加賀の里山逍遥 
2005.04.より登山順
火燈古道・不惑新道で富士写ヶ岳・火燈山・小倉谷山

地図を作ってみました。参考にして下さい。



[加賀]  富士写ヶ岳 941.92m (山中町大内町)17
 [加賀福井]  火燈山   803m  (加賀市山中町)61
[加賀福井] 小倉谷山 910.58m (加賀市山中町)
第11回 2019.11.17. 山中町大内町より、火燈古道で「火燈山」を往復。
第10回 2018.04.30. 山中町大内町より、火燈古道で
「火燈山」を往復。

第09回 2015.07.24. 我谷コースより、「富士写ヶ岳」を往復。
第08回 2014.06.18. 山中町大内町より、火燈古道で「火燈山」を往復。
第07回 2011.05.15. 山竹田より「火燈山」、不惑新道経由で「小倉谷山」「富士写ヶ岳」。大内コースを下山。

第06回 2009.04.30. 山竹田の吉竹林道より「火燈山」に登り、「小倉谷山」へ縦走往復。
第05回 2008.05.03. 枯淵コースより、「富士写ヶ岳」。 我谷コースを下山。
第04回 2007.05.04. 山竹田の吉竹林道より「火燈山」に登り、「小倉谷山」へ縦走往復。
第03回 2006.10.18. 山竹田の吉竹林道より「火燈山」を往複。初登山。
第02回 2006.05.21. 大内コースより「富士写ヶ岳」、 我谷コースを下山。
第01回 2005.06.14. 我谷コースより「富士写ヶ岳」を、往復。

  2019年11月10日(日)11回 大内より「火燈山」を往復


 N氏グループとラインで繋がって、一緒に登る事になった。グループのAさんの誕生日登山らしい。一緒に
「火燈山」に登って頂上で便乗パーティをすることになった。


 こちらはNS女史コンビと三人、8.30に待ち合わせ、9.00時過ぎに山中温泉を越えて、大内峠の富士写ヶ岳登山口の先の、火燈古道の登山口に到着。昔の大内村の跡らしい。大きな駐車場に車を置く。N氏グループは六人で、金沢を9.00頃出発らしい。こちらは足が遅いから、上手くいけば頂上へは、同時頃に着けるかな?と考えた。







 白山神社に一礼して大内峠に登る。









 9.15分に大内峠に到着。峠上より左の尾根に取り付く。







 石川県と福井県の県境の、細い尾根を忠実に登って行く。

































 9.40分に鉄塔を通過。鉄塔の下は展望が良い、右手に、大きく「富士写ヶ岳」がそびえている。元気の良い人は、火燈山よりあの富士写ヶ岳を経由して、大内迄一周している。私には到底無理だ。










 尾根道はいくつものピークがあり、所々に急坂がある。なかなか頂上は見えない。


































 段々と紅葉してくるような感じだ。







 シャクナゲの群生地に出た。もう来年の蕾が付いている。

































 シャクナゲのトンネルがある。











































 ブナの木が増えてきた。紅葉してきた。





 


























































 地理院地図の739mに登り着くと、初めて「火燈山」が見える。左は「小倉谷山」だ。









 11.30分、一度降ると「熊の平」の標識に出る。ヤマップによる熊の平の地点は、ブナが現れ出した地点で、ずいぶん離れている。









 熊の平から一登りで「火燈山」の頂上に到着する。11.50分。隣に小倉谷山が美しい。



 仲間はとっくに到着して、食事の支度中。今日は平野と海岸線も見える。





 後ろから、N氏グループが追い付いてこないので、不思議だなーと思っていたら、何と全員が山竹田コースで登ってきて居た。連絡不足で別のコースになっていた。








 今日の主役A子様。お久しぶりです。

 





 今年の9月に、北海道の山で「日本百名山の完登」なされたN氏。おめでとうございます!。








 NS女子コンビ、大鍋持ち込みで、全員に「美味しいぜんざい」をふるまって頂きました。美味しかったです。ありがとうございました。







 隣に丈競山が見える。頂上に小屋が見える。右後は浄法寺山だな。







 若い男性を捕まえて、記念撮影のシャッターを押してもらう。この男性は富士写ヶ岳を経由して一周したらしい。(ヤマップに、この男性・福井のハジメ様より、シャッターを押した者ですと便りが届いた。彼の記録を読ませて頂くと凄いです。テントを被いて凄い健脚で登って居られます)




 下山は、N氏グループも一緒に大内峠へ降りた。N氏のみ山竹田に降りて、車を回すという。一緒に降りたと言っても私だけ別で、だいぶ遅れて15.00時に大内峠に降り着いた。お待たせしました。









 N氏より頂いた、百名山完登記念の手ぬぐいです。



 私も11月生まれ、今度私の82歳誕生日登山をやろうと計画中??大変だ?

