日本百名山逍遥
2006.9.より登山順

  [日本百名山] 白馬岳 2.932 m (長野県小谷町)77
栂池自然園  
第5回 2020.08.01.   栂池自然園を一回り、白馬町に宿泊。翌日八方池トレッキング。
第4回 2016.06.26.   栂池自然園を一回りの、日帰り。

第3回 2015.07.25.   栂池自然園をひと回りの日帰り。
第2回 2014.07.31.   栂池自然園をひと回りの日帰り。
第1回 2012.08.11-13 栂池自然園より登り、白馬大池泊-白馬山頂泊-白馬大雪渓を降る。

  2020年08月01日(土)5回 「栂池自然園」散策



 SN女史コンビに、泊りがけの山行に行こうと誘われ、老人は高い山は無理だし、山小屋の利用も難しそうだし、かといって高山植物にも遇いたいしーー。白馬山麓の温泉に泊まって、一日目は「栂池自然園」散策、二日目は「八方池トレッキング」を計画した。何とか採用される。





 小松を5.30分に出発。糸魚川ヨリ国道148号で走り、栂池高原駅の有料駐車場に車を置く、500円。「栂池パノラマウェイ3700円。ゴンドラ・ロープウェイ・入園料込。9.10分。








 ゴンドラを降りて、次のロープウェイ乗り場までぶらぶらと歩く。








 ロープウェイは20分間隔、








 ここからまたしばらく車道を歩くと、「栂池自然園」の入口に着く。


 花の名前は、いい加減で適当です




 ショウマ           ニガナ            ホトトギス













 ウバユリ            トウキ           ヤマハハコ















 自然園入口付近に、大きな山小屋2軒と栂池自然園の建物がある。建物の横から「白馬大池」への登山路があり、白馬岳へ縦走できる。以前ここから登った事がある。








 ここから入る今日は時計周りの予定。8月まで梅雨がずれ込んでいる。今日あたり梅雨明けを期待していたが、霧の中だ。晴れていれば白馬への上層路が見えるはずだが。






 コバイケイソウは終わった?




 エゾシオガマ         ヒオウギアヤメ        タテヤマリンドウ














 期待していた通り、花はまだ残っているな。




 アキノキリンソウ       クルマユリ          カラマツソウ













                ハリブキ           ゴゼンタチバナ













 キヌガサソウ                       ニッコウキスゲ


































 エゾシオガマ         チングルマ          オンタデ













 ミソガワソウ         モミジカラマツ        ハクサンフウロ













 イブキトラノオ       ゴゼンタチバナ         













                オオレイジンソウ      ゴゼンタチバナ













                カラマツソウ         イブキトラノオ













 オタカラコウ  オニシモツケ








 イブキトラノオ




 ワタスゲ




 ワタスゲ




 浮島湿原




 池塘 ニッコウキスゲ










 一番遠いピークに登り出す。ここだけ急なやせ尾根である。最高地点は2015mである。最高地点より先に、少し下がった所に、展望湿原のテラスがある。









 展望テラスで昼食。晴れていれば前方に、白馬大雪渓が見下ろせる。






 オタカラコウ         ハクサンオミナエシ      サンカヨウ













 イワウチワ






















 遠くに自然園の入口建物が見える。












 ニッコウキスゲ




 オタカラコウ




 オニシモツケ

























 14.55分。ようやく戻ってきた。花も残って居て満足。14.000歩。









 ゴンドラで降りる。白馬岩岳が見える。








 ネットで予約したあった、白馬八方温泉のホテルに入る。朝が早いので素泊まりで申し込んである。温泉に入ってゆっくりした。







                   ■次回登山は、8/2長野「八方池」へ■




  2016年06月26日(日)4回 「栂池自然園」散策



 天気予報では今日だけ晴れの予報。これを逃してはしばらくは山歩きは出来ないだろうと
「栂池自然園」へ来た。去年一輪だけ咲いていた「シラネアオイ」はまだ残っているのだろうか。今年の白山などは積雪が少なく、一ヶ月ほど早く高山植物が咲いているとの事。栂池自然園は去年より一ヶ月早いから、違った花があるかな?。


