加賀の里山逍遥 
2005.04.より登山順

 [加賀]  有形山(小原山) 1010.68m (白山市白峰町)116
第3回 2021.11.14. 白峰緑の森より風嵐林道を登り、最上鉄塔より頂上三角点を往復。
第2回 2015.10.27. 白峰緑の森より風嵐林道を登り、最上鉄塔を往復する。

第1回 2010.06.26. 白峰緑の森より風嵐林道を登り頂上三角点到着。 下りは小原山林道を降りる。 

  2021年11月14日(日)3回目



 64歳の誕生日が日曜日になった。天気もあまり良くないし、近くの最近登って居ない
「有形山」を歩く事にした。11年前に三角点探訪で、林道を登りつめ藪漕ぎで「三角点」到着。6年前は林道と巡視路で「最上鉄塔」往復。今回は6年ぶりの「3回目登山」である。登山目的で登る人は少ないようで記録はあまり見かけない。





 

 白峰から市ノ瀬方面に入ると、町はずれに「緑の村」があり、道筋に「岩根神社」が建っている。白山開祖の泰澄大師創建との事。ここに車を留める。








 岩根神社は風嵐集落の産土神として、白山登拝者の崇敬を集めたとの事。振り返ると「大なだれ山」が見える。






 すぐ向かい側に大きな林道入口がある。この林道は地理院地図では、有形山に延びる林道に続いていないが、実際には繋がっている事は確認済み。

 







 橋を渡る。







 林道分岐。ここから地図の林道に続いている。










 今は車でも入り込めるようだ。








 林道歩き。この山は杉林が多くて、あまり紅葉は期待できない。








 雪の山が見える。最近天気が悪い日が続いていたので降ったらしい。どこだ。チブリ尾根か?。







 11年前からの案内板がまだ残っている。「小原山みちしるべ」になっている。ここは分岐で県道から道が登ってきている。









 ムラサキシキブ。








 まだ林道








 2つ目の案内板。ここも分岐である。頂上は東だが右に回っても道が繋がっているように見える。








 前回は何処を通ったか記憶があやふや。地図を見ると右が近かそうなの゛右に入る。








 鉄塔が見えてきた。「市ノ瀬線・18番」鉄塔だった。








 鉄塔に上ったら白峰の集落が見えた。




 集落からトイで水が川に落ちている。あそこを通って来た。





 車道終点に車がいた。頂上鉄塔が見えるから、巡視路が続いているようだが、少々藪で判り難そうだ。林業作業らしい車の人の言う通り、さっきの分岐まで戻って、また林道を登る。


 途中で鉄塔巡視路が道を横断していた。ここへ上れた様だぞ。下が17番で、上が16番と書いてある。





 地図を見て、ここは未だ林道を歩く。稜線に雪山のピークが見える。どこだ?。




 「市ノ瀬線・16番」の鉄塔の上に出た。下に17番と18番の鉄塔が見える。






 反対側の斜面に「市ノ瀬線・15番」鉄塔への巡視路入口がある。ここを入る。











 送電線の下を一直線に巡視路が続いている。急坂となる。





 「市ノ瀬線・15番」鉄塔通過。







 一度林道の終点らしい所に出て、更に「最上鉄塔・14番」を登り出す。










 最上鉄塔に到着。歩きが遅くて13時近くになったがここで昼食。





 鉄塔巡視路はこの先降っている。白山の方は木があり見えず。別山辺りがちょっと見える感じ。今日は私の満84歳の誕生日。S女史のリュックの中から、魔法のようにいろいろの物が登場し、あっという間にバースデーケーキが出来上がる。84のローソクに火を点けて歌を歌って吹き消す。誠にありがとう御座います。
























 今日は風もなく寒くもない。無粋の老人は、ホットコーヒーでケーキをパクつく。食欲だけはあるが身体にガタが来ていて、そろさろ山徘徊も終焉かなといつも考えている。天気が段々悪くなってきた。このまま下山でも良いのだが、ケーキを食べたら元気が出てきて、有形山の頂上三角点まで行ってくる事にした。






