福井県の山逍遥
2006.09.より登山順

 [福井]   ホノケ山  763.78m  (福井県南越前町) 57 
第4回登山 2016.04.09. 奥野々町、第2登山口駐車場より往復。途中「足谷山反射板」に立ち寄る。
第3回登山 2014.11.30. 奥野々町、第2登山口駐車場より往復。
第2回登山 2014.05.05. 奥野々町、第2登山口駐車場より往復。
第1回登山 2012.04.28. 奥野々町、第2登山口駐車場より往復。


  2016年04月09日(土)4回目



 10日ほど前に、どうゆう訳か珍しく相棒K君が電話をかけてきた。相棒の最近の山友メンバーが、私と一緒にどこか山へ登りたいと言ったらしい。山友が時々私のこのHPを見るかららしい。何処でも良いと云うので、
「ホノケ山」は如何と云った。




 8.00時に加賀ゆめのゆで待ち合わせ。相棒とI女史とI氏の3人。もう一人の山友は、只今エヴェレストトレッキング中という。凄いね。3人を乗せて南条SAで休憩。そのままETC出口より出て、国道を南へちょっと走ると、ホノケ山登山口の看板があり右折してホノケ山トンネルの方へ進む。トンネルの少し手前に右に入る林道がある。第2登山口の標識あり。突き当りの駐車場は5台でほとんど満車状態。






 9.20分頃出発。相棒とホノケ山を登るのは初めてであるし、あとのお二人さんもこの山は初めてで良かった。小さな尾根を登りきり、少し進むと、裏側の瓜生野町から登ってくる登山道と合流。暖かいのでここで抹茶休憩。相棒にお茶を点てて頂くのは久しぶりである。いつもありがとうございます。






 ここからは「切り通し」の登山路が続く。「まぼろしの北陸道」と呼ばれている部分で、昔は人馬ともに通ったらしく、道が掘り下げられている。天候の悪い風雪の時にも役立った様だ。













 途中に左より、トンネル横から登ってきている林道のヘアピンカーブの先より、登ってきている巡視路がある。誰も通らないようで荒れているが、登山路案内図看板に載っている。この分岐に「足谷反射板」の標識がある。地理院地図に
「足谷山」の記入がある。山の上に反射板があるようだ。







 一度登りたいと思っていたので、これを機会に登りたいと提案。ピークハンターの相棒よ。登攀山名が一つ増えるぞよー。「佐々布光林坊墓跡」のピークより菅谷峠へは降りずに、足谷反射板の矢印の方へ降りてゆく。11.05分。






 一度、菅谷峠へ登る林道に出る。道を横切って向かい側に、足谷山へ登る巡視路が登って居る。荷物を置いて登り出す。振り返ると降りてきた巡視路が見える。








 11.20分に反射板に到着。登って来た日野山の方が見えて展望が良い。反射板の周りはよく手入れされて広い。しかしそれ以外は藪の中である。
 







 



 反射板から降りて、リュックを拾い、林道を菅谷峠に登り返す。峠に新しいあずまやが出来ていた。その隣に電波中継所みたいなものも建っていた。11.40分。


 峠を横切り、ホノケ山の方へ登り出す。振り返ると「足谷山」が見える。手前の「佐々布光林坊墓跡」のピークより、向こうの反射板まで登り、林道をここまで登ってきた。








 ここからは素晴らしいブナ林が続く。




 頂上の手前に展望地が出来た。ベンチがあり眺めが良い。






 12.30分に頂上到着。やっくり遠回りして登って来たので、誰も居なかった。昔の山名札がまだ残っていたので、三角点で撮影。昼食。美味しい果物ありがとうございます。向こうに海側が広がっているが、黄砂とかで海がハッキリ見えない。


 単独登山者一人到着。









 山名版を見ていると「白山」が書き込んであるが、今まで見えたことが無い。







 今日のパーティの4人の記念撮影をする。I女史は写真嫌いで有名らしい。珍しく並んだと思ったら、やはり下を向いていた。









 13.20分頃に下山開始。ブナ林を降りてゆく。すぐ下の展望台で、眺望とお別れ。





 



 今日見かけた花  椿     三つ葉躑躅          辛夷



 岩団扇            碇草             黒文字





 14.55分に駐車場に到着。我々の車だけ残っている。皆さまお待ちかね。遅れましてすみません。


 ホノケ山トンネルを抜けて国道8号線に出て、通り道の「しきぶ温泉湯楽里温泉」に入って帰る。







 ★次項2016年の第30回登山は、4/10福井県「野坂岳」へ★



   2014年11月30日(日)3回目



 明日からこの冬一番の、寒波が襲来と騒いでいるが、今日だけは暖たかくて、久しぶりに雨の心配はないようだ。S女史から、大阪からN女史も来るから、何処か一緒に登ろうと云う事になって、
「ホノケ山」になった。それにH女史とМ女史の、4人の参加決定。