 5.30分に小松市民病院の駐車場でS女史を乗せ、8.20分に栂池自然園へのゴンドラ駐車場に到着。小松では降っていた雨も完全に上がった。ゴンドラとロープウェーを乗り継ぎ、9.20分に自然園の入口に到着。ゴンドラ・ロープウェー・入園券込、往復3.600円です。



 9.20分散策開始。「チングルマ」が早くも満開。




 白馬への縦走路。4年前に通った。小蓮華山は白山より高い2.766m。




 「水芭蕉」が残っていた。




 「マイヅルソウ」




 楠川を渡る。奇麗な水。




 「キヌガサソウ」がとても多い。





 エンレイソウ         ミズバショウ         ワタスゲ



 イワイチョウ         ミヤマキンポウゲ       シナノキンバイ



 キヌガサソウ         マイヅルソウ         コイワカガミ



 ゴゼンタチバナ        センブリ           アカモノ



 浮島湿原。4年前に歩いた白馬岳への稜線。




 「イワカガミ」




 「ゴゼンタチバナ」





 やせ尾根への登りに見つけた「シラネアオイ」。まだ蕾で開いていない。開いていないシラネアオイは初めて見た。「タテヤマリンドウ」もある。



 ヤセ尾根より「雁股池」を見下ろす。白馬村が見える。この先最高地点があるが、あまり展望が良くないので、展望湿原の方へ少し降りる。




 11.45分に展望湿原展望台到着。白馬大雪渓が正面である。満員だが割り込んで昼食。




 今日は外国の若い人が多い。にぎやかである。




 にぎやか過ぎるとS女史苦言。14.10分。




 食事をしていたら、団体さんがいなくなって静かになった。下山開始。




 「ハクサンコザクラ」の咲く湿原を通る。




 「サンカヨウ」はもう終わり掛け。




 お目当ての「シラネアオイ」 ようやく見つける。













 栂池自然園へ3年連続の高山植物探しだが、今回は一番時節が早い。その分「シラネアオ」などは見ることが出来たが、゜ニッコウキスゲなどは蕾のみで、ほとんど咲いていない。オタカラコウも未だだ。いっぺんに全部見ようなんて欲張っては駄目だな。

 

 帰りはなるべく登って来た道と違う道を降りる。













 「ムラサキヤシオ」 





 ムラサキヤシオ        チングルマ          イワイチョウ



 オオバミゾホウズキ     ?              ベニバナイチゴ



 「キバナノコマノツメ」





 ミヤマカラマツ       ツマトリソウ        オオバタケシマラン



ハクサンチドリ        ヒオウギアヤメ        ニッコウキスゲ



 「ミヤマキンポウゲ」




 「コバイケイソウ」 ようやく出発点のビジターセンターに戻ってきた。



 9.20分に散策開始。14.20分にビジターセンターに帰着。5時間も歩き回っていた。一万歩は軽くオーバーだった。


 ケーブルとゴンドラを乗り継ぎ、15.20に駐車場に到着。帰りにまた3時間ほど走らねばならぬ。


   ★次項2016年第51回登山は、7/22-23「白山」へ★




  2015年07月25日(土)3回 栂池自然園散策




 昨日は熱中症を心配しながら富士写ヶ岳に登り、今日は「栂池自然園」へ高山植物の探索。去年も歩きに来た。今日は涼しいぞと思う。自宅を6時に出て糸魚川より姫川を遡る。小谷村の栂池ゴンドラの駐車場に8.50分に到着。駐車料500円。ゴンドラと乗継のロープウェーの往復と自然園入園料込みで3.600円である。







