加賀の里山逍遥
2005.4.より登山順
白山一里野から登る長倉山・中宮山・山毛欅尾山の三山




①「長倉山」    ②「中宮山」③「山毛欅尾山」は下の項です

[加賀] 長倉山 1640m (白山市尾口村尾添)52
桧倉三角点、長倉三角点、一里野三角点
第04回登山 2009.11.08. 一里野ゴンドラリフト横の林道の途中より往復
第03回登山 2009.07.21. 一里野ゴンドラリフト横の林道の途中より往復
第02回登山 2007.09.29. 一里野ゴンドラリフト横の林道の途中より往復
第01回登山 2006.07.23. 一里野ゴンドラリフト横の林道の途中より往復

   2009年11月08日(日)第4回目


 今年7月に登ったが、雨で途中で引き返した。長倉山の三角点に提げる為の札も残ったままだ。N女史も一里野方面の山に入ったことが無いというので、今回四人揃って「長倉山」に向かった。




 8.00時に道の駅瀬女で待ち合わせ。


 いつもの様に一里野のゴンドラ駅の下より、林道に入り込む。8.30分に峠の駐車スペースに到着。日曜なので先客の車が3台。8.45分、檜倉の標識を通る。晩秋に登るのは初めてである。今までと違って落葉していて、辺りが明るい。










 9.00時、前回見つけた「桧倉」三角点到着。三角点で時々見かける「加賀低山徘徊部」の札が下がっている。段々グレードアップして、カラーでイラスト入りになっている。







 9.10分、手入れがしてあるブナの林を通る。すっかり葉が落ちて。明るい




 9.50分、縁の谷峠に到着。30分休憩で抹茶タイム。




 10.45分、前回引き返した「しかり場」を通過。尾根に登りだすと、背後に「笈岳」「大笠山」が競り上がってくる。








 11.25.長倉山の頂上到着。長倉山は横に長い。長いから長倉というのだろう。その北の端のピークが案内書にある長倉山の頂上である。ピークらしくなく単なる登山路である。標識も朽ちて無いも同然。










 ここに荷物を置いたまま、三角点を確認に行く。地理院地図に「口長倉」と載っている活字の横に三角点がある。緩やかな尾根を12.3分も進むと、ピーク右側に長倉山の三角点を見つけた。11.45.。






  ②▲「長倉」三等三角点
三角点情報「長倉山」
三角点名・長倉
等級・三等三角点
標高・1660.57m
所在地・石川県白山市尾添町
 長倉山は4回目だが、この三角点に辿り着いたのは初めてである。ここを長倉山の頂上にすれば良いと思うが、荷物を置いてきたピークの方が眺めが良い。百四条の瀧はここから見難くい。白山もちょっと見難くい。






 白山の方に雪が見える。ここから見る白山は、峰が特定できない。一番遠くが御前峰で、その次が大汝峰なのだろうか。











 
 ナナカマドは全部赤い実になっている。その先に笈と大笠が近い。









 12.05.荷物を置いた頂上まで戻って昼食。朝着いた時は逆光気味で、瀧が良く見えなかったが、午後になったらはっきりと見えてきて興奮する。轟々と落ちている。この写真はS女史の写したものである。








 一時間ほど辺りを眺めて過ごす。東に白山スーパー林道が見える。峠の右の尖った岩峰は「三方岩岳」の「加賀岩」らしい。










 13.05.下山開始。ブナの林は葉が散って、白い幹だけが目立ち美しい。









 天狗の巣が付いている木が在る。4.5日前寒波が来たが、また暖かくなって気持ちが良い。










 すっかり葉の散った雑木林を下ってゆく。15.00.峠の車に到着。一里野の風呂天領に入ることに決定。









 一里野のど真ん中、天領に入る道の交差点横に三角点があることを思いつき、車を留めて確認する。
 
③▲「一里野」四等三角点
三角点情報
三角点名・一里野
等級・四等三角点
標高・551.39m
所在地・石川県白山市尾添町



 どうもこれらしいが、山で見かける三角点と様子が違う。四等だからかな?。周りに保護石があるのでこれだと思うが、グラグラである。道路端にあるので除雪のさい、ブルトーザーの犠牲になったようだ。