       ■次回登山は、11/17「白兀山・奥医王山」へ■




  2018年04月30日(祝)10回 大内より「火燈山」を往復


 4/22日に皆と「奥城山」に登りに行ったとき、N氏から「富士写ヶ岳」の石楠花は、もう終わり掛けと聞いた。標高の低い奥城山の石楠花はもう終わっていた。富士写ヶ岳の石楠花はいつもゴールデンウィークの頃が見頃だが、今年は早いらしい。4年前に大内峠より火燈古道で「火燈山」に登った事がある。花期ではなかったが、シャクナケの木がとても多くあった。不惑新道で富士写ヶ岳と一周する人が多い様だが、年寄りには無理で、
「火燈山」だけなら何とかなるのではないかと、S女史に介添えを頼んで出かけた。奥城山より標高が高いので、花が残っていることを期待して。


 8.30分に、ゆめのゆで女史を乗せ、山中温泉を抜け、大内トンネルの手前で左に旧道に入る。富士写ヶ岳の登山口の駐車場は車でいっぱい。道路まではみ出していてビックリ。さらに進んだ火燈山の駐車場も、車で溢れかえっていてまたビックリ。この先トンネル通行出来ませんの標識を通り過ぎ、旧道にようやく駐車。







 9.15分に、白山神社の前を通って山道に入る。途中で男性一人降りてきた。早いですね、と言ったらこの先通行止めで通れないという。大内峠から先は竹田の方へ降りてゆくので、入り込まぬ様通行止めのロープが張ってある。そこから左の尾根に、戻るような急坂の登山口がある。見落としたらしい。確かにちょっと判り難い。




 地蔵の向かい側を登る     ガマズミ          ツクバネウツギ


 大内新トンネルを越えた道が、竹田の町の方へ降りてゆく。



 9.50分に鉄塔の下を通る。向こうに「富士写ヶ岳」が見える。






 ずーっと尾根歩きで、気持ちが良い。坂があったり平坦な所があったり。すっかり新緑の季節だ。


 鉄塔から1時間近くも登ると、ようやくお目当てのシャクナゲが現れ出した。やはり少し時期遅れかな。







 初めは盛りが過ぎて白色になった花が多いが、登るにつれて段々と赤くなってきてうれしい。それにしてもシャクナゲの木が多い。


















 739mピーク辺りで前方に「小倉谷山」が見えてきた。右の低い山が「火燈山」である。



 12.00時に「熊の平」通過。ブナの新緑である。所でタブレットで見るヤマップ地図では、鉄塔より長い坂を登り切った地点を「熊の平」としている。ここは尾根で平坦ではあるが、平のような感じではない。まあーどちらでも良いが、熊の棲み処が変わったのかもしれないな。







 「イワウチワ」が咲いている。









 12.25分に「火燈山」頂上に到着。狭い頂上は食事をする人で満員。






 次のピークの「小倉谷山」が見える。本当はあそこ迄登りたいと考えて、山札を新調してきたのに、ここまで3時間。どうやらここで年寄りはギブアップだ。








 南の方に「丈競山」、頂上に小屋があるので判る。三角点のある北丈競ピークは、手前に重なっている。右は「浄法寺山」。左の山は地図に名前は無い。








 西に福井平野が広がる。








 「小倉谷山」の山札は、これから小倉谷山に向かうという若い男の人に、何処でも良いからぶら下げてきてほしいと委託する。向こうを向いているこの若者である。山札を見て、私のHPを時々見ていますと言われて恐縮。なんでも頼んですみません。前に登った事があるので、今回は代役お願いします。




 「火燈山」の新調山札を掛けて記念撮影。13.10分頃下山開始。元の道を戻る。








 登るとき気が付かなかったが、加賀平野の見える所があった。









 シャクナゲが多く残っていて、満足した山歩きだった。




 鉄塔の下に「ウワミズザクラ」が咲いていた。



 15.35分に車に戻り着く。朝溢れかえっていた車は、今は数台のみ残る。



   ■活動時間 6時間31分 Ⓢスタート9.02→(21分)→大内峠9.23-9.26(3分)→
         (2時間42分)→火燈山12.08-13.12(1時間4分)→(2時間4分)→
         大内峠15-16-15.21(5分)→(12分)→Ⓖゴール15.33

   ■活動距離 5.3km  ■高低差 543m  ■累積標高上り/下り 741m/740m


          ■次回登山は、5/3「阿陵山」へ■






  2015年07月24日(金)9回 我谷より「富士写ヶ岳」を往復


 社中の発表会も終わり、さっそく少し歩こうと思ったが、小松市は全国一の暑さで37度だとか。おまけに小松近郊で熊出没のニュース。家を出る気がしなかった。翌日は発表会打上で粟津温泉。昨日歩こうと思っていたら珍しく雨が降った。今日も滅茶苦茶暑いが、久しぶりに
「富士写ヶ岳」に登ろうと家を8.40分に出た。山中温泉を抜けて我谷ダムに掛かる吊橋の横の駐車場に車を置く。一台も留まっていない。9.20分。







 吊橋渡り口にある登山口の看板に張り紙。「頂上まで約2時間。頂上942m。現在地156m」標高差は800m。久しぶりに辛いぞー。吊橋を渡る。右に少し進むと登山口がある。






 登山口から尾根に登り着くまでが急坂である。10.05分に鉄塔の下を通過。ここからは案外緩やかな登りが続く。初めはナラの木が多いが、段々とブナの木が混じってくる。上から男性一人降りて来た。腰につける鞄で水だけを持っている。立ち話「暑いですね。蒸し暑いですね。今日は頂上には誰も居ないですよ。熱中症に気を付けてくださいよ。倒れても誰も来ないですからね」。なるほど。お互いに気を付けましょう。