 
 ゴンドラからは今日は白馬稜線が見える。









 ゴンドラ終着駅よりロープウェー乗り場までは5分くらい気持ちの良い森を歩く。


 ロープウェー終点より自然園入口まで10分ほど。9.40分に到着。




 栂池自然園入口より、正面に「白馬岳」が見える。




 今年は「コバイケイソウ」の当たり年らしい。




 ちょっと可愛らしい小さめの「キヌガサソウ」




 時期遅れの「シラネアオイ」を、植物園以外で初めて見た。一つだけ残っていた。




 「マイズルソウ」の群落。




 浮島湿原に逆さ白馬岳の予定が、白馬岳に雲が掛かってしまった。




 「ニッコウキスゲ」と小蓮華岳。




 細尾根を登ると「ハクサンオミナエシ」が咲いていた。山は白馬鑓ヶ岳あたりだろう。シラネアオイはこの尾根に群生と書いてあるが見掛けない。




 細尾根の最高地点に展望台があり、白馬大雪渓が正面に見える。




 左より「鹿島槍ヶ岳」「五龍岳」「唐松岳」と見える。




 細尾根を歩くと「栂池自然園」全景が見下ろせる。歩き出しのビジターセンターが見える。




 最高地点より少し降りてくると「展望湿原」があり、11.55分で団体さんの昼食時間。




 12.00時に「出発時間ですよー」の声で、団体さんは出発していった。




 大雪渓をアップにすると、登山者の行列があった。




 近くには「タテヤマリンドウ?」の群落がある。




 名残を残して私も下山開始。




 「ヒオウギアヤメ」




 「オタカラコウ」と小蓮華山への稜線。




 「イブキトラノオ」と小蓮華山への稜線。




 「コバイケイソウ」が多い。去年は「ワタスゲ」が多かった。




 「オオバミゾホオヅキ」




 「ハクサンチドリ」。14.10分に自然園を出る。4時間半の園内散歩。なかなか広い。




 ゴンドラリフトで降りると、下に白馬山麓が広がる。



 15.00時に車まで到着。また3時間掛かって帰宅。


              ●次稿2015年50回登山は、7/28静岡県「天城山」へ●





  2014年07月31日(木)2回 栂池自然園散策



 どうも日程が上手く取れない。今日も一日だけの空いた日である。夏にしか咲かない高山植物に遇いたいのだが、体力の無い自分には、「白山」日帰りなんて到底無理。そこで
「栂池自然園」を歩く事にした。2年前に歩いているが最奥の遊歩道はまだ歩いていない。





 一人で早朝に家を出て、3時間ぐらいで「栂池ゴンドラリフト」の駐車場に着く。ゴンドラは待たずにすぐ乗れる。








 終着駅より200m程平行に林道を進むと、ロープウェーの駅がある。これに乗り自然駅で降りる。







 ロープウェーを降りた所の看板。標高1829m。自然園入口まで林道を歩く。10分位と書いてある。






 8.35分に山荘が見え、栂池自然園の入り口に着いた。山の稜線が見える。看板の山の稜線と同じである。手前が「白馬乗鞍岳」。次が「小蓮華岳」。その向こうが「白馬岳」だ。2年前に白馬岳まで歩いた稜線だ。


 このあと段々雲が下りて来て、稜線は見えなくなってしまった。残念。




 ワタスゲ湿原。
















 展望湿原。2010m。この付近が一番標高が高い。




 向かいに白馬大雪渓。真ん中の黒い線を人が登っている。








 下山開始。「ワタスゲ」が奇麗。




 「ニッコウキスゲ」




 「イブキトラノオ」「クルマユリ」「ニッコウキスゲ」「カラマツソウ」








 いつもの花が咲いていた。

 ヒオウギアヤメ        ワタスゲ           ヒョウタンボク



 ミヤマキンポウゲ       キヌガサソウ         ゴゼンタチバナ



 タテヤマリンドウ       エゾシオガマ         チングルマ



 モミジカラマツ        クルマユリ          ミソガワソウ



 イワイチョウ         ベニバナイチゴ        シナノキンバイ



 ミヤマカラマツ        マイヅルソウ         ツマトリソウ



 シャクナゲ          チングルマ          ハコサンコザクラ



 ハハコグサ          ハクサンオミナエシ      イワカガミ



 オオバミゾホオヅキ      ハクサンチドリ        オタカラコウ



 


 14.05分に車まで戻り、ゴンドラ乗り場の栂の湯に入って帰る。



             
●次項2014年56回登山は、8/2長野県「小遠見山」へ●




   2012年08月11-13日 1回 栂池-大池泊-白馬泊-大雪渓



 白馬岳に、栂池から白馬大池へ登り、二日目は白馬岳へ縦走、三日目白馬大雪渓を降りるというコースは、以前歩いた事がある。調べてみたら24年前だった。時の経つのは早い。後期高齢者に突入する最近は、今のうちに北アルプスに登っておかないと、いつ登れなくなるか判らないという、強迫観念に襲われて、登れる北アルプスの山を探して登っている。したがって昔登った山が多い。