  2009年07月21日(火)第3回目





 今年はいつまでも梅雨が明けない。雨を覚悟で、白山の「加賀禅定道」の一部を登りに
「長倉山」出かける。前回見落とした「檜倉」「長倉山」の三角点も確認してこようと思う。相棒とS女史の3人パーティ。一里野スキー場リフトの山麓駅からの林道は、梅雨のなので荒れていないか心配だったが、小石がコロコロしていたり、小さながけ崩れがあったが、予定通り9.00時に車を置く。









 7.8分、少し登ると「檜倉」の標識があり、大岩がゴロゴロの地点を通る。地図に檜倉の記入がある地点とは違って、だいぶ下の方である。禅定道の雰囲気がある。








 15分ほどで、坂を登り切った所が、地図に「檜倉」の記入のある地点である。道の右に切り開きがあり、
よく見ると赤い切れが下がっていた。
 
①▲「桧倉」三等三角点
三角点情報
三角点名「桧倉」
等級・三等三角点
標高・1213.97m
所在地・石川県白山市尾添町





今まではいつも見過ごして通り過ぎていたが、入り込んだら奥に、欠けた三角点があった。9.25分。三角点を見付けると、なんとなくうれしい気持ちになる。


 ここからアップダウンがあり、ブナ林を通る。気持ちの良い登山路である。


 9.45分「木実谷頭」の標識を通過。








 10.25.「縁の谷峠」の標識通過。大きな「ダケカンバ」の木がある。











 10.50.「しかり場分岐」に到着。雨が降ったり止んだりだ。今回は天気が悪いので、初めから行けるところまで行って戻ろうということになっていた。先日も北海道のトムラウシで、我々より若い者が何人も遭難死した。絶対に無理は禁物である。







 相棒の抹茶を頂く。「ゴゼンタチバナ」は花が済んでいる。












 「ギンリョウソウ」に大きな目玉が付いている。実かもしれない。









 30分居て、11.20.に下山開始。12.15.気持ちの良いブナ林の下で、お湯を沸かして「コーヒータイム」。S女史においしいコーヒーを立ててもらう。






 あたりを散策していたら、小さなブナの木が、途中でくっついているのを発見。連理の枝だ。













 45分も長居して、気持ちの良いブナ林を離れる。


 13.35.車に到着。14.15.立ち寄り温泉「天領」が休みだったので、隣の国民宿舎「白山一里野荘」の風呂に入れてもらう。雨が本降りになった。





 地図を付けてみたが、不正確なので参考に留める事。





  2007年09月29日(土)第2回目




 一年ぶりに一人で
「長倉山」に入る。8.00時に家を出て一里野のゴンドラ駅の前から林道をゲレンデのほうへ上ってゆく。途中に「林道野平線」と表示がある。舗装がしてある。一度突き当たりに柵がしてあるが、左にヘアピンカーブして舗装路が続いている。段々細くなってくる。斜面より小石が落ちてきており、石を避けながら進む。前回崖くずれだった所も無事通過。舗装が途切れた先の100mほどで、道が広くなっており、車が何台も留めることが出来る。ススキに囲まれた小さな広場に車を置く。9.00時だ。






 歩き出してすぐ林道を登山路が横切っている。左へ下ればリフトの駅に出る。右に登山路を登り出す。しばらくで「檜倉」を通る。岩のゴロゴロしているところを「クラ」と呼ぶことが多い。付近にヒノキの古木が多いので、ひのきぐらと言うのだろう。










 ブナの林を通る。下草が刈ってあり広々とした感じで休憩にもってこいである。ブナの林は三度ほど通る。一度下ると「木実谷頭」の標識を通る。9.40分。「このみだにがしら」と仮名を打ってある。頭と言うとピークかなと思うが、ここは鞍部である。







 登りになり、またブナ林を通ると、左手北方が見える所がある。ガスがかかってきたが、右が笈岳、左が大笠山と思われる。











 やがて10.30分「縁の谷峠」と言う標識に出る。「えんのたにとうげ」と仮名が打ってある。峠と言えば尾根上の鞍部を想像するが、ここは小さなピークみたいな所だ。






 また北の方角が覗ける。手前の山の頂の小屋は、リフトの山頂駅である。その向うのスキー場は、中宮スキー場である。急坂を登りきると「しかり場」て言う所に出た。歩いたことは無いが「ハライ谷口登山口」よりの道が合流してきている。11.00時丁度だ。