 風が無くブナの林で休んでいても、気が遠くなるほど暑い。今日二人目の男性が追い抜いて行った。この人もリュックではなく腰カバンに水だけだ。この人は私が頂上に着く前にもう下山していった。男性二人とも結構お年寄りに見えた。



 ブナ林を抜けると頂上が見えてくる。右が頂上。左は、枯淵からのコースの前山ピーク。歩いている道は、その間の鞍部に出るようだ。



 加賀平野方面。



 もう一度ブナ林に入り、登り切ると頂上稜線に出て、右折するとすぐ頂上に着く。



 13.10分に頂上到着。誰も居ない。眺めは思っていた程良くない。北潟湖かな?。





 白山の見える方は、雲があり何も見えない。独りで記念撮影。日陰で20分程休憩して下山開始。


 熱中症に掛からぬよう、降りでも腰を下ろして疲れぬように、水分を補給して、車に着いたのは、16.30分を周っていた。身体が熱い。車に飛び込んでクーラーを掛けて体を冷やし、自販機を探してまっしぐら。










 なんとか熱中症にならなくて助かった。真夏の里山は暑い。



    
●次稿2015年・第49回登山は、7/25長野県「白馬・栂池自然園」へ●






 

  2014年06月18日(水)8回 大内より「火燈山」を往復


 前回の登山2011年は、火燈山から富士写ヶ岳までの「不惑新道」が開通したとの事で、登りに行った。その時は下山口の大内峠に車を一台置き、丸岡町山竹田の集落から林道に入って、火燈山-小倉谷山-富士写ヶ岳と一周して、大内峠に下山して山竹田まで車を取に戻った。
 ところが、大内峠から直接火燈山に登る「火燈古道」が開通したとの事で、車を回して置く必要が無くなり、大変便利になった。大内峠に車を置いての一周コースが出来たのだ。
 このコースは大人気のようで、特にシャクナゲのの時期は大賑わいと聞く。しかし喜寿の私にとってはちょっと距離が長い。登ろうと云う話はあったが、なんとなく気後れがしているうちに石楠花の時期が過ぎてしまった。





 今回一人なので、石楠花は無いだろうが、コースの下調べのつもりで
「火燈山」に登る事にした。一周は無理なので往復の予定。梅雨だがなんとか雨は降っていない。7.30分に自宅を出て、山中温泉を抜け、丸岡へ抜ける大内トンネルの手前で、左に旧道に入り、大内峠の富士写ヶ岳大内コースの登山口駐車場を、さらに300mほど先に、大きな駐車場があったので車を置く。8.20分。






 小さな新しい地蔵さんがあり、休憩所が作られている。駐車場には簡易トイレもある。









 ここは「大内村」のあった所らしい。「今、大内の者すべて、この村を去る。心だけをこの地に残して」の碑がある。







 下の碑文も心を打つ。今日は誰も居ないが、登山で賑わうのも、いいのかもしれない。











 直進する車道は、この先に旧トンネルが在る筈だが、通行止めになっており、通り抜け出来ませんと書いてある。登山路は横に見える神社の方になっている。




 8.30分出発。白山神社の鳥居の前を通り登山路に入る。10分程登ると峠の上に出る。地蔵があり新しい標識がある。峠道はこの先降って行くが、登山路はここより左の尾根を登る事になる。





 峠の古木は紅葉みたいだ。行き過ぎない様ロープが張ってあり、赤いテープが下がっている。上の方に良く見ると「火燈古道・火燈山まで2.6km、富士写ヶ岳まで6.1km」の札が下がっていた。








 少し登ると、丸岡山竹田の方が見える。トンネルを抜けた所らしい。







 登山路は、福井県石川県の県境の尾根を忠実に登って行くようだ。古道を復活したようだが、古道の雰囲気はない。よく使われている普通の登山路だ。







 9.10分鉄塔の下を通過。この先段々と急になってくるようだ。









 左に見えるのは富士写ヶ岳らしい。鉄塔巡視路が左の谷から登って来ており、右に見える次の鉄塔まで続いているのが見える。尾根は登り一辺倒ではなく、緩やかなピークを幾つも越えて行く。