 「白馬岳」
に、前回と同じコースで、S女史と歩く事になった。天気予報とにらめっこで、予報が悪いので一時は中止を考えた。しかし最初の日だけは曇り、それ以降は雨マーク。白馬大池まで行き、2日目大荒れならば、すぐ下山と云う事で話がまとまった。



 第1日 8月11日
 


 小松を早朝4.30分に出て、高速を糸魚川で降り、国道148を走り、雨飾山の分岐を通り越し、千国という所で「栂池高原」の方へ入る。「塩の道」でもあるらしい。7.25分、栂池高原の真ん中に「中央大駐車場」がある。1日300円。とりあえず2日分払って、隣接の「栂池パノラマウェイ」に乗る。






 ゴンドラとロープウエーのセット券で1720円。昔は白馬大池駅に車を置き、タクシーで登ったように記憶しているが、今は自動車では入れぬようだ。7.40分、ゴンドラに乗り20分、ロープウェーに乗り換えて5分。栂池自然園に到着。







 ビジターセンターがあり、荷物を預けて、入園料300円を払って散策に入る。今回はS女史が、まだ栂池自然園を歩いた事が無い、と云うので、コースに組み入れた。最初の「水ばしょう湿原」は、バリアフリーの木道。






 木道を時計回りに周る事にする。湿原は木道が敷いてある。




 「ワタスゲ湿原」と呼ばれる所。「ヒオウギアヤメ」も多い。




 「浮島湿原」と呼ばれる所。白馬の稜線が見える。「ワタスゲ」




 「オニシモツケ」と「オタカラコウ」の群落。




 「栂池自然園」で見掛けた花。名前まちがっているかも。

 クルマユリ          モミジカラマツ        ヒオウギアヤメ



 キヌガサソウ         ニッコウキスゲ        ミヤマリンドウ



 イワオウギ          イワイチョウ         ハクサンフウロ



 ワタスゲ           オオレイジンソウ       ミヤマキンポウゲ



 イブキトラノオ        オトギリソウ         オニシモツケ



 オオバミゾホオズキ      シモツケソウ         オタカラコウ



 アキノキリンソウ       ミヤマシシウド        ミヤマトリカブト



ミヤマシオガマ         ミソガワソウ



 栂池自然園には、2時間半ほどぶらついて居た。なかなか広い自然園である。それでも最奥の「展望湿原」まで行けなかった。






 11.00時に、ビジターセンター横より白馬大池への登山路に入る。









 12.00時、前方の稜線近くに雪渓が見える。傾斜が緩くなってくる。天狗原にたどり着いたようだ。








 12.30分、「天狗原」の中心地に出る。今日は雨が降らない予定だったが、ポツポツと降ってくる。ハイマツに池塘。






 木道に池塘にワタスゲ。稜線の雪渓が近くなった。






 12.45分、風吹大池への分岐に出る。木陰で小雨を避け、コーヒータイム。



 この先で天狗原は終り、急な坂に取り付く。大きな岩がゴツゴツの歩き難い登山路だ。






 大きな雪渓のふちを登り、最後に雪渓を横切る。




 ハイマツの海の中の岩を、飛びながら進む。ほとんど土の部分が無い。岩飛びはだんだん疲れていやになってくる。前方にケルンが見える。






 ケルンは「乗鞍岳」頂上だった。14.30分。



 ここを過ぎると、段々降りとなり、やがて白馬大池が見えてくる。






 池の向こうに、赤い屋根の大池山荘が見えてくる。




 登山路は池のほとりを捲いている。池の水は透明で透き通っている。登山路は大きな岩ばかりで、足が疲れて歩きたくなくなる。







 15.00時、「白馬大池山荘」に到着。


 池の周りを散策。池縁の大きな岩二つに、しめ縄が掛けてある。






 小屋の周りはお花畑。「ハクサンイチゲ」の大群落。




 雪と岩と花と。日本庭園の石庭みたいな感じだ。




 「ヒオウギアヤメ」の群落もある。







 小屋の前はテント場になっている。