 ここからは尾根が細くなる。特に左側が切れ落ちていて怖い所もある。ロープが張ってある。下に谷川が流れていて、瀬音が聞こえる。向かい側の山の斜面に林道が走っている。11.40分頂上着。長倉山は長くて何処が頂上か判らない。多分ここは地図上にある「口長倉」だろう。倒れた標識があるから、ここが頂上になっているのだろう。登山路の真ん中に座り込んで、お湯を沸かしてラーメンを作りコーヒーを飲む。静かな山で人は誰も登ってこないだろう。






 ずーっと向うに「百四丈ノ滝」が落ちているのが見える。双眼鏡で覗くと水が凄い勢いで流れているのが見える。手前の山の陰になり滝つぼが見えないのが残念。その上の広い樹海が「清浄ヶ原」らしい。












 「白山」が見えるのだが、どうも御前峰では無いようだ。双眼鏡で眺めると登山路が見える。一番奥の平たい山が大汝峰らしい。真ん中の山にジグザグに登山路が付いている。四塚山と思われる。手前の峰は名前はあるのだろうか。






 一人きりで頂上に1時間居て、12.35分下山開始。しかり場に13.03分。縁の谷峠に13.20分。木実谷峠に14.00分。林道の車に14.45分到着。今日は土曜日なのに、この山に登ってきた人は一人もいなかった。あまり登られていない山のようだが、登山路は広く手入れがされていて気持ちが良い。地名も古めかしく、白山禅定道の感じがして好きな山である。








 人には一人も逢わなかったのに、林道で猿の大きな群れに出会った。20匹以上はいるだろう。カメラを出す間にほとんど逃げられた。


 ゲレンデまで降りてきたらリフトが動いていた。土日だけ動いているようだ。




 一里野温泉「天領」に入って帰った。





  2006年07月23日(日)初登山


 明日にK君と、一度も登っていない山へ登ろうと計画しているので、午後登り口の確認に出かけた。まずセイモアスキー場の裏山の「松尾山」の林道に入り込んだら、途中ががけ崩れで止まっていた。暑い時期で多く歩くのは勘弁してもらいたいので、今回は見送り。続いて中宮スキー場の上から登る「中宮山」を考えて回ってみたら、新聞に載っていたように、ゲレンデに地滑り発生で此処は林道の入口封鎖。下から歩いて登る元気も無いので今回は見送り。長梅雨の終わりで色々と被害が有る様だ。ところが一里野温泉スキー場まで着たら、ゴンドラリフトが動いているではないか。


 土日だけ動いていると言うので早速乗り込んで見る。往復,700円。去年、瀬女高原のゴンドラリフトで命の縮む思いをしたので、思い出して怖いが何とか頂上駅に降り立つ。すぐ目の前に「加賀禅定道 登山口」の立札があった。
「長倉山」は白山への途中の山である。






 展望台に登る。振り返ると目の前に「中宮山」が見える。登山道を少し歩いてみる。変わったブナの木があり、なんとなく禅定道の雰囲気があり気持ちが良い。明日は此処にしようと決めて、山頂駅前の一軒ある喫茶店でコーヒーを飲む。此処まで車で上がれるようで、2台ほど上がって来ている。明日もゴンドラリフトが動くことを確認して、家に帰ってK君に長倉山に決めたと報告。夜は能楽堂で舞台を勤める。









 さて、日曜日は梅雨の晴れ間、九州は被害が大きい。8時にゴンドラ山麓駅に待ち合わせたが、なんとゴンドラが動くのは9時半と判明。どうしようかと考えていたら、すぐ横を工事車両らしき車が林道を登っていった。昨日ゴンドラ山頂駅に車があったことを思い出し、我々も一台に乗り換え林道に入り込む。この林道は国土地理院の地図に記入されている。細いが舗装されている。時々ゲレンデの脇を通る。猿を見かける。山頂駅への分岐が左に分岐しているが、細くて急坂に見え怖いので直進。舗装が無くなる。地図によれば林道は登山路を横断することになっている。1キロほど入ったらがけ崩れで通れなくなっていた。





 人は通れるので、道路わきに車を置き8時30分より歩き出す。所々落石のある林道を15分ほど歩いたら、横断している登山路に着いた。登りに「加賀禅定道 室堂15.5キロ」の標識がある。降り口には「加賀禅定道 一里野2.5キロ」の標識があり、伸び上がると遠くにリフト頂上駅の屋根が見える。ブナ原生林まで20分の看板もある。