 すぐ横の藪に、赤いテープが続いている。多分これは三角点まで続いているに違いない。荷物を置いて出発。









 一度降ってまた登る。向こうの方が高いな。







 予測通り赤いテープは参加店まで続いている。11年前は林道の終点から三角点を目指したので、何処を通ったか記憶がない。藪は薄かったり少し濃かったり。変形ブナがある。






 ブナ林の中の三角点に到着。チャムラン会の山名札がある。展望無し。昔提げた加賀の里山逍遥の会の山札は無かった。




三角点情報「有形山」 
三角点名・小原山
等級・三等三角点
標高・1010.67m





 




 往復1時間位か。鉄塔迄戻ったらポツポツト降ってきた。慌てて下山。






 16番の鉄塔まで降りてきた。あとは林道歩きなので、少々降ってきても大丈夫。途中でポンチョを着る。昼が短くなった。空が暗いと猶更早く暗くなる。


 歩いていたら東京のスマホに、東京の息子から電話が掛かった。誕生日おめでとうというのだが、テレビ電話にするからラインに切り替えろという。




 ラインでテレビ電話が出来るらしい。知らなかった。老人はよく訳が判らずにホームページを作ったりスマホをいじったりしているが、実は使い方が良く判らん。スマホに孫と奥さんも映った。声が聞こえないままで終わったが、向こうでも見えたようだ。今度までに使い方を調べておくぞー。


























             ■次回登山は、11/20地元の「木場潟一周」へ■














  2015年10月27日(火)2回目



 S女史に明日、10.00頃出発で16.00時までに帰宅の予定で、何処かよい山連れて行ってと云われて、とりあえず白峰方面で、なかうみの里集合を決めた。今は標高1000m位が紅葉の季節だ。地図を見ていて「大嵐山」「大なだれ山」「西山」「おまい山」「青柳山」「大田のトチの木」と色々考えたが、
「小原山・有形山」を見付けて急に登りたくなった。この山だけは、まだ一度しか登っていない。標高も1000mある。





 10.00時になかうみの里を出発して、10.50分に登山口の、白峰緑の森の隣の「岩根神社」の前に車を置く。5年前登った時は、神社の前の土建会社の前の林道を入って、途中で橋を渡った。しかし地理院地図を眺めていると、県道の橋を渡った所から林道の記入がある。この道を通ってみようと、10.55分に鎖を張った林道に入り込む。






 しばらくはシイタケかの栽培場があるようで、林道が残っていたが、その先突然に草ぼうぼうの林道になり、やがて道が崩壊したりで道が不明になりかけた。どうしようかと考えていたら、前回の林道に登り着いた。ここまで歩いた林道は完全に無くなっている。土建会社の前の林道を進み、橋を渡り、その先で鋭角に左に分岐するのが今の林道らしい。
 「ムラサキシキブ」




 前回は初歩きなので、頂上まで忠実に林道をを歩いた。途中に巡視路らしきものが分岐をしていても、細くて荒れていそうなので、入り込まなかった。今回は積極的に巡視路を使う予定。まず「市ノ瀬19」の標識を入る。巡視路は広く刈り込まれ、とても歩きやすい。ごく最近整備したようだ。




 林道を二か所カットして、また林道に戻る。「小原山みちしるべは」はまだ健在である。やはりこの山は、有形山では無くて「小原山」が本当だろう。風嵐林道を登ってきて頂上に向かう。やがて小原山林道分岐を過ぎ、また巡視路を見付けて入り込む。巡視路は斜面をトラバースして鉄塔の下に着く。