 17.30分、夕食。カレーライス。昔はどの小屋もカレーライスで、懐かしい。しかし昔と違って、大きな、温かい、トンカツがのっているいる。




 「白馬大池」までの登山路で見掛けた花。名前間違っているかも。

 チングルマ          キンコウカ          イワショウブ



 イワウチワ          ワタスゲ           チングルマ



 モミジカラマツ        ハクサンコザクラ       ツマトリソウ



 ミヤマシャジン        ウサギキク          ハクサンイチゲ




 第2日  8月12日


 第二日目、予報では雨の筈だが快晴。ツイテいるぞー。食事を済ませて外へ出たら、皆さん白馬岳の方へ稜線を出発中。テントもほとんど撤収されている。6.00時出発。




 少し登ると、右手、西の方が開けてくる。雪倉岳・朝日岳だろう。海も見えそう。




 さらに登ると、左手に、白馬鑓ヶ岳が見えてきた。遠くは鹿島槍ヶ岳だ。






 7.00時、「船越の頭」と云う、小さな標識のあるピークに到着。地図に、2612mと記入のあるピークらしい。山ガールが大勢休憩中。いいね。


 まことに、見晴らしの良い地点である。






 前方は、これから進んでゆく「小蓮華山」が、どっしりと聳えている。一番先が頂上らしい。




 白馬鑓ヶ岳と小蓮華山の間に、「剣岳」が見える。剣岳に違いない。




 振り返ると、白馬大池山荘と、白馬大池が少し見える。







 15分ほど、写真を撮りながら休憩。


 さあ出発。







 「槍ヶ岳」が見える。その下の一番手前のピークは「唐松岳」だと思う。左に伸びる長い尾根は「八方尾根」らしい。その上の尾根は「遠見尾根」で、ピークは「五龍岳」。その向こうは「鹿島槍ヶ岳」だ。




 8.00時、小蓮華山に大分登ってきた。小蓮華山に隠れて見えなかった「白馬岳」が、大きく姿を現した。




 「白馬岳」。あの頂まで先は長い。肩に四角い雪渓が見える。S女史名付けていわく「サロンパス雪渓」。云い得て妙である。





 8.30分、「小蓮華山」の頂上に到着。岩でゴロゴロ。三角点があるが、頂上部分はロープで立ち入り禁止になっている。なぜだろうと思ったが、横へ回ったら、頂上の東側が大きく崩壊していた。何の気なしにふちへ寄ると、崩落転落の恐れがあるらしい。
三角点情報「小蓮華山」 
 三角点名・小蓮華
等級・3等三角点
標高・2763.37m




 小蓮華山頂上で、大休憩の予定だったが、入れないので、頂上を回り込んだ先の、登山路の広い所に陣取って、コーヒーを沸かしてもらう。富山平野が見えそうな感じ。




 「サロンパス雪渓」が近ずいてきた。あの横辺りが「三国境」地点らしい。








 9.50分、「三国境」地点に到着。右に「雪倉岳」への縦走路が分れている。富山県と長野県と新潟県の、三国の境界線になっているようだ。








 いよいよ白馬岳への登りに掛かる。頂上の西の「旭岳」が見えてきた。







 11.15分。ようやく白馬岳の頂上到着。東側が垂直に切れ落ちている。怖い。少し雲が出てきた。大きな三角点が在る。








三角点情報 
 三角点名・白馬岳
等級・1等三角点
標高・2932.24m







 記念撮影をして、









 頂上から少し離れた所で、昼食。お湯を沸かして入れると、20分で五目御飯が出来上がるという優れもの。美味しく頂きました。向こうに剣岳か見える。






 仲間のN氏が、同じ頃に、この剣岳に登る事を聞いていた。ひょっとすると今頃登っているかなー、と話をした。(帰ってから聞いたら、一日後にずれていて、霧雨だったらしい。残念)




 頂上から先へ少し降りると、白馬山荘が下に見えてくる。旭岳の雪渓に人が見える。この山を捲いて、祖母谷温泉へ降りる道がある。







 12.30分、「白馬山荘」に到着。800人収容の日本最大の山小屋らしい。受付の前に富山県と長野県の境界線標識がある。富山県側の別館三階の小部屋に入れられた。今日は超満員ではないらしい。








