加賀の里山逍遥
2005.04.より登山順

 [加賀] 小松電子基準点10.27m (小松市浜佐美町)133 
2012.03.07
2012.11.23.

 加賀山岳会会長の太田さんは、登山のほかに「三角点」の探訪もなさっていられます。三角点で「低山徘徊部」の木札を良く見かけます。加賀市の全三角点を廻られて、その報告書を頂きました。登山路の無い山にあるものは、残雪の頃にまとめて登っていられます。それを拝見して私も「小松市にある三角点」を調べてみました。


 ▲ 電子基準点「安宅」1ヶ所。
  一等三角点
「清水山」1ヶ所。
  二等三角点
「越前大日山」「鷹落山」「鞍掛山」「大岳山」「遺水観音山」
        「小松天守台
「山目平」と云う名前の無い山の7ヶ所。
  三等三角点「鈴ヶ岳」「兜山」「動山」「大倉岳」「三童子山」
        「梅ノ木山」「火燈山」「二堂山」
などなど44ヶ所。
  四等三角点 24ヶ所。[追加3]  合計80ヶ所


 以上が小松市にある三角点です。隣接する市との境界線に在るものもあるし、自分で地図を見て数えたので、間違えたり抜けたりしているかも知れません。



  2012年03月17日(土)1回目 小松市の三角点探訪



 山歩きのついでの三角点探し、今日は平地にある三角点を確認しようと、雨の日の午後、晴れ間を見て確認に出掛けた。




 小松市に一つだけ「電子基準点」と云うのがあった。点名は「小松」。浜佐美町の「ふれあい健康広場」の駐車場の隅にあった。余り大きくて目に入らず、公園事務所で聞いた。目の前にあった。工業団地から高速道路の下を通って駐車場に入るとすぐだ。長いポールで頭が丸い。





 
▲「小松」電子点 10.27m
 電子基準点は、GPS衛星が発信する電波を受信して、この地点の位置を観測する施設。受信データーはつくば市にある国土地理院に毎日転送しています。データーは、土地の測量、地図の作成、地震、火山噴火予知の、基礎資料に利用されます。と書いてありました。   (小松整理番号64番)







 
▲「佐美」3等 14.80m  
 小松自宅から片山津インターに入るとき、空港滑走路の終りを海の方へ曲がる三叉路の、目の前の小山に在ります。頂上は金網に囲まれた建物に占められ、三角点は一段下がった斜面に在り、見付けにくい。おまけにとげの多数あるイバラのような植物で覆われ、傷だらけになりました。白い三角点標識があり、三角点は欠けています。(小松整理番号60番)








 
▲「日末」4等 0.96m 
 昔の今江潟のあった、自衛隊の東側に広がる、田んぼの中の畝に在りました。ここら辺りは晴れていれば、白山を中心に、左は医王山から獅子吼、右は大日山、富士写ヶ岳まで、一望にできる場所です。天気が良くて白山が見えると、ここら辺りへ写真を撮りに来ます。白い三角点標識あり。近くに「串川」の跡が残っていた。ここから「額見」の三角点まで水路があったのだ。  (小松整理番号61番)

 これから平野にある小松の三角点は、ここにまとめてみようと思う。


   ▲次回登山は、2012/03/18「西山」▲




  2012年11月23日(祝)2回目 小松市北部の三角点探訪



 朝から雨だったが、午後から雨が止んできたので、小松市の北部の三角点探しだ。



 ▲「大島」4等 2.80m 
 大島町の田圃の中に建つ「小松市民センター」のそばにあります。境界金網の東側。中は芝生の広場で、今日はゲートボールの大会のようで、大勢が試合をしています。外側の広い道路の横の草むらの中。白いポールを見付けたが三角点が無い。杖で硬いセメント部分を見付け、埋まった三角点を掘り出した。       (小松整理番号74番)








 
▲「犬丸」4等 2.82m   
 続いて近くの犬丸町の「市立犬丸小学校」にある三角点を探しに行く。小学校の南側が運動場になっている。その西側の角が、遊具のある小さな広場になっている。その隅に白いポールがあった。ここも半分埋まっていた。   (小松整理番号73番)










