福井県の山逍遥
2006.9.より登山順

[福井岐阜]  夜叉ヶ池山 1.212.m (福井県南越前町)4
第2回 2010.06.13. 今庄広野ダムの林道終点より往復
第1回 2007.06.10. 今庄広野ダムの林道終点より往復。

  2010年06月13日(土)2回目




 女性軍がまだ歩いていないというので、「夜叉ヶ池山」に登ることになった。加賀8号線の「ゆめのゆ」で待ち合わせ。加賀インターから高速に乗り、今庄インターで降りて、広野ダムの林道終点についたのは9.30.。やはり車が多数駐車してある人気の山である。駐車場の「カツラ」の木の前で記念撮影をして、さっそく出発。今日のメンバーは、SN女性コンビと、N氏の4人である。









 橋を渡り、川に沿って上流に進む。新緑で気持ちがよい。










 10.00.滝が見えてくる。「夜叉ヶ滝」というらしい。









 川を2度ほど渡り、10.10.「トチノ木」の巨木のそばを通る。「ウワミズザクラ」が咲いている。ここから本格的な登りとなる。10.20分、池まで1500mの標示。









 ナラとブナの林を登ってかゆく。10.45分、池まで1000mの標示。11.15分、池まで500mの標示。









 「ギンリョウソウ」。道は平坦になり、11.25分、池まで200mの標示。









 11.35.池のほとりの「夜叉明神社」の前に出る。










 3年前と全然変わらない池のたたずまい。頂上で昼食にしようと、11.40.池のふちを回って峠に登る。









 峠の上は十字に登山路が交差している。岐阜県側から谷沿いに登山路が上がってきている。左の縦走路は「三周ヶ岳」へ続く道。








 こちらは「三国岳」に続く縦走路で、目の前が「夜叉ヶ池山」である。ところがここは、風の通り道で、吹き飛ばされそうな風が吹いている。あまりの風の強さに登頂を断念。









 少し池の方へ下った木道の隅で昼食。さっきまで団体さんが陣取っていたが、もう下山していった。









 ところでこの山は、コンロなどの火気使用禁止。登り口のトイレ以外で、トイレ禁止の立札がある。皆様ご注意。








 祠の後ろの山が「夜叉ヶ池山」である。地図にはここから直接登る道が記入されているが、今は廃道のようだ。笠を抑えていないと飛ばされそうだ。










 12.00.に下山開始。大きなブナの木が多い。










 酷くは降らなかったが、それでもパラパラと来た。この山は龍神様でいつも雨が降る。









 これは何?「バイカウツギ」かな?。










 新緑の中をドンドン降る。ドンドン置いて行かれる。









 13.45.駐車場に到着。
 








 「そば道場」でお蕎麦を食べようと思ったら売り切れ。「おばちゃんの家」とかで、お蕎麦を食べて帰る。おいしかった。







  2007年06月10日(日)初登山



 
「夜叉ヶ池山」は泉鏡花の戯曲の舞台になっていて、映画にもなっているので、一度訪れたいと思っていた。K君に案内を頼む。





私の車で高速を走り8.10分、今庄インターで下車。。国道365を走り、そば道場のある左に折れ、広野ダムを過ぎ夜叉ヶ池青少年旅行村のほうへ走る。ほとんど舗装がしてあり走りやすい。8.40、林道終点の登山口に到着。ここ2.3日荒れた天候が続き、今日も小雨が降っている。ひょっとすると我々みたいに、雨の中を登ろうとする物好きが居るだろうとはおもっいていたが、駐車場が満車でびっくり。大きなマイクロバスが2台も方向転換中。



 駐車場にはトイレがあり、しめ縄の付いた大きなカツラの木がある。樹齢400年と札が下がっている。木の下で合羽を着込んだ登山者が出発してゆく。







 9.05、我々も出発。鳥居をくぐって橋を渡る。夜叉龍神社の額が掛かっている。川に沿って山肌の歩きやすい登山路を行く。ほとんど水平路だ。ブナの新緑が綺麗だ。








 夜叉ヶ滝を右下に望み越えてゆく。









 大きな栃の木を過ぎ。谷川に掛かった橋を2度ほど渡ると右の斜面に取り付く。ジグザグと斜面を登ってゆく。霧の深い森が気持ちよい。







 急坂を登りきると、池まで100mの標識があり、森を抜けて笹の道となる。道は段々と下って霧の夜叉ヶ池のほとりに飛び出した。11.10分。途中で追い越していった老人が、巡視員の腕章をして説明中。







 小さな祠、夜叉龍神社がある。周りは登山者がいっぱい。上から降りてくる人も居るし、これからもっと上まで登ろうという人も居る。池の水は透明。覗くと黒い小さなサンショウウオがいっぱいいる。この池にしか居ないヤシャゲンゴロウの生息地の立札が立っている。






 11.20.小雨だが夜叉ヶ池山まで登る事にする。池の右岸に付けられた木道を通り、池の背後の稜線まで登る。この稜線は福井県と岐阜県の県境である。岐阜県側は切れ込んだ崖になっている。岐阜県側からの登山路が崖下から此処に繋がっている。稜線を左に行けば三周ヶ岳、右に登れば夜叉ヶ池山である。






 福井県側の森の中と違って荒々しい景観となる。ニッコウキスゲが咲き、コバイケイソウの群落も見える。急な細い岩の崖道の登山路で少し危険である。晴れていたら景色は最高なのだが霧雨で残念。慎重に登る。








 11.45.夜叉ヶ池山の頂上に到着。狭い頂上に居た一行が、食事も済ませたので空けますといって、写真を撮ってくれて下山していった。我々も昼食と考えたが見通しも悪いし、雨を晴らす木もないので池まですぐ降りる事にする。






 頂上からは、先へ三国岳への縦走路が伸びている。三国岳は、福井、岐阜、滋賀の三県の接する山らしい。我々は元来た道を慎重に降りる。背後に微かに頂上に見える。








 12.05.四分岐の峠に降りたつ。霧が少し晴れて池が見えて来た。もっと高い所から撮りたかったのだが、上の方では霧で俯瞰できなかった。








 12.15.池に到着。雨の中を座り込んで昼食にする。この時間になって50人くらいの団体が登って来た。神戸かららしい。皆さんも昼食。








 13.05.下山開始。元来た道を満足して帰る。霧雨も夜叉ヶ池には似合うようだ。










 14.00.大きな栃の木の所まで到着。「岩谷のトチノキ」の標識があり、森の巨人たち100選と書いてある。そばまで登って見る。



 14.35.駐車場到着。車は減っているが未だ関西ナンバーのバスが三台もある。高速道に乗って16.20.帰宅。