 長野県側に「スカイプラザ白馬」と云う展望レストランがある。生ビールのジョッキを飲んでいる人が多い。あまり美味そうなので、真似をして小さい缶ビールを飲んだら、てきめんに酔っぱらった。部屋に戻って寝込む。





 17.00時に夕食。落日が望めるかもしれないと、靴を履いて付近を散策。お天気が良いので、そのまま頂上まで、もう一度登る事に。




 あんまり人は居ない。頂上の「方位盤」は、新田次郎の小説「強力伝」に書かれた方位盤との事。強力が一人で担ぎ上げたらしい。




 真下に「白馬大雪渓」が見下ろせる。雪渓の真ん中に登山路の黒い線が見える。明日はあの雪渓を降りる。




 南の方は、今日越えてきた「小蓮華山」。小ではなくて、堂々と大きい。




 「剱・立山」が、また見えてきた。日本海に落ちる夕日は見えなかった。雲があった。




 「白馬鑓ヶ岳」と、手前の頂上がまっすぐの「白馬杓子岳」




 小屋へ戻る少し手前で「雷鳥」を見かけた。



 「白馬大池ー白馬岳頂上」の稜線で見掛けた花。名前は間違っているかも。

 リンネソウ          ミヤマシャジン        ミヤマコゴメグサ



 タカネナデシコ        シナノキンバイ        ミヤマアズマギク



 タカネヤハズハハコ      イワギキョウ         イブキジャコウソウ



 コウメバチソウ        オンタデ           ミヤマリンドウ



 トウヤクリンドウ       コマクサ           ウサギギク



 ハクサンフウロ        ミヤマツメクサ        ミヤマシオガマ



 ミヤマダイモンジソウ     イワヒバリ          ハクサンイチゲ



 クロトウヒレン        クモマミミナグサ       ウルップソウ




 第3日 8月13日



 昨日が天気が良かったので、今日も晴れると思っていたのに、濃い霧で小雨。6.00小屋出発で、下山に掛かる。頂上小屋を過ぎると、急な沢沿いの降りとなる。お花畑が続く。


 7.30分.避難小屋通過。8.00時、葱平の標識通過。





 「頂上小屋」より「大雪渓」の間で見掛けた花。名前間違えているかも。

 イワオウギ          ハクサンフウロ        ウルップソウ



 ホソバトリカブト       オタカラコウ         テガタチドリ



 シロウマアサツキ       ミソガワソウ         オオハナウド






 8.45分、ようやく大雪渓の取り付きに到着。濃い霧で残念。家から持ってきた、小さな爪を靴に着ける。里山での、山の斜面用だ。なんとかこれで大丈夫みたいだ。







 周りが見えないので、只、もくもくと降りるのみ。だいぶ下まで降りてきたら、一瞬霧が晴れて、下の方が見えた。お天気が悪いのに、ぞろぞろと登ってくる。




 10.10分、ようやく大雪渓を通過、右側の台地に取り付く。これから登って行くパーティ。







 10.40分。白馬尻小屋に到着。売店とトイレと小屋がある。前の広場にベンチがあるので、昼食にする。またパラパラと小雨。








 広場から大雪渓の取り付き部分が見える。雪渓に歩き出す人影が見える。





 広場の横は、大雪渓から流れ出す水で、轟々と流れている。大雪渓はまた霧に包まれた。


 30分程休んで、ここからしばらく降りると、未舗装林道に出る。ホトトギスなど咲いている道を行く、バスの終点地点の「猿倉」は、少し手前で林道より離れて、近道を行く。下に、バスが停まっているのが見えた。ひょっとすると間に合うかもしれない。先に行ってバスに待つよう、S女史に頼む。






 猿倉発、12.20分のバスに、2.3分前に到着。ギリギリ間に合った。白馬駅12.50分到着。駅前よりタクシーで車を置いた栂池高原へ。3000円。








 駐車場の隣の「栂の湯」に入る。源泉かけ流しで少し熱い。誰も居なかったので、水を入れて入る。駐車場を出るとき、追加1日分の300円を払う。思ったより早く帰れそう。





 悪天を予想していたのに、思ったより天候に恵まれた。高山植物も多く撮れたので満足している。


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