 
▲「長田町」4等 3.72m  
 今日の三番目は「長田町」にある。長田町は亡くなった妻の実家がある。久ぶりに立ち寄り弟さんと話をする。三角点の話をしたら、大体の場所は見当がつくから案内すると云う。町はずれの交差点の角に在った。白いポールがあったが三角点が見えない。鉄の丸い蓋を掘り出した。よく見たら三角点と書いてある。国土地理院もある。蓋を開けようとしたが開け方が判らなかった。(小松整理番号71番)







 
▲「荒屋小」4等 4.92m 
 近くの「荒屋小」も弟が案内してくれた。この辺りの板津地区の歴史を調べている彼は、三角点の場所も知っていた。「市立荒屋小学校」正門の左の隅に、大きな保護石に囲まれてあった。弟を家まで送って次へ進む。  
           (小松整理番号72番)









 
▲「千代」4等 4.37m 
 千代町の田圃の真ん中にある。広い場所で目測を誤って、だいぶ離れた所に車を置いた。田圃の中の交差点の隅に在った。ここも白いポールがあったので発見できた。石の蓋がしてあった。蓋は割れていて簡単に開けられる。ここまですべての三角点に、低山徘徊部の木札が下がっていた。
            (小松整理番号68番)








 
▲「小杉」4等 4.69m   
 小杉町は能美市にある。しかし三角点は小松市との境界にある。新しい家が並ぶ団地の端の、小広場の前に車を止め、辺りを見回していたら、団地の外の畑の隅に白いポールを見付けた。他に黄色い三角のプラスチックの標識もあった。割れていたが、「大切にしましょう三角点・国土地理院北陸地方測量部」と書いてある。初めて見た。
            (小松整理番号69番)







 
▲「河田」3等 47.55m 
 前にも寄った事ある「河田」の三角点を再訪。雨が降り出した。加賀産業道路沿いの、国府台団地のふちに在る。道路の目の前の坂の上に三角点が在る。しかし雨で滑り10mの坂が登れず、遠回りして登る。札を架け替えた。
          (小松整理番号67番)









 
▲「清水山」1等 63.47m 
 ついでに小松市で只一つの一等三角点に寄る。何べんも来ているが、山名札を提げた事が無い。創って来て提げてきた。小雨。
           (小松整理番号55番)











 
▲「種馬地」3等 26.61m 
 もう一ヶ所周る。今年一月に、四丁町「大本北陸本苑」の敷地内の古墳の上に在る三角点を、「国見台山」と名付け、山名札を提げてきたが、「種馬地」とすべきを「種馬池」と間違えていた。訂正の札を提げてきた。見る人は居ないだろうがー。そばに池があるので種馬池と勘違いした。池の周りは赤いモミジの木が多くて綺麗だ。
           (小松整理番号47番)







 
▲「里川」4等 120.52m 
 この三角点は昨日登る積りだったが、雨が降ったのでやめた。一日遅れて今日時間が空いたので、探した。地理院地図には記入がない。里川町にある「ツインフイールズゴルフ場」の南側の山の上に在る。いつも「遺水観音山」に登る時の「無患子トンネル」に至る右側の山の上らしいと見当をつけていた。トンネルに行くまでの左側に、一ヵ所だけ林道みたいなものがある。車を止め靴を履きかえて入り込む。林道ではなくてすぐ踏み跡だけになる。下刈をしているようだ。とにかく一番高い所を目指して、急な斜面を木の枝に繋がって登る。登り切ると平たな長い尾根になる。西に向かって探しながら歩いてゆくが何もない。一度降って登った所で白いポールを見付けた。余り誰も探しに来た形跡が無かった。ゴルフ場が見えるかと思ったが、雑木林で良く見えなかった。              (小松整理番号66番)





 (2014年2月17日の分をここにコピーした)。 小松自衛隊の構内に三角点が在る事は知っていた。事前に許可を取るのが面倒で、ほったらかしにしてあったが、先日、夜に自衛隊の外側の道路を走っていた時、ひょっとするとバリケード金網の間から見えるのではないかと思った。



 E▲「小芝」四等 2.98m

 そこでナビに三角点の場所を打込み、道路を走り三角点に一番近い地点に車を停め、金網の中を覗き込んだら三角点が在った。保護石に囲まれているから間違いなさそうだ。金網外側に溝があり、飛び越えられそうだが、金網にくっ付いて写真を撮っていると、自衛隊の人が飛んできて、捕まえられそうなので、遠くから撮った。




表紙へ戻る