は、やがて尾根の上に到着、道宗道となる。一度緩やかに降り、また登った所で、林道の両側に標識がある。左に三角点。右に道宗道。






 先に三角点の方へ入る。50mほど入ると、3等三角点が在る。三角点が在るので、ここを大寺山頂上とした標識もある。しかしこの上のピークの方が高い。








 大寺山へ登る道には「道宗道」の標識がある。ここから大寺山・八乙女山を通過して、「井波の瑞泉寺」まで5.5km。赤祖父山・高清水山・高落場山を通過して、「赤尾の行徳寺」まで23.3kmと云う事である。






 道宗道(どうしゅうみち)とは、室町時代、五箇山赤尾の行徳寺の僧・道宗が、月に一度、井波別院の瑞泉寺の蓮如上人の元へ通った尾根道であるとの事。28.8kmあるようだ。標識のすぐ上が、見覚えのある頂上だった。11.50分。2年ぶりだ。昼食。記念撮影。ここの標高は927.8mになっている。下の三角点よりも9m程高い。
        12.25分下山開始。





 ショウジョウバカマ      ヤマザクラも残っている    タムシバも残っている






 林道を戻り、分岐の標識より尾根上の道宗道を進む。来るときは下の林道から登ってきた。高清水山方面・扇山登山口の小さな標識が括り付けてある。









 12.55分に、熊に齧られた標識に到着。ここが新道から林道を横断して登ってくる合流点である。丸山への下山道と落書きがしてある。






 分岐に荷物を置いて「扇山」までブナ林を散策に出かける。5分も歩けば突然にブナ林になる。朝の二人が降りて来た。ごゆっくりですね、と云われた。我々は反対側の大寺山に登ったんだもの。







 素晴らしいブナ林を散策して、13.15分に
「扇山」頂上の標識に到着。2年前の山名札が、辛うじて残ってぶら下がっている。この先の赤祖父山より、ここの扇山の方が、わずかに高い。今日はここまでとして戻り始める。






 それにしても良いブナ林で癒される。後は荷物を拾って、ひたすら下山だ。













 イワウチワ          エンレイソウ         サンカヨウ




 ユキツバキ          イカリソウ          チゴユリ






 降りは新道をまっすぐ降りた。最後に土砂崩れの崩壊斜面の上に出た。下に林道が見える。上部は崩壊斜面ふちの、藪を降りたが、最後は崩壊した斜面を、尻をついて降りた。












 福寿草探索コースより入り、旧道を登り、林道を歩いて大寺山に登る。下りは林道途中より道宗道で扇山に登る。戻って旧道より林道を横断し、分岐より新道をそのまま降りる。


         ●次項2014年・次回登山は、5/18「大寺山」へ● 上の項




  2013年05月29日(水)6回 閑乗寺公園-「八乙女山」-栃原峠往復



 去年「八乙女山」に登った。「ヒメシャガ」がいっぱい咲いていた。もう一度ヒメシャガに逢いたいと考えていたら、S女史がまだ八乙女山に登っていないと云うので、案内する事になった。用事があるので3時までに家へ帰る予定。8時頃待ち合わせて、砺波インターで降りて閑乗寺へ向かう。スキー場は無くなって「閑乗寺公園」と名前が変わった。9.10分に公園の上の展望駐車場に到着。





 
50mほど先の杉林に登山口がある。一度林道を横断して登山路に入る。今年2度目。すっかり新緑になった。








 「ナルコユリ」








 「ギンラン」を見付けた。








 「ウラジロヨウラク」
 お目当ての「「ヒメシャガ」は、去年と10日ばかり遅いので、散ったものがほとんど。







 
しかも前夜の雨で濡れてかわいそうで写真が撮れない。
 「ツクバネウツギ」








 
10.40分、八乙女峠のあずま屋でコーヒータイム。所で、このあずま屋に絵の描いた板が壁のように張られている。屋内の新聞記事の拡大写真によれば、H23年に、南砺市井波町で、国際木彫刻キャンプがあり、そのイベントとして世界一長いベンチを作り、ギネスに認定されたらしい。絵は子供たちが描いたもので、終了後に板を分けて貰って壁に利用したと書いてある。



 あずま屋からは散居村の眺めが素晴らしい。氷見の湾が見えその向こうに能登半島。








 コーヒーを頂いて頂上へ。鶏塚と云う名前の三角点が在る。木の高い所に山名札がある。林道が近くまで登って来ているので、積雪期に登って来て提げたのだろう。11.20分。