 10分も歩かないうちに「檜倉」に出た。倉と言うのは岩がゴロゴロしている地点を云うらしい。檜が多く禅定道らしい雰囲気である。










 天然の杉「サンカンスギ」も混じり、緩やかなアップダウンを繰り返す。



 ブナの林は下草が刈ってあり気持ちの良い空間になっている。






















 行く手に縦走路が見える。高いのが今日の目的地「長倉山」のようだ。一度降り「木実谷頭」コノミダニカシラという標識のある地点を通る。歩き出して1時間経っている。


 続いて「縁の谷峠」エンノタニトウゲの標識で一休みする。峠らしくない峠である。木実谷頭より45分だ。





 段々急坂になり、10時40分に「しかり場分岐」に着く。左から「檜新宮参道」経由の登山路が登ってきている。少し下がると「檜新宮」があり、かっての禅定道の要所で水場もあるらしい。標識が倒れてしまっている。「ゴゼンタチバナ」が咲いてる。








 ここより一度下って細い尾根となる。左側に道が崩れている場所があり、少々怖い。慎重に進む。周りの木々が低くなり高山の感じが出てくる。
 11時15分、頂上らしき地点に到着。標識らしき柱が腐って転がっている。尾根上の小さな瘤だ。歩き出して2時間50分掛かった。暑くて霧がかかっいる。






 国土地理院の地図には、1660.6mの三角点が記入されており「口長倉」となっている。その大分先に「奥長倉」の地名もある。つまりこの長い尾根全体が「長倉山」らしい。
 リュックを置いて三角点を探しに行くが、大分先まで行って見たが見付からなかった。戻って登山路に座り込んで昼食にする。食事をしていたら行く手が晴れてきて、白山が見えて来た。まだ残雪が見える。





 加賀禅定道と言うから、昔の人はここから登ったのだろう。しかし今は登る人も少ないようだ。その証拠に、シーズンの日曜日なのに誰ひとり登山者と遇わなかった。しかし登山路はしっかりと広く続いている。


 1時間半もゆっくりと滞在。梅雨の晴れ間に白山を眺められた事だけで大満足。






 もと来た道を2時間半掛けて下山、車にたどり着く。林道を25分掛けてゆっくりと下る。途中キツネを2匹見かける。3時40分にゴンドラ山麓駅に到着。ゴンドラが動いている。あまり乗っている人はいないようだ。







 一里野の温泉センターの露天風呂に漬かって帰る。「白山」の禅定道の一部だけあって、なんとなく雰囲気の良い山でした。



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②「中宮山」     ①「長倉山」は上の項 ③「山毛欅尾山」は下の項
[加賀]  中宮山 1339.8m (石川県白山市)68
第03回登山 2014.09.14. 白山中宮スキー場の上より往復。
第02回登山 2008.05.12. 白山中宮スキー場の上より往復。
第01回登山 2007.05.01. 白山中宮スキー場の上部まで林道高倉線で登り尾根の端より往復。

  2014年09月14日(日)3回目 ゲレンデ上より往復


 8月は雨が多くて登山日和が少なかった。9月に入ってようやく晴れの日が多くなった。今日も天気が良い。今日は
「中宮山」に登る予定。久しく登っていないし、この山にある3個の三角点もまだ未確認だ。距離は長いが標高差は400m程しか無い。7.30分に瀬女道の駅で、N氏と待ち合わせ。N氏のお友達二人で、今日の参加者は4名。そのまま車で出発。一里野の方へ向かい、途中の荒谷信号を左折して中宮スキー場を抜ける。村の上部のゲレンデを通る林道に入ろうとしたら、鎖が掛かっていて鍵が掛けてあった。弱った。以前は鎖がしてあったが鍵は掛かっていなかった。番号を合わせる鍵である。ゲレンデを歩いて登ろうかと検討していたら、後ろから軽4トラックが登ってきた。おじさんから番号を聞いて開ける。この先高倉山林道工事中で、注意して運行してくださいと看板がある。今日は日曜日で工事はしていないようだ。




 8.10分に登山口に登り着く。途中ゲレンデの中の道の広くなっている所に。車が4台ほど留まっていた。何をしているのだろう。人は見えず。この辺りに4等三角点が在る筈なのだが、下山の時探すことにして通過。


