福井県の山逍遥
2006.09.より登山順

   [福井]  三十三間山 842.26m (三方郡三方町)70  
第2回登山 2015.05.06.  若狭町倉見登山口より往復
第1回登山 2012.06.23.  若狭町倉見登山口より往復

  2015年05月06日(祝)2回目



 ゴールデンウイーク最後の日である。N氏よりお誘いを受けた。「三十三間山」は3年ぶりである。もう一度登りたいと思っていたのですぐ同意した。6時に加賀ゆめのゆ集合。中々朝が早い。遅寝遅起きの私にとっては久しぶりの早起きである。金沢の3人を乗せて出発。





 高速道路が敦賀より「舞鶴若狭自動車道」に接続して、若狭の山が近くなった。「若狭上中IC」で下車したが行き過ぎだった。「若狭三方IC」で降りて国道27号線を走った方が早い。国道に大きな登山案内看板がある。入るとすぐ大きな駐車場がある。トイレ舎もある。7.45分に着いた。








 8.00時に出発。第2駐車場に車が3台ほど。









 林道をそのまま進み、8.15分に登山路の分岐に出る。







 8.30分に、最後の水場と云う標識のある川を渡渉。杉林の中をジグザグに登って行く。登り切ると尾根になる。新緑が美しいが、この山は下草がほとんど生えていない。鹿に食べられたのだと云う。

















 高度を上げてくると左下に若狭町三方辺りが見えてくる。










 9.15分。「夫婦松」に到着。元夫婦松で今は枯れて株だけである。













 何処でも歩けるので、所々ロープが張ってある。主尾根が近ずいてきた。風神の標識がある。風神さんまで10m。頂上まで700mと書いてある。風神さまに寄りお参りする。10.00時。




 風神さまのすぐ上が主尾根で、左手に頂上が見えてくる。仲間はもう頂上近くに見える。




 風の通り道で尾根だけは草原になっていて展望が良い。




 10.25分。ようやく頂上に到着。皆様お待ちかね。







 三角点があるが、展望は無し。恒例の記念撮影。今日のメンバーは4名。山登りは初めての人が一人。年よりはなかなか人の名前が覚えられない。申し訳ない。昼食は展望の利く草原まで戻って食べよう、という事ですぐ下山開始。










 10.45分。草原で食事。気持ちが良い。タケノコご飯にワラビの酢の物など色々頂く。




 三方五湖が見える。この山には草が生えていないので花が無いが、この草原に少し花を見付けた。





 タンポポ           ハルリンドウ         キジムシロ?



 11.40分頃下山開始。




 初登山の女史。筋肉痛らしい。後ろ向きに歩くと痛くない事を発見とかで、後ろ向きに歩き出した。








 13.35分に駐車場に到着。第2駐車場にある登山届の下山届を書き込む。












 駐車場の先に門があるので鹿は降りてこないようで、花は少し咲いている。三方の「きらら」と云う温泉に入って帰る。


            
●次稿2015年第33回登山は、5/16「小松火燈山」へ●




  2012年06月23日(土)初登山



 相棒に、福井若狭の三方五湖が見下ろせる「雲谷山」に登ろうと誘ったら、雲谷山の隣の
「三十三間山」に変更してくれないかと云った。彼は雲谷山にはもう登った事があるみたいだ。ピークハンターの彼は目下、山数を増やすのに一生懸命である。(現在500山を越えたらしい)。こちらとしては、どちらも登っていないので、登る順番はどちらでもよい。


 7.30分に加賀ゆめのゆで、相棒K君とS女史を乗せて、高速に乗り敦賀インターで降りる。国道27号線を走り、雲谷山登山口のある三方石観音を通り過ぎ、相田と云う町のはずれの「相田」信号を左折する。あとは田圃の中の一本道で、倉見町に入る所に「三十三間山・登山路入口」の大看板があった。山頂まで約4kmと書いてある。







 入口にトイレがあり舗装した大駐車場がある。おまけに第2駐車場もある。案内看板もある(上の看板)。車が数台泊まっている。用意していたら名古屋ナンバーの車で4人到着。人気の山らしい。9.30分歩き出す。林道入り口にある「三十三間山」由来に寄れば、1164年京都に三十三間堂が建てられたとき、其の棟木がこの山より切り出された、との事。