 「八乙女山頂の大杉」と書いてある。今日の付き添い人。

 又、少し離れたピークに「八乙女山一本杉」の標識があった。ここにも山名札が下がっていた。756mと地図に載っている地点だ。なるほど三角点ピークよりここの方が5mほど高い。





 「コケイラン」と云うらしい。S女史は詳しい。

 11.40分に風神堂に着く。その下に風が吹き出すと云う「風穴」がある。看板によれば、泰澄大師が春先に吹く大風に悩む里人の願いを聞き、風穴を封じて風を鎮めた。







 
のち、これに疑いを持った福光城主石黒が、風穴の封を切ったために、再び大風が吹き始めた。


 今日は雨が上がり段々とお天気が良くなってきたが、風が非常に強くなってきた。





 
12.00時、林道を歩いて「栃原峠」に着く。今日の目的地である。大きな杉の木が何本もある。風が強くゴウゴウと物凄い音を立てている。おちおちと食事をしていられない感じ。


 「栃原峠」の石碑の裏に「嗚呼 栃原峠」と云う文が書いてあった。国道156号線が開通するまでは、古くからの賑わった峠らしい。




 
林道を歩いてきたが、峠の碑の前から並行して、尾根の上を通っている「道宗道」を通って八乙女の方へ戻る。途中に散居村の広がる平野が望める。







 ここも「フジ」が満開だ。











 





 
濡れていた「ヒメシャガ」も乾いて、写りが良くなってきた。






 「ハンショウヅル」?











 「イワカガミ」 時期を過ぎたのが多い。








 14.00時に展望駐車場に到着。予定通りに家まで戻れそうだ。








        **次回登山は、6/1「別山チブリ尾根」へ**




  2013年05月06日(祝)5回 雪割草自生地-「扇山」-「赤祖父山」



 今年に入って2度赤祖父山登山口に来ている。福寿草の探索下調べと福寿草探索だった。今回は「雪割草」の探索である。この赤祖父山は昔から雪割草が自生しているらしい。福光ICで降り、トナミゴルフ場近くの、温泉花椿の前から林道に入る。8.20分に登山口前の広場に車を置く。他に車は無し。




 新道登山口をより歩き出す。登山口には標識無し。

 「キケマン」










 「スミレ」







 ユキワリソウの頃に登った事が無い。「雪割草」を見に行こう、と声をかけたのに、もし花が無かったらどうしよう、と思っていたのに、花が現われ始めて一安心。







 旧道との合流地点が近ずくと、赤、白、ピンクと色々ある。花びらの数も色々だ。








 6枚7枚8枚と色々だ。








 この花びらの多いのは「キクザキイチゲ」だった。








 
「コバイモ」もある。








 地味な花だが、なんとなく好き。








 「エンレイソウ」

















 9.20分に旧道との合流点通過。





































 9.40分に抹茶休憩。


 「ショウジョウバカマ」
 「イワウチワ」。登山路に残雪が増える。林道横断。




 10.25分に尾根の上に到着。




 
尾根の上は雪の上を歩く事が多くなる。何処でも歩けるので用心しないと道を外れる。




 尾根を歩き出してしばらくで、道が急に左に曲がる。直進する尾根があるので入り込みに掛かり、戻る。用心しないと危ない。




 ブナの林はまだ芽吹かない。所々登山路が顔を出している。南砺の平野が透けて見える。








 10.45分に「扇山」頂上に到着。標識前に雪が無かった。








 尾根上の登山路の雪の無い所に、いっぱい白い花が咲いていた。ユキワリソウの種類かと思ったが、調べたら「バイカオウレン」だった。先日福井の大谷山でも同じ花を見掛けた。その記事に雪割草である、と書いたので慌てて訂正した。




 下に「庄川」が見える。国道156号線が走っている








 
赤祖父山の頂上は標識は雪の下で、確かとは判らないが赤いテープがいっぱい付い居ているピークだろう。尾根が左右に分かれている。右は道宗道の縦走路。左は展望峰の尾根らしい。11.15分。







 先の二人は展望峰へもう行ったらしい。11.20分過ぎに「展望峰」へ到着。小さなピークには、ここを赤祖父山頂上とした標識もある。小さい鯉のぼりが提げてある。鍋が被せてあるものは、三角点かも知れないと相棒がまくってみたら、竪穴に太いビニールパイプが入っていて空っぽ。