 駐車した所より、バックするように登山路が始まっている。登山口の小さい札が下がっているだけ。




 この駐車した林道から「白山」が望める。いつもと見慣れない感じだ。







 いきなり降るような感じだ。途中の林道から梯子で登ってくる道は閉鎖されていた。梯子は撤去されたようだ。









三角点情報「登山路途中ピーク」 
三角点名・大窪
等級・3等三角点
標高・1052.10m
 



 この登山路そばの三角点は、ちょっと探しにくい。辺り一面がなだらかなピークで、どこが頂上か判らない。しかも三角点は最高地点にあるとは限らない。登山路を跨いだ大きなブナの木の根の上にリュックを置いて、藪に突入。あっちこっち歩いて見たが見付からない。そのうちにN氏も戻って来て一緒に探してくれ、彼氏が見付けてくれた。低山徘徊部の札も、赤い布も、3&4探している会の白い札もある。登山路に戻ったら、リュックを置いた地点の手前40mの所に出た。よく見ると小さなテープが2.3本下がっていた。





 三角点ピークを一度降りて、少し登った所に、切り開きのある展望台がある。白山が見える。





 さらに登ると尾根が細くなり急坂になってくる。海岸線の見える所がある。能美市あたり?。




 ブナの木が多くなってきて気持ちが良い。私が遅れて姿が見えなくなると、このように待ってくれている。ありがとう。済みません。







 11.10分に、やどみ尾展望台の札の建つピークに到着。1300mと書いてある。もう頂上と同じくらいの標高まで登ってきた。あとは登りは少ない。切り開きから見えるのは大瓢箪山らしい。その右に見えるのが笈岳と思われるが、木が邪魔になり良く見えない。






 少し休んでピークを降りて、素敵なブナ林を上り下りする。














 11.45分に中宮山の頂上到着。なだらかな稜線のちょっとした小さなピーク。白山の方が切り開かれている。白山はいつの間にか雲が掛かって見えない。登り着いたすぐ横に三角点が在る。







 三角点情報「中宮山」
 三角点名・中宮山
等級・2等三角点
標高・1339.83m







 お湯を分けてもらって昼食。コーヒーも頂く。有難う御座います。









 今日の仲間で、三角点前で記念撮影。








 12.25分に下山開始。登ってきた道をそのまま戻る。





 この山はなだらかだ。一ヵ所だけある急坂付近より、登ってきた方を望む。



 今日見掛けた草花。

 ホツツジ           モミジバハグマ        クルマバハグマ



 キンミズヒキ         カメバヒキオコシ       ナナカマド







 一番最後は登りになってなかなか辛い。14.55分に車に到着。








 スキー場ゲレンデの林道を降る時、4等三角点のあると思われる所に車を停め、地図を眺めながら三角点を探す。場所は間違いないと思うが、藪が酷過ぎてどこも入り込めない。ススキが占領している所もある。探し出すのは諦めた。今日は我々のほかに単独登山の男性が一人だけ居た。



         
●次項2014年・第63回登山は、9/15福井県「八ヶ峰」へ●




   2008年05月12日(月)2回目 中宮ゲレンデ上より往復






 晴れ予想の午後が空いたので「中宮山」に相棒と出かける。一年ぶりだ。尾口村の「道の駅瀬女」に12.15分に落ち合う。










去年は林道が開いていた。ところが今年は鎖がちょっと掛かっていた。山菜取りの予防らしいが、我々は山菜は絶対に取らないと心に誓って、簡単にはずして通してもらった。また鎖を掛けておく。12.40分一番上の登山口到着。ここに車を置いて早速昼食にする。天気が良い。白山がどかっと見える。






 13.25分、去年は気が付かなくてここから尾根に登ったが、今回はガイド本にあるアルミ梯子から登ることにして彼に案内を頼む。登ってきた林道を15分ほどぶらぶらと白山を眺めながら戻ると、急カーブの手前に梯子が掛かっていた。










 案内も何も無いので、ここが登山口だとは誰も気が付かないだろう。





 こんな所に登山路があるのだろうかと思って上ったら、ちゃんとした登山路があった。10分ほどで尾根上の駐車場からの道と合流。去年はこの分岐に気が付かなかった。












 緩やかな尾根道は、カタクリロードである。結構多い。







 「チゴユリ」の群落もある。


 14.30分、白山の見える展望地点通過。またその先にも切り開いた展望地点があった。去年は一箇所だけだったので、どちらかが新しい切り開き地点だ。途中で白山が見えるのは嬉しい。