 しばらく林道を行くとイノシシ除けの金網があり、登山者用の出入り口が付いている。良く手入れされている杉林を歩いてゆく。








 9.50分、右の谷に入る分岐に到着。ここから林道を離れて谷沿いの登山路になる。登山道山頂まで3q。
 地理院地図には、尾根を登る登山路の記入があるが、今は使われていないようだ。







 看板案内図のように谷に沿って登る。川が滝になっている所がある。




 川の向かいの林の木に、白い花がいっぱい付いている。なんという木だろう。










 最後の水場2.4kmで、川を渡渉して対岸の杉林を登り出す。良く手入れされた杉林。








 10.35分「ちょっと一服しませんか、十村岳人会」の札があり、平野が初めて見下ろせる。








 ここで久しぶりの「抹茶休憩」。K宗匠冷茶の御点前。魔法瓶の冷たい水。誠に美味しい。








 11.00時「夫婦松」に到着。登山口の案内図には根っこが一つの夫婦松が描かれているが、実物の松は枯れてしまって、しかも一本は切り倒されていた。






 この山は、実に良く手入れされている。下刈りをしたのだろうが、刈った木をどうしたのだろう?。
(鹿が多いので下草を食べた、と云うご意見を頂いた。)








 11.35分、登山路から30m程入った所に「風神」という石塔がある。風が強いので風神を祀ってあるのかと思ったら違うらしい。その昔この地に疫病が流行った時、行脚中の僧が、村の辻の石塔を山中に祀れと云ったので、ここに担ぎ上げたらしい。おかげで疫病は治まったとか。






 風神を過ぎるとすぐ主尾根に登り着く。この尾根は福井県と滋賀県の県境である。この尾根は風が強い為かほとんど木が生えていない。分岐を左に頂上を目指す。右にも登山路がある。








 草原になっており、海側の展望が開けている。草原を抜けて頂上を目指す。頂上付近は雑木林で展望は無い。






 12.00丁度、頂上到着。三角点が在る。
 三角点情報「三十三間山」
 三角点名・三十三間
等級・三等三角点
標高・842.26m
所在地・福井県三方町






 展望は無いが、荷物をかついでここまで登った事だし、丁度昼なのでここで昼食とする。誰も居ない。下の草原が昼食場となっているようで、草原に荷物を置いてここまで登ってくる人が多いようだ。








 なだらかな広い頂上で、木に覆われている。








 登ってきた若いグループに、記念写真のシャッターを押してもらって我々も下山開始。12.40分。草原まで降りてコーヒータイムの予定。






 樹木帯を抜けると、前方に若狭の山が広がる。三角の青葉山がある。とすると、手前の海に飛び出した半島は、最近毎日新聞で読む「大飯原発」のある場所らしい。




 下の草原に、食事をしている登山者が見える。我々もあそこでコーヒータイムにしよう。所で、この草原の尾根は、ずーっと先まで続いている。登山路があるようだ。しかも一番先は頂上みたいな感じになっている。




 右の山の間に「琵琶湖」が望める。登山口の大看板に琵琶湖の書き込みがあったから、琵琶湖に間違いない。




 皆さん一番景色の良い所をご存じのよう。我々もお邪魔してコーヒーを点ててもらう。頂上から10分で降りる事が出来る。




 南の方の青葉山だけは登った事がある。あの山の先は京都府になるのだな。




 北の方に三方五湖が見える。しかし「雲谷山」の方が三方五湖が近くに見えそうだ。




 コーヒーを飲んで、13.05分下山開始。それにしてもここは展望が良い。








 黄色い花が咲いている。「コナスビ」だったかな?。








 直進する登山路と、右へ降りてゆく下山路の分岐に、「ロクロ山」の矢印が在った。草原の上から見えた頂上らしき地点が、ロクロ山らしい。我々は元来た道を戻り、14.50に車まで到着。





 (家へ帰ってから調べたら、ロクロ山を通り、林道に出て、駐車場までテクテクと戻る人も多いようだ。地理院地図には登山路の記入があった。)


 
表紙へ戻る