 東側が開けている。南側の山は道宗道の「高清水山」らしい。その向こうに雪山が見える。右の方が石川県境の山。左の方が「人形山」の方面らしい。霞んでいて良く判らない。


 昼食。




 歩いて登ってきた方面。「牛嶽」が見える。








 今日は、相棒とN氏の男性ばかりの3人パーティ。12.05分に下山開始。









 降りは分岐でN氏と旧道を降りた。福寿草はどうなっているだろうかと気になったのだ。







 旧道は、前回登った時よりまだひと月も経っていないのに、だいぶ藪になって来ている。赤いテープが頼りである。「ヘビイチゴ」「イカリソウ」







 福寿草の咲いていた地点は、全然咲いていないし、葉っぱも全然無いようだ。代わりに「サンカヨウ」








 今年初見かな。「サンカヨウ」がいっぱいある。こんなに大きな群落を見たのは初めてだ。


 福寿草にサンカヨウが取って代わっていた。











 谷を横断する道は、前回は雪渓があり渡れたが、今回は、谷へ滑り降りたが横断する登山路への壁が登れずに、荒れた谷をゆっくりと降りた。「カタバミ」








 林道を歩く。「ニリンソウ」がいっぱい。








 「ヤマブキ」








 白い「スミレ」








 「タンポポ」。14.30分に新道登山口の車に到着。相棒が一番先を降りて行ったので、旧道を降りたのかと思ったのに、新道を降りたらしい。だいぶ早く着いて待たせたようだ。いつも足が遅くてすまん。





 色々と花が咲いていて、雪割草もあったし、楽しい山行だった。女性軍が居なかったのがチト寂しいが。これでゴールデンウイークも終わりか。



                **次回登山は、5/13「大山」へ**




  2013年04月13日(土)4回 「福寿草自生地」-「丸山」



 一週間前、爆弾低気圧来襲の中、八乙女山に登り、帰りに「赤祖父山」の旧道登山口の「福寿草」を探しに行った。登山口地点はすぐ見付かったが、良く調べて行かなかったので、取っ付きの登山道が判らなかった。目の前の細い谷を詰めていったが、残雪が多くなり、中か空洞のスノーブリッジになり、谷が深くて横の崖が登れなかった。おまけに突然風が強くなり、雨もパラパラと来た。慌てて逃げて帰った。



 今日はそのリベンジである。相棒K君とS女史を乗せて、東海北陸道の福光ICで降り、トナミロイヤルGCの赤祖父池より、立ち寄り湯「花椿」の前から赤祖父林道に入り「丸山展望台」の下を周り、赤祖父登山口の先200m位で、白い看板の前に車を止める。





 車を置いた地点は、西側が開けていて、下にゴルフ場が見え、向こうに「医王山」が聳えている。富山県側より眺める医王山もなかなか良い。9.30分。







 東側、山に向かって細い谷が登っており、上の方は雪に埋もれている。下が空洞になっているのが見える。一週間前はこの谷を遡ってみて、残雪が多くなりやめて戻った。







 家へ帰って調べたら、谷の左側の杉林、白い看板の横が登山路だった。しかし、どう見ても登山路が始まっているとは思えない。杉林の中を歩き出したら、どうやら登山路かな?と思う。谷の反対側に斜めに登って行くが、やがて折り返して谷の方へ進む。






 なんと登山道は、谷に埋もれた残雪の上を横断して通り、谷の右側に進んでいる。雪の上に足跡が付いている。下が空洞になっていて踏み抜かないかと、恐る恐る渡る。その地点は一週間前、谷を登って来た地点のほんの少し上だった。







 急な斜面に付いた捲き道を少し進んだら、福寿草の自生地に着いた。もっと遠いのかと思ったが15分くらいで到達。花はいっぱい見えるが、全部閉じている。







 福寿草は天気が良くないと開かぬようだ。昨夜は大荒れで寒かった。ここら辺りは少し雪が降ったらしい。今日は天気が良いから、だんだん開いて来るのかな?。






 今日は夜に、明日の舞台のリハーサルがあるので早く帰りたい。最初から福寿草が目当てで、頂上は登らぬ予定。旧道と新道が合流する地点まで登り、新道を下山する予定。自生地を横切るとすぐ旧道に合流する。今年初見の「トクワカソウ」別名イワウチワ。






 旧道は、地図では下の林道から真っ直ぐと登って来ているが、福寿草の道を通る人が多いので、林道からの道は消滅しているかも知れない。しかし登りの道は急な斜面を真っ直ぐと登っている。7.8人のパーティが追い付いてきた。 