 ツルアリドオシ        ツツジ            石楠花の花の跡






 10.05分頃より石楠花の群落地を通過。両側にぎっしりと続いている。









 どの木も今年花を着けた様子がある。今年はどの山も石楠花の当たり年だったようだ。









 10.45分、ちょっと開けた所があった。低い方のピークが「火燈山」で、左の高い山が「小倉谷山」らしい。






 この辺りからササユリを良く見かけるようになった。



 コアジサイ          イワウチワの花の跡      ギンリョウソウ


 11.00時、ブナ林に入った。高い所に「熊の平」の標識あり。








 ブナ林から10分。11.10分に火燈山の頂上到着。


 平日なので誰も居ないし、誰も登ってくる気配もない。


 食事をしながら、メールをしたり電話を掛けたり。



 東の方は「小倉谷山」。あそこまで行けば「白山」が見えるが、今日は曇っていて行っても見えない。



 熊にかじられた火燈古道の降り口を示す、標識の向こうに見える「ササユリ」を眺めながらの昼食。他に山竹田に降りる標識もある。



 少し小倉谷山の方へ降りると、富士写ヶ岳までの写真が撮れる。あそこまで廻ると大変遠い。




 12.00時に下山開始。 ヤマボウシ    シキミ         ガクアジサイ





 ゆっくりと下山開始。単独行は躓いて転んで怪我をしても、へたばって動けなくなっても、ちょっと困る。慎重に慎重に降りる。ようやく峠の地蔵が見えた。









 13.45分に駐車場の車に到着。実に静かな山行。今日も誰一人遇わなかった。








 大内より「火燈古道」で、「火燈山」を往復した。


        
●次項2014年48回登山は、6/21富山県「大辻山」へ●






  2011年05月15日(日)7回 竹田-火燈-小倉谷-富士写-大内


 小松は「お旅祭り」で賑やか。昨夜は町内の曳山を引っ張り出し、他町の子供歌舞伎に協賛。今日は祭りを抜けだして
「火燈山・富士写ヶ岳間の不惑新道」を歩きに行く。「不惑新道」は国府のX氏より開通のお知らせを頂いたし、新聞にも開通の記事が載っていた。ここを歩くには「シャクナゲ」の咲いている時に限る。とすれば、例年よりの10日遅れの今日に限る。





 全員参加の5名。7.30分に加賀ゆめのゆに集合。車二台に分乗。山中温泉を抜け、富士写ヶ岳大内峠の登山口に車を1台置く。満車近くの盛況。続いて一台に全員が乗り、いつもの火燈山の林道を上がる。案外近い。神社前の駐車場は4台。満車で入れるか心配だったが、思ったより車が少なかった。8.20分林道を歩き出す。林道途中の分岐より登山路に入る。神社横の通行止め標識が無くなって、この分岐近くまで車が何台か上がってきている。








 「トウダイグサ」だったかな。












 これは、アレッ?先っきまで覚えていたのに。









 9.00分、荒れた林道横断。下刈りの作業道か。「イカリソウ」の群落。










 「ヘビイチゴ」の花が目に付く。










 9.30分、林の中を抜けて見通しの利く地点にたどり着く。いつもの定位置で大分皆より遅れて歩いている。振り返ると「丈競山」が近い。頂上の小屋がはっきりと見える。









 前方に火燈山の頂上が見えてくる。まだ遠い。











 頂上が近ずくと、お目当ての「シャクナゲ」が目に付きだした。








 10.00分、
「火燈山」頂上到着。これから進む「小倉谷山」が見の前。











 「富士写ヶ岳迄、きれいに刈り込んで整備したので、是非歩いて見て下さい。郷土の山を愛する仲間一同」の張り紙がある。









 さっそく歩きに来ました。有難うございます。今日は先が長いので、しばらく休んですぐ出発する。










 今回の登山は「不惑新道」を歩くのが目的。10.10分火燈山を出発。「小倉谷山」へ一度降って行く。タムシバは終わり頃か。









 火燈山から小倉谷山の間にもシャクナゲは多い。










 10.50分、
「小倉谷山」の頂上到着。頂上の標識が新しくなった。まだ11時、昼食には少し早い。相棒のK宗匠の出番で、抹茶休憩。ここの三角点名は「伏拝」。白山を伏拝する場所だったのだろう。








 西の方、隣の丈競山は良く見える。手前が北丈競山で右が浄法寺山らしい。











 東の方、今日も白山は見えるが霞んでいて、写真では写らない。







 北の方には、これから行く不惑新道の先の「富士写ヶ岳」。右側に加賀平野が見え、小松ドームの白い屋根が見える。



 11.10分、小倉谷山を出発。ここからが「不惑新道」なのだろう。幾つもの瘤を越えて行く。シャクナゲの群生のそばを登って行く。



 東の方が開けたピークがあった。丁度、飛行機雲が見えた。雪の残る山は大日山らしい。その上に微かに白山が見える。







 登山路はとてもよく刈り払いされていて歩きやすい。富士写ヶ岳はだいぶ近くなってきたが、まだまだ下って行かねばならぬ。その分登り返しが大変だ。時々単独登山者とすれ違うが、皆さんそれぞれの頂上よりの往復登山。皆さん元気ですね。










 不惑新道は噂の通りシャクナゲの群落が次々と現れてくる。









 丁度満開のようだ。相棒は「不惑新道」ではなくて「石楠花新道」にすれば良いと云った。









 今日はシャクナゲに堪能である。最鞍部より登りに掛かる。大分皆から遅れて歩いていたら、前方で人の声が聞こえた。なんだろうと思っていたら、相棒が急な登山路の真ん中で寝転がって伸びていた。通りがかりの登山者パーティが覗き込んでいた。






 話を聞くと、筋肉痛で両足が硬直して、ひっくり返って動けないという。そういえば前にもそんな事があった。少し上が平坦になっていたので、荷物を持ち、這って上がってもらって、座らせて水を飲ます。先へ進んだ仲間3人はとっくに、富士写ヶ岳頂上で食事中の頃だ。もう13時だ。休めば筋肉痛は直るだろうと、相棒と二人でここで食事をする事にした。丁度、小倉谷山で遇ったパーティが、火燈山より引き返してきて、追い抜いて行ったので、富士写ヶ岳頂上に居る3人に、途中で食事中だと伝言を頼む。