 痩せ尾根を過ぎると広い斜面となり、残雪が出てきた。去年とは10日ほど遅いので、雪は少ないようだ。











 15.45分、尾根の先の小さなピークの頂上に到着。
「やどみ尾展望台」の小さな札が下がる。思ったより時間を食ってしまった。時計と相談して中宮山のピークまで行く事にする。ピークにリュックを置いて進む。ほとんど雪上行軍である。





 25分掛かって、16.10分に
「中宮山」の頂上到着。頂上らしくないが、中宮山頂上という小さい札が木に掛かっている。白山の見える方が切り開かれている。去年は展望がなかったので、切り開かれたのは最近らしい。少し頂上らしくなった。








 16.40分、再び「やどみ尾展望台」に戻る。リュック拾い下山開始。早くも夕方だ。ひたすら下りる。


 17.50分アルミ梯子の分岐を通過。ここより尾根道を直進する。下る一方かと思っていたのに瘤が二つもある。


 18.10分、ようやく車を置いた広場に到着。未だ明るい。安心してここで抹茶を一服。




 林道を下っていたら、スキーゲレンデの上部から、ピンクの白山が見えた。







 19.00、瀬女道の駅。 鈍足記録、登り2時間40分。下り1時間55分。


 地図を付けたが不正確。動かせます。






  2007年05月01日(火)初登山 中宮ゲレンデ上より往復


 去年の梅雨は大雨が降った。中宮スキー場のゲレンデが崩れたという記事が載っていた。その後一度登るために林道が通れるか、調べに行ったことがある。林道は土砂崩れで封鎖されていた。「中宮山」に登るにはスキー場のゲレンデを攀じ登るしかない。このゲレンデは標高差があり登山口に至るまでに、1時間半か2時間も上らねばならぬだろう。足の弱い私には無理だと諦めていた。その後K君が秋にゲレンデを攀じ登り登山に成功と知らせてきた。そして林道は当分開かないだろうと彼は予測した。



 
ゴールデンウイークの中の平日、午後から段々と天気が良くなるとの予報で、一人で「中宮山」をゲレンデから攀じ登るつもりで、朝7.00前に出かける。国道157号線を尾口村で白峰の方面と別れ一里野高原の方へ入る。一里野の手前の信号で左に折れ中宮大橋を渡る。直ぐに白山中宮スキー場の大きな駐車場に出る。ゲレンデ傍の林道高倉線は封鎖されていなかった。そのまま入り込む。舗装されていて思ったより幅広い林道だ。ゲレンデを2.3度横断して、ほぼ尾根の上に出る。この少し先にリフトの最上駅のピークが見える。





 道が広くなっていて登山口が始まっているのが見える。ここに車を留める。中宮山登山口の表示は全然無し。下に一里野高原スキー場が見下ろせる。ここらでもう標高は1千mに近くで眺めが良い。










 7.50分発、緩やかな広い尾根を登って行く。標高が高いので今がカタクリの盛りである。天気が悪く朝早いので開いていない「カタクリ」が多い。足の踏み場が無いほど咲いている所もある。






 
右手にまだ芽吹いていない木の間から、「白山」らしきものが見える。白山ではなくてその手前の山かもしれない。上部が霞んでいる。










 前方に中宮山の頂上が望めてくる。幾つもの瘤を越えてゆくが、その間の谷を通るごとに、残雪が増えてくる。登山路が不明で残雪の上をウロウロする。







 9.30分、一里野が見下ろせる展望地点。上部は白山に続く山々だろう。まだ真っ白だ。一時尾根が細くなる。イワウチワが咲いている。









 また尾根が広くなるが一面の残雪で、雪の上歩きとなる。ブナ林でダケカンバが混じる。雪は硬いので思ったより歩きやすい。かすかな足跡と、時々下がっている赤い布を頼りに登る。







 10.30分尾根の先端の尖ったピークに着く。そばの木に
「やどみ尾展望台」の小さな札が下がっている。頂上まで登ってみる。ここから尾根は右に曲がっている。一度下って緩やかな尾根が続いている。その先が中宮山の頂上らしい。








 中々天気が回復しないので、今回はここで終りにしようかとしばらく考えていたが、勇気を出して前進を決意。雪の上を歩き出す。左手に見えるのは「大瓢箪山」で、その後ろの白い山は「笈岳」らしい。