 7.30分に加賀ゆめのゆで、熟女4人を乗せて出発。南条SAのコンビニで昼食を買おうとしたら、今日は久しぶりに「鍋パーティ」をするから、何も買わないようにと云われる。御握りもいっぱいあるから差し上げると云う。ETC出口より出て、今庄の方へ少し進み、ホノケ山トンネルへの方へ右折する。トンネル手前右に、ホノケ山第2登山口への林道がある。舗装してある細い林道を進むと、突き当りに駐車場がある。5台ほど留まっていて満杯状況。9.00着。9.10分出発。少し登ると右手にホノケ山が見える。その尾根続きにホノケ山の南峰が見える。10mほど高い。最近はあそこまで登る人が居るようだ。




 尾根上に登り着くと、登山路は平になる。日差しが気持ち良い。




 今日の楽しい仲間たち。




 「切通し」のブナ林を行く。




 10.45分。一度林道を横断。見晴らしが良い。日野山と、6月に登った能見ヶ岳が見える。




 またブナ林を行く。頂上は近いかな?。




 頂上の手前の展望台。前回はここで昼食した。








 11.35分に、ホノケ山の山頂到着。登山者が多い。我々も「鍋パーティ」大きな鍋が出てきた。




 西の方には、若狭湾が見える。その左には、若狭湾も見えた。本格的鍋に満腹、感謝。




 鍋を満腹して、コーヒータイムになったら、サプライズで、大きなケーキが出てきた。






 ちゃんと「77」才のローソクが立ててある。火を付けて、コーヒーで乾杯。思わぬ形で喜寿のパーティをして頂き、まことに感謝します。





 いつも、老人の鈍足登山に、付き添いを頂き、誠に有難う御座います。皆様より元気を頂き、お蔭様でなんとか、楽しい老後を過ごしています。いつまで歩けるか判りませんが、もうしばらくは頑張りたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。とりあえず御礼まで。




 一時間半近く居て、誰も居なくなった13.00時に下山開始。14.35分に車に到着。ホノケ山トンネルを抜け、国道8号線に出て、武生ICより高速に乗り、無事帰宅。








    ●次項2014年・第81回登山は、12/19「粟津岳山」へ●




  2014年05月05日(祝)2回目



 
「ホノケ山」は2度目である。前回も今頃登ったが、ブナ林の新緑が良かったので、また登りたいと思っていた。二日前の高倉山の帰りに、N氏がまだ登っていなかったので、一緒に登る事に決めた。ただ雨だけが心配。この日だけ雨マークになっていた。



 8.00時に加賀ゆめのゆで合流。今日はN氏のスポーツジムの女性5名と、合計7名。南条SAのETC出口より出ると、国道分岐はすぐ近くだ。ホノケ山登山口の標識がある。国道305号線の「ホノケ山トンネル」は開通して、越前海岸まで出れるようだ。奥野々町から右に林道に入るのだが、間違えて一本手前の林道に入り込み、時間をロス。奥野々町を抜けた先、だいぶトンネルに近ずいた所に、大きなか標識があった。







 9.40分に突き当りの駐車場に到着。一台も止めて無し。天気が悪いので、登山者はいないようだ。









 ポツポツと降っているが、そんなにひどくはない。9.50に、歩き出す。峠まで60分。頂上まで90分と書いてある。ここはホノケ山第2駐車場と云うらしい。






 アズキナシ?         ツクハネウツギ        ツツジ














 アオダモ?                    切り通しを行く。



 まぼろしの北陸道と呼ばれるように、よく歩かれた道で、急坂が無く、実に歩きやすい道が続く。左に、林道から登ってくる登山路が合流している。その先から、素晴らしい新緑のブナ林が続く。











 足谷山への分岐を過ぎると、降りになり直ぐ菅谷峠に着く。11.15分。峠まで1時間と書いてあったが、私の足では1時間25分かかった。仲間はもう階段を登り、上のブナ林の中に消えそうだ。