 ポタージュなら飲めるだろうと、お湯を沸かして飲む。そのあと正座して身体を海老のようにそらして硬直を解いてゆく。だいぶ良くなりカメラにポーズ。だが顔色がまだ青い。13.45分、歩行開始。痛くなりかかると留まって正座・海老反りのポーズ。







 所でこの新道の「不惑新道」名前だが、どうゆう訳で名付けられたか判らない。辞書には、考え方に迷いのない事。40歳の事。などと書いてあるが、意味が分からなくて迷ってしまうな。





 私は14時頃、富士写の頂上到着。伝言を聞いて食事を済ませていたメンバーと合流。N氏に相棒を迎えに行ってもらって、リュックを持って来て貰うように頼む。頂上には、「不惑新道・火燈山へ約3.5㎞」の札が下がっている。N氏が相棒の荷物を持って走って帰ってきた。14.15分相棒も到着。なんとかなりそうだ。









 いつもは一番遅れて歩いているが、今日は珍しく相棒より先に着いた。だいぶ距離があるので今回はへたばるのを覚悟して、火燈山から縦走してきた。ようやく富士写迄たどり着いてほっと一息。あとは降るだけだ。小さな山名札を提げる。








 いつもと違う方面から頂上に着いたので、頂上の感じがいつもと全然違う。5人全員の記念写真を撮って、14.30分下山開始。










 大内の方へ少し降りると前方に、小倉谷山が大きく見えてくる。右の下った所にあるピークが火燈山である。あそこから縦走してきたのだ。



 






 この大内コースも石楠花が多いし、見晴らしも良い。ただし急坂が多いので、降りに使った方が良い。あの頂から降りてきた。













 石楠花が続く登山道。







 S女史が送ってくれたパノラマ写真。右の端から左まで縦走路が続いている。





 16.05分ようやく林道に降り立つ。あと車まであとわずか。途中で追い抜いてきた相棒も、しばらく待って居たら降りてきた。筋肉痛が起きそうになると、早めに海老反りの運動をして休憩したそうだ。


 全員、朝置いたN氏の車に乗り、火燈山の登山口に車を取りに行く。16.30分到着。ここで解散。ゆっくりと休んで相棒の車が置いてあるゆめの湯へ走る。到着17.30分。







 

  2009年04月30日(木)6回 竹田-火燈山-小倉谷山を往復




 
「火燈山」は3回目。おととし同じ時期で「シャクナゲ」を探しに行った。今年も咲いているかなと、SN女性コンビを案内して、70歳越コンビは行く。8.20.八号線の「ゆめのゆ」で待ち合わせ。少し先の「松山」交差点を左に折れ、山中温泉より福井県に抜ける。道が良くなった。県境トンネルを抜け、降りた交差点を少し戻り、陸橋下を抜けて林道に入る。通行止めの看板前の広場に車を留める。9.10.歩き出す。








 林道をしばらく歩いて、右の登山路に入る。尾根上まで登り、ダムが見下ろせる地点を過ぎたら、登山路が大きく崩れた所に出た。大きく上を迂回する。ロープが張ってある。









 9.50.横切っている作業道路に出た。前回にはこんな道は無かった。最近の杉林の下刈りの為の道だろう。横切って進む。新しい標識がある。









 その登り口にこんな花が咲いていた。後日S女史がメールで名前を教えてくれた。「花ツクバネウツギ」別名「アベリア」だそうです。また彼女から訂正が来た。「シロバナニシキゴロモ」かも知れない。








 林を抜けて、低い潅木地帯に入る。正面に火燈山が見えてくる。もうそろそろ頂上に着きそうな頃、やっとお目当ての「シャクナゲ」の花が見えて来た。結構奇麗に咲いている。









 10.45.
「火燈山」の頂上に到着。丸岡、福井方面の平野が見える。海岸線が見える。その右側に、この間登った、剣ヶ岳、水坪山、刈安山と続いている。そして隣に富士写ヶ岳が目の前である。








 誰も居ないので頂上に陣とって、抹茶タイム。後方に丈競山と浄法寺山が見える。










 小さい山名札を提げて記念撮影。背後に見える「小倉谷山」に向けて11.30.に出発。









 火燈山の頂上で45分休憩して、昼ご飯は
「小倉谷山」にしようと、11.30.に出発。登山路は少し狭くてあまり手入れがしてない。「シャクナゲ」が結構咲いている。12.00.に小倉谷山頂上に到着。頂上は狭い。真ん中に三角点が鎮座している。








 まず目に付くのは白山である。火燈山からは全然見えないが、ここからだとバッチリ見える。白山と別山の間に大日山がまだ白い。










 富士写ヶ岳の右には、加賀の平野が見える。粟津のドームが見える。ということは小松からこの山が見えるという事だ。
三角点情報「小倉谷山」
三角点名・伏拝
等級・三等三角点
標高・910.58m
所在地・福井県坂井市吉谷町







 三角点は少しむき出しになっている。三角点の名前からすると、この山は白山を拝む場所だったと思われる。












 食事を済ませて、富士写ヶ岳に続く稜線の、先にある小さなピークまで行くことにする。前回この先に「シャクナゲ」があったのと、双眼鏡で覗くと、ピークに「シャクナゲ」の群落があり、赤く見えたからだ。少し降りると南側の斜面が「シャクナゲ」でいっぱいだ。