 10本ほど杉の木が、固まって生えているそばを通る。








 10.50分、去年登った「新道」登山路に合流。合流地点にテープがいっぱい下がっているが、新道から旧道には分岐らしく見えなくて、入りにくいようだ。合流点まで登ると勾配は緩やかになるが、登山路に残雪が多くなった。ここから上はほとんど残雪歩きとなるようだ。





 少し新道を登って、頭の上に杉林が無い地点で抹茶タイム。杉林の中だと、昨日の夜の雪が解けてパラパラと落ちてくる。一休みして新道を下山開始。溝状の登山路は所々残雪で埋まっている。









 大分降りたらキクザキイチゲ








 林道まで降りたら車が10台ほど留めてある。福寿草を見なくて直接赤祖父山を目指す人が多いようだ。







 12.00時、車まで戻って林道で昼食。ここの車も5.6台に増えている。子ども連れと、夫婦らしい二組が降りてきた。福寿草だけを見に来る人も多いようだ。







 降りて来た人に、花は開いていた?と聞いたら、まだ少しだけと云った。2時が3時頃でないとダメかなと云った。そんな悠長なことは言っていられない。荷物無しでまた福寿草自生地へ登る。二人は近道をしようと谷沿いの杉林をよじ登って行った。





 朝とは少しマシで、開きかけた花が多い。登山路から外れなくて、写真を撮るのは中々難しい。





 下の斜面に多く見える。







 小さい「エンレイソウ」が咲いている。










 
 「コバイモ」を見かけるのは久しぶり。







 自生地斜面から砺波の平野が見える。右のピークは「丸山」で展望台があり、これから登りに行く予定。








 駐車場に車を止め、階段を登って行く。「フキノトウ」がまだいっぱい残っている。頂上に登ると大きな二階建ての展望台があった。






 三角点は山側のピークの上に在った。道が無いので藪を30m程漕ぐ。
 三角点情報「丸山」
 三角点名・丸山
等級・4等三角点
標高・496.84m
 



 地図に山名が載っていて三角点もある、れっきとした山である。ピークハンター相棒は、登山峰が一つ増えて大満足。展望台に登る。左の反射板が八乙女山で右のピークが大寺山だろう。大寺山はまだ残雪でいっぱいだ。




 砺波平野。向こうに微かに二上山。





               **次回登山は、4/15「揚原山」へ**



      以下に「福寿草」の写真をまとめてみた。

  
2013年04月17日(水)勝山北谷の福寿草


 四日前に相棒と「赤祖父山」麓の福寿草を撮ってきた。昨日また相棒と山に登りに行ったが、彼は待ち合わせの場所にくる車の中で、福井にも福寿草の自生地があり、今が見頃、地元の小学生が管理している。白峰から谷峠を越えて、赤兎山へ入る小原町の近くらしい、と云った。聞いたらすぐ探しに行くのが主義。好奇心の塊みたいな私は今日さっそく出かけた。夕方より福井能楽堂で、数少ないお弟子の稽古日だ。いつもより1時間半ほど早く家を出て、白峰より谷峠越えで福井に行く事にした。







 谷トンネルを抜け勝山市に入り、護摩堂山の登山口を過ぎ、取立山の登山路を過ぎ、どんどんと降って行くと、国道わきに看板を見付けた。「ミチノクフクジュソウを増やそうと」書いてある。







 通り過ぎて100mほど先に車を置ける所があった。小原町に入るV字カーブの、500か600mほど手前だ。








 斜面に黄色い花が咲いている。上は棚田の跡のようだ。







 それにしても車がガンガン通る国道脇とは、ちょっと不思議だ。







 「ミチノク福寿草」と書いてあるので、赤祖父山の福寿草とは少し違う感じだ。








 「勝山の天然記念物ミチノクフクジュソウを残そう」と云う標語もある。







 「とらないでください」と書いてある。一応ロープが張ってあるが、誰でも近ずけるので心配だ。









 小学生の皆様。福寿草保護に頑張って下さい。








  
2015.04.18日バンビラインの帰途寄る。バンビラインに載せた。


 白馬山麓親海湿原の福寿草



 ついでに、2011年04月27日に白馬山麓をドライブしていて見付けた福寿草の写真を載せておく。
 「姫川源流・親海湿原・自然探勝園」












 群生する花だとは知らなかった。




























 なかなか見事でしたよ。











 2015.04.21.元取山の帰途、赤祖父の福寿草を見に行く。元取山に載せた。



 