 あとは送電線の下を、まっすぐに上まで登ってゆくような感じ。下に白峰の村が見えてくる。




 直線に道があるので、なかなか急である。スペリ落ちそうで緊張する。濡れていると大変だ。







 12.45分に最上鉄塔の下の広場に到着。昼食。この山は杉の木が多く、紅葉はちょっと寂しい。










 最上鉄塔まで登ってみたが、白山は杉の林に隠れて見えなかった。別山は見えた。







 最上鉄塔より白峰村。




 13.00時に下山開始。















 緑色の葉が目立つ葉がある。「コシアブラ」の木だと女史が言う。









 赤い実は「マユミ」の実らしい。可愛らしい。









 14.30に車まで到着。紅葉する木が少ない山で、ちと残念だった。












          
●次項2015年69回登山は、11/3「太田の栃ノ木」へ●




   2010年06月26日(土)初登山



 白峰の「おまい山」や「大なだれ山」に登り、鉄塔下の展望台に登ると、頭上の鉄塔の送電線が、一度「緑の村」近くに降り、また斜面を登って、向いの大きな山の頂上近くを通っている。頂上近くに鉄塔も見える。なかなか格好の良い山である。鉄塔があるから、鉄塔巡視路があるはずである。一度登ってみようと地図を調べたら、地図に「有形山」と山名があり、三角点もある。途中まで林道が地図に書き込んである。林道歩きは最近得意である。とにかく登ってみようと出かけることにした。






 最近天気が悪い。今日も天気が悪い。長い間市ノ瀬に通じる白山公園線が、長い間通行止めになっていた。白山に登る人は平瀬道を通れ、と新聞に出ていた。9.20分、白峰の先の「緑の森」に車を置く。ここに林道封鎖の鉄の門がある。開いている。今日から林道が通れるようになったようだ








 道のすぐ横、手取川側に岩根神社がある。由来盤によれば「風嵐集落の産土神の社で、古来白山登拝者の崇敬を集めた」。白山開山の祖「泰澄大師」の創建とある。泰澄大師腰掛の岩がある。集落は移転して今は無い








 
神社の向かいに土建会社があり、そこから「風嵐谷林道」が始まっている。しかし鎖がしてあり車は入れない。










 「ササユリ」の咲く林道をしばらく歩くと、川を渡る。暫らくで今度は左に分岐の林道がある。左に入る。ここには落石のため通行止めの鎖がある。








 地理院地図では、公園線の川を渡ってから左に林道があるが、今は無いようだ。今は川の手前の風嵐谷林道に入り、それから左に分岐して、地図の林道に繋がったようだ。









 10.05.登山対象の山では無い、と思っていたのに「小原山道しるべ」の看板があった。「有形山」ではなくて
「小原山」になっている。








 蒸し暑いし、小雨が降ったりやんだり、最悪である。「フタリシズカ」の群落がある。記憶があいまいだが、ここらあたりで、左下から林道が合流してきた。林道小原山線らしい。








 10.25.小原山道しるべAの看板に出た。看板はこの二つだけだった。








 10.40.ここまで荒れた林道を忠実に登ってきた。抹茶休憩をとる。国土地理院の地図では、ここらあたりで林道が切れている。









 しかし林道は、大きく曲がりくねって、まだまだ伸びている。ようやく鉄塔の近くを歩くようになり、巡視路分岐の標識も現れるが、用心して林道を外れない様登る。








 ようやく林道の終点に着く。右に最上鉄塔への分岐がある。林道は無くなるが、直進する細い道が続いているので、入り込む。しばらくで道はだんだん下がるような気がしたので、赤いテープを付けて藪の中に入り、高みを目指す。







 
初めに最上鉄塔の方が高いような気がしたので、戻るようにして高みを探してみたが何も無し。よく見ると鉄塔の反対側にも高い地点がある。赤いテープまで戻り、鉄塔の反対側の高みを目指して藪をこぐ。12.25.藪の中に三角点発見。







三角点情報「有形山」 
三角点名・小原山
等級・三等三角点
標高・1010.68m
所在地・石川県白山市杉山
 
 展望なし。少し広いので昼食。



 

      


 有形山の三角点の点名は「小原山」なので、小原山とも言うのだろう。13.10.下山開始。ガタガタと降りたら小さな空き地に出た。そこが林道から続く細い道の終点だった。








 最上鉄塔まで登ってみた。白峰の方が見える。帰りは様子が分かったので、一部巡視路を降りてみる。小原山道しるべAの看板が過ぎた後、下に林道が見えたので、またショートカットしたら、登ってきた「風嵐林道」ではなくて「小原山林道」に出てしまった。







 登り返すのも邪魔くさいから、そのまま降りたら白山公園線に出た。15.05.。入り口に「小原山林道起点」の標識があった。


 2キロほど、舗装された広い道を車まで戻った。15.30分着。すぐ近くの天望の湯に入って帰る。







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