 10分ほどでピークに到着。大きな石楠花の木があり、つぼみがいっぱい付いている。白山をバックに記念撮影。









 「シャクナゲ」の向こうに富士写ヶ岳が見える。ここからあそこまで、登山路が続いているという情報があるが、だいぶ荒れているらしい。それにしてもだいぶ遠いな。









 白山はよく見える。三角点名が「伏拝」なので、われわれ全員で手を合わせて白山を伏し拝む。









 「シャクナゲ」の花はピークにあり、風雨にさらされるのか少し痛んでいる。小倉谷山頂上に残してきた、福井の人に手を振る。向こうも手を振る。






 13.00に小倉谷山に戻る。入れ替わりに福井の人が無名ピークに出かけた。




 無名ピークに到着した福井の人が、手を振っている。なぜか人が大きく見える。小山の上の巨人みたいだ。






 13.10.下山開始。火燈山13.35。14.55.車を置いた地点到着。







  2008年05月03日(土)5回 枯淵-「富士写ヶ岳」-我谷





 
「富士写ヶ岳」は我谷コースも大内コースも登った。今回は枯淵コースを登ることにして、相棒K君に案内を頼む。8.40分、山中温泉の奥の我谷登山口で待ち合わせ。登山口の道路脇は満車状態。30台以上。ここに相棒の車を置き枯淵のほうへ進む。









しばらくで右にダム湖の方へ下る道に入る。新枯淵発電所の標識がある。突き当たりにダムが見えてくる。橋の手前に駐車場があり3台留っている。我谷登山口より10分。ここに車を置いて、9.00時に歩き出す。橋を渡り車道を少し歩くと、右の斜面に登山路が分岐している。車道はダムのほうへ進み、其処にも駐車場がある。ここに車を置いても良さそうだ。







 広い谷を登ってゆく。新緑が綺麗だ。連休に入って一斉に花が咲き出した。












 「チゴユリ」「キケマン」「イカリソウ」「スミレ」「エンレイソウ」「イワウチワ」などなど見かける。10.10分ようやく尾根の上にたどり着く。









 10.30分、このコースは登山者が少ないので、登山路に陣取って、お湯を沸かして相棒のお手前で抹茶を一服頂く。11.30分、だいぶ高度が上ってきたら、お目当ての「石楠花」が出てきた。今が満開である。














 富士写ヶ岳は、石楠花が多くて有名である。今回はうまく咲いている時期に登れて幸せである。次から次と繁みが現れる。











 前山が見える開けた地点に出た。白山も見える。








 12.00時、前山頂上到着。「タムシバ」が咲き、向うに白い白山が浮かんでいる。富士写頂上は人で満員だろうからと、ここ前山で昼食にする。ここにも3.4組が食事中。






 「ヤマザクラ」が咲いている。「シャクナゲ」もある。「コブシ」もある。













 所で、タムシバとコブシの見分けが付かない。相棒が説明してくれるが、それでも判り難い。花の下にすぐ葉があるか無いかで区別するらしい。






 前山より三角点のある頂上まで、10分は掛からない。1.00時に着いた。もう下山した人が多いのか、思ったより人が少ない。





 白山を写して、記念撮影をして、13.20分に下山開始。
三角点情報「富士写ヶ岳」
三角点名・富士写ヶ岳
等級・一等三角点
標高・941.92m
所在地・石川県加賀市枯淵町









 新緑の気持ちの良いブナの林を下りる。











 林を抜けて、細い尾根に出ると、ここも「シャクナゲ」が満開である。さっきまで居た、前山と頂上が見返せる。











 14.50分、鉄塔通過。15.20分、我谷登山口駐車場に到着。富士という名前の山は、その形からして急坂が多い。半分へたばってしまった。


 ここから枯淵に置いた車まで5.6分で行ける。歩くと30分は掛かるかも知れない。




  鈍足記録 枯淵より前山まで3時間。
       頂上より我谷まで2時間20分。



 この山の石楠花見頃は、ゴールデンウイークらしい。







 2007年05月04日(金)4回 竹田-火燈山-小倉谷山を往復


 今年は石楠花の情報が少ない。何処も天候の加減か、花の咲かない年なのか、石楠花が綺麗だったという話が聞こえてこない。花が付いていないということばかり聞こえてくる。




 「富士写ヶ岳」は石楠花が多い。そして峰続きの「小倉谷山」や
「火燈山」にも石楠花が多いと聞いたことがある。K君と今回は石楠花探しに火燈山から小倉谷山ま行くことにした。8.00時に国道八号線の「ゆめの湯」で待ち合わせ。


 9.00時に前回と同じ所に車を留める。小屋みたいな白山神社そばの駐車場には一番乗りである。「シャガ」と「ヤマブキ」が咲いている








 9.10分林道を歩き出す。「ホウチャクソウ」が咲き出した。しばらく歩いて林道の右の杉林の中の登山路を登り出す









 尾根上まで登り歩き出すと、右手が開かれた所があり、ダムとダム湖が見える。龍ヶ鼻ダムというらしい。











 急坂を登りきると辺りが開けて、前方に火燈山の頂上が見えてくる。10.30分、山路広くなった所で、K師匠のお手前で抹茶を頂く。2人のパーティーが通り過ぎる。15分休憩。