  2013年04月06日(土)3回 閑乗寺公園-「八乙女山」往復



 天気予報では午前中は晴れのお日様マーク、3時頃より大荒れの雨マーク。爆弾低気圧とかで、急に風が強くなり大雨が降る。外出を控えるようとかとテレビで云っている。それでも雪割草が咲くらしいと聞いて「八乙女山」へ下調べに出掛けた。桜が例年よりも早く咲いたのでどうなっているか。ここならば天気が悪くなってもすぐ逃げて帰れそうだ。





 8時前に家を出て、砺波ICで降り閑乗寺公園へ。スキー場は現在休止らしい。スキー場の上の駐車場まで上がれたが、その先の八乙女林道の入口にバリケードがしてある。去年は林道の途中から歩き出したが、今回は展望の良い駐車場に車を置いて歩き出す。2.3台留めてある。9.00時。








 林道を50m程で、右に杉林の中に登山路が始まっている。八乙女山へ1.30分と書いてある。








 「ショウジョウバカマ」がいっぱい咲いている。9.20分に林道横断。前回はここから歩いた。







 
前回気が付かなかったが、平野が時々望める。単独登山者が早くも下山してくる。立ち話で、花はある?と聞いたらショウジョウバカマのみとか。







 「オウレン」もいっぱい咲いている。また一人単独登山者が降りて来た。花は全然無いねェーと云われた







 太平名水の手前から残雪が出てきた。この時期こんなに雪が残っているとは考えていなかったのでびっくり。







 太平名水は急な崖を少し降りる。降りた足跡が無いので寄らなかった。10.15分尾根の上に到着。尾根の林道に合流するが、広い尾根で雪原みたいになっている。10.25分。右へ進むと八乙女峠のあずま屋が見えてきた




 
この峠から散居村の砺波平野が見下ろせる。無雪期はこの峠まで車で登ってこれる。






 
小屋に入って、作ってきた御握りを食らう。壁にコースが張ってあり、八乙女山一周30分と書いてある。小屋の前のピークが頂上だが、雪で登山路なんか出ていない。足跡を頼りに登り易い所を登って行く。ブナ林を通る。ブナの木の周りだけ雪が解けている。雪は固くて歩きやすいが、時々踏み抜くと足一本全部入る。






 10.50分、八乙女山の頂上に到着。ここだけ地面が出ていて三角点が見える。井波の瑞泉寺の方から「道宗道」がここに登って来ている。







 雪の中を、「八乙女山頂大杉」を探しに行き、見付けて記念撮影。ここから東の方へ回り込み山が見えないか探しに行く。







 登ってきた方に一番近く大きく見えるのは「牛嶽」である。間違いない。








 牛嶽の左側の肩の向こうに、なんと「剣岳」が顔をのぞかせていた。とすると立山連峰はちょうど牛嶽の後ろに隠れている。






 北の方にこれから降りてゆくあずま屋が見える。シリセードで降りられそうだが、合羽ズボンをはいていない。残念。





 川は「庄川」で、向こうに見える山は高岡の「二上山」と思われる。




 あずま屋の横の林道を、東の方への歩いて見たら下に庄川が見えた。小牧ダムがあるのでダム湖になっている。一番遠くの山が金剛堂山らしい。







 
「ヤマザクラ」










 「マンサク」







 今年初めての「イワウチワ」は未だ蕾だ。


 
この辺りの山は雪が多いのか、春はもう少し先のようだ。一台だけ残った自分の車が見えてきた。12.25分。まだ雨は降り出さない。風は少し出てきた。山の中で遇ったのは、下山してくる単独登山者2人だけだった。







 
今日は北陸には珍しい「福寿草」の群生地が近くにあると云うので、様子を見に行く心算だ。場所を色々と調べてみたら、去年登った「赤祖父山」の登山口の近くだった。山裾を廻り砺波ロイヤルゴルフ場より林道を登って行く。風が強くなってきた。林道は通行止めにはなっていないが、小さな石が転がり出ていて少々怖い。地図上の「丸山」というピークに鉄塔があり展望台がある。下に駐車場もある。その下を回り込むと去年登った赤祖父山の登山口だ。