 峠は展望地なのだが、お天気が悪くて視界が無い。こちら側には、海が見えそうな感じだがー。







 峠から階段を登ると、すぐブナ林に入る。




 ブナ林が続く。霧が出てきた。








 11.50分、全員が立っている頂上に着いた。なだらかな広い頂上である。








 二等三角点にタッチ。風が少し強い。








 霧雨の中、登頂記念撮影。晴れていればバックに「日野山」が在る筈。








 頂上より100m程戻った所に、ベンチのある展望地点が有ったので、そこまで降って昼食。大木の下で雨が防げ、風も当たらない。

















 登ってきた道を戻り、13.40分に駐車場の車が見えてきた。我々の車が2台だけだ。今日は祝日なのに、他に登山者はいなかった。午後から晴れると読んでいたのに、最後まで晴れなかった。それでも、霧雨程度の一日で、新緑のブナ林は、充分に堪能できました。






              
●次項2014年・第34回登山は、5/6福井県「岩籠山」へ●




  2012年04月28日(土)初登山



 一乗城山、剱ヶ岳と福井の山が続いた。今年のゴールデンウィークは、まだ登っていない福井県の里山、今庄・敦賀辺りの山に登る予定。まずは
「ホノケ山」。8.30分に加賀ゆめのゆでS女史と待ち合わせ。高速に乗り「南条SA」のETC出口で国道365号に出る。今庄の方へ1キロ足らず進むと、右手に国道305号が分岐している。分岐にホノケ山登山口の標識がある。右に入り込んでしばらく走ると、奥野々町を抜けた所に、下の「ホノケ山登山道案内図」の大きな看板があった。





 この先を進むとトンネルを掘削中で、その手前の林道分岐が「第1登山口」になっている。林道を歩いて登るものらしい。その手前に右に林道が分岐していて、突き当りが「第2登山口」になっている。看板には第2登山口まで2.3kmとなっている。今回はここから登る予定。林道入り口には標識があった。難なく駐車場まで到着。二台留まっている。7.8台は止められそうだ。






 9.45分歩き出す。峠まで60分、頂上まで90分と書いてある。尾根を目指して登る。尾根に登り着いたたら尾根上の平坦な道を進むと、右から「瓜生野町」からの登山路が合流してくる。10.12分。







 尾根の上の道はやがて「切り通し」と呼ばれる、溝のような登山路になる。案内板に依れば、数百年渡る人馬の通行で削られたものらしい。菅谷峠を越えて河野海岸に通ずるこの道は、昔は重要な通路だったらしい。「イワウチワ」が現われると「ブナ林」に入る。





 思いがけず素敵なブナ林でうれしい。しかも折から新緑の芽吹き。心がしみる思い。




 しかもブナの林は、切り通しの尾根をどこまでも続いている。途中に「佐々布光林坊墓跡」があった。平吹城主の光林坊が一向一揆の蜂起に遇い、この道を敦賀に逃れる途中ここで自害したらしい。コーヒ休憩。11.00時。






 コーヒーを飲んでしばらく進んだら、すぐ「菅谷峠」に降りた。「すげんたんとうげ」と地理院地図に仮名が打ってある。林道が登って来ている。第1登山口より続いているようだ。林道に挟まれた細い階段が登山路だ。11.15分。







 この峠は実に展望が良い。登ってきた方に日野山。その右には、まだ雪の残る峰々が続く。反対側は海岸線が望める。







 林道を横断して登山路に入ると、またブナ林になる。11.45分、ホノケ山頂上に到着。先着は7.8名食事中。我々も三角点の横に陣取って昼食。良く頂上で旨そうにビールを飲む光景に出合う。下戸の私でも旨そうだなーと感ずる。






 所が、なんと今日は、冷えたノンアルコールのビールが出てきた。二人で一本。乾杯。実に実に美味い。
 三角点情報「ホノケ山」
 三角点名・戸谷
等級・2等三角点
標高・736.78m
所在地・福井県南越前町






 頂上は西の方が切り開かれていて展望が良い。大きな方位盤があるが、載せてある情報は少ない。判り難い。








 日野山の右辺りに「白山」が見えると思って、目を凝らして眺める。天気が良すぎて霞んで良く見えない。白い白山が見えるような見え無いようなーー。






 河野海岸辺りが見える。敦賀湾辺りが見えないかと、派生している尾根を進んで写真を撮った。蝶採取の人が居た。話を聞くと「ホノケ山」と「杣山」辺りだけに、ギフ蝶の変種が居るらしい。全国的に有名な事らしい。この人は登山口までタクシーで乗り付けた人だ。





 武生方面も良く望める。




 ブナの木の左は「日野山」。右は、案内板に依れば「冠山」「金草岳」らしい。







 あまり気持ちが良いので、1時間半ほども長居した。13.25分下山開始。峠まで20分位、さらに駐車場まで60分位。14.40分に駐車場に着いた。









 林道の花を撮る。ピンクの「イカリソウ」








 大きな「イチリンソウ」







表紙へ戻る