 この黄色い花(「ヘビイチゴ」の花かもしれない)の咲く明るい道だ。快晴である。所々に石楠花の木が現れるが全然花が付いていない。
















 11.10分、「火燈山」の頂上到着。南のほうは福井県の山がびっしり。








 西は目の下に登山口の竹田の村。背後の山の向こうに丸岡の平野が広がっている。









 東はこれから登る「小倉谷山」が近い。









 11.10分に「火燈山」に到着。「シャクナゲ」を探しにきたのに、ここまで全然お目にかかれない。10分休憩して
「小倉谷山」に向こう。一度鞍部まで下ってゆく。ブナの木が混じった林となる。







 ようやく花が少し付いた石楠花の木を発見。それもやっと少々だけ。










 11.55分、三角点のある小倉谷山の狭い頂上に到着。ここは火燈山より100mほど標高が高い。俄然東方の展望が開けてくる。なんと白山が見える。その手前にまだ雪が残る山は大日山と思われる。火燈山からだと今居る小倉谷山の陰になって白山は見えないが、ここからだとバッチリと「白山」が見えるのだ。








 狭い頂上の三角点の横に陣取り、お湯を沸かして昼食。ここしか座る所が無い。早いもの勝ちである。目を凝らすと富士写ヶ岳の右の縦走路の上に加賀平野が望めるではないか。小松市の粟津の白いドームが微かに見える。











 食事を済ませてK君が、富士写ヶ岳に続く縦走路の探索に、少し先に見える尖がったピークまで出かけた。




 












 坂を降りた所でK君の大きな声がした。私も降りていったら、満開の石楠花の叢があった。








 今年最高の石楠花の群落である。K君はピークまで10分ほどで往復してきた。









 元気なK君が次のピークまで偵察に出かけなかったら、この石楠花に逢えなかったのだろう。充分満足して13.10分に下山に掛かる。頂上になんと1時間15分も居たのだ。






 同じ道を戻る。車に14.50分に到着。林道入り口近くの「たけくらべ温泉」に入って帰る。






  2006年10月18日(水)3回 竹田-「火燈山」を往復・初登山


 お天気に誘われ急に思い立ち「火燈山」「ひともしやま」に出かける。この名前は一向一揆の宗徒がのろしを上げた為らしい。同じ名前の山が私の住む小松市と白山市鳥越の間の、三坂トンネルの上にある。地図に名前が載っているが、小松の火燈山は登山道は無いようだ。



 この山は石川と福井の県境の山である。以前に登り口は確認済み。自宅より山中温泉を抜け、国道364号線を福井方面に走る。富士写ヶ岳の登山口を見送り、新しい大内トンネルを抜ける。抜けて坂を下ると信号がある。右に蕎麦屋がある。左に山竹田の方へ折れる。道は降りてきた道に並行して戻り、百メートルほどで右に高架の下を潜る吉竹林道があり、火燈山登山口の標識がある。林道に入り込むとやがて凸凹道になり、鉄塔を過ぎ、左に新しい地蔵を過ぎ、2.3キロも進むと開けた場所となり車が置ける場所がある。一台先客がある。その後の方に新しい建物があったので、そばまで行って見たら「白山神社」と額が掛かっていた。小屋みたいだが、お宮さんを建てたらしい。







 林道はまだ続いているが通行止めの標識がある。ここから歩き出す。もう昼も廻り12時10分だ。しばらく林道を歩くとまた登山口の標識がある。さらに進むと右に杉林の中に登山路があった。少々判りにくいが、少し先の杉の木にも登山道の矢印があるから間違いないだろう。







 25分ほど雑木林を登ると尾根になり、松の木の間から頂上らしきものが望める。左手に谷を隔てて福井県の山が見えてくるが、登っていないので名前はわからない。登山路は尾根の上ではなく尾根の右の斜面をトラバースするように登ってゆく。登り出して1時間10分、辺りが開けて高原状になり頂上が目の前に見える。





 周りは笹が交じり潅木が低くなり気持ちがよい。最後の急坂を登りきり少し歩くと30分で頂上に着いた。登り出してから1時間40分掛かった。

 結構見晴らしがよい。先客は金津の中年男3人組。今「小倉谷山」を往復してきたところだという。写真を撮ってやると何枚も写してくれた。これは北にそびえている富士写ヶ岳をバックに撮ってもらったもの。








 東には、先着の3人組がいま往復して来たという、小倉谷山がそびえている。ここよりは標高が百メートルほど高い。私の足では往復1時間半も掛かりそうだ。小倉谷山からは富士写ヶ岳まで尾根が続いているのが見える。縦走路が在るらしいが荒れているとの情報がある。