 
その林道をさらに200m程進むと「梆谷の天然福寿草自生地」の白い看板があった。そこから先の林道には未だ雪が残っている。林道は広いので車は駐車できる。






 20分位で登れると書いてあったので、挑戦してみようと思ったが登山路が見当たらない。どこから取り付くのか判らない。細い谷がまっすぐと上まで登っているので、入り込んでみたら段々雪に覆われ、下が空洞になっていて危なくて通れない。おまけにだんだん暗くなって風が轟々と音を立ててきた。諦めて次回に持ち越して帰る事にした。




 
福寿草まで行けなかったので、三角点のある「丸山展望台」でも登って帰ろうかと思い、車を停めて外へ出たら物凄い風。鉄塔が金属音を出して悲鳴を上げている。怖くなってすぐ車に乗り込み、落石がある林道を恐る恐る走り「ゆーゆーらんど花椿」の温泉に逃げ込む。温泉から出てきたらひどい雨が降り出していた。



 
家へ帰ってネットで、福寿草探索の記事を読み、なんとか登山路も見当がついたので、近日中にリベンジに出掛けたい。


          
**次回登山は、4/13富山県「赤祖父山」へ**


 

   2012年06月10日(日)2回 丸山より「扇山」-「赤祖父山」



 昨日の猿倉山は小雨だった。今日はそれより少しましの予報だったが、なんと昨日から梅雨に突入の発表があり、昨日と同じく今日も梅雨らしい天気になった。今日は付き添いが居るので
「赤祖父山」に入る。以前登った事のある相棒K君の記録を読むと、彼は八乙女峠まで車で入り、八乙女-大寺山と道宗道を辿り、そのまま赤祖父山まで往復している。我々は案内本の通り赤祖父湖の上の林道から直接赤祖父山に登る予定。


 北陸高速から東海北陸道に乗り、福光インターを降り、トナミロイヤルゴルフゴルフ倶楽部を目指す。地図を見るとゴルフ場の中に赤祖父湖があり、その中に道路がある。「ゆーゆーランド・花椿」と云う温泉施設の前を通り、つきあたりの三叉路を右に入り、林道赤祖父線に入る。右に「丸山」と云う三角点のある小山がある。それを回り込んだ三叉路に、丸山に登る遊歩道がある。砺波平野の展望台があるようだ。三叉路を右に入ると、すぐ右に林道が分岐している。林道大野線の終点らしい。




 林道大野線の分岐を過ぎて、100mほどで右に道路の広くなった所がある。車を反転して置く。ここが登山者の駐車場になっているようだ。この林道を進むと、どこかに福寿草の自生地があると本に書いてある。一度お目に掛かりたいものだ。







 地理院地図に登山路が載っているので場所は間違いないのだが、登山口の標示が壊れていて良く判らない。赤祖父山と書いた板に、マジックで小さく登山口と書き込んである。登り口も草ぼうぼうで先が思いやられる。9.10分歩き出す。






 戻るように杉の林の中を2.3度切り返すと尾根に出る。後は尾根を一直線に登って行く。尾根に出たら道がしっかりとしてきた。昔からの道のようで、すり鉢のようになっている。「トリアシショウマ」かな。








 「ギンラン」を見付けた。天気が悪いのは残念。









 「ヒメシャガ」もいっぱい咲いている。雨に濡れて痛々しい。






 10.50分、荒れた林道に登り着く。地図を見ると大寺山の三角点そばの林道が、この先まで続いているようだ。林道横切る登山路が見当たらない。左の方へ30m程回り込んだら、登山路入口を見付けた。林道に「サンカヨウ」がいっぱいあるが。花は終わって実になりかけている。





 「ツクバネソウ」











 11.15分、尾根の上に登り着く。尾根の上を走る「道宗道」に合流。道宗道の標識がある。右に行けば赤祖父山で、左に行けば大寺山である。




 雨はひどくなったが、ここまで来たのだからと、右に赤祖父山の方へ進む。なだらかな登山路でブナの林になる。







 11.40分、標識「道宗道・扇山、1033m」の瘤の上に到着。林の中で展望無し。この「扇山」は赤祖父山に含まれるのだろうか。ここが一番標高が高い。三角点は無い。








 さらに進むと12.00時丁度に、「赤祖父山」に到着。標識は「道宗道・赤祖父山、←20.7km、→8.1km」と書いてある。






 道宗道とは、室町時代五箇山赤尾の行徳寺の道宗が、井波別院瑞泉寺の蓮如上人の元に、毎月通った30kmの尾根道だそうである。とすれば、20.7kmは、この先「大清水山」「高落場山」「小倉山」と登り、上平村の行徳寺までの距離。8.1kmは「大寺山」「八乙女山」と登り、井波の瑞泉寺までの距離らしい。