 やどみ尾展望台のピークから30分、11時に
「中宮山」頂上に到着。三角点があるはずだが、まだ積雪1m以上ありそうだ。傍らの木に「中宮山」木札が括り付けてあるだけである。尾根はこの先「大瓢箪山」に続いているように見える。







 初登頂なので周りの山はあまり詳しくない。北に谷を隔てて見えるのはセイモアスキー場から登った松尾山だとおもわれる。少し霧が出てきた。見通しが悪くなると、道に迷いやすいので、5分ほど居てすぐ下山に掛かる。







 自分の踏み跡を見失う事の無いよう、慎重に下る。今日こ
の山には入っているのは私だけらしい。11.40分ようやく雪原を抜けて登山路の見える尾根に出る。尾根の右にかすかに平野が見える。尾根の左には瀬女高原スキー場の頂上駅の白い建物が見える。それに続く三村山も見える。








 登山口近くになると「イワウチワ」がきれいだ。
 13.30分、車をおいた登山口にたどり着く。










 お天気が良くなり車を置いた林道からは、目の下に一里野温泉スキー場が見下ろせる。その上が長倉山から白山に続く山並みだろう。







 
林道の先まで走ってみたら、リフトの最上駅を通りその先で通行止めだった。飯場がありその先の林道を造成中みたいだ。ここから東を望むと今登ってきた中宮山が見渡せた。右より中宮山、遠くに白い笈ヶ岳、真ん中に大瓢箪山、その左の遠くの白い山は大笠山と思われる。







 林道を車で降りていたら、大きなカモシカが上から覗きこんでいた。











 一里野温泉の天領の風呂に行ったら、お休みで締まっていた。一里野のゲレンデ下からは、さっきまで居た中宮山の頂上がよく見える。小松の湧泉寺温泉に入って帰る。




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③「山毛欅尾山」           ①「長倉山」 ②「中宮山」は上の項です
 [加賀] 山毛欅尾山 1365.07m (白山市一里野町)125
 第1回登山 2011.05.21 一里野温泉より往復

  2011年05月21日(土)初登山


 相棒K君には「笈ヶ岳」が憧れの山である。連れて行ってくれと、グループに頼んであるが、まだ声が掛からないようだ。登山路が無いので、残雪期に登るのが普通のようだ。私には最初から無理と判っているので、登ろうと思った事は無いが、相棒の応援のつもりで色々と調べてみた。登るには中宮発電所なら「山毛欅尾山」の頂上を経由して、「冬瓜山」を通るルートと、自然保護センターから直接「冬瓜山」の手前の鞍部に出るルートがあるようだ。皆さんゴールデンウィークの頃に登っていらっしゃる。しかも大勢登っているので、「山毛欅尾山」までは夏道が付いているようだ。それならば、私としても時間を掛ければ「山毛欅尾山」までは登れそうだ。相棒に声を掛けたらすぐ乗ってきた。



 
「山毛欅尾山」は地理院地図に載っており、「ぶなおやま」と仮名がふってある。天気は、明日は天候降りで雨になるようだ。今日登ろうという事になった。瀬女道の駅で待ち合わせ、車一台で一里野温泉の方へ向かう。スキー場の台地へ登り着く手前に小さなトンネルを通る。抜けると50mほどで左に降る小道がある。そろそろと降りてゆくと鉄塔があり、行き止まりで広場があり車が10台ほど置ける。8.15分。鉄塔の向こうにこれから登るブナオ山が見える。高いぞ。








 靴を履いていたら、車2台で7人のパーティが来た。ベテランらしい。カタクリが咲いているかもしれないと教えてくれた。初めての山なので、少しは心強い。鉄塔の横の階段をさらに降って行くと、吊り橋に出る。「あぶないから立ち入らないでください」と札が下がっている。年中下がっているようだ。8.30分。







 橋の上から上流にブナオ山が見える。水は多い。橋が無いと渡れない。橋を渡ると無人の発電所がある。大きな導水管が山の上から発電所に入っている。発電所の左を登って行くと、川に沿って走る林道に出る。右に100mも歩けば導水管に出るが、手前に斜面に登る石の階段がある。8.35分。







 導水管の横に付いた、石の階段を登る人が多いようだが、急坂で滑ったりすると大変である。初心者であるからこの巡視路を登る。斜面をジグザグに登って行くが、あまり人が通らないようで荒れている。後から追い付いてきたパーティは、導水管を登って行った。向こうの方が断然早い。