 南には、頂上に小屋のある丸い山が見える。あれは「丈競山・たけくらべやま」だと教えてくれる。白山は何処にあるか見えない。小倉谷山に隠れているのだろうか。


 3人組が下山したあと、家に電話してみたら通じた。下山が思ったより遅くなるので、会合への出席の代役を頼みホッとする。携帯の通じない山が多いがこの山は良く通じる。





 目の下に山竹田の集落も見える。富士写ヶ岳の左には目を凝らすと、加賀の平野が見える。


 一人きりで40分も頂上に居て下山にかかる。同じ道を降り1時間で車にたどり着いた。




 家に帰って2万5千分の地図を見たら、ちゃんと登山路が載っていた。






  2006年05月21日(日)2回 大内-「富士写ヶ岳」-我谷


 2度目の
「富士写ヶ岳」にK君と出かける。今年は大雪のため、例年ゴールデンウイーク頃が満開のシャクナゲは、1週間ほど開花が遅れているとの情報があったが、日程の都合がつかず2週間以上も過ぎてしまった。少しでも花が残っていてくれと祈るのみ。今回は我谷ダムの赤いつり橋に8時半に待ち合わせ、彼の車をここに置き、大内峠よりのコースを登る。





 ダムの上を渡り、丸岡のほうへ国道384号線を10分も走ると、県境の大内峠に真新しい大きなトンネルが出来ている。トンネルの手前で、左に折れ旧道に入る。1キロぐらいで左に登山口があり、反対側に大きな新しい駐車場があった。登山口から頂上が望める。








 8時40分より歩き出す。しばらく谷道をを歩くがすぐ左に急登が始まる。中々の急坂である。富士写と云うだけあって、富士山のように登り一方である。








 1時間半ほど登り詰めたら、ようやく尾根上に出て視界が開けてきた。福井県の丸岡方面の平野が覗ける。谷を隔てた山は「火燈山」らしい。辺りに「シャクナゲ」の花が見えてきた。花の散ってしまった木もあるが、残っている木も多い。もっとも散りかけの木がほとんどだ。





 それにしてこの山はシャクナゲの木が多い。時期を過ぎたのはまことに残念と、上から降りてきた人たちと話し合う。頂上が目の前に見えてくる。斜面に登山路が見える。もうあの斜面を登りきれば頂上だ。









 歩き出して2時間20分、午前11時に頂上到着。前回登った時はたった一人の頂上だったが、シャクナゲ時期のお天気の日曜日は、満員である。白山も正面に見える。福井県の荒島岳方面も良く見える。笈ヶ岳、大笠山など方位盤と照らし合わせて喧々諤々。平野のほうは丸岡方面が開けてよく見える。





 皆と一緒に昼食。人数を数えてみると40人近くいる。広い頂上は丁度満員だ。この山の三角点は一等である。やはり見通しの良い山ゆえだろう。火燈山への縦走路に興味があるK君と、分け入って見たが、道は微かで廃道に近い。1時間20分も長居して、下山にかかる。






 我谷に降りるのだが、もう一つの頂上「前山」を往復する。10分ほどで到着。頂上の混雑を避けてここで昼食の人もいる。眺望もなかなか良い。










 傍らの木の下に首の欠けた石地蔵が祀られており、深田久弥の「山の茜を」の詩の立札がある。








 
鞍部まで戻り我谷ダムの方へ折り始める。ブナ林の新緑がまことに美しい。それにしても高度差があり下りるのも中々辛い。








 K君に教えてもらった「ユキザサ」の可憐な花がが咲いていた。



 頂上より2時間10分もかかってようやく車に到着。







 

  2005年06月14日(火)1回 我谷より「富士写ヶ岳」を往復



 友達が
「富士写ヶ岳」の、満開のシャクナゲのメール写真を送ってきたのは連休の頃。羨ましかったが山歩きを再開したばかりで、足に自信が無くてお供が出来なかった。100メートル台から始めて300m、500m、600m台と上げて、ついに1000mに近くなった。少々辛くても、時間さえかければ登れると自信がついた。写真は水無山より撮った富士写ヶ岳である。8号線を走っていると、どこからでも良く見える。










 小松の自宅を車で出て、8号線を南へ走り、山中温泉を抜けて、福井県の丸岡に通じる国道を行くと、我谷ダムに出る。ダムより左折して県民の森の方へ入る。暫くでダム湖に架かる赤いつり橋に出る。道の広い所に車を置く。ここまで自宅より40分。












 このつり橋を渡って右に折れ、100mで尾根に取り付く。いきなり急坂の連続、ようやく抜けて鉄塔に出ると、ダム湖が小さく見える。ここまで40分。ここからは急坂と緩やかな道が交互に続く。雑木林を過ぎて気持ちの良いブナ林に入る。急坂を登りきると、地図に記入のある661m地点に飛び出す。









 目の前に頂上が見えてくる。右側が頂上である。鉄塔より1時間40分もかかった。おむすびを一つ食べる。尾根道は高山みたいで感じがいい。







 二度目のブナ林に入ると、上から二人のおじさんが降りてきた。この山で逢った最初で最後の二人である。二人に励まされ、ブナ林を登り切ると頂上に出た。








 登り出して3時間。福井県の丸岡方面の平野が望める。お天気が良すぎて霞んでいるのが残念。山の方も良く見えない。鞍掛山もかすんでいる。日本百名山の福井県荒島岳も、それらしきものは見えるが確認できない。ここの三角点は県内に17ある一等三角点なのだそうだ。








 頂上でコンビニのおむすびを食べ、汗だくの上着を乾かしながら、鶯の鳴き声を聴き、草陰で30分以上も昼寝して帰途に着いた。


 下の車まで2時間かかりました。




        

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