 赤祖父山は展望無し。標高は1030mくらいと思われる。道宗道は直進して段々と降って行くようだ。標識の前に左に切り開きがある。木に下がった赤祖父山の標識に、展望峰への書き込みがある。見晴らしの良いピークまで切り開かれたようだ。今日は行くのは止めておこう。雨の中座り込んで昼食。



 20分程居て下山開始。同じ道を降りる。尾根道はブナの林が素晴らしい。




 雨の中写真を撮っていたら、デジカメがびしょ濡れ、とうとう半分壊れてしまった。







 13.40分、大分降りてきたら霧が晴れてきて、今日初めて下界が見えた。トナミゴルフ場らしい。









 右手に大寺山と思われる山の麓が見えてきた。








 今年初見の「シライトソウ」









 「ササユリ」も開きそうだ。








 14.00時、車に到着。


 すぐ近くの、ゆーゆーランド花椿の温泉にゆっくりと入って帰る。






   2012年05月20日(日)1回 閑乗寺公園-「八乙女山」-「大寺山」往復



 以前相棒から
「八乙女山」の登山記録を貰ったことがある。名前が良い。案外簡単に登れそうで私向きの山らしい。



 7.50分に、高速道路徳光サービスリアで、N氏とN女史を拾って、そのまま高速を走り砺波インターで降りる。国道156号線を山に向かって走り、庄川の町を抜けた所で、右に「閑乗寺公園」の方へ曲がり段々と登って行く。公園に着いてそのまま公園のふちを周り、公園の上に出る。8.30分。スキー場の上になるようで、広い駐車場がありあずま屋とトイレがある。砺波の平野が望める。道路は林道となりそのまま山の中へ入って行く。林道の途中に車を置いて登山路に入る予定。





 林道に入って100m程で、右に杉林に入る登山路を見付けたが、車が置けないので通過。さらに300m程で右に入る巡視路を見付けた。地理院地図に載っている登山路と思われるが、車が置けないので通過。林道はぐるりと右に回り戻るように登って行くと、登山路が林道を横切っている地点に出る。車を回して登山路が登って来ている所に置く。ここは道が広くなっている。案内板がある。8.50分。登山路は道を横切って階段が上に続いている。






 地理院地図の破線の登山路を行く。良く手入れされた気持ちの良い道である。









 道端に「ヒメシャガ」が咲いている。しかもいっぱい咲いている。こんな情報は無かった。







 「イワカガミ」もある。

 「八乙女」と云うのは、神楽や舞を奉仕する「八人の巫女」と云う意味らしい。八は八人ではなく、複数のとか、多くのとかの意味があるようだ。





 今まで他で見付けた「ヒメシャガ」は、一輪か数輪。こんなにいっぱい咲いているのを見かけたのは初めてだ。




 「イワカガミ」の群落もある。







 9.30分、「太平清水」に到着。左に降りた所で、岩の間から浸み出していて旨い。9.40分、細い林道と合流。戻る方向に鉄塔が見えたので、寄ってみたが展望無し。







 9.50分。八乙女峠に降りる。舗装道路が登って来ており、あずま屋があり駐車場がある。車を置いた林道がここまで続いているようだ。







 峠から砺波平野が望める。ここから目の前の八乙女山までに、遊歩道や作業道が色々とあるようだ。道宗と云う法師が通ったという「道宗道」が現われる。







三角点情報「八乙女山」 
 三角点名・鶏塚
等級・3等三角点
標高・751.76m
所在地・富山県南砺市






 10.10分頂上到着。三等三角点が在る。展望無し。休憩。









 頂上三角点ピークより降り林道を横切ると、頂上より高いピークを越える。大きな一本杉がある。ここからは道宗道を歩くことになる。長い林道歩きが続く。






 「風穴」という所を通る。鳥居の先に小さな堂があり、その下に小さな穴が開いている。立て札に依れば「奈良時代に白山を開いた泰澄大師は、八乙女山の麓に止観寺を建立し、大風に悩む村人の為に、この穴に風を封じ込めた。」