 「ウワミズサクラ」の花が咲いている。ワラビが出ている。早くもワラビ取りをしている。










 小さい尾根に登り着いて右に歩くと、導水管に出た。9.05分。導水管が少し角度を変える地点である。ここから傾斜が少し緩やかになる。導水管に沿って少し登ると、導水管の下を通って反対側に出られる。こちら側に石の階段が下から続いている。






 石段を登り切ると、貯水池がある。ここから導水管へ水が落ちている。ここで休憩。池の端に山の中のトンネルを通って水が供給されている。池の端よりよじ登ると、尾根にはっきりと山道が付いている。この山は一般的でなく、山歩き本にも載っていない。したがって登山案内標識などはいっさい無い。








 尾根を忠実に登る。山道はなんとか続いている。所々のテープなどが心強い。自分も今日は赤いテープを持ってきた。20分程登ったら大きなブナの木があった。地図を見てきたが、なかなか急な山である。とにかく登り一方。斜面を一直進に登る道が多い。ブナとナラの木の混じった道。カタクリの群落が現われるが、ほとんど花が終わっている。






 カタクリはダメかなと思っていたら、標高が高くなったら、丁度咲いている「カタクリ」の群落に出合った。お天気が良くて花は全部ピンとはねて咲いている。




 これだけそろって咲いているとなかなか良い。




 ブナの林は新緑である。今日の山は辛い事が判っていたので、朝飯をしっかりと食べたのがまずかった。お腹が重くてなかなか調子が出ない。だいぶ遅れてしまった。深い山の中で展望は全然無い。

 


 12.15分、昼も回ってようやく前方が見通せる地点に出た。大きなブナ木の下より「大笠山」と「笈ヶ岳」が見えてきた。右が笈ヶ岳で左が大笠山。加賀の平野より眺める形と似ているので判る。。





 ここからは残雪の上歩きとなる。急坂なので靴を蹴込んで登る。もう上から7人のパーティが降りてきた。もうすぐですよ。皆様お待ちかねよと励まされる。遅いので内心呆れていることだろう。


 12.45分、頂上到着。登り始めて4時間掛かっている。皆様呆れるかもしれないが、自分としては予定通り。万歳万歳。本当は12時到着予定だったのだが。雪の中の枝に掛かっている標識で頂上と判る。積雪2m位か。三角点が在る筈だが。







 雪の上で昼食。思っていたより広いなだらかな頂上付近である。白山が木々の間から見える。午後から曇りになって来て良くは見えない。











 雪が解けたらどんな状態の頂上か判らないが、山名札を提げる。白山の方は一段下がった雪田になっている。








 足元の木に掛かっている標識は、簡単に外れるので、お借りして記念集合写真。今日は相棒K君とS女史の3人パーティ。










 前着のパーティは東の先の方より戻ってきて、展望所があると言っていた、と云うので荷物を置いて東に続く尾根を行ってみる。ずーっと雪原が続いている。雪は固くて歩きやすい。先に小さいピークが見える。







 このピークの先は降りである。「笈ヶ岳」のピークが見えたり隠れたりしている。あそこまで日帰りで往復する人が居るなんて、どうしても考えられない。











 山肌に林道が見える。白山スーパー林道だと思う。三方岩岳や瓢箪山や野谷荘司山方面と思うが、特定できない。






 県境の山がぐるりと見えるが。




 頂上の広い尾根の真ん中のブナの木。残雪の中に立っているが、もう新緑である。




 頂上まで戻り14.00分下山開始。道のあやふやな所は、登るとき着けてきた赤いテープを頼りに降る。




 ようやくカタクリの群生地に戻ってきた。







 一か所、一面「マイズルソウ」の一角があった。花が咲いたら綺麗だろう。






 15.50分、貯水池に到着。






 ここからセメントの階段を降りだす。地図を見ると標高差は200mちょっと有りそうだ。老人の怖がりは一歩一歩降りる。暇がかかる。途中に階段が無くて垂直の鉄の梯子になっている所がある。後ろ向きになって降りる。ようやく林道に降り立ち、吊り橋をわたる。ここから鉄塔横の車まで、急坂を登り返すのがなかなか辛い。16.40分、車に到着。





 地図は動かせます。登山路は不正確です。


 

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