 その北側に「鶏塚」があり、砺波平野が見える。立て札に依れば「元旦に鶏の鳴き声がする」。そういえば八乙女山頂上の三角点の名前は「鶏塚」になっている。








 付近に「キクザキイチゲ」が咲いている。








 11.00時、栃原峠に到着。大杉があり峠らしい雰囲気である。







 八乙女山より降りて「栃原峠」まで来た。これより
「大寺山」に縦走だ。ここからはさらに林道を進む。実は「道宗道」が分岐していたのだが、標識が完備していなくて林道を歩いてしまった。林道からは平野が望める。平野の上の山は「医王山」である。





 砺波平野の「散居村」の眺めは、なかなか良い。







 11.20分。林道の三叉路で斜面を登って行く道宗道を見付けた。標識もある。ピンクの「カタバミ」を見付けた。







 
 斜面を登って行くと「イワウチワ」が咲いていた。今年はあまり見かけない春だった。







 これは「キランソウ」だと思う。









 「雪割草」を一株だけ発見。この辺りの山では「雪割草」や「福寿草」が自生しているとかで、ひそかに期待していた。季節外れの一輪でも見付けてうれしい。




 12.00時、大寺山の頂上到着。平野の方が切り開かれている。立派な最近の頂上標識がある。日陰で昼食。食事を済ませて頂上三角点探訪。食事をした頂上には三角点が無い。先へ進み少し降りたら林道に出た。三角点の標示があり、林道を横切って入り込んだら、三角点が在った。







三角点情報「大寺山」 
三角点名・四国谷
等級・3等三角点
標高・919.13m
所在地・富山県南砺市
 




 ここにも真新しい「山六会定例山行100回記念・大寺山山頂」の標識がある。熊避けだと思われるが、標柱の頭は唐辛子を挟んだ鉢巻をしている。




 熊は新しい標識が嫌いらしく、必ずかじってある。この標識は未だかじられていない。唐辛子の効き目?。戻ってこちらの標識で記念撮影。今日は3人パーティ。三角点のある地点は、ここよりも少し低いようだ。







 コーヒーとケーキを頂いて下山開始。越えてきた山並みが見える。その向こうの高い山は「牛岳」だと思う。今度登ってみたい。







 三叉路林道まで下りて、ここから道宗道を降りる。登りの時は林道を歩いて登った。この道宗道に気が付かなかった。すぐ素敵なブナ林に入る。




 散居村が見渡せる地点もある。田植えも済んだか済まないか、田んぼ水が張ってあるのが綺麗だ。







 頭の無い人形のようなナラの木がある。誰か名前を考えて。









 降りも八乙女山経由で戻る。八乙女山付近は遊歩道が色々ある。違う道を峠に降りたら「カタクリ」が残っている。





 八乙女峠より「ヒメシャガ」の道を降りる。「八乙女」ー「八人の巫女たち」はこの花の事を言っているのに違いない。(と、勝手に決めて思い込んでいる)。




 古今和歌集に「みちのくの あさかのぬまの 花かつみ かつみる人に 恋ひやわたらん」の和歌があるそうです。この和歌により郡山市安積の「花かつみ」は有名になり、多くの歌が詠まれるようになりました。




 芭蕉の奥の細道、「あさか山」の稿に、「かつみ刈るころも、やや近こうなれば、いずれの草を、花かつみとは言うぞと、人々に尋ねはべれども更に知る人なし、沼を尋ね、人に問ひ、かつみかつみと尋ねあるきて、日は山の端にかかりぬ。」と記しています。




 芭蕉が、かつみかつみと探して歩いた幻の花が、最近では「ヒメシャガ」だと言われています。奥の細道に出てくるので、東北にしか無いのかと思っていたのに、八乙女山にこんなに咲いているとは。花言葉は「隠れている私を見つけてください」でした。




 姫シャガに別れを告げていて、だいぶ遅れてしまった。待たせて済まない。14.40分車に到着。


 閑乗寺公園の上に、駐車場・あずま屋・トイレあり。林道を少し入ると、右に尾根に登る遊歩道在り。地図には記入無し。今回車を置いたⓅに続く。ここより破線の登山路を登る。一度八乙女峠の車道に降りる。Ⓟとあずま屋がある。八乙女山は目の前で、一周の遊歩道があるようだ。三角点ピークあり。大杉のある756mピークを越えて、林道と合流。長い林道歩きで「栃原峠」に着く。さらに林道を歩いて、林道三叉路の標識で「道宗道」に入る。頂上到着。三角点は少し降り、林道を横切った先のピークにある。帰りは林道三叉路で、通らなかった「道宗道」を見付けて入り込む。805mのピークを通過して栃原峠近くで林道に合流。



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